2019年11月12日火曜日

大塚国際美術館に

大塚国際美術館に行ってきましたよ。こちらは目玉のシスティーナ礼拝堂。
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
リッツカールトン大阪内「スプレンディード」にて
 朝食ブッフェ
私も大概、早起きしてがさがさ活動を始めるけれど、母ときたら3時台からがさがさごそごそ。結局私も4時過ぎに起きることになって、「なんか、お腹空いてきた……」なんてことに。
 
奥にはピザ窯も見える、イタリアンレストランでの朝食ブッフェです。 今回は朝食つきのプランにしたので、連日1階のイタリアンの店「スプレンディード」でブッフェ朝食。
 
ものすごく種類があるというほどでもないけれど、冷菜も温菜も、洋食も和食も、ほどよく種類が揃っている。
 
フルーツもたっぷりあるし、ひっそりとスパークリングワインまでブッフェに含まれていたりして。
 
自家製野菜ジュースは、キャロット&アップル&ジンジャーと、スピナッチ&キューカンバー&セロリ。今日は人参ジュースを貰ってみた。爽やかな甘さで、適度にドロッと濃厚で良い感じ。
 
トリュフオムレツには削ったトリュフもかけてもらえます。 これ以外にスペシャリテがあるのかしらと首を捻りたくなる、去年もこれだったスペシャル卵料理はトリュフオムレツ。
 
うっかりそれも貰ってしまいつつ、サラダやスモークサーモン、ハムやチーズもいただいて。
 
昨日の朝が「パン・オ・ショコラを期待していたのにそうじゃなかったチョコパン」で軽くがっかりしたので、ミニサイズのパン・オ・ショコラとマロンデニッシュも皿に盛った。
期待以上のさくさくぱりぱり食感で、すごく良い感じのデニッシュ。
 
 
朝食ブッフェに節制という選択肢は無いのです……。 そして前回も喜んで毎回口にしていた、濃厚で美味しいコーンスープは、私もたんまりいただいたし、母に至ってはおかわりまでしつつ。
 
ヨーグルトに自家製らしいりんごジャムを落として食べたらすっかりお腹一杯に。
淡路島「ウェスティンホテル淡路」内「コッコラーレ」にて
 ランチブッフェ
今回の旅、母の最大の目的は、徳島の「大塚国際美術館」に行くこと。
 
「もうヨーロッパは遠くてしんどいから、せめて偽物でいいから名画にまみれたいわー」だそうで、最初は徳島に飛行機で飛んでとか色々考えたのだけど、大阪を拠点に日帰りバスツアーで行くのが実は一番楽なのではという結論に。
 
ウェスティンホテル淡路のランチブッフェつきのツアーが良さげな感じだったので、これを予約しておいたのだった。集合が9時過ぎというのも割とらくちんで良い感じ。
 
ウェスティンホテルは、神戸側から淡路島に渡ってすぐくらいのところにあった。所要時間は梅田から1時間半くらい。
 
もうすっかり団体客を受け入れている風な2階のレストラン「コッコラーレ」に誘導され、制限時間1時間という中、せっせと色々いただいてきた。
 
団体料理だしなあ……と危惧していたほどにはいまいちでもなく、「ひょうご五国ブッフェ」と、地産地消のコンセプトの料理は美味しいものも色々で。
 
webサイトに掲載されていた料理リストも参考に、並んでいた料理はこんな感じ。
 
  • 淡路玉葱のロースト
  • 但馬漁港から届くお造り(ぶり・鯛)
  • 蛸のカルパッチョ風 丹波産野菜を添えて
  • シルバーサーモンのマリネ コブサラダ風 五種豆と五穀と共に
  • 神戸ポークプレミアムのしゃぶしゃぶ 丹波産野菜ソース入りゴマソース
  • 丹波産猪肉入りライスペーパー包み
  • 低温調理をした淡路どり 丹波産人参と淡路産人参のドレッシング
  • 合鴨パストラミ 丹波の田舎味噌入り葱味噌ソース
  • 若手シェフの一品 自家菜園のバジルが香る淡路どりと生ハムのサルティンボッカ風
  • 神戸ポークのフリット 黒酢ソース
  • チキンフリカッセ
  • 牛肉のBBQスタイル
  • キノコたっぷりラザニア
  • 丹波種黒豆入り淡路どり御飯
  • 淡路牛 丹波産鹿肉 焼きそば
  • 自家製ピッツァ
  • 淡路オニオンカレー
  • 淡路玉ねぎスープ
  • 牡丹鍋
  • 淡路牛乳入りパンナコッタ
  • ロールケーキ
  • アップルパイ
  • エッグタルト
  • ミルクボウル
  • 丹波黒豆を使用した苺のショートケーキ
 
60分でも案外色々食べられるもので。瀬戸内のお魚、おいしー。 この9つのマスに分けられた皿が、そこそこ使い勝手が良く、少しずつ色々存分に盛ってくることができた。
 
美味しかったのは、やっぱり玉ねぎ!
 
玉ねぎのグリルも食べたし、玉ねぎカレーも玉ねぎスープもいただいた。
 
あとは瀬戸内のお刺身も美味しくて、ブリと鯛の2種類だったけど、「あ、地元で買うブリより美味しいかも」という印象。
 
鹿肉や猪肉を使った料理があったのも、ブッフェにしては豪華だなーと思ったのだった。
 
デザートは、淡路牛乳のパンナコッタが最高でした。 どこかの口コミサイトで、ここのデザートは出来合いの冷凍ぽかったというのを見て期待していなかったのだけど、デザートも、なかなか。
 
見た目は多少がっかりなものもあったけど、多分、基本は自家製のものだったと思う。確かに見た目は業務用の冷凍ケーキに近いのもあったものの、黒豆を使ったショートケーキもまっとうな味だったし。
 
気に入ったのは淡路牛乳のパンナコッタ。これは美味しくてちょびっとおかわり。
 
あんまり食べると眠くなっちゃうなーと思いつつ、今日の夕飯は場合によってはかなり遅くになりそうと聞いていたので、そこそこしっかり食べておいたのだった。
徳島「大塚国際美術館」内「Cafe de Giverny」にて
 すだちスカッシュ
そしてやってきました「大塚国際美術館」。
母体は大塚製薬。創立75周年の記念事業として1998年に設立したんですって。すごな大塚製薬。
 
話には聞いていたけど、ここは「本物を1点も展示していない」美術館。
 
世界の名画を陶板で原寸大に再現した作品1000点余りが展示されており、日本最大級の常設展示スペースを有している。中でもミケランジェロ作「システィーナ礼拝堂」の天井画・壁画は、バチカン市国にあるシスティーナ礼拝堂を原寸大・複製で完全再現されている目玉の展示。
 
「システィーナ礼拝堂って、紅白で米津玄師が歌ったとこだよね?」
「そうなの?誰なの?知らないわ」
「うん、知らないの、知ってた」
などという会話をしつつ、私的には「そうか、ここがあのロケ地か」という聖地巡礼みが、若干。
 
本当は1時間弱の美術館スタッフによる案内がついていたのだけど、「え、それ、めんどくさいよね」「別に解説聞かなくて良いよね」と、私と母は最終集合の時間と場所だけ確認した後、とっとと離脱した。
 
解説を聞くこと自体は嫌ではなかったけど、ぞろぞろと数十人が固まって作品を見て歩くのがどうにもしんどくて。
 
ゴッホの「7つのひまわり」が展示されていたりするのも、この美術館ならでは。 やっぱり本物が持つ雰囲気には負けるものの、モナリザからヴィーナスの誕生からフェルメールからモネからマネからドガからピカソまで、世界の名だたる名画が次々見られる(しかも写真撮れる、触ることまで可能)というのは面白かった。
 
ゴッホのひまわりばかり、7つも並んでいるのも圧巻で。
 
システィーナ礼拝堂以外にも、聖堂やエジプトの墓っぽいのや儀式の間のようなものが再現されているのも異世界に迷い込んだみたいで面白かった。
 
5層にも分かれた展示は本当に広大で、解説をスルーして隅から隅まで巡った私たちも、20分ほど休憩のお茶して十数分買い物する時間がようやっと捻出できたくらい。解説を聞いた人たちは、絶対全部は見られなかったと思う。
 
このサイズの名画(の陶板複製)が山ほど見られます。 そんな感じだったから、添乗員さんも事前にバスの中で「地上階はほとんど見る必要はありません、ピカソのゲルニカだけ、興味ある方は行ってみてください」などと、酷い事を宣っていたけれど。
 
近代以降の絵画が飾られる終盤の地上階(システィーナ礼拝堂は地下3階にある)には、誰より好きなサルバドール・ダリの絵が2点あるしエルンストもキリコもエル・グレコもクリムトの「ユーディット」もあるしで、「どこが?どこが要らないと??」と憤慨のわたくし。
 
あ、でもマグリットは無かったな……(マグリットも大好き)。
アンリ・ルソーにクリムトにドガにと、ほんと、眼福でございました。
 
中には「あ、これオルセーで本物見たよ」「ルーブルで見たよ」「日本の展覧会で見たよ」というのもあったりして、懐かしかったりもして。
リッツカールトン大阪内「スプレンディード」にて
 ロケットサラダ \1900
 本日のスープ(パンプキン) 2×\1400
 リングイネ シーフードカルボナーラ \2600
 ピッツァ カプリチョーザ \2700
 マンゴーパンナコッタ \1500
 アイスクリーム(マンゴー&レモン) \1000
 ビール(伊 モレッティ) 2×\1400
 アッサムティー \1300
 ハーブティー \1300
3時間の美術館散策後は淡路島北端のSAでトイレ休憩を挟みつつ、梅田に帰還。
 
大阪に近づいて淀川を渡ってからの渋滞がなかなか大変で、8時近くになってJR大阪駅ガード下に降ろされたのだった。私たちにとってはホテルに近い側での下車でほんとに有り難く、「じゃあホテルで夕飯にしましょ」と部屋に戻らずそのまま遅めの夕御飯に。
 
朝食で訪れた「スプレンディード」はイタリアンのお店。
 
コースは時間がかかっちゃうから、「アラカルトで良いですか、多分母が1皿食べるのは大変なのでシェアさせていただきたいんですが」と伝えたら、注文した料理を取り分けられるものは取り分けてコース仕立てでお持ちしますと言っていただけた。
 
で、チェリートマトやオリーブ、パルミジャーノ・レッジャーノに香りの良いバルサミコ酢のドレッシングのルッコラのサラダと、スモークサーモン、鮪、キャビアが乗ったリングイネのカルボナーラ、マッシュルームとハムとアーティチョークのピッツァカプリチョーザを貰ってみた。
 
とても濃厚なカルボナーラでした。魚介の組み合わせって新鮮。 "本日のスープ"がパンプキンで、それも飲みたいと母が言ったので、それも。
 
カルボナーラは生クリーム系のもの。
 
サーモンやキャビアの磯臭さが、案外ソースによく似合っていた。
 
ピッツァも香ばしく、皮はパリッと&もちもちで。 皮はパリッと焼け、中は薄焼き、もちもちのピッツァも美味しかった。
 
チーズの風味も濃厚で。
 
そして魚や肉はスルーして、「でもドルチェは欲しいね」と、母はマンゴーパンナコッタ、私はシンプルにジェラート盛りで、マンゴーとレモン。
 
そうしたら、レモンジェラートがほのかなミルクの香りで爽やかなレモン味が実に実に美味しくて、母に「味見してみる?」と渡したら「もう返しません」と言われてしまうほどのもので。(なので私は途中からパンナコッタを食べていた……うん、こっちも美味しかったし、別に良いけども……)
 
聞けばこのレモンジェラート、ちょうど在庫を切らしていて急遽厨房のシェフが即興で作ってくれたものなのだそうだ。
「次回また注文いただいたら、違う味になっていると思いますが……」
と暴露話をされてしまい、残念だったりそんな即興の絶品ジェラートが口にできて嬉しかったりで、最後まで楽しい夕飯だった。
 
今日は12000歩歩いたみたい。なかなかにがんばりました……。