2019年11月16日土曜日

ブノワで鴨を

相変わらずの質実剛健ぶり、青山ブノワ。
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「Rodda's」の
 プレーンスコーン
 アールグレイ&ジンジャースコーン
 クロテッドクリーム
ジャムいろいろ
ミルクティー
息子は爆睡、だんなは帰宅せず……の土曜の朝。
 
昨日、銀座三越で買ってきた「Rodda's」のスコーンで、母と2人、朝食にした。
 
ごろりと大きなスコーンなので1人1個で充分かしらねと、プレーンのと、アールグレイ&ジンジャーのと。
 
ぶどうジャムにいちじくのジャム、ラズベリージャムとあれこれ食卓に並べて、クロテッドクリームもスコーンと一緒に買ってきた「Rodda's」のものを。
 
この店のクリーム、サイズが色々あって便利だわと思ったのだけど、つい先月にサイズ展開が広がったのであるらしい。
 
"28gのと453g の間のサイズがほしいのにー"という、皆様の声にお応えして113gと227gを緊急入荷致しました」とのことで、今回私たちが買ってきたのは113gのもの。スコーン8個分とあったけど、私の感覚では5個分くらいかな……(スコーンにはクリームこてこてつけて食べたい)。
 
お手本のような見た目とさくさくほろりとした心地良い食感、ころりと食べ応えがあるサイズ。
ここのスコーンはほんとに美味しい。
南青山「BENOIT」にて
 ENTRÉE + PLAT + DESSERT + CAFÉ \3800
     "サラダ・ブノワ" ベーコン/鶏砂肝のコンフィ
     鴨モモ肉の赤ワイン煮込み クリーミーなポレンタ
     モンブラン ブノワ風 +\1000
     アイスティー
 グラススパークリングワイン
 グラス赤ワイン
で、母が秋田に戻る最後の食事は、青山のビストロ「BENOIT(ブノワ)」で鴨を食べた。
 
元々は、パレスホテル東京の新ダイニング「ESTERRE」に行ってみたいねという話になって。
かつての「CROWN」も悪くなかったけど、リニューアルした新店は「アラン・デュカス氏をパートナーに迎え」とのことだったので、すごく気になっていたのだった。
 
で、今朝になって電話してみれば、当然のように満席だそうで、どころか、この先数ヶ月は週末の予約はぎっしりなのだそう。
 
まあ、今日の今日では難しいよねと、他にもネットで鴨が食べられるお店を探しつつ電話もしつつ、としてみたのだけど、帝国ホテルにもふられ、ネットで予約できるいくつかの店もランチの早い時間は既に満席、と。
 
なのでもう、東京駅からは離れてしまうけど「ブノワにしましょブノワに。あそこなら入れるはず!多分!」と電話して、めでたく席が確保できたのだった。
 
去年ディナーに訪れた時に、「あれ?ポーションがちょっと軽くなった?」と感じて、これなら母も3皿コースなら食べられるかなと思ったのだけど、全然甘かった。変わらずに、ばぼーん!どかーん!な盛りだくさんのボリュームに、質実剛健な、インスタ的"映え"とはちょっと遠い感じの料理たち。
 
ビストロブノワの名物サラダ。兎どころか羊の御飯という感じ……。 前菜のサラダのボリュームでさえ、これだもの。
 
母はかぼちゃのスープあたりにしておいた方が良いよ?と伝えたのだけど、私がオーダーした後に母もサラダで揃えてきて、結局、そこそこの量を私とだんなで手伝うことになったのだった。
 
砂肝や香ばしいベーコンも乗る、くるみやマッシュルームの存在もほどよい美味しいサラダだけど……まあ、量が、多い。
 
期待の鴨は、昨年食べたグリルっぽいものではなく今回は赤ワイン煮込み。
 
骨つきの鴨もも肉がどーんとストウブの両手鍋に収まっていて、添えられているのはシンプルきわまりない、柔らかくクリーミーに炊いたポレンタのみ。
 
肉が骨からするりと外れるくらいに柔らかくほろほろに煮えていて、滑らかなソースは濃厚かつ上品。
 
母の好みはこの濃厚な風味とは違うものだったかなと思ったけど、でもこれもまたとても美味しい鴨料理だった。
 
……よく考えたら、鴨が食べたかったらストレートにホテルニューオータニのトゥールダルジャンを目指せば良かったのかしら……(今度値段、調べておこう……)。
 
初めて食べた、ブノワのモンブラン。酸味が割と、鮮烈で。 そしてデザートは、食べてみたかったモンブランを。
 
これもまた、写真では判りづらいかもしれないけれど、大きい。とっても、大きい。
 
うず高いし、直径もそこそこだし、まあとにかく大きい。
 
モンブランクリームは和栗ブレンドで、そしてタルト生地の上、メレンゲやクリームの下になる形でカシスのソースが詰まっていた。
 
お店の人曰く、栗とカシスの組み合わせは定番だそうで、去年のモンブランはレモンの風味を合わせたとのこと。
 
悪くないけど、美味しいけど、でも私、栗には酸味は要らなかったかなー……と。定番のミルフィーユみたいな、「何も足さない」みたいな方が、好きだった。
 
母は紅玉の焼きりんごをオーダーしていて、これは小鍋にみっちり薄切りスライスのりんごが詰まっているという、想像を裏切る見た目のもの。
 
サワークリームを添えつついただくのだけど、これが、シンプルながらすごくすごく美味しかった。美味しかったけど、あの前菜のあのメインの後に紅玉りんご丸々1個は、やっぱりちょっと(いやかなり)多かった。
 
今日は土曜日、国連大学ではファーマーズマーケット開催中で、馴染みの柑橘屋さんで美味しいみかんを母も私も購入し、そしてタクシーに乗って東京駅へ。
 
予約していた新幹線の便にもちょうどなタイミングに戻ってくることができて、そして母は最後に「アンデルセン」の長時間発酵食パンを買っていた。
 
都会は美味しいものだらけで良いわねえと母は何度も言っていたけど、いや、こんなに美味しいもの尽くしになるのは母が上京するタイミング以外には無いですよ……っていう。
「Käfer」の
 人参とオレンジのサラダ
 白いポテトサラダ
 ローストビーフ
「551蓬莱」の
 エビ焼売
 焼売
「川勝總本家」の
 かき大根
 柚子と昆布の白菜漬け
だんな特製 にんにくの芽ともやしの炒め
中華風ハムとコーンのスープ(中国クノール)
羽釜御飯
ビール(サッポロ黒ラベル)
で、家族揃っての夕飯は、「551蓬莱」の焼売と、滅多に買わない「エビ焼売」を蒸かして、野菜炒めも食べたいのとだんなにもやしとにんにくの芽炒め(豚肉入り)を作ってもらい。
 
昨日のサラダ類が残っているし、大阪で買ってきた「川勝總本家」のお漬け物もあるしと、色々出して色々食べた。
 
「そう、こういうのが恋しかったの……こういう、フツーな炒め物……」
ほんのり中華風味、塩味ベースのもやし炒めが実に実に美味しくて。シンプル米飯もなんだか久しぶりで、それはもう大変に美味しかった。
 
さー、明日から、いや、週明けから再び(そこそこ)真面目にダイエット……。