2022年2月8日火曜日

直売野菜とハンバーグ

「フジパン」の
 おうちで焼きたてミニブール
「タカキベーカリー」の
 ミルクフランス 1/2本
ハムエッグ
高知県産柑橘(はるみ)
カフェオレ
フジパンの「おうちで焼きたて」シリーズが好きで、新しいのを見かけるとつい買ってしまう今日この頃、先日みつけたのは「おうちで焼きたてミニブール」。
 
食事パン的な食べやすそうな品で、焼いたら良い感じにふかっと柔らかな食感になった。これはなかなか良い感じ。
 
ついでに、一緒に見かけた「タカキベーカリー」のミルクフランスも半分に切ってだんなと分け合い、酸味と甘味のバランスの良い"はるみ"を食後にいただいて。
 
そして今日はジムだけれど午前中早いうちに自転車こいで谷津まで行ってきた。
目的地は「みんなのお店」という野菜直売所。
 
この地に引っ越してから、地元野菜が買える場所が近くにないか何度か検索していたのだけれど、最寄りは船橋駅前のヨーカドー内にある「わくわく広場」あたりになりそうで、JAのショップなどは近隣には見当たらず。
 
船橋野菜」という野菜宅配の素敵なサービスがあるのだけれどあいにく我が家は配達エリア範囲外。そんな中、先日の外食で谷津産の野菜を口にして、「え、ルッコラや紅芯大根を栽培しているような農家さんがこの界隈にあるの?」と、"谷津・野菜"で検索してみたらこの直売所の情報が得られたという次第。
 
地植えの畑とビニールハウスに挟まれたところにあった小さな小屋がそのお店だった。
 
販売は週に3度、火木土だそう。
 
「このへん全部ウチの土地だから好きなところに自転車止めていいよー」
とおばちゃんに言われて、いそいそ自転車止めて、お手頃価格の野菜が並ぶ中、いくらか買って帰ってきた。
 
ラディッシュ買いたかったけど今日は収穫日ではなかったんですって。残念。

で、買ってきてみたのはルッコラとプチヴェール(芽キャベツの新種)、紫白菜の"紫奏子"。
 
これ全部、1つ100円というお値打ち価格。
 
産地直送どころではない、「今朝収穫したて」な野菜が並んでいるのはほんとにとんでもなく贅沢で、他にも色々、じゃがいも里芋長ねぎ(太くて立派!)、大根、ごぼう、春菊、白菜などの定番野菜から、虹色菜(ふだん草の一種)やサラダほうれん草、スティックブロッコリー、サラダからし菜などというものも。
 
先のリンク先には「金時草」の写真もあって、「え?これハンダマだよね?船橋でハンダマ育ててるの?」とびっくりしたのだった。収穫いつなのかな。絶対食べたいわ。
 
もうこれせっせと買いに行ってしまいそう。我が家の野菜事情が一気に向上しそうで、これはとても嬉しい。
「蔵王クリーミースプレッド」の仙台いちご・バニラ
 w/リッツ
バーニャカウダ(サラダ人参・ルッコラ・紫奏子)
ハンバーグ
 w/茹でプチヴェール・デュクセル和え粉吹き芋
刻み野菜のガーリックミルクスープ
豆ご飯
ビール(アサヒスーパードライ 2022桜缶)
というわけで、ルッコラ食べましょう紫奏子食べましょうJAで買ってきたサラダ人参もねと、これまたJAで買ってきてあった千葉県産にんにく使ってバーニャカウダソースを多めに仕込んでみた。
 
にんにくを牛乳で煮て、フォークでつぶしてアンチョビと合わせてピュレ状に。食べる時にオリーブ油で伸ばせば良いやと、出来たピュレは瓶詰にして。
 
にんにくの茹で牛乳は捨てるのが勿体なくて、水と顆粒鶏ガラスープの素で味を調えたらなかなか美味しいスープになりそうだったので、人参の切れ端や玉ねぎ、冷凍もののが残っていたいんげんなどを加えてみた。
 
そして早速茹でたプチヴェールは、半端に残っていたデュクセルで和えた粉吹き芋と共に合いびき肉のハンバーグの付け合わせに。
 
ハンバーグは、「ハンバーグ 高良康之シェフのレシピ」のレシピを参考にしてみた。
 
高良康之さんは、かつて「銀座レカン」総料理長だった方(現在は「レストラン ラフィナージュ」のオーナーシェフだそう)で、若干水分多めのゆるめなタネを、一度しっかり焼いてから炒めた玉ねぎの上に乗せてソースかけて蒸し焼きにするという作り方。
 
肉汁を閉じ込めるために成形してからパン粉をつけるというのもハンバーグの作り方としてはちょっと珍しいかもしれない。
 
なるほどそれは美味しそうかもと試してみたところ、常よりふわっと柔らかでジューシーな美味しいハンバーグが出来た。
いつもロコモコにしているハンバーグとはまた違う方向だったけれどこれはこれで美味しくて、息子もだんなもお代わりまでしてくれた結果、「残るかもなあ、まあいいか」と思っていた8個のハンバーグが全部消え去ることに。
 
しかも今日はJAで買ってきた出始めのグリーンピース使って豆ご飯も支度したから、ますます御馳走。
 
私は、豆ご飯ととうもろこしご飯は"米と一緒に具材を炊く"のを良しとせず、別茹でしたのを最後に合わせる方が好き。
 
ここ最近のお気に入りは、豆を昆布だしで炊いて、その茹で汁で炊飯する(豆は蒸らしに入ったら入れる)作り方。米にもうっすら豆の風味がついている感があってしみじみ美味しいなと思う。
 
ハンバーグはいつもよりファビュラスな味に仕上がったし期待の野菜もどれもこれも美味しかったし、今日はとりわけ幸福度が高い夕飯だった。
 
ところで、ハンバーグを作る度になんとなく思い出してしまうのが、もう何年も前の2ch記事のまとめの「家族が食べ尽くし系、あまりに食欲旺盛で辛い」(続きはこちら)というもので。
 
よくある意地汚い系家族の話かと思いきや、常軌を逸していたのはむしろこれを書き込んでいた、きわめて少食嗜好だった母親側だったというお話。
 
「夫と娘の食べる量見てるだけで気持ち悪い」「食べ物に執着する感じがすごい」と発言していたお母さん自身が幼い時からの呪縛を色々抱えていたのだと後に判明するのだけれど、娘さんが感情を爆発させる切っ掛けになったのがハンバーグ。
 
だんなさんと娘さんがいっぱい食べたいからと買って来たのが、600gの挽き肉で、それを手にしたお母さんが調理中調理後に「こんな量のお肉さわるのはじめて」「重たい、すごい」「お皿が重くてびっくりした」「ママの三日分の量だよ」「お客さんが来ても困らないね」「大人数でお店に行った時みたい」などと衝撃を受けていた……という。
 
いやいやお客が来たら600gの挽き肉なんて全然足らないし、なんなら今日、私が調理した挽き肉は750g(小さめの選んで2パック買ってきたらそうなった)。
 
さすがに私もこれはちょっと多いと思ったから、大小差つけて3個にするのは早々に諦め、余るのを前提に小ぶりサイズの8個のハンバーグにしたわけだけど……そしてそれが無くなってしまったわけだけど……。
 
このお話、最後はお母さんが自分を見つめ直して大団円で終わるのが良いところで、知り合いでもなんでもないのに、ハンバーグを作る度、「あのだんなさんと娘さんは今はハンバーグお腹一杯食べられているのかなー」なんて思ってしまうのだった。