2018年8月26日日曜日

お久しぶり台北

成田空港JALラウンジにて
 JAL特製ビーフカレー ウィンナー乗せ
 ラップサンド
 豚汁・冷製コーンスープ
 ヨーグルト w/ブルーベリージャム
 生ビールとかスカイタイム(キウイ)とか
 
キャセイ機内食
 オムレツ・ハッシュドポテト・マッシュルーム
 パン w/バター・苺ジャム
 フルーツ盛り合わせ
 ストロベリーヨーグルト
 アップルジュース
わくわくそわそわしてうっかり早く目覚めてしまい、私は朝の4時からがさごそ活動。
日焼け止めよーし、猫のお世話よーし、通ってきてくれるペットシッターさんへの指示諸々よーし、と諸々済ませて、私たちは成田空港に向かったのだった。
 
早めに到着してラウンジで朝御飯にしようねという予定でほんとに良かった。カウンターは大混雑でチェックイン(は事前にオンラインで済ませていたけどどっちみち荷物預けなきゃで)に時間がかかり、「朝のJALラウンジって混むんだよ」というだんなの言葉通り、サクララウンジの御飯処はなかなかの混雑。
 
それでもしっかりビーフカレーはもりもり食べたし、豚汁をよそった後でコーンスープの存在にも気付いて両方飲んでしまったり、そのうえで生ビールもしっかりいただいて朝からけっこう食べてしまった。
 
機内食は朝の便だと「朝食」ということで、焼きうどんかオムレツかの2択。あんまり美味しくはなかったのでさらっと味見程度につまんで、フルーツとヨーグルトはしっかり食べて、あとはのんびりタブレットで読書しながら予定通りに正午過ぎに桃園空港に。
台北 忠孝復興「阿宗麺線」にて
 小碗 55元
台北の街中に出るならもう1つの「松山空港」が圧倒的に便利なのだけど、あいにくと私たちが乗った(安かったのよね……)キャセイは桃園空港しか指定がなく。
MRT(地下鉄)に乗ってホテルに向かいましょうかと、長蛇の列の入国審査、iTaiwan(無料Wi-Fi)の手続き、悠遊カード(Suicaみたいなの)の購入、現地紙幣の入手と諸々済ませてから移動したら、台北駅到着はもう午後3時近く。
 
もうちょっと早く着いていたらホテルに着くなり早速魯肉飯を食べに行こうかなんて行っていたけどちょっと無理そうねと、でもお腹空いたしと途中地下鉄を降りて大好きな麺線を食べに行くことにした。
 
立ち食いのお店もあるけど、この支店は椅子とテーブルがある(ちゃんと冷房も効いてる)嬉しいお店。
小碗2つねとお願いして、香菜たんまり入れてもらって、「モツたっぷり鰹だし風味のとろみつきあったか素麺」という風情の麺線、本場の味を久しぶりに堪能した。
 
いろんな旨さが溶け合って、ほんと、美味しい。最近は日本でもちょくちょく食べられるようになったけど(新橋の「台湾麺線」も相当に美味しいけど)、やっぱり本場の味は「そうそうこれこれ」という感じで。
にんにくだれと辛みだれ、黒酢は自分の好みで入れるようになっていて、私は後半、にんにくと辛みを足したらえらいこと辛くなって汗が止まらなくなってしまったのだった。
 
そうして漸くチェックインした今回の宿は「W Taipei」。SGP系列のちょっと異色のお洒落ホテル。
SPGアメックスの年間特典の無料宿泊券を使うべく「どーせなら良いとこ泊まりましょう」と台北市内のグループホテルで一番お高いところに決めてみた。1年間せっせと溜めたポイントで追加で2泊できてしまい、今回の3泊は全日無料。嬉しいね。
 
やたらムードがあるホテルと聞いていたけど、まあ、あちこち、色気があるホテル。というか、エロいホテル。
バスルームはシャワーブース別で、浴槽は寝室側にべったり貼り付いてるのだけど、その境界の壁ががばりと開く。ガラスもなんにもなしに、ベッド側から丸見えになる。
 
やたらムーディーなプールは夜にはピンクに輝いてとても入れる気がしないし、そもレセプションからして「ここはバーの入口ですかクラブの入口ですか」という感じだし、カウンター向こうの男性スタッフはぴちぴち黒Tシャツだし。
 
「えろほてるだなぁ……」
「えろ風呂、使わなきゃ」
「えろプールも行ってみなきゃ」
 
やたらえろえろ言ってますが、このホテル、2021年大阪にオープンするそうです。
台北 南京復興「厨房客家美食」にて
 季節青菜(季節の野菜:空心菜) 120元
 老皮嫩豆腐(中華揚げ出し豆腐) 240元
 客家封肉(客家風角煮) 450元
 脆皮肥腸(クリスピーモツ) 330元
 什錦炒飯(五目炒飯) 130元(外帯)
 フルーツ盛り合わせ 0元
 台湾金牌啤酒 2×100元
そうして部屋で荷解きなどをした後に、忠孝復興駅にまた移動してデパ地下やドラッグストアを冷やかしつつ、Tさんお勧めの「厨房客家美食」という客家料理のお店に行ってみた。
お店のwebサイトなどが無いもので日本から電話以外では予約の手段が無かったから、ホテルに「お願い!食事の予約して!」とお願いしていた次第。速やかに的確に、ちゃんと予約してくれた。
 
特に「これを食べろ」とは言われておらず、逆に何を食べても美味しいと聞いていたから、事前にテーブルに用意されていた日本語品名も添えられた写真入りメニューをじっくり見て、4品注文。どうしてもその場では食べられなくて、でも炒飯も食べたくて、炒飯は持ち帰り用に包んでもらってきた。
 
これが、何もかもがおいしくて。特に揚げ出し豆腐が、なんだこれはというほどにおいしくて。いや、全部美味しかったんだけれども。
 
シンプルな塩味炒めの季節の青菜(大好きな空心菜だった)は、油が良いのか塩が良いのか腕が良いのかきっと全部で、なんだかちょっと良い香りがする。歯触りは完全無欠のシャキシャキで。
 
だんながこれ絶対食べると最初に決めた角煮は、艶々光る厚切り角煮が6切れと、たんまりの香菜と白髪葱。割包が6個ついてきて、これまで食べたどの角煮サンドよりも美味しい角煮サンドが食べられた。私は2切れがやっとだったけど、だんなが4切れ平らげました。(代わりに私はせっせと豆腐を食べていた)
 
「脆皮」のモツは、割としっかりモツ味で。腸をカットせずにある程度の長さを保ったままこんがり揚げて、それをざくざく斜めに切った感じの面白い見た目の揚げ物だった。下味などは特になく、添えられるのは花椒塩。最高にビールの良いアテで、ついつい瓶ビールをもう1本。
 
そして揚げ出し豆腐は、豆腐も自家製なのかな。ふわんふわんのつるつるした食感で、濃厚で。それがふんわり形を保ったまま揚げられていて、刻み葱とかにんにくとか入った醤油だれを纏って上からは鰹節。見た目はどの料理よりも地味だったけど、びっくりするほど美味しかった。毎日食べたい。毎日食べられる。
 
最後にサービスですいか、パイナップル、パパイア、あと青い果皮の白い果肉の梨みたいなりんごみたいな不思議な果物(帰って調べたら、多分、インドナツメ(蜜棗)ってやつ)も。
 
良い世の中で、食事しながらも日本のTさんとLINEでやりとりしつつ、「近くのウェルカムで買い物して帰るのがいつものパターン」と言われたので「あ、ウェルカムあるんだ?」と私たちもウェルカムに寄り道を。
 
現地スーパーの買い物は、ほんと、楽しい。いきなり「スペアリブのたれ」やらマンゴー味台湾ビールやらを買ってしまいつつ、初日からそこそこの大荷物で帰還したのだった。
 
お部屋で風呂上がりに食べたテイクアウト炒飯は、豚の細切りとぷりぷりの海老、そして細かく切られたゲソ(!)入り。あとはグリンピースが彩りに美しく。中華料理にしては案外と薄味で、当たり前のように使われる化学調味料の味も全然しない。優しい味なのに物足りなさはなく。
「あの店のこういう味を絶賛するTさんが、なんで君の炒飯も絶賛対象なんだろうね?」
「方向性真逆な感じなのにね……」
首を傾げて苦笑いしていた、台湾1日目の夜。