2013年4月28日日曜日

エスニック飯

チーズトースト
アイスカフェオレ
連休2日目。私夜更かし、息子も夜更かし。でも今日は9時過ぎに起きてきて、遅めとはいえそこそこまっとうな時間に朝御飯の用意ができた。
 
「でもまぁ、あと3時間でお昼だしね」
と、朝食は食パン+カフェオレのシンプル献立に。
 
「……で、パン、どうする?リクエストある?」
普通にバタートーストかシナモントーストか……と息子にリクエストを聞いてみたら
「チーズトースト!」
とのこと。なのでピザ用シュレッドチーズを散らして、スライスチーズ使用よりもちょっとリッチなチーズトーストにしてやった。
 
今日ものんびりな一日、午前中はちらっとスーパーにお買い物。
レトルトカレー(ボンカレーゴールド)
麦茶
昼御飯、つけ麺買ってきたからそれでもよいし、いっそレトルトカレーという手もあるけど……と息子に言ったら
「今日はカレーだな!」
だそう。
 
そうか、今日はカレーな気分か……と、買い置きの「ボンカレーゴールド」を出したお昼御飯。
 
原作は漫画、アニメ化もしている『宇宙兄弟』でちょこちょこ登場するのが「ボンカレー」ならぬ「ボンカリー」。
麦わらのルフィや天空の城ラピュタのパズー役をしている田中真弓さんが、アニメ版『宇宙兄弟』では主人公の兄弟の母親役をしていて、「今日の夕飯、何?」「ボンカリーだよぅ~」なんて抜けた会話をしていたりする。
 
「……お母さん、ボンカレーって旨いの?」
「それが、買ったことないのよねぇ……」
じゃあ試しに買ってきてみましょうかとレトルトボンカレー、買ってきてみたのだった。最近のレトルトはすごいのね。袋開けないまま、電子レンジで温められるようになっている。「湯煎で温めるのが当然」と思っていたから、箱の説明見て軽くびっくりした。
 
「……おお……割とちゃんと美味しいかも……」
「うん、今まで食べたレトルトの中で、相当美味しい方だよ」
 
レトルトカレーに入っているじゃがいもや肉って、なんだか変にドゥルンとした食感がすることが多いと思っていた。それが嫌だったのだけれど、このカレーの具材はそんな事がなく、レトルトっぽさがあまり無いのが良い感じ。思った以上に自然な「日本の家カレー」の味だった。
 
レトルトカレー、1箱500円とか700円とかするものもあって、そのクラスになるとさすがに美味しいものばかりだけれど、150円そこそこで買えるカレーでこの味だったらかなり満足。「何かあった時用」に、セールしていたらまた買って来ようかな。
台湾風茹で筍
肉骨茶(ラスト!)
鶏とバジルの炒め物丼
ビール(よなよなエール)
午後、のんびり昼寝していたら、ピンポーンと誰やら訪問者。息子が出てくれて、会話の声が少し聞こえた後、巨大な紙袋を持った息子が居間に戻ってきた。
「友達の○○がね、"掘ってきた~"って、なんか筍くれた」
だそうで。
 
ほう、どれどれ?と袋を覗いて、びっくりした。「5歳児の太もも」、いや「8歳児の太もも」サイズくらいの大きな筍が3本!大きいと言っても、てっぺんが緑色になるほどに育ったものではないし(育ちすぎてしまうとえぐみが増すのよね)、皮もふわふわ、美味しそう♪嬉しいことにぬかまで袋の中に入っていた。お礼の電話、しなきゃだなー。
 
こりゃ大変だ、この鍋以外じゃ下茹では不可能だぞ……と、何故か我が家にある、巨大寸胴鍋を久しぶりに棚から出した。学校給食のカレー鍋サイズだけれど、これでなんとかぎりぎり3本茹でられるという過密っぷり。とりあえず鍋に入ってくれて良かった……と安堵しつつ、ぬかと唐辛子入れた湯で60分下茹でした。そのまま常温に置いて冷まして……でも、いかんせん鍋が巨大だから、午後4時頃に下茹で終わって午後7時近くなってもまだ全然冷めてなくてびっくりだ。
 
夕飯には、ちらっとその筍をカットして。エスニック風の献立の予定だったから、
「確か台湾では、茹で筍にマヨネーズつけて食べるんだよね」
とそんな感じに。
 
どこかで食べた茹で筍(台湾ではなく、日本の台湾料理のお店だったかな)、添えられているマヨネーズがやけに甘くて驚いた記憶がある。「甘くしたマヨネーズ」ではなく台湾のマヨネーズがデフォルトで甘いのだそう。妙にそれが美味しくて、「再現できないかな」と調べたら、日本で買える普通のマヨネーズにコンデンスミルクを混ぜればそれっぽい味わいになるのだそう。おお、なるほど!
 
というわけで、味をみながらマヨネーズにコンデンスミルクを混ぜ混ぜ。思った以上に「そうそうこれこれ」な味の副菜ができた。
 
具沢山になった肉骨茶もこれでおしまい。そしてメインディッシュはエスニックつながりで「鶏とバジルの炒め物」、タイ語の名前は「パッド バイ ホラパー イタリー ガイ」。
 
タイの調味料「シーイウダム」の代わりにはオイスターソースを少々使い、味のベースはナムプラーと砂糖、顆粒鶏ガラスープ。青唐辛子の代わりにピーマン(ついでにカラフルなパプリカも)。本当は鶏ひき肉、代用で鶏むね肉を使用するところ、いつもの通り鶏もも肉で。代用甚だしいけれど、ナムプラーとバジルだけ外さなければ、そこそこそれっぽい味になる。大皿に御飯と一緒にこの炒め物を盛って、目玉焼き乗せて食べるのが良い感じ。
 
「というわけでね、メインの大皿はタイ風、汁ものはシンガポール風、筍は台湾風って感じでね」
「なんだそりゃー!」
息子にものけぞられてしまう、調和とれているのかとれていないのか、自分でもよくわからない夕御飯。
 
バジル炒めもなかなか美味しくできたけれど、何よりびっくりなのは筍の美味しさ。先日産直スーパーで買ってきた筍もたいそう美味しいものだったけれど、輪をかけて甘さを感じる美味しい筍だった。サイズの大きさに反して、えぐみが全くなくて、こりゃ美味しいねともぐもぐもぐ。
 
筍、炊き込みご飯の具のように加工したら冷凍できるみたいだし、あとはネットで調べたところによると「適当なサイズに切って砂糖まぶして(!)冷凍する」という手法もあるみたい。でもとりあえずは、水と一緒にジップロックに入れて、マメに(1日1回)水取り替えながらの冷蔵保存でけっこう保つらしい。その期間は記事によって色々で、「5日」とか「1週間」とか「数週間」とか「1ヶ月」(!)とか。あとは瓶詰め。
 
「自家製メンマ」の作り方もわかったので、メンマに加工しまくった後に瓶詰めにして、常温保存できるようにしておくのも便利かも。
「たくさんの筍、どうしよう」と困惑するよりも「どうやって加工してくれようか」とわくわくしている自分がいて、上手く瓶詰めできたらGWに帰ってくるだんなに持たせようかな、とか。