2025年10月12日日曜日

上野で煲仔飯

※写真はクリックすると大きくなります※
「Hearth Brown」の
 ミニパンいろいろ
「サンレモ」の
 栗のパネトーネ
ぶどう(長野県産シャインマスカット)
カフェオレ
Hearth Brown」のミニパンが1個ずつ余ってるなというのと、「Johan」で買った栗のパネトーネもある……と、三連休中日はありものを出しての朝御飯。
 
筋肉痛が軽かったら、昼からの外出を午前中からにして、「国立科学博物館」で開催中の「学習マンガのひみつ」を見に行ってみる?なんて話していたのだけれど、身体中ばっきばきでどうやらそれも叶わぬ感じで。
 
なのでこれは決まっていた予定だったランチ合わせで家を出ることにした。
 
お昼は上野で煲仔飯♪
上野 「粤港美食 上野店」にて
 涼拌叉燒絲(長ネギチャーシュー) \580
 蝦餃(海老蒸し餃子)(4個) \1040
 鹹水角(3個) \690
 臘味煲仔飯(腸詰と干し豚バラ土鍋ご飯) \1850
 楊枝甘露 \780
 蛋撻(2個) \440
 生ビール(プレミアムモルツ) 3✕\610
今日のメインの予定は、「酒のサンワ」さんでお酒を買うことと、ついでに「かっぱ橋道具街まつり」をちらりと見ることだったのだけど、せっかくだから上野でご飯をと調べて見つけたのが、煲仔飯がグランドメニューに掲載されている「粤港美食(えつこうびしょく)」というお店。
 
粤が広東、港が香港を現していて、つまり、広東&香港料理のお店なのだそう。本店は神保町、上野は3号店になるみたい。
 
他にも中華料理店っぽいお店が他フロアに入っている雑居ビルの2階にあるお店で、すっきりモダンかつ清潔な店内。
 
壁のイラストもいかにも香港ですって感じでテンションが上がった。
 
メニューは点心が20種類ほどと、それに加えて腸粉が6種類くらいかな?けっこう多かったのが特徴的で。
 
香港やきそばだったりお粥だったり、小食(おつまみ)系だったり、メニューの感じが”日本のよくある中華料理"なものじゃなく、ガチ中華寄りだったことにテンションが上がる。これはきっと良いお店……♪と期待したら、期待以上に良い感じだった。
 
燒味系も色々あったのだけど、それは単位が大きかったので、小食メニューから涼拌叉燒絲(長ネギチャーシュー)をいただいて。
 
見た目ほどには辛くないけどややピリ辛な、自家製だろうチャーシューと葱、きゅうりの和え物。
 
口コミでこの店は味が濃いめと見ていたのだけど、確かに若干濃いめかな。でもメニューによるという感じで、他の品はしょっぱいということもなかった。ちゃんとおいしい。
 
そしてつい、初めての店ではお試しのように頼んでしまう蝦餃も。
 
浮き粉の皮が良い塩梅に蒸されていたけれど、これは好みの問題で、あまり好きな方向の海老蒸し餃子じゃなかったかな……。
 
あまりに海老が細かなすり身すぎて、海老っぽい感じがちょっと薄かったのが残念。
 
点心メニューが色々あるのに、卓上にお醤油やお酢がない(言ったら小皿で持ってきてくれた)のもちょっと不思議。
 
そしてこれもまた、メニューにあったら頼んでしまう、大好き点心、鹹水角(咸水角)。
 
これはとても正統派な味のもので、ごくごくうっすら八角の香りがする豚肉ベースのあんに、もっちもちの餅饅頭。
 
あるようでない鹹水角、気軽に行ける上野で食べられるというのは嬉しいことだわ。
 
そしてお楽しみの煲仔飯は、もう席に着くなりオーダーを入れていた品。注文してから炊くものだから、当然時間がかかるので。
 
やっぱりこれだよね?と、煲仔飯としては定番の腸詰と干し豚バラのものにしたけど、他にも排骨煲仔飯(骨付き肉土鍋ご飯)、鮑魚雞煲仔飯(アワビと鶏の土鍋ご飯)、蟲草花雞煲仔飯(夏草花と鶏の土鍋ご飯)、鹹魚肉餅煲仔飯(塩干魚ハンバーグ土鍋ご飯)とあって、どれも魅力的だった。蟲草花と鶏の煲仔飯なんて、どんな味がするんだろ。
 
で、炊きたてのほかほか土鍋の中には、どっさりの豚バラと腸詰が乗っていて。具材はその2つと葱、以上!という潔さ。
 
写真撮らせて!って撮った後、店員さんが上下を返すようにざっくり全体を混ぜ合わせてくれて、分量はこれ、1.5合分くらいかな。食べきれなかったら包んで貰おうと言い合っていたのだけど、結局全部食べ切れてしまった。
 
塩気がしっかりついた豚バラ(方向的には沖縄のすーちかーであり、イタリアのパンチェッタであり……という感じ?)は旨味たっぷり、そして方向の違う甘じょっぱさのある腸詰も格別の旨味があって。
 
回しかけられた甘さのある醤油だれも香ばしく、この煲仔飯、以前横浜中華街で食べたものよりもいっそおいしいなと感じられた。すっごく満足。
 
となればデザートもしっかり食べておきたいわけで、蛋撻も1人1つ。
 
ラードを使った練りパイ風の蛋撻は甘さしっかり、香港の高級中華の味というよりは、街の喫茶店(茶餐廳)の味という感じ。
 
どこか懐かしいような味わいで。
 
そしてこちら、これも大好物の楊枝甘露。
 
私の印象では、ココナッツ風味のマンゴースープにグレープフルーツの果肉が入っている風なものという認識だったのだけど、ここのお店のは、マンゴーピュレが8割という感じ。
 
底にココナッツミルクとタピオカ多め、そしてグレープフルーツの果肉は控えめで、かなり濃厚なマンゴー味のスイーツだった。
 
これはこれで美味ではあったけれど、ちょっと重めだったかな……。
 
他のスイーツメニューは、定番の芝麻球だったり、椰汁糕だったり。ドリアンパイがあったことに興味津々。どんな味がするのかな。
 
そんなこんなで店を後にした後は、松坂屋の地下食料品売り場をちらっと歩きつつ、かっぱ橋に向かい、「酒のサンワ」のかっぱ橋店で、先日飲んでおいしかった"十九 かっぱラベル 19 純米大吟醸"を買ってきた。
 
それと気になっていた、"鳳凰美田 ミクマリ FLY HIGH CLOUDY"も。
 
去年あたりから往年のおいしさが戻ってきた感のある鳳凰美田、
 
日光の御神水で仕込んだ純米大吟醸酒のにごりバージョン。
フレッシュ感を封じ込め、ガス感をさらに引き立てたスパークリングにごり酒。
 
ということで、もうこれ絶対おいしいよねと期待大。
 
道具街ものんびり見て歩きたい気持ちはあったものの、あまりの混雑でこれはあかんと、早々、この買い物だけしたところでかっぱ橋を後にしたのだった。
玉子豆腐
「角上魚類」の
 まぐろかま \449
 刺身 鮪たっぷりお得盛 \1300
「ニュークイック」の
 タマゴが主役のポテマカたまごサラダ
チューハイ(サッポロ 濃いめのグレフルサワー)
夕飯は、私が酒瓶3本+松坂屋で買ったパンだの惣菜だのの荷運びをさせてもらい、だんなが船橋で途中下車してお刺身だったり惣菜だったりを買ってきてくれて。
 
日本酒も良いねと話していたのだけど、昼食が思った以上に腹持ち良くて一向にお腹が空かなかったのと、昨日のジム疲れも割と本格的で、
「日本酒でもビールでもなく、酸っぱい系サワーが飲みたい……」
と、チューハイ飲みつつの夕飯になった。だんなはビールにしてたかな。
 
すっかり気に入りのマグロのカマを焼きつつ、本鮪入りの刺身盛りは、息子に7割方あげて、残りをだんなと半分こ。
 
ニュークイックの玉子たっぷりのポテマカサラダと、東北の四角い玉子豆腐は、以前スーパーで見つけて買ってきたもの。
 
アルミホイルでくるんで焼いたカマは今日もこんがりおいしく焼けて、これはお腹空いてなくてもおいしく食べられる……と、骨際の肉をせっせと削って口に運び。
 
このカマ焼くと、台所周りが相当に魚臭くはなってしまうのだけど、美味には代えがたいわけで、今日も魚焼きグリルは大活躍なのだった。