2018年8月29日水曜日

焼味&びじねすくらす

台北 市政府 「W Taipei」内「the kitchen table」にて
 朝食ブッフェ 880元→600元
今日が台湾旅行の最終日。
 
せっかく良いホテルに泊まってるのだし1日くらいは朝食ブッフェを堪能するのも良いのではということで、今朝はホテルレストランに行ってみた。
チェックイン時に「今申し込んだら、本来880ドルのところ600ドルになりますよー」と言われたので、それならと到着日に申込みしていた次第。
 
和洋中、ひと通りなんでもあって、手切りのハムとかオムレツステーションとかヌードルステーションがあったり、好みの野菜と果物を選べばその場でフレッシュジュースを作ってくれたりという面白い趣向が色々と。
 
温菜も豊富で、
「お粥もあるし点心もあるから今朝は洋食じゃない風にしようかな」
なんて言ってたのに、パンコーナーにうっかりトリュフバターがあったもので急遽バゲットと共に食べちゃったりと、割とやりたい放題、食べてきた。
 
ジュースコーナーではおまかせの「Fruity Blast」を作ってもらって(りんごとパイナップルがベースで、他にもなんか色々入れていた)、シーザーサラダ、黒胡椒牛肉(ビーフハム)、胡椒鯖魚、燻製猪耳朶(ミミガーだね)、XO豆干丁、凉拌杏鮑菇(エリンギサラダ)、四寶烤麩あたりをもぐもぐ。
 
おかわりーと立ち上がった次は牛丼(の具)、翡翠餃子、炒季節時蔬(季節野菜の炒め)、大根餅と、油条と香菜を入れた痩肉皮蛋粥を。そうそう、コンビニや屋台でおなじみの「阿里山烏龍茶葉蛋」も鍋にたんまり入ってた。
 
で、最後はレモンケーキとパイナップルとスイカ。
アイスクリームコーナーまであって10種類ものアイスが食べ放題で、うっかり水蜜桃と熱帯水果のシャーベットまで食べてしまって、幸せな朝食を終えたのだった。
 
そうして午前中は最後のお買い物と、ユーバイクに乗って101近くのお洒落雑貨屋(主に食材)の「好丘」と、大安にある「東門鴨荘」へ。
 
「好丘」では、鴨葱油とか龍眼の花の蜂蜜とか、可愛い缶のキャンディーなどをちまちま購入。
そして「東門鴨荘」では、お昼はちょっと早く行って空港のラウンジでうだうだしようということになっていたから、香港風の焼味盛り合わせを買ってきてみた。
 
基本は焼物+御飯の丼ものが中心のこのお店、でも焼味だけを単品で買うこともできる。
燻製肉盛り合わせとか色々選択肢はあって、「いいや、全部食べたい」と買った「什錦拼盤」は、油雞・燒鴨・叉燒・燒肉・臘味の盛り合わせ。
 
店内には大量の腸詰や鴨や叉焼がぶら下がっていて、大変に壮観だった。お昼に向けて(配達してくれたりもするみたい)大量に仕込み中。良いね良いね。
台北 桃園空港 キャセイパシフィック航空ラウンジにて
 鮮蝦雲呑湯麵
 猪肉小煎包
 豚肉蒸焼賣
 潮州蒸粉粿
 生ビール
 カクテル(Pina Colada)
 
 「東門鴨荘」の什錦拼盤 480元
一度ホテルに帰って荷造りしつつシャワーも浴びて、ホテルに隣接するバスターミナルから桃園空港に移動した。
 
所要時間は90分と聞いていたけど、めでたく60分ちょっとで到着し、オンラインチェックイン済のカウンターに荷物を預けに向かったところ、「お客様にはビジネスシートをご用意しました」としれっと言われて、ハニワ顔の私。
 
インボラと言うのだそうで、だんな曰く、「キャセイはインボラ率高いって聞くよね」なのだそうで。
JALよりもエコノミーのダブルブッキング率が高いから、上級会員とかからビジネスに振り分けてくれるのだそうだ。チェックインを専用カウンターでとっとと済ませられたり荷物が早く受け取れたり、何より出発ぎりぎりまで空港ラウンジが使えたり(JALのカレーはとても美味しい……)、恩恵はちょいちょい受けていたけれど、グレードアップして貰えたのは初めて。
 
旅行代理店を通さずにキャセイから直接買って往復3万円というお安いチケットだったのに、幸せでした。
 
インボラは、場合によっては搭乗ぎりぎりに言われることもあるらしく、御飯はエコノミーというちょっと悲しい「なんちゃってビジネス」もあったりするそうで。
 
「えー、じゃあ、機内食がごっさ豪華になるやつですか……?焼味あるのに……?」
なんて言いながら、それでもこれは昼御飯だしとキャセイラウンジ名物のヌードルバーで色々もぐもぐ。
 
All Day Menu
台灣牛肉麵・鮮蝦雲呑湯麵・新竹貢丸湯米粉・冷肉起司帕尼尼三明治・養生香芋地瓜甜湯(熱)
 
Bao and Dumplings
猪肉小煎包・豚肉蒸焼賣・菩提蒸素餃・潮州蒸粉粿・鮮蔬素湯麵
 
なんてメニューが用意されていて、カウンターで注文すると番号つきのアラーム札が渡され、鳴ったら取りに行くシステム。麺は小盛りで、お好きなだけ食べ放題。羽田のラウンジには担々麺もあるらしい。
 
焼売や餃子は1個ずつ可愛い蒸籠に入っていて、できたて蒸したての料理はどれも美味しかった。
雲呑麺とか、ちゃんと香港のあのちょっと固い細い麺だし。朝食にだんなが食べていたホテルブッフェの麺よりこっちの方がスープも良い味だった。
 
そして焼味はどれもしっかり本場香港の味。
昨夜食べた腸詰も美味しかったけれど、この店のもすごーく美味しい。鴨のレバーが入っているらしい黒っぽい腸詰が更に絶品。
 
焼き鶏には葱だれつけて、鴨には鴨の焼き汁(多分)を添えて、どれも美味しくいただいた。これ、丼を食べても絶対美味しいと思う。
 
食事を終えたらソファが並ぶラウンジに行って、カクテル作って貰ってそれを飲み飲み搭乗案内を待って。
お酒の種類がやたら豊富で、モクテル(ノンアルコールカクテル)も揃ってて、キャセイのラウンジはとても居心地が良かった。
キャセイ機内食
 Marinated prawn with baby corns and mixed salad
 Soba noodles and shimeji mushroom
 Stir fried chicken, mushroom, XO sauce, broccoli, carrot and steamed rice
 フルーツ盛り合わせ
 ハーゲンダッツ(クッキー&クリーム)
 シャンパン
 カクテル(pacific sunrise)
 日本茶とか
「もう私、台湾旅行はずっとキャセイでいい……松山空港がいいとか我が侭言わない……桃園のキャセイでいい……」
たった3時間のフライトで、きっと横になる時間なんかほぼほぼ無いけど、フルフラットになるカプセル型のビジネスシート。
モニターの画面もでっかい。座るなりガラスのグラスにシャンパンもやってくる。
 
真ん中の衝立を挟んだ席にだんなが居て、「おゆきさんがずっとはしゃいでる」とだんなは笑っていた。
だんなは出張でエミレーツ航空のインボラも体験したことがあるそうで、そんな凄いのに乗ってしまったら、今更このレベルでは興奮しないでしょうけど。私はするんです。
 
サイズはそんなに大きくはないけど、折りたたみ式のテーブルにテーブルクロス引いて、ガラスの器でサラダとか、前菜に日本蕎麦とか。
 
メインはビーフカレーとハリバットのグリル、そしてXO醤チキン。
 
パンもどうぞと籠からバゲットやらテーブルロールやらを出され、うっかりガーリックトースト(あったかかった)を貰ってしまったのにメインディッシュには米飯もついてきて、やたらとお腹一杯になってしまった。搭乗前に色々食べてしまっていたしね……。
 
それでも、食後のチーズはスルーしたけどフルーツ(パイナップル、スイカ、メロン2種)はしっかり食べたし、ハーゲンダッツ(チョコレートとストロベリーとクッキー&クリームの3択だった)も勿論食べた。
 
「Signature Drinks」の「pacific sunrise」は、レモンやオレンジ入りのシャンパンドリンク。ドランブイも入ってるから割と強めで、でも甘さもあって美味しい飲み物だった。
 
せっかくのフラットシートだけど、なんだかんだでぐだぐだと横になれたのはものの20分程度。予定通りに成田に到着後、入国手続きも荷物のピックアップもするすると終わらせることができて、飛行機が成田に着いて1時間半後にはもう自宅に着いていることができた。
 
一匹での留守番は初めてだった(ペットシッターさんにお世話しに来てもらっていたけど)りゃんりゃんは、かつてなくびゃーびゃーと文句を言いまくっていたので必死に宥めつつ洗濯機回しつつスーツケース片付けつつ。
 
近くて美味しく楽しい台湾。次回は雨が少ない季節にがっつり夜市を堪能したい。