2017年7月29日土曜日

お久しぶりブノワ

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
フレンチトースト
アイスカフェオレ
今日の朝御飯は、ささっとフレンチトースト。
 
ピーターパン」で買ってきたバゲットは、あまり「バリッ」とした感じではなくて、ナイフを当てるとちょっとふわふわした感覚があった。バゲットとしてはちょっと物足りない感じではあったけど、そのスカスカな感じ(?)がむしろフレンチトーストには悪くなく。
 
卵液たっぷり作って絡ませてからしっかり焼いて、バターとシロップで。
 
今日は、「昼御飯抜いて臨まないと到底食べきれないフレンチディナー」に行く予定なので、お昼御飯は抜きで。代わりにフレンチトーストは3切れ食べた。
表参道「BENOIT」にて
 ENTREE + 2 PLATS + DESSERT + CAFE \9100
     仔牛と彩り野菜の冷製 地中海風
     ブルターニュ産エイひれのムニエルグルノーブル風
     色々な部位の豚肉のミジョテとじゃがいも
     バニラ風味のミルフィーユ
 グラスワインセット \5000
7月最終日は、だんなの誕生日。
 
お祝いしましょー!と、今日は2人で外食することにした。向かったのは、久しぶりの表参道のビストロ「BENOIT」。
 
選ぶ品数によって値段が異なるプリフィクスメニューのお店で、がっつり
前菜+メインディッシュ2品+デザート+コーヒー
をいただいてきた。なんとか、食べ切れた。(メインの添えもののじゃがいも2切れだけ食べきれなかった……)
 
お酒は、グラスワイン3杯セットが魅力的だったので、それを。
 
前菜:仔牛と彩り野菜の冷製 地中海風
低温調理のしっとり食感、仔牛の冷製♪ 前菜、私は「仔牛と彩り野菜の冷製 地中海風」を。だんなは「蟹とズッキーニのショートパスタ“カサレッチ”」。
 
低温調理の綺麗なピンク色のお肉の上は、ルッコラやプチトマト、パルミジャーノにオリーブにと、ちょっとカルパッチョな感じ。
 
しっとり口当たりで、とっても美味しかった。
少し交換しただんなのカサレッチは2種類の蟹肉を使っているそうで、これも見た目以上に蟹蟹していて、良い感じ。
 
お酒はロゼのシャンパン、「Gosset Celebris Rose」。
 
すっきり口当たりの良い、でも程よくどっしり感のあるロゼシャンパンだった。色合いがキュートでとても綺麗。
 
メイン:ブルターニュ産エイひれのムニエル グルノーブル風 ほうれん草
お魚は、エイヒレで。想像するエイヒレの2倍くらいのサイズでした。 追加料金1000円で、いやでもこれ、気になるんだよねぇ……と、メインディッシュ1皿目は魚介にしましょうと、「ブルターニュ産エイひれのムニエル グルノーブル風 ほうれん草」を。
 
だんなは「帆立貝のソテー フランス産スペルト小麦と三浦産野菜」。
 
お酒は、辛口のロゼ、「Ch. Minuty 281 2015」。
 
透明感のあるとても綺麗なロゼで、蔵名の「281」はボトルの装飾に使われている綺麗なブルーの色の名前(だか登録商標だか?)なのだとか。
 
フルーティーで、でも甘さは控えめのすっきりな口当たり。
 
そしてエイヒレは、「エイヒレ」という名前で想像したサイズの倍くらいあって、かなりの衝撃だった。
 
中心には軟骨が残っているので、それをこそぐよに外しながら両面からもぐもぐ。魚の下にはたっぷりの甘いほうれん草と、ケッパーが使われたソースはレモンの酸味も感じるさっぱりとしたものだった。
 
メイン:色々な部位の豚肉のミジョテとじゃがいも ラヴィゴットソース
ミミガーが、想像していたミミガーじゃなかった……(こんなのばっかり) メイン2品目は、パリのブノワの人気メニューなのだという「色々な部位の豚肉のミジョテとじゃがいも ラヴィゴットソース」。追加料金700円。
 
だんなは「仔牛のブレゼ 香草風味の白いんげん豆の煮込み」。
 
お酒は「Domaine Georges Lignier & Fils 2011」、ミネラル感たっぷりのブルゴーニュの赤。
 
料理は「とろけるほど柔らかく煮込んだ豚の頭(頬、舌、耳)とゆでたじゃがいも、酸味の効いたラヴィゴットソースを組み合わせた王道ビストロ料理」なんですって。
 
豚の頬肉、タン、耳(ミミガーだね)は、想像していた以上の大ぶりカット。中くらいサイズのじゃがいもが1/4カットでごろごろ入っているのだけれど、それと同じサイズで、肉がざっくざく入っているのだった。
 
想像では「トリッパのトマト煮」程度の肉の大きさだったから、ごろごろと「噛みしめて食べる肉」のサイズには感動。どれも臭みなく、柔らかく下煮されていて、魚料理とは違う方向の爽やかな酸のあるソースもよく似合っていた。
 
パリの本店でも、同じ味なのかな。行ってみたいねとだんなと会話していたら、給仕の方曰く、良い雰囲気ですよ、と。
「ただ、席の間隔がとっても狭いです」
ですって。
 
バニラ風味のミルフィーユ
だんなのデザート、ピーチメルバ。桃が甘くて最高でした。 そしてデザートは、2択で悩み悩んだ末に、結局いつもの「バニラ風味のミルフィーユ」(今日の一番上の写真)を。
 
シメにこれが食べたくてこのお店に来ている感すらあるくらいのお気に入りデザートなので、これはもう仕方無いねと、今日もうっとり堪能した。
 
テーブルに出てくると同時に
「綺麗に食べることは諦めてください」
と言われるというのはいかがなものかと笑ってしまいつつ、確かにそれは真実で、「つきあい始めたばかりの、まだ緊張感ある恋人同士のデート」では注文しない方が良いかなという気がしないでもない。
 
直角にナイフを入れてもクリームが潰れるし、パイもはらはら壊れていくし、今日もたいそう厄介なミルフィーユだった。でも素晴らしく、おいしい。
 
そして、ネーム入りのプレートつきのだんなデザートは、「和歌山県産あら川の桃 ピーチメルバ」(追加料金800円)。
 
これが今日イチオシのデザートだった。なんでも、桃が「清水白桃」になったそうで、これが最高に美味しいのだとか。旬はたったの2週間程度、この前は白鳳で、その後は川中島に変わるそうだけど、清水が美味しいです、とのことだった。
 
たっぷり半割サイズのジューシーな桃のコンポートに、たっぷりのクリーム、アーモンド、バニラアイスクリーム……という感じ?一口味見させてもらったけれど、余計な甘さを加えすぎていない桃がとても良かった。
 
あと少し、胃袋に余力があったら「追加料金払うのでピーチメルバ、おかわりください」と言いたかったくらい。(可能かどうかは知らない)
 
今日の帰りがけのお土産お菓子は「ギモーヴ」だった。手のひらサイズのを、1人1個。
 
「北島亭といい、なんで帰りがけにお土産くれるんだろうね?」
「まあ、"みかん1個"とかはけっこうびっくりするけどね」
でもお菓子もみかんも、どっちでも嬉しいよね、と、雨の中、帰宅した。今日は午後からずっと雨。