2019年9月9日月曜日

チャナンを作りました

バリ島 ヌサドゥア 「The Ritz-Carlton Bali」内「Senses」にて
 朝食ブッフェ
もう帰国までホテルから出ないぞの、ひたすらぐうたらの予定のバリ島終盤戦。
 
朝食はクラブラウンジでも他の宿泊者も利用するホテルレストランでも良いと事前に確認していた(そこ、とても大事ですもの)こともあって、てくてくと歩いて朝食専用のレストラン「Senses, Breakfast Restaurant」に赴いた。ここ、本当に朝食のためだけにオープンしていて、午前11時には閉店してしまう。
 
だからもうブッフェに特化しまくりで、ブッフェ台は島のように店内あちこちに設えられていた。
 
ヌードルコーナーは麺4種類に肉団子や魚団子や野菜類も選んで茹でてもらい、鶏スープとラクサ風スープで仕上げてもらう。トッピングの葱や香菜、塩玉子なども大量に。
 
もちろんオムレツコーナーもあるし、目の前で次々焼かれていく美味しそうなワッフルやパンケーキもあるしで、もう何をどう食べてよいのか混乱するまま、うっかり美味しそうなデニッシュまで皿に盛ってきてしまって「どうしようこれはお腹一杯になってしまう」と朝から困ることになった。
 
だって、ソトアヤムもナシゴレンもミーゴレンもお粥(残念ながらブブルアヤムではなくプレーンな中華粥風の)もあるんですもの。
 
ジュースコーナーにはスイカにメロンにグアバに……と色々なフレッシュジュースがあったけど、中でも「Tropical Sensation」がホテルの推しだったみたいなのでこれを飲んでみた。マンゴーとドラゴンフルーツ、タンジェリン、パパイアのミックスジュースで、でも色はドラゴンフルーツの鮮やかな赤紫色。花のような香りと濃厚な甘さでいかにもトロピカルフルーツのミックスジュースだった。
 
どうせなら知らないものをと持ってきた、三角形にカットされたパンケーキ2枚重ねみたいな焼き生地は「SWEET MARTABAK」というもの。マルタバ、と言うらしく、サウジアラビアあたりでも食べられているそうな。
 
ちょっと固めのパンケーキ風なのが重なってて、間がちょっとベタベタしてるのは練乳味のクリームを挟んでいるから……かな。多分、挟まっていた黒っぽいのはチョコレートだったような。
素朴な味の、昔ながらのパンケーキといった風なものだった。
 
明日はパンやチーズに浮気しないで麺を食べるぞと誓いつつ、食後はフルーツ(赤いスイカと黄色のスイカ、緑のメロンとオレンジのメロン、あとパパイヤ)をいただいて、ちょっと塩気のあったストロベリーヨーグルトと、あと「ココナッツパンプキンパフェ」という謎の壺も1個。
 
これ、プレーンヨーグルトに甘いかぼちゃのピュレを合わせてココナツ味のグラノーラみたいなのをトッピングした、ちょっと不思議な味のデザート(と言って良いのかそもそも)だった。
 
で、食後は早々に、水着に着替えていざ海辺のメインプールに移動。
 
インフィニティプールの周囲にはデッキチェアが沢山。海際の砂浜の上にはもっと沢山。
そこここに屋根つきのガゼボも点在していて、多分10個くらいはあったと思う。
 
午前中早々に赴いたから、プールに面したひときわ立派なガゼボを取ることができた。バスタオル敷いて領有権を主張したら、あとはひたすら水遊びしたりガゼボの上でごろごろしたり。
 
午後の一番暑い時間にはそれなりに混雑したけれど、でもチェアが埋まりきるということもないほどよい混雑。
今日はずっと、雲一つない良い天気だった。そして暑かった。
バリ島 ヌサドゥア 「The Ritz-Carlton Bali」Club Loungeにて
 Light Buffet Lunch
で、お昼はにょろっとラウンジに食べに、水着の上に羽織ものをして移動。
 
ラウンジ脇にはラウンジ専用プールがあって、プール客も飲食できる風だったから、「さっきまでプールにいてまだ濡れてるから、外の席でも良い?」と伝えて、屋外席でランチにした。
 
今日の日替わり料理コーナーにあった文字は「HAINAN CHICKEN RICE」。海南飯きた!海南飯!と、私もだんなも勿論これを注文して。
 
それ以外も、ブッフェ台は昨日と色々異なっていて、今日は人もあんまりいなかったから品名札をあれこれ撮影してみた。
 
Spinachi and Brie Cheese Sandwich with Onion Jam
Tuna Sandwich with Spicy Mao, Chopped Onion
Shredded Chicken Sandwich Fried Onion, Tomato sambal Stuffed in Mini Bun
Baked Chicken with Bumbu Merah
Zucchini Lasagna with Cheese & White Sauce
Sweet Corn Soup with Crub Meat
Grilled Pumpkin, Honey and Pine Nut
Seafood Salad with Lemon, Parsley, Garlic and Olive Oil
Celery, Walnut and Apple Salad with Olive Oil Dressing
Shredded Chicken Salad, Banana Heart and Lime
 
などなど、一口で食べられる可愛いサンドイッチや温菜も色々と。
 
海南飯はとても良い感じに申し分なく海南飯で、醤油だれは上から少量かかり、チリソースと生姜ソースはちんまり脇に添えられていた。
 
今日は余力もあったのでデザートコーナーのローカル菓子もいくつか食べた。
棚にあったのは、Nasi Unti、Onde-onde、Berries and Cream、Classic Chocolate Torte、Pistachio Financier、Sawutの6種類。
 
Nasi Untiは、甘いココナッツジャムを乗せたおはぎみたいな米飯のお団子、Onde-ondeは見た目中華の揚げ胡麻団子、でも中身は白餡といった風なものだった。
 
Sawutは、うすら甘いさつまいものシュレッドを焼いて固めた風なもの……という印象で、調べてみたらキャッサバのお菓子らしい。ああタピオカの原料かーと思いつつ、芋と思った印象はそう遠くはなかったみたいで。
 
そして午後は再びプールサイドに。
 
昼寝もしたけど、午後1時半頃にガスパチョがプール客に「おやつですよー」という感じに振る舞われて、それがちょっと嬉しかった(味は昨日のお昼に飲んだのと同じだったけども)。
ちなみに午前中には、これまたおやつ、と、串に刺さったスイカとメロンも配られて。
バリ島 ヌサドゥア 「The Ritz-Carlton Bali」Club Loungeにて
 Evening Hors d’Oeuvres
そう、すごいことに、このホテルのプールにはプールサイドに2ヶ所ほどボディクリームの無料バーが用意されていて、SPF20、30、50の日焼け止めと日焼け用のオイル、日焼け後用のアロエジェルが使い放題なのだった。自分たちのチェアやガゼボに持って行けるように小分けの容器まで置かれているのが素晴らしくて、せっせと顔や身体に塗っていたけれど、割とがっつり日焼けした。
 
まあ、多少は焼けても良いよねと、SPF30しか塗らなかったわけですが(私は、顔だけはせめてもとがっつりSPF50を)。
 
焼けた焼けたと騒ぎつつ部屋でシャワーを浴びてから、夜もやっぱりラウンジ飯。
 
今日は夕方から「チャナン作り」のワークショップをやっていて、それにちらっと参加してから御飯にした。
 
昨日同様、ナイフ一本で葉っぱをさくさく切って綺麗な器に組み立てていくのをあらかた眺めながら、そしていくらか手伝いながら仕上げていき、緑のパンダンリーフと黄色のマリーゴールド、あとはピンクと赤と紫のバリの花を飾ってできあがり。このバリの花は多分ブーゲンビリヤ……かな。「こちらではパニャ(ポニャ?)と言うのよ」みたいな事を言っていた気がするけども。
 
で、そんな可愛いお供えをテーブルに飾りつつの夕御飯。
 
夜のスペシャルディッシュは「RISSOTO」と「COOKIE CREAM PARFAITS」。
 
リゾットは、シーフード(ミックスとかイカだけとか)やチキン、グリンピース、マッシュルーム、ズッキーニなどの具材を、朝のオムレツよろしく好きな感じに組み合わせて仕上げて貰える。
 
パフェは、クッキーをバニラやチョコチップから選んで、更にトッピングをバニラクリームとかチョコスプレー、ナッツなどから組み合わせて仕上げて貰える。
 
この料理担当のお兄さんが、台を見に行く度に「リゾット作りましょうか!?パフェは!?」とすごく嬉しそうに話しかけてくるものだから、つい両方とも頼んでいただいてしまった。
 
他には
 
Ote-ote Kacang
Spicy Tofu and Seafood Cube
Chicken Pop Corn
Crispy Ravioli with Cheese
Fried Vermicelli with egg, Turmaric and Vegetable
Balinese Red Lamb Curry with Potato
Seared Barramundi, Capers, Parsley and Olive Salsa
Beetroot Mash
Indonesian Red Bean Soup with Chicken
 
などなど、他には定番の寿司とかチーズとかサラダとかフルーツも。
 
デザートコーナーも、毎回よく違うものをという感じで、
 
Triple Chocolate Torte
Sentiling
Creame Caramel
Getuk Lindri
Kue Ku
Royal Chocolate Cake
 
の6種類。
 
プリンは昔ながらの喫茶店の味という風なもので、Sentilingはういろうに似た感じの蒸し菓子、Getuk Lindriはまたもキャッサバが原料らしい、練り菓子っぽい感じのもの。
 
このホテルは全体的にローカル菓子は甘さ控えめに作っている風だけど、多分、本来はもっと甘いものなのかなと思う(以前、余所のホテルで食べたものはおっそろしく甘かった記憶が……)。
 
芋とか米とかが材料のお菓子は、どこか昔の日本のもののようでもあって、素朴で美味しく、良い感じ。
 
そして今日はカクテル"MADRAS"からのモヒートからの赤ワインで、今夜もまたいーい感じに酔っ払ったのだった。
 
そんなこんなで明日は帰国。楽しい時間はあっという間に終わってしまうね……。