2015年6月27日土曜日

地元洋食と地雷クーポン

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「ミスタードーナツ」の
 チョコファッション
 アップルパイ
アイスカフェオレ
我が町、習志野市では、ただいま「プレミアム付商品券 ナラシド券」なるものを販売中。
 
地域内の各店舗で使える商品券が、6000円で7500円分購入できるという地域振興券で、先週末~今週末のおよそ10日間、それぞれ販売場所を変えつつ商工会議所が出張販売しているところ。使用期限は今年末までということだけれど、スーパー、飲食店、衣料品店、病院に至るまで「20%offで利用できる」という感覚だから、これはたいそうお得な感じ。
 
購入できる対象は市内在住or在勤在学者で、1人5冊(3万円)まで。
販売は10時から、9時半から「整理券を配布」だそうだけど……これは絶対混雑するよねぇ?と思っていたら、あまりの混雑に8時半には整理券を配布し始めたとか、9時半に到着したら整理券貰えなかったとか、そんな体験談がちょこちょこ聞こえてきていた。
 
行列には対象者本人が並ばなきゃいけないので、先週は出張中だっただんなと一緒に行くにはこの週末が最初で最後のチャンス、ということで、今朝、8時に現地到着目処で行ってみることに。
 
朝御飯は、昨日買ってきたミスドのドーナツ。折しも100円セール中だったので、家族全員、「1個は100円のものにしましょう」と、私はチョコファッションと、あとは定価のアップルパイを。チョコファッションは、もうン十年前の子供の頃からの大好物。フレンチ系とかエンゼルクリーム系とかよりも、私はこのもっさりどっさり系の昔っぽいドーナツが大好きなのだった。
 
ささっと食べて、さて行きますかーと会場に向かうと、既に大混雑しているうえに、8時にもなっていないのにもう整理券の配布が始まっていた。
 
行列で待たなきゃかもねと折りたたみ椅子やら暇つぶし用の漫画やら持って行ったのに、するする動く行列の最後尾について、ものの10分ほどで整理券を無事ゲット。販売自体は10時からということで、一度帰宅して、昼食がてら再び販売会場の京成津田沼駅前に来ることにした。
津田沼「あけぼの」にて
 オムハヤシ \1400
で、昼御飯。
 
地域振興券購入がてら、その界隈でお昼御飯にしましょうかと、以前から気になっていた洋食屋さん「レストランあけぼの」に行ってみることに。
 
この店、引っ越した翌日に住民票の手続きをしに市役所に行った時に店頭を通りがかり、「あ、なんか良い感じの洋食屋さんがあるー……」と思ったお店だったりした。以来ずっと気にはなっていたのだけれど、調べてみると「創業は大正時代」とか「日本橋たいめいけんで修行を積んだ御主人が」などと、魅惑的な記事が色々出てきた。地元で人気の老舗洋食店だったらしい。
 
テーブル席は4人がけ×4ほどの、割合と小さなスペース。別にお座敷もあるみたい。
 
人気はオムライスということで、「ケチャップ・デミグラス・激辛カレー」から選べるソースと、「オープン・巻き」の2種類から選べるタイプで組み合わせるようになっている。私は悩んだ末に「オムハヤシ」を、オープンタイプで。
 
もれなくコールスローと味噌汁がついてくるのだけれど、このコールスローが、まさに「たいめいけん」の「酢油キャベツ」まんまだった。我が家でも真似して作って定番の味になっている、ほのかに甘いコールスロー。うわ、あの酢油キャベツの味だねー嬉しいねーなんて言って待っていたら、どどんとボリュームのあるオムハヤシがやってきた。
 
ちなみに息子は「オムライスのデミグラスソース、オープンタイプ」、だんなは「カニクリームコロッケランチ」を選択。
 
トマトとパセリが飾られたオムライスは、しっかり味のケチャップライスの上に半熟オムレツがふわっと乗っていた。ソースはたっぷり、中には歯ごたえを残す玉ねぎと牛肉が惜しみなく。
 
このハヤシソースの味も文句なく手の込んだもので、自家製タルタルソースが添えられたカニクリームコロッケも、まさに「老舗洋食屋さんの味」という感じで、美味しかった。
 
うわやだ美味しい、この店美味しい!と、メニューをじっくり眺めたら
「洋風幕の内弁当\1450」(ミニハンバーグ・チキンピカタ・カニクリームコロッケ・小エビフライ・ヒレカツ・ミニコールスロー・味噌汁・漬物・御飯)
とか、
「デラックスプレート\2000」(オムライス・ハンバーグ・ナポリタン・大エビフライ・コールスロー・カップポタージュ)
なんて魅惑的なメニューもあったりして。
 
「お子さまランチ」ならぬ「大人さまランチ」なメニューに、「次はこれ食べたいなー」とわくわくしつつ、無事に地域振興券を買った後はまた帰宅。今日は夕方からおでかけー。
渋谷 「星の雫」にて
 料理10品+飲み放題120分 \2180
今日は友人親子たちと一緒に6人で「リアル脱出ゲーム×大逆転裁判「倫敦大法廷殺人事件」」に挑戦。
 
6人チームタイプの脱出ゲームは、その場で「はじめまして」の人と組んで謎を解かなきゃいけなくて、それが微妙にストレスだったりしたのだけれど、今回は6人ちょうどの参加ということで、仲良しだけで挑戦。すごーく楽しかった。
 
いつもとかなり毛色の違った謎解きで、ゲームのあの世界観がそのまま現実になった感じ。「逆転裁判あるある」なネタも随所にあって、でも、なんだろう、それゆえに「あれ、この謎、むしろ一人で机に向かって考えた方がすんなり解けるんじゃね?」と思ったり、思わなかったり……謎解きの難しさより、むしろ「煩雑になる一方の場の整理の難しさ」の方が難易度を上げていた感じだったりした。
 
最後の「謎」には辿り着いていたのに、その解法のひらめきが足りなくて、残念ながら脱出(もとい逆転?)ならず。悔しかったけど、でも面白かった。
 
でー、今回は息子含め、他にも中学生男子が1人いたので、「食べ盛りの男子にも満足できる打ち上げを」といことで、共同購入クーポン探してみつけた「ボリューム満点で、盛り上がり度もUP≪生春巻き・肉料理など10品(おかわり可)+飲み放題最大150分≫」という内容のお店に行ったのだけど……これが久々に、巨大地雷。
 
こんなにがっかりしたのは、いつぞやの新宿のジンギスカン屋以来だったかも。
 
まず、初手からびっくりしたことに、予約し、到着したのは「隠れ家個室居酒屋 星の雫 渋谷店」だったのに、茶髪のお兄ちゃんが「すみません、別のお店をご用意しています。1分ほどですので」と先導して案内された先が系列店らしき「創作居酒屋 渋谷栖(すみか)」というお店。1分以上かかってるし。3分くらいはかかったし。ていうか、店が変わるなら変わった時点で客に連絡くれるのが普通じゃないの?と、まずびっくり。
 
到着して、再びびっくり。
 
当初のお店の雰囲気はこんな感じとネットで見ていて、まぁ、うん、それなら……と思っていたから予約したのだけれど、到着した先は安っぽい椅子と安っぽいテーブルが並ぶこんな空間で、しかも写真とは異なり、学食だってもう少しマシというくらいにテーブルと椅子が詰め込まれて、異様な賑わい。
 
10人ほどの宴席では座れずに立ち飲みしている人までいて、変に蒸し暑く、私たち用に用意されたテーブルは4人分程度の小ささ(コーヒーショップの2人がけテーブルが2つ並んでいる風)。ぎちぎちに6個の椅子が並んでいて、持っている鞄を置く場所などどこにもなかった。
 
「隣の2名様が、30分ほどで出られますので……」
とかなんとか言っていたけど、隣の客は1時間経っても普通に飲み食いを続けていた。
 
ここで「じゃあ帰ります」とか言っても、共同購入クーポンだから帰ったところで返金は難しいかもだし、お腹も空いたし疲れたし……と、ちょっと呆然としながら席についたのだけど、料理がなかなかやってこない。
 
このお店、「おかわり可となっていますが、コース料理が全て出た後からとなります。」という前提で、出てくる10品
 
1)やみつき海老煎餅
2)こだわり塩の枝豆
3)アジアン生春巻き
4)シェフの気まぐれサラダ
5)若鶏の手作り唐揚
6)創作肉料理
7)豚肉と野菜の蒸しぎょうざ
8)青菜のオイスターソース炒め
9)焼き飯
10)本日のデザート
 
の「おかわり可」というプランだった。
 
「全て出た後」言われても、全然「全て出」てきてくれないし……。
 
久々の、地雷共同購入クーポンでした……子供たちよ、すまぬ……。 とりあえず、なんとか出てきた「海老煎餅」と「枝豆」と「気まぐれサラダ」。
 
6人、分……?と思いつつ、「まあ、おかわりするしね」とこの段階では思いつつ、皆でもぐもぐ。
 
すぐになくなる→15分くらい放置される→やっと次の料理が2~3皿まとまってくる
 
という感じで、入店から1時間弱してやっと「焼き飯」まで辿り着いたのだった。
 
えーと、これが「青菜のオイスターソース炒め」……? これはどうやら「青菜のオイスターソース炒め」に位置するものだった、らしい。
 
なんというか普通に「野菜炒め」。
 
白菜の芯、たっぷりめ。
 
でもこれは全然良いほうで、皆の心を震撼させたのは「創作肉料理」だった。他の料理にそれに相当するものがなかった(唐揚げや餃子、生春巻などは間違いなく出てきた)から、それがきっとそうだったのだと思う。
 
出てきた楕円の皿には、1/2個分ほどのキャベツの千切りがうず高く盛られていた。その上には、6個、いや、好意的に見て10個ほどあっただろうか、小指の先ほどにカットされた鶏もも肉が「探せば、ある」くらいの間隔で散らされていて、そして上にはケチャップとマヨネーズがびよびよびよびよと糸状に絞られていて、それだけ。そんな品が「創作肉料理」。
 
その創作こそ写真に残しておけよ私!……と今、心から思っているわけだけれど、当時はビールを飲むのに夢中になっていたか、色々疲れて呆然としていたか、撮影するのは忘れていた。
 
いや、衝撃だったなぁ……なんだったんだろう、あの皿。
 
そして絶望はまだ続く。「コース料理が出たらお代わり可」だそうだから、炒飯が出たところで
「唐揚げ2皿とえびせんべい、炒飯と餃子!」
と頼もうとしたら、
「1皿ずつネー」
と、中国人らしきウェイター氏。
 
しかも、「今出ている皿が空になって、初めて"おかわり"の注文ができる」のだそう。6人で来ているのに、おかわりの注文は1回1皿だけ。
 
え?こっち6人だよ?ここまで来るのにこんだけ時間かけといて、そんな事言うの?と抗議しても「決まりダカラー」で終わらせられ、なんかもう色々疲れてしまって、まだ時間は余ってたしデザートも食べてなかったけれど、お店を出てきた。結局「おかわり」で食べられたのは唐揚げだけだったなぁ。
 
このところは共同購入クーポンも「激しいハズレ」は無くて油断していたのだけれど、渋谷という土地もあってか、久々の大地雷だった。変な店に連れて行ってしまってごめんなさい……と、このクーポンを見つけた私は激しく反省。
 
それでも、前に共同購入クーポン使って食べた渋谷の唐揚げ食べ放題のお店は、店も綺麗で料理も美味しくて、かなり良い感じだったんだけどなぁ。
とりあえず渋谷の「星の雫」と「栖」の2店舗については、末代までこの有様を語り継ぐ予定。そしてがっつりグルーポンにクレームを入れる予定。