2013年7月11日木曜日

いざアウトレット

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「POINT et LIGNE」の
 ポム
 もろこしマヨ
宮崎県産マンゴー・さくらんぼ(佐藤錦)
カフェオレ
「なんかね、ケーキ屋というかチョコ屋というか、アクセサリーショップみたいな雰囲気の不思議なパン屋があるんだよー」
と、昨日母を連れて最後に寄ったのが、新丸ビル内のベーカリー「POINT et LIGNE」(ポワンエリーニュ)。
 
超値が張るけど美味しいパンだったし、こんな感じの店は母の好みだろうなぁと思ったらどんぴしゃりだったらしい。
「あら、美味しそう。色々買いましょ」
「いやいや、食べきれなかったら美味しくなくなっちゃうし。冷凍するとか勿体ないから、明日食べきれる分だけを買うことにしようよ」
と、厳選に厳選を重ねていくつかパンを買ってきた。
 
私が選んだのは「ポム」と「もろこしマヨ」。
 
パン袋に一緒に入れてくれたリーフレットによると、「ポム」は「サクサクのデニッシュ生地に、甘酸っぱいシロップ漬けのリンゴと、レモンがアクセントの自家製クリームチーズを挟みました」というもの、「もろこしマヨ」は「昔懐かしいコーンマヨネーズのパンをアレンジ」というもの。リーフレットには「焼かずにそのまま」とか「余熱したトースターで1~2分」などと、美味しい食べ方の指南まで全ての種類のパンについて併記されているのだった。
 
母好みのコーヒー、キリマンジャロを淹れての朝御飯。
 
マンゴーとさくらんぼは、昨日、例の「微妙に気にくわない果物屋」で買ってきたもの。……でも、昨日は言葉尻のきつい店主は不在で、優しげな風貌の兄さんと、女性の店員の2人だけ。母が佐藤錦を物色している間に、私は冷蔵ケースの隅に積まれたマンゴーの箱をめざとく見つけ、
「……これ、見切り品ですか?購入できます?」
と聞いてみた。
 
値札のついていない箱、確かに表面に黒い斑点がいくつも目立つように浮かんでいるマンゴーだったけれど、正規価格は2500円の宮崎県産のおっきなマンゴー。
「ええ、それもう下げようと思っていた品で」
という言葉に
「500円なら買います?どうでしょう?」
とこちらから持ちかけたら、あっさり「良いですよ」と言ってくれた。ばんざーい。前回購入したミニマンゴーの真っ黒なやつほどは全然気になるレベルじゃなく、これで500円なら超お値打ち。
 
「私、自分でマンゴー買ったことはないわねぇ」
という母に、
「あの、すっごくお高いマンゴーのケーキ、前に食べたじゃん?あのマンゴーの味に引けを取らないと思うよ。まさに同じ感じだから」
と、ざくざく切ってテーブルに出したら、期待通りに甘くてジューシーで香り豊かな最高の国産マンゴーの美味しさ。母も息子も「これは美味しい!」と驚いていた。今年は国産マンゴーづいてます。幸せ。
「酒々井プレミアム・アウトレット」内「銚子丸」にて
 だし巻き玉子
 鰯握り
 鯵握り
 わかさ握り
 赤さば握り
 穴子握り
 いくら軍艦
 炙りかます握り
 大トロ握り×2
 生ビール
などなど
「暑いし、あんまり外に行きたくないわねぇ」とか言っていた母。
 
「KITTEでも行ってみる?そういえば酒々井にできたアウトレットとか、私も行ったことないのよね」
とぽろっとこぼしたら、「アウトレット!行きましょう!」と母に火が付いた。うーん。今日も最高気温35℃とかなんだけど。あそこ、郊外型のアウトレットモールだよね。各店舗のドアの外は屋内通路じゃなくて屋外なんだよね……と呆然としつつ、「うーん、まあ、私も行ってみたいとは、思ってた」と、お出かけの支度。
 
JR酒々井駅に向かい、アウトレットモール行きの路線バスとの接続が悪かったのでタクシー(1160円の固定料金、らしい)でアウトレットモールに移動。いかにもな郊外型アウトレットモール、「酒々井プレミアム・アウトレット」に到着した。
 
ちらちらっと買い物してから、混まないうちにと早めの昼御飯。なかなか充実しているフードコートもあるものの、母の興味は回転寿司「銚子丸」一択。確かに今回まだお寿司食べていないものね、と、モール内の銚子丸に入ることにした。
 
こぢんまりとした店舗で、メニューも少なめの、このお店独自のもの。他店舗の定番サービス「平日ランチのあら汁無料」もここは無し。それでも魅力的なメニューがあれこれあって、昼からビールを楽しんだ。
 
「玉子、つまみでください」
とお願いしたところ、
「あ、じゃあ今からだし巻き玉子焼きますんで、そちらはいかがですか?」
と嬉しい申し出。
 
ちょうど目の前にそのコンロがあって、ぱたんぱたんと焼かれていくだし巻き玉子をわくわくしながら待っていた。
 
最初に注文したお客さんということだからか、
「真ん中の方と、端と、どちらがよろしいですか?」
なんて聞いてくれて、「じゃあ端っこで」と。「ここ、ちょっと大きめですから、お勧めだったんです」と、笑顔でお皿を渡された。
 
焼きたてのだし巻き玉子の美味しさもさることながら、今日はカマスの炙りが最高だったり、「大トロ頼みなさい!たくさん頼みなさい!」と母に言われて注文した大トロも美味しかったり、昼からかなり幸せな気分。
 
今日は(今日も)とにかく蒸し暑く、冷房が効きまくった店内と地獄の暑さの店外を移動するのはかなり酷なこと。それでも魅力的なお店が色々あって、最後は両手が痺れるほどの大荷物。こういうお買い物は久しぶりだった(それこそ1月のハワイ以来だったかも)ので、かなり私もはしゃいでしまった。
 
寄ったお店はこんな感じ。
 
Desigual
今回初めて知ったブランド。なんともサイケデリックなプリント柄がたいそうツボだった。40%offの服が色々あって、「安い!可愛い!」と数点購入。
 
iittala
お気に入りの、フィンランド食器ショップのアウトレット。お気に入りは定番のOrigoシリーズだけど、私はOrigoを代表するオレンジ系よりベージュ系(こんなの)がお気に入り。で、アウトレット難あり品コーナーで、ベージュ皿2625円が30%offになっていた(しかも店頭で10%off券もらったので実質40%offに)ので、厳選して買ってみた。難ありと言っても、超注視してみなければわからない灰色のドットがついている程度で、普段使用には全く問題なし。ばんざーい。
 
成田ゆめ牧場
寿司ランチ後に、ちらっと寄って「ピーナッツソフトサンデー」(450円)もぐもぐ。ついでに息子へのお土産になるかなと、チーズケーキ「まきばの夢 プレーン」(1250円)を購入。更に、「パンにつけると美味しい、もちろん野菜にも」と紹介されていたドレッシング「パンドレ」(500円)も購入。
 
St.Cousair
ジャムやワイン、調味料などを扱う食材ショップ、サンクゼール。手作りケチャップ630円が30%offだったので購入。ついでに店頭に山盛りになっていた生パスタ(1袋120g、150円)も、フィットチーネ、リングイネなどちょこちょこ購入。このへんで荷物がたいそう重くなる。ジャムも欲しかったけど自重。
 
ZWILLING
激愛用中の角質ケア商品が20%off。替え刃購入~♪鍋とかも魅力的だったんだけど、色々自重。
 
ART/BERG
服とバッグに金をかけない、お洒落女子の風下にいる私……。母が「バッグを買いなさい、夏向きのバッグを買いなさい。買ったげるから」と言い続けていて、色々なお店でバッグを物色。キャンバス地のブルー系バッグがなかなか好みで、これを買ってもらった。
 
TOMMY HILFIGER
「あんたのだんなさんと、孫君にも何か買いたい」と母がうるさく、「んー、じゃあ、ここのポロシャツなら、普段高くて買わないから喜ぶと思うよー」とトミーヒルフィガー。ポロシャツ3点で20%OFFセール中。なかなかエエ感じのものを買えました。
 
TOPKAPI
セレクトショップ……なのかな?母の好みの服が色々あったらしく、ゆるゆる眺めていたら、好みのピアス(ただし雪モチーフついている冬もの)が70%off。かわいー、きれいー、と衝動買い。まぁ、本日のお買い物はおおむね全てが衝動買い……。
 
GAP
そしてとどめとばかりに、GAPでお買い物。定価商品全てが40%OFFとのこと。それ聞いて弾ける母と私。やっぱり色とか柄とか、ユニクロよりもGAPの方が好みな感じということもあって、呆れるほどお買い物した……つもりだったのだけれど、お会計は2万円を切っていたという衝撃。いやー、色々安かった……!!
 
で、このあたりで力尽きた。夕方頃までアウトレットモールを満喫するかなと当初は思っていたものの、もう蒸し暑さがお腹いっぱい。電車の時間を見計らいつつ、ゆるゆると帰還した。
稲毛 「トラットリアヴィーノ」にて
 静岡産フルーツトマトとバジリコのサラダ \750
 三陸産アナゴのグリル ロメインレタスのサラダ仕立て \880
 生ソーセージのグリルとホクホクのポテト \680
 ピッツァ ビスマルク \1850
 パンチェッタとこだわり卵のカルボナーラ リングイネ 2×\1080
 ズワイガニと小エビのトマトクリームソース 手打ちパスタ \1680
 霜降り黒毛和牛のロースト \2800
 白桃のコンポート×3
 生ビール×2
 ボトル白ワイン
 りんごジュース×2
夜は母の音頭で、地元のイタリアン。
 
ランチは1000円ほどのカジュアルなパスタランチが人気だけど、夜はしっかり「ワインと肴」で楽しめるお店。パスタもメインディッシュもちゃんと美味しい……けど、本気で食べるとそれなりに値が張るお店。でも母、ここが大のお気に入りなのだった。
 
とりあえずビールを注文して、ビールに合いそうな前菜をいくつか注文。で、ビールはさっさと飲み終えてボトルワインに移行。私も大概だけれど、母の飲んべえっぷりには、毎度恐れ入るという感じ……(まぁ、私ほど量飲めないから私が6~7割引き受けることになるんだけども)。
 
面白かったのは、「生ソーセージのグリル」。太いソーセージを半分に割ってからグリルしたもののようで、想像してなかった皿の光景にちょっと驚いた。粒マスタード入りのサルサ・ヴェルデと、添えられたころっと小さなじゃがいもは、北あかりっぽいポクポクさ。
 
ビールが手元にある時にこれがやってきたので、たいそう美味しくいただいた。うん、やっぱり自家製ソーセージ、作ってみたいかも(最近どうしてもこの欲望にぶち当たる)。
 
「トラットリアヴィーノ」にて、アナゴのグリル。香ばしくて、良い感じ。 これは穴子のグリルのサラダ仕立て。
 
ソースはおそらく定番のバルサミコ酢。香ばしく焼かれた穴子が3切れ、お寿司の穴子とはまた違った感じで美味しかった。
 
母はフルーツトマトの美味しさに感動しているところで、息子はというと早々に頼んだピッツァビスマルク(半熟卵が乗ったピッツァ)にかぶりついているという次第。
 
「トラットリアヴィーノ」にて、「ズワイガニと小エビのトマトクリームソース」。手打ちパスタですって。 で、1人1皿頼んだパスタは、母と息子がカルボナーラ。
 
私はかなり悩んだ結果、手打ちパスタを使っているのだという「ズワイガニと小エビのトマトクリームソース」。
 
思った以上に蟹肉がどっさり。
 
写真では見づらいけれど、「小エビ」と言うには大きな海老が3~4尾、ごろごろと入っていて、あとは彩りに枝豆が少し。
 
トマトとクリームのバランスもちょうど良くて、これはたいそう美味しいパスタだった。でも母も息子も蟹があまり好きじゃない(そもそも2人して魚介料理をさほど好まない)から、このパスタは私一人無双状態。ええ、美味しくいただきました。ここにだんながいたら「美味しいよねー」って喜んで一緒に食べてくれただろうに。
 
最後に調子に乗って黒毛和牛のローストまで頼んでしまい、3人お揃いで白桃のコンポートのデザートでシメ。桃シロップを凍らせたシャーベットを添えた桃は、いよいよ桃の季節到来という感じで、これまた幸せな感じだった。
 
今日も昼夜飲んだくれで、すっかり良い気分になって帰宅。
暑い中歩き回るのって、すっごい体力消耗するのねと思い知った一日だった。