2017年6月8日木曜日

初夏のイタリアンを御馳走に

胚芽パンバタートースト
炒めウィンナー&目玉焼き
ヨーグルト(チチヤス毎朝快調)
アイスカフェオレ
家族揃っての今日の朝御飯は、昨日とほぼほぼ同じ献立。
 
いつも似通ったパン食ではあるけれど、それでも食パンが続いてしまったりする時はチーズトーストにするとかピザトーストにするとか、どこか変えようとするところなのだけど、我が家には珍しくもチーズ切れ。
 
シュレッドチーズが無い、スライスチーズも1枚しか残ってない、という状況で、「チーズが無いとなると……」と、結局考える時間もなくてバタートーストになってしまった。マヨ和え卵かツナでサンドイッチにでもすれば良かったかな。
玉緒さんのスタジオで
 トマトのジュレをのせたボタン海老と鱧、翡翠茄子の冷たい前菜
 トマトソースと野菜のカバタッピ
 鰯のじゃがいものトルタ パプリカ入りトマトソース添え
 エンジェルフードケーキ&杏のクリーム
 スパークリングワインとか白ワインとか
今日は、打ち合わせも兼ねて、南青山の田中玉緒さんのスタジオ訪問。
 
ちょうどレッスン谷間のオフ日で、「研究科のメニュー、ひととおり御馳走できちゃいます!」と言っていただけて、あれこれ、御馳走になってしまった。
 
いつもの事だけど、素敵なテーブルクロスに素敵な食器、花や緑がたくさんのダイニングで、「レストランみたいなおもてなし」をして貰えるのって、本当に素敵なことで、この感じを家で再現できるようになりたいなと思う(と言いつつ、テーブルクロスは洗濯やアイロンがめんどくさくて出せた試しがないわけで……)。
 
これはとても「和」な前菜。
 
旬の「実山椒」の風味が鮮烈な、翡翠茄子と魚介にかかっているのは透明なトマトのジュレ。
 
ピュレにしたトマトを、圧をかけずに水切りして水分を溜めると、薄緑色の綺麗なスープが取れるんですって。見た目はそうは見えないのに、ふわっと香るトマトの風味が良い感じ。
 
とろける口当たりの茄子と共に、びっくりするほど大きくてプリプリの車海老が入っていた。
 
そして、芋好き&青魚好きの私には好物ど真ん中だった「鰯のじゃがいものトルタ」。
 
鰯が「アンチョビサイズ」が定番の本国ではこんな感じの仕上がりになるのが正解らしいけど、日本の立派な梅雨鰯だとこういう感じの出来上がり。
 
「全然違いますよね!」と先生は笑ってらしたけど、いやでも鰯の美味しさだったらこちらの方が多分絶対上だと思います!と。
 
甘く炒めたパプリカをピュレにしたソースは、オリジナルで、さっぱりした野菜のソースがお似合いだった。
 
作り置きのものをお出しするよりは、今茹でますねーと、コルクスクリューのねじねじの形をした「カバタッピ」は茄子も入った野菜のソースで(今日の一番上の写真)。
 
おうちで召し上がって、と、帰りがけに冷凍のをいただいた「茄子とパスタのティンバロ」はシチリアの家庭料理。
 
作り方は「タルトタタンのよう」と言えば伝わりやすいかな。炒めた薄切り茄子を丸い型にみっちり詰めて、その中にトマトソース和えショートパスタを詰め込んで、更にゆで卵やチーズも詰めたらオーブンに。
 
焼き上げて逆さに返すとこんな感じ
 
「ティンバロ」とは「太鼓」の意味で、画像検索して出てくる画像に「なるほどなぁ」と思ったのだった。
 
「日本人としては、モッツァレラ入れるくらいなら材料費的にはベーコンやパンチェッタ入れた方がお手軽に感じますねー」
と言ったら、「ほら、南は貧乏ですから」と。パンチェッタみたいな贅沢食材の代わりのゆで卵でありチーズである、と。
 
なるほど。
「マンダリンオリエンタル東京」の  マンゴーショートケーキ
 マンゴータルト
紅茶
レッスン週は試作も含めて同じメニューが続きまくりだから、「きっと、"自分の味"じゃないものが恋しくなるタイミングだよねー」と、「一緒に食べましょう!」と気になってたスイーツを持参してみた。
 
マンゴーフェアが始まっていたマンダリンオリエンタル東京で買ってきたのは、マンゴーショートケーキとマンゴータルト。
 
「タルトの方が"インスタ映え"しますよね!」
と窓際で照明がー角度がーとキャッキャしながら写真撮影した後、ナイフで真っ二つにして2人で半分こしていただいた。
 
ぶっちゃけ、美味しい国産マンゴーをこのところ立て続けに口にできていたので、
「国産マンゴーな感じがするけど、でも昨日食べた方が果実の味としては上だったなー」
という印象。
 
でも、「スイーツの完成度」となるとまた別で、ちょっとネチッとした歯触りのタルト生地の上に甘さ控えめ、パッションフルーツの風味のクリームが乗ったタルトはとても南国な味わい。
 
けっこう思い切った感じにパッションフルーツの酸が効いたタルトだったけど、そこも含めて私の好みだった。
 
本来苺を使う部分が全部マンゴーになった、マンゴーショートケーキは立方体の可愛い形。
 
紙製の「GOURMET SHOP」の飾りは不要なのでは?と思わないでもないけど、なんというか「この感じ」含めてのホテルスイーツなんだなぁ、なんて思ったりした。
 
で、マンダリンオリエンタルのスイーツ、本命は7月に発売の金魚ゼリーだったり。
 
これ、すごく可愛くて、ぜひ実物を見てみたいなーと。
 
せりあさん、夕方までお時間だいじょぶ?あ、私の方はぜんぜん、いつまででも!という流れで、美味しいスイーツの後は腹ごなしに(?)パンをこねこね。
 
レッスン用の生地を仕込む玉緒さんの隣で私も自宅用のをこねこねし、大小2種類のイングリッシュマフィンを焼いた。
 
ずーっと前に自作したマフィンは、適当にセルクルで抜いた生地を、適当に上から押さえてぺたんこにしつつホットプレートで焼く、という作り方だった。
 
今日教わったのは、型に生地を詰めて、上にバットで重石をしてオーブンで焼くというもの。
 
ちょうど最近、「小麦粉こねるみたいな事したいなぁ」とムラムラしていたところだったので、とっても楽しかった。
 
半端に残った生地を「えいっ」と玉緒さんが大マフィンの1つにまとめてしまった事で、1個だけ愉快な形状のマフィンが焼き上がったのだけど、それもまた御愛敬。笑った笑った。
 
最後に休憩で、この春からじわっとブームが来ている「エンジェルフードケーキ」もいただいた。
 
美味しいセミドライアプリコットをたっぷり混ぜたクリームが、バタークリームのような風味の良さであっさり味のケーキにお似合い。
 
卵白で作るケーキということで、シフォンと方向は似ているのだけれど、真っ白な色も美しく、シフォンよりも目が詰まった「もちふわっ」としたちょっと独特な食感。
 
たっぷりの卵白と、あとは粉糖と薄力粉で出来てしまう、手軽なケーキ。家族で1台食べるのはちょっと大変だけど、ボドゲ会とかに焼いて持っていくのは、アリかなぁ。卵がそこそこ頻繁に1パック100円とかで購入できる環境だし、卵黄はプリンに、卵白はエンジェルフードケーキに、という感じで。
イタリアンサラダ
茄子とパスタのティンバロ
鰯のじゃがいものトルタ パプリカ入りトマトソース添え
ガーリックサイコロステーキ
ビール(サッポロ黒ラベル)
楽しい時間はあっという間で、「そういえば今日はハッピーデーでしたー」とヨーカドーで日用品やら調味料やらを買って帰るともう6時過ぎ。
 
「どちらも冷凍で食べられる品なんですが、召し上がってみてください」と、トルタとティンバロをお土産にいただいてきたので、だんなと2人の夕御飯、これをまるっと食卓に出すことにした。
 
パプリカのソースだけは自作せねばと、帰宅してから買い置きのパプリカ炒めてブレンダーにかけ、冷蔵庫に残っていた自家製トマトソースと合わせて自作。トマトソースがバジルやら何やら入ってるものだったので、今日食べた「お手本」とはちょっと違ってしまったけれど、でもなかなか美味しくできた。
 
「カラッとグルメ」モードでトルタも美味しく温めることができて、確かにこれ、鰯が安いタイミングにたっぷり作って冷凍しておくと前菜代わりに使えるし、お洒落で美味しくて素敵。
 
お肉も欲しいなと、味付け済だったアメリカンビーフのサイコロステーキと、見切り品だったスーパーの「イタリアンサラダ」(どのへんがイタリアンかというと、パプリカと紫玉ねぎが入ってるから……なのかな……ほとんどレタスなんだけど)で、夕御飯。「私の味のもの」がパプリカソース以外無かったので、今日の食卓はなんだかちょっと外食気分だった。