2013年1月29日火曜日

和食の料理教室~♪

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
バタートースト
苺 with 練乳&牛乳
カフェオレ
今日の朝御飯は、トーストに苺、カフェオレ。
 
例によってバターに練乳に牛乳にと、今日も「牛さんありがとう」という献立で、苺はいつも通り、苺スプーン使って潰して、練乳と牛乳をかけて美味しくいただいた。
 
さて、今日は楽しみにしていたお出かけ。
うっかり用事が1つ増えてしまって、けっこうな大荷物。小さめキャリーカートを引きずりながら家を出た。
田中玉緒さんの料理教室
 一口白味噌碗
 鶏の西京焼き
 蓮根の箸休め
 スティック野菜と柚味噌
 冬の酢の物
 鮟鱇鍋
 日本茶 など
美味しいランチをいただきながら楽しんできたのは田中玉緒さんのお料理教室。
 
今月来月と「"普段着の和食"トライアル・レッスン」を開催中で、これに参加させていただくことに。本来はイタリア料理と西洋菓子を教えていらっしゃる先生だけれど、先生も(私も!)「改めて今、和食が美味しい」と感じるようになってきたお年頃。
 
洋食を作るテクニックも使いつつ、凝りすぎずに、手間かけすぎずに、でもちょっと「よそ行き」な感じに、献立の組み合わせの妙も合わせて色々教わってきた。イレギュラー開催のトライアルレッスンということで、参加人数も少なめ。何度かお会いした方もいらして、和やかな空気の中、ゆったり和食レッスンを楽しんできた。
 
ピシッとアイロンのきいたテーブルクロスのかかったテーブルでのイタリアンレッスンと趣向を変えて、少しカジュアルに、でも素敵な雰囲気の「初春の食卓」。
 
それほど高層階というわけではない先生のスタジオだけれど、綺麗に自然光の入る教室は本当に良い空気だ。
 
今回は、京都の白味噌を使った料理が数品。
 
碗に使われた白味噌と、スティック野菜に添えられた柚味噌(ゆうみそ)は京都「八百三」という老舗のもの。
 
白味噌碗に入る味噌の量のたっぷりさに驚かされた。だしは用意するものの、基本的には「白味噌の味」で汁の味が決まるから、こればかりは砂糖などの添加のない、「ちゃんとした白味噌」を使うのが大事だそう。肉料理に添えられた野菜につけた柚味噌も上品な柚子の味がとても気に入った。
 
東京界隈では日本橋高島屋で扱いがあるそうなので、今度日本橋寄った時に覗いてこようかな。
 
白味噌碗には、焼いたお餅を入れて、京人参や菜の花も。上にはちょこっとイクラと柚子皮をおろしたものが乗り、これがとても素敵なアクセントだった。
 
上品な味わいの西京焼き。箸休めの蓮根も美味しい……♪ 大人数分を一気に仕込む洋食寄りのテクニックも使った、鶏肉の西京焼きも上品な味わい。
 
西京味噌ではなく今回は白味噌を使った(西京味噌は米味噌。京の白味噌は、豆味噌。西京味噌の方がお手頃価格)、ちょっと豪華な西京焼き。
 
西京味噌独特の甘ったるさを倦厭して、味噌漬けや粕漬けは作っても西京漬けは作ったことがなかったのだけれど、これは美味しいな。添えた長ねぎや椎茸も良い組み合わせだった。
 
お楽しみの鮟鱇鍋♪♪ そしてお楽しみの鮟鱇鍋♪
 
鮟鱇、ここ最近、近所のスーパーでも魚屋でも全く見かけなくなってしまった。
 
3年くらい前までは国産の「あんきも」もそこそこ簡単に買えたのに、今は目に付くものは中国産ばかり。
 
震災以前から見かけなくなりつつあったけれど、震災がとどめになってしまって、茨城産鮟鱇などが全く世に出なくなってしまった。
 
だからといって、中国産・韓国産にはどうしても手を出す気になれない私は、外食で口にはしているだろうと思いつつも、「うう、産地を見ちゃうと買えない……」と、ずいぶん長いこと鮟鱇もあんきもも買えずにいる。
 
それが、あるところにはあるもので、青山のKINOKUNIYAには国産鮟鱇が、「すぐ鍋に入れられる」状態にまで綺麗に下処理をした状態で扱いがあるのだそう。もちろんあんきも付き。
 
「でも、やっぱり皆さん扱いにくいみたいで……夕方行くと、それが半額になっちゃってるんですよ~」
美味しいのにね、と玉緒さん。あんきももしっかり入っていて、2人でたっぷりいただけるような分量のパックが半額になれば1000円ちょっとくらい。私としては、もうそれだけを目当てに夕方に青山に行きたいくらいだ。
 
ちょっと甘めのだしで炊いた鮟鱇、美味しいだしをたっぷり吸った豆腐や長ねぎ、野菜もたくさん。プリップリのコラーゲンたっぷりの鮟鱇の食感や味わいは本当に久しぶりで、うっとりしながらいただいた。シメには、だしを濾して綺麗なおつゆにした汁で、うどんまで。
 
そうそう、写真はないけれど、鮟鱇鍋と一緒にいただいた酢の物も不思議な味わいで面白かった。「長芋と、干し柿とりんご」。
 
京都の炭火割烹のお店で召し上がったものの再現、とのことで、「なます」ともちょっと違う感じ。果物を入れた酢の物はこれまでも何度か口にしたことがあったけれど、これは美味しかったな~。
 
レッスン後はちらっと残って、先生とおしゃべり。お互い、文字には残せないアフレコの話をげらげら笑いながらたんまりして、また皆でレストランランチもしたいですねと、楽しかった数時間に後ろ髪引かれつつ青山を出て、次に目指すは秋葉原~。
「万世」の
 肉コロッケ
 メンチカツ
刻みキャベツ
水菜のおひたし
豆腐と油揚げの味噌汁
卵どんぶり
麦茶
数日前、息子のノートパソコンがおかしな感じになった。
 
電源を入れ、少しするとマシンの左下あたりから「ぶ、ぶ、ぶーん、ぶーんぶーんぶーん」という不穏な音。
どころか、再起動する3回に1回ほどは「Fan Error」なんて文字まで出るようになった。あららららぁ。
 
我が家に家族の人数分あるノートパソコンは、もう随分長いことThinkPadを愛用している。IBMから韓国企業のlenovoにPC事業が売却されちゃったのは心底残念だけれど、黒くストイックな筐体と独特な「トラックポイント」がどうにも使いやすくて、何かというとThinkPad専門中古屋のBe-Stockでお買い物している。
 
息子のPC「T40」も、同じ経緯でこのお店から数年前に買ったものだ。数年前時点で既に中古だったのだから、まぁ、かなり古い機種ではあるのだった。
 
「……まず、ホコリを除去してみましょうかね」
と、筐体脇の吸気口などをエアダスターで吹きまくり、それでもダメかとキーボードひっぺがして内部をさらしてエアダスター。でもダメ。
「ファンって自力で取り替えられるもの?だんながここにいたら判断してくれるんだろうけど……」
と、新PC購入の検討もしつつ修理の道を探っていたら、秋葉原にあるIBM・lenovo社製PC専門の修理販売店「ThinkFactory」なる店がみつかった。
 
ファンのパーツのみを購入をしようと思っても、1万円くらいする業者が多かった中(そもそも古い機種だから扱い自体ほとんどない)、このお店はwebサイトによると作業費込みで\11,980とのこと。基本的にシロウトが触る前提になっていない部品を触るのはやっぱり怖いので、工費込みでそれなら、と、持ち込んでみることにした。
 
秋葉原の華やかな表通りから、暗い裏道に入った、小さなお店。中古PCを扱うお店独特の匂い(なんていうんだろ、ホコリと油と機械と煙草の匂い、みたいな)が漂う中、いかにもな店員さんが2人。
 
「1時間で直りますよ~」
と快諾いただけて、久しぶりの秋葉原をぷらぷらしてきた。てくてく歩いて「万世」本店でお惣菜買って、ラジオ会館のレンタルショーケースひやかして、「あと20分あるなー」と最後は「まんだらけ」。
 
うっかり探していた漫画が中古で見つかっちゃったりして、「やばい、秋葉原すごい楽しい……余裕で時間つぶせる……」と改めて思いながら修理屋さんに戻ったのだった。
 
修理費、パーツ代込みでたったの9980円。
「もう純正品の同じパーツは取り扱いが無いのですが、ちょっと形状が違うだけでハマるものがありまして、それを使用しました。PCを使ううえでは全く問題ありません」
とのことで、やれ、めでたや。
 
「……やっぱりファン、壊れてました?」
と聞けば、「ダメでしたねー」だそうで。「それでも、すごくよく保ったほうです。通常は4年くらいでダメになりますから」だそうで、IBM時代のThinkPadは、かなりがんばってくれていた模様。さすがNASAに採用されて宇宙ステーションで使われているメーカーのものだけある。
 
直ったPCと、お惣菜やら本やらで重くなったキャリーを引きずって、夕方遅くに無事帰宅した。買ってきた「万世」の惣菜は、肉コロッケ(1個160円)と、和牛入りメンチカツ(1個190円)。
 
御飯炊いて、豆腐と油揚げの味噌汁用意して、あとはたっぷり刻みキャベツ。青菜のおひたしも用意して、「コロッケ定食」的な夕御飯にした。
 
万世の揚げ物は、揚げ油にラードを使っているのだろうと思う。独特のコッテリした風味があって、いかにもな「お肉屋さんのコロッケ」。「肉コロッケ」も、そのネーミング通りに挽き肉がたっぷり入り、みっちり詰まった風な、肉汁たっぷりメンチカツもたいそう美味しかった。
 
「万かつサンド」も買おうかなと思ったのを自重したのを、ちょっと後悔。