銚子丸で筋子にぎり♪

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「551蓬莱」の豚まん
アイスプーアル茶

ゴールデンウィークど真ん中だというのに（そして昨日の帰宅は夜11時と、一日中遊びまわって疲れ果てたというのに）、息子の部活は午前練なのだという。
 
すごいね、それにつきあう顧問の先生も大変だ……と半ば呆れながら、そこそこの早起きをして豚まんをふかした。今日の朝御飯は「551蓬莱」の豚まん。お供にアイスプーアル茶。
 
「大阪いるからって、そう頻繁に551食べているわけでもないみたいだね？」
「そうだねー冷凍庫にはいくつかストックしてあるんだけどね」
案外「いつでも買える」と思うと安心しちゃってそう頻繁に手が出ないものなのかしら、なんて思いつつ、私と息子にとっては久しぶりな豚まんをもぐもぐ。
 
午前中は、昨日の疲れが抜けなくて特にこれという事をせずにボーッとしていた。連休ならではのお休みをぐうたら満喫。

「銚子丸」にて
刺身５点盛り
まぐろ切り落とし
骨せんべい
なめろうつまみ
まぐろ中落ち軍艦
コーンエッグ軍艦
あおさ軍艦
かつお握り
すじこ握り
とろしめさば炙り握り
アイドル手巻き
生ビール
などなど

「……でね。もう疲れちゃったので、お昼は銚子丸に行かざるを得ないと思うのです」
「……行かざるを得ないんだ」
無茶苦茶な主張をしたところ、「まぁ、俺も銚子丸には行きたかった」とだんなが同意してくれて、お昼はちょっと遅めの「銚子丸」。息子が学校から帰ってくるのを待ってゆるゆるとお出かけした。
 
ランチタイムにはちょっと過ぎた頃だというのに、普通に満席。２時を過ぎてなお、常に空席待ちのお客さんが待合コーナーに数組いる状態で、相変わらずの繁盛っぷりだった。休日は「マグロ解体ショー」などのイベントがあって、ただでさえ賑やかな店内がますますお祭りみたいな様相に。
 
生ビールもらって、お刺身５点盛りと、なめろうを軍艦じゃなくつまみで（つまり、御飯は抜きで）もらって、あとは骨せんべいとまぐろの切り落とし……と、「どこの海鮮居酒屋ですか」みたいな光景を繰り広げてしまう私たち。昼からビールの美味しいことよ。
 
お任せの盛り合わせになる５点盛りは、サーモン、マグロ赤身、アジ、イカが２切れずつと、ぼたん海老が１尾。サーモンとアジがとろけるような美味しさだった。今日のお勧めだった鰹も赤い身がピカピカ光るような張りと弾力があって、これまた良い感じ。初めて見かけた「あおさの軍艦」も、適度な塩加減が効いていて口いっぱいに磯の香り。期待以上に美味しかった。
 
あとは「すじこの握り」なんていうのも。これだけこんもりすじこが盛られていると塩辛すぎるんじゃ？という外見だったけれど、塩はほどよく抜けていて、魚卵好きにはたまらないプチプチむちむち感が幸せだった。
 
あ、そうそう、前回千葉で食べた時は「何かの罰ゲームですか」と勘ぐりたくなる大盛りっぷりだった骨せんべいは、今日は常識的な分量でやってきて、それは何より。
 
今日もあれこれ美味しくいただいて、シメはねぎとろ・ウニ・イクラの「アイドル手巻き」を。
 
「アイドル３貫」はねぎとろ、ウニ、イクラの軍艦がそれぞれ１つずつ計３貫が皿に乗ったセットで、銚子丸の人気メニュー。一時期表メニューからは姿を消したけれど、「アイドル３貫ください」と言えば作ってもらえる「裏メニュー」状態が続き、数ヶ月前に再びグランドメニューに返り咲いたのだった。「アイドル」とは、言い得て妙なネーミングだと思う。
 
アイドルめー美味しいじゃないかー、なんて思いながらもぐもぐ。

「太閤園」の餃子と炒飯
味噌バターコーンラーメン
ビール（プレミアムモルツ）
 
「TED'S Bakery」の
マカダミアナッツクリームパイ
カフェオレ

遅めランチががっつりお寿司、だったものだから、夜は軽くでいいね、ラーメンとかで済ませようか……と話していたところ、
「餃子作って添えたら……やりすぎ？」
と、だんな。
 
作るのはやりすぎじゃない？ラーメンがメインなら餃子は何十個も要らないわけだし、生餃子買って帰って家で焼いたらどうかなぁ……太閤園のとか王将のとか、と返したら「それだ！」ということに。幸い、お昼過ぎに太閤園の前を通りかかったら、ゴールデンウィーク中だけれど普通に営業していたのだった。
 
表だって出前とかテイクアウトとかの案内は掲げてないけれど、なじみのお客はお皿ごと借りて自分のところで食べたり、生餃子を持ち帰らせてもらったり、色々柔軟に対応してくれる街の中華屋さん。炒飯や炒め物とかも、テイクアウトでパックに詰めてもらっているのを見かけたことがある。
 
なので、夕方に電話かけ始めただんな、
「１時間後くらいに取りに行くので、焼き餃子２枚と炒飯を持ち帰りでお願いします」
と伝えている。……なんか、炒飯が、増えていた。
 
「いや、だって、太閤園に頼むなら炒飯が必要でしょう？」
と、だんな、しれっと言っている。「軽くでいいね、ラーメンとかで」の、今日の夕飯の献立の前提が見事に崩れた瞬間だった。ラーメンも普通に３玉あるし、それに太閤園の餃子と炒飯って、それってすごいご馳走じゃない？という食卓に。
 
あの、何度も何度も食べた、目になじみのある（ありすぎる）料理が自分の家の食器に収まっているというのは、なんだかとても不思議な光景。
 
ああ、太閤園の餃子って、やっぱりものっすごくムチムチしているんだなぁと、自分の家の皿に盛ってみて改めて実感した。なんだか壮観だ。
 
ここは手作りのラー油も美味しくて気に入っているのだけれど、その手作りラー油も小さな容器に詰められて添えられていたのが密かに感動ものだった。ありがたく、つけてもらったラー油を醤油と共につけつつ餃子をいただいて、炒飯もがっつり皿に盛って、そしてメインは味噌バターコーンラーメン。
 
炒めたもやしと挽肉がたっぷりと乗る、これまた食べ応えのあるラーメンだったりしたので、
「だんな、もっと食べられる？え？息子も食べるの？食べてくれるの？」
と、私の分はせっせと男たちに引き受けてもらって、そしてようようラーメン・炒飯・餃子の３点セットを楽しみながらいただくことができたのだった。
 
息子は
「中華三大珍味だ！」
と大喜び。
「フカヒレとかツバメの巣とかより、ラーメン・炒飯・餃子の方が幸せじゃんねー？」
ということで、息子にとっての中華三大珍味は「ラーメン・炒飯・餃子」。珍味じゃないよね「美味」でいいよね？と、ツッコミも毎度のお約束。
 
そしてデザートに、こんな感じのアメリカンパイ。
 
昨日のお台場、ヴィーナスフォートではハワイアンフェア開催中で、案内板にはたいそう美味しそうなアメリカンパイの写真が掲載されていたのだった。
 
あらやだ美味しそう！これ食べに行きたい！と、その場で食べるつもりでそのお店を探したところ、「TED'S Bakery」というお店が特設ブースを作っていたのだった。
 
あいにく、周囲に椅子やテーブルがあるわけでなく、テイクアウトの専門店。保冷バッグ入りの冷凍パイ４ピースセットがある他、冷蔵のパイが10種類近くケースに並んでいたのだった。
 
昨日はそれからまだ８時間以上もあちこちに用事がある状況だったのでとてもパイなんて持って歩けない……と諦めかけたのだけれど、「冷凍パイセットでしたら５～６時間は普通に凍ってますよ、お持ち歩きいただけます」とのこと。
 
しばらく悩んだ末に、その冷凍セット（チョコレートハウピアクリームパイ・マカダミアナッツクリームパイ・リリコイチーズパイ・バナナクリームパイ）と、保冷バッグにまだ隙間がありますよということで、冷蔵のハウピアクリームパイと息子のリクエストのブルーベリーチーズパイ詰めてもらい、お会計は3000円ちょっと。
 
結局、冷蔵パイを半日持ち歩くのはやっぱり大変そうだねと、お台場の脱出ゲームに参加する直前に、フードコートでコーヒー飲みながらこっそり冷蔵パイはいただいちゃったのだった。
 
昨日ささっと食べたパイもしっかり美味しかったけれど、さすが人気の品を詰めたのだという冷凍パイ、今日の夜に改めてゆっくりいただいたら、かなり幸せな感じ。
 
この店、ハワイはオアフ島のケーキショップなのだそう。レシピを日本の工場で再現して、冷凍させたものを販売するというスタイルなのだそう。あいにく通信販売はやっていないようで、ショップは茅ヶ崎に行かないといけないらしい。
 
上に分厚くホイップクリームの層、ちょっと塩気のあるパイ生地、ゼラチンでむっちりと固めた風なフィリング。フィリングは冷凍したりする関係からかちょっと好みより固めではあったけれど、バナナクリームパイなんかは「そうそうそうそう、こういうのが食べたかったの！」という味わいだった。
 
「リリコイチーズパイ」のリリコイはパッションフルーツ、名物の「ハウピアクリームパイ」のハウピアはココナッツミルク。パッションフルーツやココナッツクリームはもとより私の好物で、しかも日本のケーキではそう頻繁に使われる具材でもないから、新鮮な美味しさだった。
 
明日もがっつり食べます。なんだかゴールデンウィークは美味しいもの食べてばっかり、という感じ……。