2013年5月18日土曜日

デザインフェスタに

有明「ホテルサンルート有明」にて
 朝食ブッフェ
初めて泊まった「ホテルサンルート有明」で快適な一夜。高級ホテルはもとより、こぢんまりとしたビジネスホテルも実は好きな私。「おおこんな装備がこんなにコンパクトに収納されてる!」とか見るのが楽しかったりする。普段、家では出来ない泡泡のお風呂とか楽しめるのも嬉しいし。
 
素泊まり料金に1000円ちょっと足すと朝食ブッフェつきになったので、「それ食べたら昼御飯抜いても動けるかな」と、朝食つきの予約にしておいた。2階のカフェで朝6時から10時までが朝食タイム。ネットで見る限り、けっこう評判良いようなので、混まないうちにとちょっと早めに向かってみた。
 
いかにも今日のイベント参加のお客さんもちらちらと、一人客も多い風だったレストランの2人がけの席をとって、トレイを持ってひととおりブッフェ台を回る。
 
パンも洋風のおかずもあるけれど、でも和朝食向きメニューが多いような感じ。で、魚料理も肉料理もそれなりに揃っていて(でも卵はスクランブルエッグと厚焼き卵、ゆで卵くらいだったかな)、「秋刀魚の塩焼き」「鯵の紫蘇揚げ」を皿に盛ったところで、
「……でも食べたいのはパンなんだよね」
とサラダやベーコン、スクランブルエッグも盛りつけた。
 
あとは若鶏のマリネとか、カレーライス(!)も少し。コーンスープとパン・オ・ショコラとミニクロワッサン。あとはアップルジュースをトレイに乗せて、「いただきます」。
 
うーん、確かに「ビジネスホテルの朝御飯」にしては種類が多くて良かったかもだけど、肝心の味の方はと言えばごくごくフツー。こんなに「薄い味」のコーンスープなんて人生初めてだ、ってくらいにうっすい味のスープだったり、ほとんど全ての料理が「業務用食材の大袋あっためて盛っただけ」みたいな感じ。「レストラン特製カレーライス」みたいな名前のついたカレーも、「スキーのゲレ食未満」くらいのものだったし。
 
うん、まぁ、そんなもんだよね……と思いつつ、それでも日中ちゃんと動けるようにしっかり食べて、最後はストロベリーソースを落としたヨーグルトで締め。
 
レストランの入り口に「お部屋で召し上がりください」と紙コップとコーヒーサーバーが置かれていたのは嬉しかった。昨夜のうちに牛乳のミニパックを買って部屋の冷蔵庫に入れておいたので、部屋に帰ってたっぷりのカフェオレを満喫。
 
そしてチェックアウト後、行ってみたのがビッグサイトで開催の「DESIGN FESTA」。「プロ・アマチュア問わず、"自由に表現出来る場"を提供するアートイベント」とのことで、出展者ブースは2000弱。畳1畳分ほどからのスペースがずらりと並び、ステージでも常にダンスなどが催されている。
 
一般の店舗では買えない、アマチュアの手によるアクセサリーや雑貨、イラスト等々を購入できるということで、私の目的は「クラゲグッズあるかなー」「可愛いかんざしとかピアスとかも見たいな」というもの。キモカワイイ系の、ぐっと来るものあるといいなー、と、見に行ってみたのだった。
 
これがこれが。「大人の文化祭」という感じで想像を超えたものすごい熱量。以前に似たイベントの「クラフトショー」に来たこともあるけれど、クラフトショーの方が年齢層高めな感じ(意地悪な言い方だと"おかんアート"寄り)。デザインフェスタは学生さんが多いのかな?という感じ。
 
畳1畳分ほどのレンタルスペースで壁にえんえんとイラストを描き続ける人とか、大声で紙芝居を披露する人(!)とか、ゴスロリ的な空間でただただお茶をしている女子2人組とか。「アート」って、色々あるんだなぁ……と感心しながら会場を歩き歩いて3時間弱。なんだか色々すごかった。
 
でもなかなかお財布と折り合いがつく品というのは無くて。「500円のかんざし」「500円のピアス」なんかはやっぱりチープな感じだし、「あ、このかんざし素敵!」と思うと1万円近かったり。
 
最後まで悩んでいたのは、昆虫の羽根を模した繊細な銀製のピアス。ものすごく精巧なカゲロウの羽根のピアスがたいそう美しかったけれど、これもお値段1万円弱。ブースの人とちょっとおしゃべりして「素敵だなー」と思ったのだけれど、合わせるような服もあんまりないし、購入するのは諦めた。
 
でも色々眼福。刺激も受けて、「いいなー"モノを造る"って素晴らしいな」と改めて思い知らされた。楽しかったなー。
 
帰宅は夕方。さてそろそろ息子も帰ってくるかなというところ。大量の洗濯物が出るだろうから、その前に、自分の分のお洗濯。
コールスロー
まーさのミートソーススパゲッティ
フルーツワイン(Fresh Vita Vino)
というわけで、6時頃、無事に息子が修学旅行から帰ってきた。
 
長野が目的地だった息子たち、千葉から直通で貸し切りの「お座敷列車」での往復だったとのこと。楽しそうだ。バス嫌いの私は、そこからして実に実に羨ましい。
 
で、私が学生の頃の修学旅行は、「カメラは"写ルンです"のみ可」なんて感じだったりしたのだけれど、今の中学は「携帯電話、ゲーム機は携帯不可、デジカメはOK」という指定だったらしい。
 
「300枚くらい写真撮ってきた!」
と息子が早速見せてくれた上高地の写真はうっとりするほど綺麗だった。
 
安曇野にも行くと聞いていたから、出発前に
「安曇野って言えばわさびだよね?お母さんねー、わさびは大好きなんだけど"わさび漬け"になっちゃうといまいち好きじゃないんだよね……」
と言っておいたら、「これ、お母さんに~」と出されたお土産、3つ。
 
わさびドレッシングに生わさび、そして上高地のお土産なのだというリンゴのケーキ。
 
素晴らしい空気の読めっぷりに盛大にGJを送りつつ、7時過ぎから今日も塾がある息子と、慌ただしめの夕御飯にした。
 
修学旅行から帰宅早々に塾とは酷だけど、まぁ、明日は塾の予定も何もないから、腐るほど寝てて良いよということで。
 
しっかり料理ができる時間の余裕もなくて、「でもお惣菜とかは嫌だなぁ」と考えた結果、そういえばこれが冷凍庫にあったんでした、と、だんな(=まーさ)特製ミートソースを解凍することに。鍋でちゃんと温めなおし、粉チーズをばっさばさとかけながらいただいた。
 
パスタを茹でている間にコールスローの支度くらいはできたので、それと一緒に、今日は「おつかれさま」のジュースも息子につけて。私は残りのフルーツワイン。
 
レトルトのミートソースなんて比較にならないほどに、ちゃんと美味しいミートソースがレトルト感覚でいただけるのは便利なこと。
「そっか、最初から冷凍目的でたっぷりめに作っておけば良いわけだよね……」
と今更ながらに気付いてみたりしながら、楽しかった楽しかったと興奮気味に語る息子の思い出話を聞きながらの夕御飯。
 
上高地の大正池が、天気も良くて素晴らしく綺麗だったんですって。私も負けじと
「あ、お母さんもお母さんも、ファントムアカデミーの認定証貰えることになったんだよ!ほらほら!」
なんて報告してみたりして。