2018年12月15日土曜日

新日本橋のビストロ

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
豚味噌うどん
麦茶
先日、豚肉団子とか大根とかきのことか、具沢山で楽しんだ豚味噌鍋。
 
冷凍うどんが冷凍庫にまだたんまりあるしと、今日の朝食は豚味噌うどん。でも、毎日火を通している間に鍋底が少し焦げついてしまって、ほんのり(いや、けっこう……)焦げ感のあるうどんになってしまった。
 
傷んでいるわけじゃないけど、息子曰く「けっこうヤバイ味がする」だそうで、なるほどちょっとほろ苦い。
 
豚団子は悪くなかったけど、豚味噌鍋は他の野菜を入れない方が好みだなと思い知りつつ、次は焦がさないようにしなくては。
銀座シックス内「IMADEYA」にて
 日本酒スパークリング3種飲み比べ \2500
今日は息子1日バイトで、私たちは昼過ぎにぬるりと銀座方面にお出かけ。
 
三越でイージーオーダースーツフェアをやっていたのでそれを見に行き、ついでにJohanでパン買って、予約していた夕飯までまだ時間があるねと覗き歩いてしまうのはあちこちの酒屋なわけで。
 
三越では「大七」さんが来ていて、純米生酛熟成原酒がたいそう美味しかったのでこれを買い、銀座シックスのIMADEYAさんでは「紀土」の無量山雄町と「ゆきの美人」愛山6号酵母を買い。
 
そしてIMADEYAでは「水芭蕉」の角打ちイベントなんかもやっていたものだから、ついつい1杯(どころか3杯……)飲んで来てしまった。
 
イベントの目玉はなんといっても「AWA酒究極の垂直2種飲み比べ」で、水芭蕉PURE VINTAGEの2008年2009年の飲み比べ3500円だったのだけど、さすがにグラス2杯で3500円はちょっとねと、いただいたのは「日本酒スパークリングの真骨頂3種飲み比べ」2500円。
 
水芭蕉PURE Sparkring、水芭蕉 雪ほたか Awa Sake、水芭蕉 純米吟醸 辛口 Sparkringの3種類、「雪ほたか」は群馬県川場村産のコシヒカリの事なんですって。食米を醸した、ちょっと珍しいお酒。ふわりと甘くて優しい味だった。
 
夕食は新日本橋のそばだけれど、ちょっと高島屋も見ていこうかと日本橋で地下鉄を降りて、高島屋の新館を覗いてみたり、道中のアンテナショップも覗いてみたりでてくてくと。
新日本橋「Mont d’Or」にて
 Mont d’Orコース9品
 赤ワインボトル
そうして、夜は二度目の訪問の新日本橋のビストロ「Mont d'Or」に。
 
前回も共同購入クーポン利用で訪れた(グルーポン利用で2年前)のだけれど、また新たに「LUXA」で「【52%OFF/12月利用可/ボトルワイン付】フォアグラ、黒毛和牛ランプ肉、鮑のソテーなど高級食材をふんだんに使った贅沢コース。チーズ×フレンチ×ワインで至福のマリアージュ《Mont d’Orコース9品+ボトルワイン》」というクーポンが出ていて、前回も美味しかったし、これは良いかもねとチケットを購入して早々予約を入れ、訪れたのだった。
 
……けど、今日はちょっと、がっかりだったなあ。
 
前回同様味の方は良かったけれど、「え?」と思うほど、ボリュームがしょんぼりだった。
 
「Mont d’Orコース9品(通常7,344円)」ってあったけど、これで7000円はちょっと無いな、って。クーポン価格の4700円(お酒含む)で、うん、妥当だね……?くらいな。
 
相変わらず厨房ではシェフが一人で奮闘してらして、2フロアに分かれたテーブルは全部で35席はあるらしい。
お客さんが増えてきた後半は、料理を出てくるのもすごく遅くて(それは2年前の前回もそうだったけど)、なんか色々、相変わらず限界いっぱいなお店だなあと思ってしまったのだった。
 
それでも美味しかったから「また来よう」ってなったわけだけど……今回のクーポンは、うーん。
 
出てきた料理はこんな感じ。
 
  • 本日の前菜3種盛り合わせ(安納芋のムース・鴨の燻製・レバーパテ)
  • 厳選チーズ3種盛り
  • 季節の野菜のオーブン焼き フランス産ラクレットチーズで
  • 自家製バゲット
  • 甘鯛のパイ包み焼き グラタン風
  • 鮑とホワイトアスパラガスのソテー ソース日替わり
  • 本日のパスタ(自家製ベーコンと茄子のトマトソース)
  • フォアグラと黒毛和牛ランプ肉のロティール ロッシーニスタイル
  • 本日のデザート(ガトーショコラ)
  • カフェ
  • ボトルワイン 1本(通常4,320円)(赤or白orスパークリング)
 
さすが「モンドール」と名を冠するだけあって、チーズものは美味しかった。一番上の写真は、2人前盛りのラクレットチーズがけ野菜のオーブン焼き。
 
じゃがいも多めでかぼちゃ、パプリカ、ズッキーニ。添えられた自家製バゲットも皮がパリパリ、中はもちもちでとても美味しくて。
 
3種盛りのチーズは、1切れが5mm×5cmくらいで「え?」と思うほどこれもささやかな分量だったけど、コンテと、「セージダービー」というイギリスのセージ風味のチーズと、ブルーベリー入りのスティルトン。ちょっと珍しい組み合わせで面白かった。
 
料理は、どれも美味しかった……んですが、量が、ね。 美味しかっただけに残念だったのだけど、「甘鯛のパイ包み焼き グラタン風 」と「鮑とホワイトアスパラガスのソテー」は一皿盛りで。
 
アスパラが5cmほどの一切れで、添えられた鮑もそんなサイズのが2切れのみ、ぽちょっと。
 
甘鯛のパイ包みも、だからなんだかとてもこぢんまりした大きさだった。
 
甘鯛と共に、しっかり炊かれたベシャメルソースがパイにくるまれていて、これはすごーく美味しかったのだけど、そっかあこのサイズかあ……という。
 
メインディッシュも小鳥の御飯のような分量でした そして、前のお皿から数十分待ってやーっと出てきた「フォアグラと黒毛和牛ランプ肉のロティール ロッシーニスタイル」も、とてもささやかなサイズだった。
 
クーポンの紹介には、食べログにも掲載されているお店提供のこの写真が載っていたのだけれど、思わずテーブルにやってきた時に「あら、かわいい」と口に出てしまったほど。
 
ソースも悪くなかったし、お肉もフォアグラもおいしかったけど……2口で無くなってしまったのだった。
 
クーポンのお客さんも少なくなかったけど、それ以外のグループ客もけっこう入っていたようで。 でも、なんだろ、「クーポン=広告込み」という姿勢じゃなくて「クーポン客でも回している」感じでは、"先"は無いかなあ……なんて思ってしまったのだった。「今度は自腹で来ようね」という気持ちも、しょんぼりと消えてしまうというもので。
 
「飲食はどこも大変」とは良く耳にするけど、ほんとに大変なんだろうなと思いながらゆるゆる帰宅したのだった。