2016年11月19日土曜日

謎解きと牡蠣夕飯

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
ハニトー風トースト
炒めウィンナー&目玉焼き
カフェオレ
昨夜はお酒飲んで米飯は食べずに食事を終わらせてしまったからか、朝起きるとすっかり空腹。
 
パンを厚切りで食べちゃいましょう、と、手持ちのヨーグルト風味食パンを厚切りにして格子に切り込みを入れ、バター多めに乗せてトーストして、「ハニトー」風に食べた。ウィンナーと目玉焼きも添えて、ボリュームたっぷり。
 
今日はあいにくの雨模様で気温も低いけれど、だんなと謎解きにお出かけー。
新橋「台湾麺線」にて
 九份セット \1200
 台湾豆苗炒め \680
今日は夕飯に予約があるので、ゆっくりスタートで良いねと、昼御飯のタイミングで都心に出て、まずはご飯。
 
つい数週間前にも池袋で台湾御飯を食べていたはずなのだけれど、「麺線と魯肉飯が食べたい食べたいまた食べたい」ということで、新橋の「台湾麺線」に行ってきた。
 
今はちょうど、期間限定で「鶏肉飯」がランチメニューに復活していて、こっちも食べたい……と激しく悩みつつ、結局初志貫徹で魯肉飯とミニサイズ台湾麺線が食べられる「九份セット」を注文した。1200円で、好みのドリンクもついてきて、ビールを選ぶこともできる太っ腹価格。ビールはもちろん台湾啤酒で。
 
新橋「台湾麺線」にて。日本の豆苗とは全く違う、このワサワサっぷり。 おつまみに台湾豆苗炒めも注文してビールのおつまみにいただいた。
 
「日本の細い豆苗とは違い、大きな葉としっかりした茎が特徴です!ほのかな豆の香りと食感が絶品です!」
 
とメニューの説明文にあった豆苗炒めは、「おすすめ」の文字つき。その説明通りに、ほうれん草に似た外見の、立派な茎と葉の豆苗だった。でも確かに風味は豆苗で、身近な日本の豆苗を想像すると、全く違って面白い。
 
魯肉飯と、香菜多めの麺線。ここの麺線は、本当に美味しいです。本場の味。 「香菜大丈夫ですか?」
と注文時に聞かれ、「大好きです!多めで!」と答えた結果、香菜増量サービスしてくれたらしい、九份セット。
 
麺線にはモツもたっぷり。柔らかく煮てほぐれている部分と食感が残る部分が絶妙に混じる魯肉も、「そうそうこれこれ」という感じで、本当に美味しいのだった。
 
このセット食べると、しみじみと「あー台湾行きたい」と思うのだけど、来年あたりは行くことができるかなー。小粒の牡蠣がざくざく入った麺線が恋しい。
 
で、食後はいざいざと、事前に買ってあった(だんなが買ってきてくれていた)謎解きキットを持って、ナゾトキ街歩きゲーム「地下謎への招待状2016」に挑戦。
 
東京メトロに行って、謎解きしつつ「次はこの駅」「今度はあの駅」と色々な駅を巡って、最後の答えとなる文字列を導き出す謎解きゲームだ。
 
今回は今までとはまたちょっと毛色の違った部分があって、新鮮な気持ちで楽しめた。行き先の設定とか、謎の作り方とか、相変わらず上手いなぁ、と。ラストの謎は、私が気付いて無事クリア。麺線食べたり買い物したりの関係無い移動も含めて、今日の総歩数は18391歩だったらしい。けっこう歩いた。
 
謎の難易度はやや易しめ。ヒントページまで用意されているから、もうちょっと難易度上げても良いような気がするけれど、そうすると敷居が高くなっちゃうんだろうなぁ。
 
いつものリアル脱出ゲームよりも参加者の年齢層が幅広く、英語版キットも販売されているということもあって、海外からの旅行客らしき人たちも楽しそうに謎解きをしていた。某所では、「この日本語がちょっとわからなくて……」と台湾からの挑戦者に声をかけられたりして。
新日本橋「Mont d'Or」にて
 牡蠣のプレミアムコース~ワインボトル1本付き \13210→\6600
 バルバリー鴨の炭火焼き \1380→\1200
 ドゥーブル・フロマージュ \500
 フロマージュ・プリン \500
 ダブルエスプレッソ \400
で、夕飯は新日本橋に移動して、牡蠣とワインの夕御飯。
 
チーズとワインが自慢のビストロ、店名もチーズの名前の「Mont d'Or(モンドール)」というお店から共同購入クーポン「お二人様限定!1名当たり3,300円!生ガキ、焼牡蠣含む牡蠣尽くしのコース+ソムリエ厳選のワインボトル」が先月発売され、「あらこれ美味しそう」と買ってみた次第。
 
使えるのは「ランチ(金日祝除)と土日祝ディナー」という縛りがあったものの、基本的にお出かけは週末の私たちにはちょうど良い設定。「牡蠣コースとワインボトル1本で2人分のクーポン」というのも面白かった。
 
実際、興味を惹かれた人は多かったみたいで、このクーポン、全部で450枚(=900人分)売れたらしい。
 
新日本橋からすぐの、裏通りに面したこぢんまりとしたお店で、1階は厨房に面したカウンター席のみ。地階にテーブル席がある風で、この牡蠣コースのお客さんは1階のカウンター席のみで提供、という感じらしかった。
 
出てきた料理は、こんな感じ。
 
  • ボトルワイン(赤もしくは白)1本
  • 自慢の前菜3種盛り合わせ 2名分
  • 産地直送生牡蠣 4個
  • 牡蠣のシャンパンジュレかけ 珍味添え 2個
  • 焼き牡蠣 2個
  • 牡蠣のガーリックオーブン焼き 2個
  • トマト&モッツァレラオーブン焼き 2個
  • 牡蠣のグラタン ロックフェラー 2個
  • 牡蠣フライ 2個
 
「Mont d'Or」にて、前菜盛り合わせ。どれもワインに似合います。 前菜は、左から、ワカサギのエスカベッシュ、ラタトゥイユ、パルマ産生ハム。
 
ちゃんと1人分ずつ盛られてやってきた。
 
ワインは赤か白かを選ぶことができて、更に「辛口、中辛、甘口からお選びいただけます」とのこと。牡蠣尽くしということもあって、じゃあ辛口でとお願いしたら、オーストラリアのシャルドネ、「BATCH 106」というワインがやってきた。
 
帰宅してから検索したところ、お手頃価格で美味しいと評判のワインだったみたい。フルーティーでバランスの良い味わいの、飲みやすいワインだった。
 
どーんと、生牡蠣プレート。大ぶりの牡蠣と小ぶりのと、種類が違うのがやってきました。 大きなもの4個が○○で、小さいのが○○……と説明いただきながら出してもらったのだけれど、品種は忘れてしまった、生牡蠣プレート。
 
大きなサイズのものは手のひらサイズで本当に立派。シンプルにレモンだけでいただく生牡蠣と、あとはシャンパンジュレとキャビア(?)を添えたものと。
 
甘さを感じる、新鮮な美味しい牡蠣だった。
 
今度は焼き牡蠣。シンプルな焼き牡蠣と、ガーリックオーブン焼き。 こちらは、シンプルな「ただ焼いただけ!」の焼き牡蠣と、香草風味のガーリック焼き。
 
お店はなかなかに混雑していて、料理が出てくるペースはのんびりめ……なのは全然良いのだけれど、カウンター向こうの厨房からは、けっこう派手にがちゃんがちゃんと皿の音が聞こえてきて、シェフが体調を崩しているのか、咳をする音も頻繁に聞こえてくる。
 
挙げ句には、厨房の端がメインディッシュの炭火焼をする場所だったようで、その煙がもうもうとカウンター側に……。
 
料理はどれも美味しかったし、通常メニューもお値段お手頃。内装の感じもセンスが良いし、接客も悪くなかった……のだけれど、カウンター向こうの空気に、
「だ、大丈夫?……何か、手伝いましょうか……っ?ていうか、余計な追加の注文とかしない方が良いのかな……?」
と感じてしまったのが、とても残念だった。
 
ていうか、これは、オープンキッチンにしない方が良かったお店じゃないのかな、と……(せめて客席との間にガラス張るとかしちゃった方が良いのでは、と……)。
 
ともかくも、最後の牡蠣料理が、今日の一番上の写真。
 
トマト&モッツァレラのオーブン焼き、グラタン風、そして牡蠣フライ。
 
「ロックフェラー」とあったけれどほうれん草が入っていなかった(ほうれん草、今すごくお高いしね……)のががっかりだったけれど、でも、どれも全部美味しかった。牡蠣フライには、ソースとタルタルソースが両方かかっていて、タルタルソースはビネガーが効いた大人の味わい。
 
チーズたっぷりのグラタン風がたいそう美味しくて、それをつつきながら、だんなから「俺はいかにロックフェラーが好物か」を蕩々と語られた。私が思っていた以上にだんなはロックフェラーが好きらしく、そこまで好きなら、そのうち牡蠣を買ってきて家で作ってあげようかなと。
 
これは追加注文の、バルバリー鴨の炭火焼き。 で、そんな感じにお店は忙しそうだったのだけれど、「ポンパレチケット オプションサービスメニュー」なる手書きのメニューを渡されて、もし宜しければ追加のお料理もどうぞ、とのこと。
 
チーズの盛り合わせの3種類が通常価格600円(←安い……)が500円、5種類1000円が800円。チーズフォンデュやバーニャカウダ、パスタやリゾット、ラザニア、肉魚料理も、どれも都心とは思えないお手頃価格で、しかもどれも美味しそうだった。
 
あれが美味しそうこれが美味しそうとだんなと相談して、「バルバリー鴨の炭火焼き」(通常価格1380円が1200円)を注文。
 
ロゼ色に綺麗に焼かれた鴨はボリュームもあって、定番のバルサミコ酢ソースが添えられていた。添えられた野菜は、じゃがいもやパプリカ、蓮根、芽キャベツなど。
 
最後はついついデザートまで。店名通り、チーズデザートが多かったです。 最後は、ついついデザートまで。
 
チーズの名前を店名に掲げるだけあって、デザートメニューも、チーズものがたくさん。
 
「ゴルゴンゾーラのベイクドチーズケーキ」や「ティラミス フランボワーズソース」などにも心揺れつつ、私は「フロマージュプリン」、だんなは「ドゥーブル・フロマージュ」を。
 
カラメルソースが底に入ったフロマージュプリンも、クリーム濃厚な層とチーズ味濃厚な層の2層に分かれたドゥーブル~も、どちらも優しい味で美味しかった。
 
デザートメニューの裏はランチコースの案内になっていて、「え?こんなに出てくるの?ほんとに?」というボリュームのメニューが、2500円。
 
メインディッシュは「本日の主菜5種よりお選びください」となっていて、手書きのその5種は、
 
・黒毛和牛ハンバーグとフォアグラのパイ
・牡蠣とキノコのガーリックオーブン焼き
・若鶏の香草ロースト
・エゾ鹿のロースト
・厚切り豚ロースのロースト
 
と、好物ばかりが載っていたのだった。いいなあ、ランチでエゾ鹿のローストとか気軽に食べられるの、幸せすぎる。
 
「これはまた来たいねー」
「早めの土曜ランチとかだったら、ささっと食べられるかな?」
と、「次」に期待を寄せつつ帰宅した。