2018年7月21日土曜日

日本酒の夜

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
たっぷりたまごサラダパン
ペコちゃんのミルキーロールパン
沖縄県産マンゴー
アイスカフェオレ
「……あ、ミルキーパンが出てる」
スーパーのパンコーナーのワゴンに平積みになっていた、「ペコちゃんのミルキーロールパン」は、昨日がまさにその新商品の発売日であったらしい。
 
「これは"当たり"という神の声が聞こえる……気がする」
と、買ってきてみた。
 
サイズも見た目もロールパン。中央に期待よりは控えめな量のミルククリームが詰まっていて、その風味は正しくミルキーで、そしてその口当たりとかがかなり「アンデルセン」のミルクフランスのクリームに近い感じ。
 
「……ああ!私、なんであんなにアンデルセンのミルクフランスが好きなのかしらと思ってたけど、あれね、方向がミルキーっぽいからだね!」
そんなことに初めて気付いてしまった今日。
 
そしてたまごサラダパンは、セブンプレミアムマークのものだった。味は、まあ、ふつー。
津田沼「長寿庵」の
 冷やし揚げもちおろしそば
麦茶
今日は息子一日お出かけで、夜は共同購入クーポン使って日本酒飲みに行こうということになっていて。
 
お昼にもちゃんと何か食べたいけど、今日も大変な暑さで買い物に出るのも料理するのもめんどくさいわ……ということで、地元のお蕎麦屋の出前を頼むことにした。
 
名前も「長寿庵」とよくある感じで、いかにも普通な感じの「街のお蕎麦屋さん」だけど、すごくちゃんと美味しい。
メニューも豊富。出前迅速。
 
地元の蕎麦屋の「冷やし揚げもちおろしそば」。揚げもち!おいしー! 大変な気温だというのに、私としたらうっかり「冷やし揚げもちおろしそば」なんてものを注文してしまって、綺麗に衣のついたあつあつの揚げ餅をもちもちと食べる事になったのだった。
 
あー、いいなお餅、お餅食べたいなーと思ってしまったのよね。なんでかね。
 
冷たいだしに冷たい麺、刻みきゅうりとトマトとわかめ、たっぷりめの大根おろし。
揚げ餅は2個!でっかい!
 
多分これ、冬にあったかいうどんとかで食べても美味しいのだろうけど、冷たい麺に温かい餅という組み合わせも最高に美味しかった。
 
とてもすてきな昼御飯。
有楽町「シンパチキング」にて
 初夏のおまかせ7品+日本酒ペアリング3杯+飲み放題
     \6500→\3500→\3350
 牛すじ煮込み \580
そして夜は、買ってあった共同購入クーポン「【58%OFF/日本酒ペアリング3杯+120分飲み放題】入手困難な地酒が自慢の日本酒専門店。築地直送の鮮魚と美酒が交わる、芳醇マッチングを召し上がれ《日本酒ペアリング3杯+飲み放題付き初夏のおまかせ全7品》 」を持って、有楽町へ。
 
国際フォーラム裏にあるビルの地階の飲食店街(気になるお店が色々あった)にあったそのお店は、「個室海鮮居酒屋 シンパチキング 」という名前。
 
飲み放題つき料理7品に、飲み放題には無い日本酒3種類がついてきて通常価格6500円が3500円ですって。クーポンサイトの割引使って、そこから更に150円引き。
 
飲み放題には本来生ビールは含まれないということだったけど、ハッシュタグつきでSNSに投稿したら生ビールも対象になるということで、その課題をクリアしてまずはビールを一杯。ついてくる日本酒は1人お猪口1杯程度かと思いきや、1種類1人半合ずつ供されて、いーい感じに酔っ払った。おいしい日本酒出してくれたし、良いお店だったな。
 
出てきた料理は、こんな感じー。
料理に合わせて日本酒を出してくれたのも嬉しかった。
 
  • 先附
    おかひじきのおひたし
    あさりの深川
    きびなごの南蛮
     +生ビール
  • 刺身盛り合わせ
    カンパチ・真鯛・スズキ・ぼたん海老
     +開運 ひやづめ純米 山田錦
  • ふぐの白子とまこも茸の天ぷら
     +悦凱陣 純米 赤磐雄町 無濾過生
     +夜の帝王 特別純米
  • 鰈の煮付け
  • 酒肴2種
    酒盗のクリームチーズ
    梅水晶
     +竹泉 熟成愛酒 りん 2017年 一期一会
  • すっぽん雑炊
  • 黒蜜がけ抹茶アイス
     +アイス緑茶
 
有楽町「シンパチキング」にて。日本酒に合う先附を、でもまずはビールから。 先附から日本酒に合いそうなものだったのだけど、どうにも喉が渇いてしまったので、まずはビールから。
 
このお店は一番搾り。うれしいね。
(というか、飲み放題対象がスーパードライだと、もうその理由だけでその店のクーポンは買わない我が家……)
 
左から、おかひじきのおひたし、あさりの深川、きびなごの南蛮。
 
ややあっさりめの味付けで、逆にそれがこの蒸し暑さの中では食欲をそそってくれる。
 
当日お店で1人1000円出せば、日本酒も飲み放題対象になるとか、料理の量が増えるとか、料理がグレードアップするとか、色々なオプションがあったのだけれど、料理はそのままで充分満足な内容だったしお酒も同様。
 
ただ、グランドメニューに「牛すじ煮込み」があったから、これとビールは合いそうだねとそれだけ追加注文させたもらった。
 
大きな牛すじに、その下には豆腐も2切れ。こっくり味で美味しい煮物でした。 というわけで、牛すじ煮込み、どーん。
 
醤油ベースのこっくり味。
大ぶりにカットされた牛すじに、こんにゃく、ごぼう、葱などなど。
 
下には豆腐も2切れ隠れていて、ビールのアテにも日本酒のアテにもお似合いだった。
 
綺麗に盛られたお刺身(今日一番上の写真)は、開運のひやづめ純米、山田錦。
 
開運って、伝説的杜氏の波瀬正吉さんが居た蔵なんですって。
「これ、波瀨さんじゃなくなってからのですよね?」
なんて話をだんなは店長に振って、「日本酒お詳しいですね」なんて話になり。
 
私たちの話をちょいちょい聞いてくれていたらしい店長さん(お燗番、ですって)、その後のお酒も悦凱陣を出してくれたり、古酒をお燗で出してくれたりと、良い感じのものばかり飲ませてくれた。
 
ふぐの白子とまこも茸の天ぷらには、「2種類飲み比べてみてください」と、悦凱陣 純米 赤磐雄町 無濾過生と、夜の帝王 特別純米を。
店長さんのお勧めは、後者。
 
旨味はしっかりあれどすっきりと洗い流してくれるような夜の帝王は、揚げ物にすごーく似合う。特にまこも茸の天ぷらに。
それよりはずっしり系の悦凱陣は、案外とふぐの白子にお似合いで。
 
「どっちもおいしい」
「鰈の煮付けと悦凱陣が、また」
なんて話しながらくいくい飲んでしまった。こっくり煮付けた煮魚も、これまたお酒の良いアテで。
 
酒肴に梅水晶。鮫の軟骨なんですって。 そしてご飯ものが出る直前に、酒肴として、酒盗クリームチーズと、梅水晶。
 
梅水晶って、梅肉和えの鮫の軟骨なんですって。コリコリしてて爽やかで良い感じ。
 
出してくれた古酒は、色味は古酒の風格だけれど風味は割と穏やかで。
 
これは毎年配合を変えつつ出しているブレンド古酒だそうで、出してもらったのは兵庫県産特等山田錦60%精米6年熟成と特別栽培米五百万石60%精米5年熟成のブレンドなんですって。
 
酒のラベルはそんな云々については裏側にひっそり記載されていて、表にはおっさん(?)2人の水墨画と「淋しがりやが一升さげてさびしがりやに逢いにくる」なんて詩句が。淋しがりやが持参する酒にしては、割と主張が強いと思う。
 
そして最後はすっぽんの骨で取っただしの雑炊と、黒蜜をかけた抹茶アイス。
 
グランドメニューもなかなかお手頃価格だし、だんな曰く、厨房近くにあるお酒冷蔵庫には魅惑的な酒が色々入ってたそうで、また来てゆっくり飲みたいな。東京駅徒歩圏内というのが、またうれしい。