2020年10月5日月曜日

妃たちの午餐ですわよ

お久しぶりなホテル食べ放題に。
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
トースト w/山北みかんバター
梨(千葉県産あきづき)
カフェオレ
今日はお久しぶりの食べ放題ランチ。
 
朝食は軽くにしとこうと、「アンデルセン」の長時間発酵食パンをトーストして、みかんバターをちょびっと添えつつ、あとは梨とカフェオレで。
 
色々美味しい食パンは今、数あれど、アンデルセンのこのパンも全く遜色なく美味しいと思う。シンプルにバタートーストにしたりすると、本当に美味しいんだなあ。
新宿 ヒルトン東京内「王朝」にて
 美しき妃たちの午餐会
     一休価格 2杯目ドリンク付 \4400
今日の目的地は新宿のヒルトン東京。
 
美しき妃たちの午餐会」なる、題目もすごいけど、中華点心と欧風スイーツが食べ放題という面白い内容で、しかも時間制限無しという嬉しいプラン。
 
公式サイトによると、
 
楊貴妃をイメージした点心、ホテル1階「マーブルラウンジ」の人気スイーツビュッフェ「マリー・アントワネット王妃のマスカレード」から選りすぐりスイーツ10種に加え、中国史上最も有名な女性の一人であり、様々なアンチエイジングを試みたことでも有名な西太后から着想の前菜とスープも加わった秋限定『美しき妃たちの午餐会Part2』を開催します。
点心とスイーツは優雅なワゴンサービスでお席までご用意。お好きな物をお好きなだけお楽しみいただけます。各お席にはアンティーク調の茶器飾り棚が配され、クラシカルな雰囲気の中で秋のランチタイムをお過ごしいただけます。
 
だそうで。
 
折しもGo To Eatが始まってこのプランも適用されるうえに、一休では「【平日/アイスライチティー付き】3大妃の共演!点心&スイーツ食べ放題+2杯目ドリンク(タイムセール)」なんてタイムセールまで始まっていて。
7458円相当の内容が4400円(ここから更に後日500ポイントバック)という、嬉しいことになっていた。
 
コロナ禍前にはせっせとウェスティンの点心食べ放題に通っていた友人を誘って、行ってみない?と。早々に快諾貰えて、それじゃあお店オープンの11時半で予約するねと約束したのに、友人、あっさり寝坊していた。
急いでレストランに電話して予約30分遅らせてもらう事で済んだし、幸い、時間制限も無いプランだったしで、良かったねえということで。
 
色合いがなんとなくハロウィンです。東坡肉は美味しかった。 案内された席には、既に綺麗に盛りつけられた飾り棚(一番上の写真)。
 
よだれ鶏と胡麻団子はこの1回きりのサービスで、下の3種類は食べ放題だった……のかな?結局追加は頼まなかったのだけど。
 
更にテーブルには、豚バラの煮込みと紫芋のスープもやってきて、そしてほどなく、食べ放題メニューが最初に全種類やってきたのだった。
 
プランの内容は、こんな感じ。
 
ウェルカムドリンク
アイスライチティー
前菜 西太后スペシャル
蒸し鶏と白キクラゲ入りスパイシーセサミソース
豚バラ肉の醤油煮込み 胡桃添え
紫芋の真珠粉入りクリームスープ
胡麻団子
食べ放題点心
海鮮ライスペーパー春巻
海老トースト
鶏肉入り揚げ饅頭
野菜入り焼きビーフン
海老蒸し餃子
鶏肉、野菜入り花咲焼売
ニラ入り翡翠海老餃子
小貝柱、イカ、魚入り蒸し餃子
ポーク焼売
野菜入り焼きビーフン
食べ放題マリー・アントワネットスイーツ
ライチのグラウンドスイーツ
ボネット・ドゥ・ニュイ
メレンゲにホイップクリームとベリーを合わせたラング・シャンティ
アメティスト
フレッシュの巨峰入りラベンダー風味のカシスジュレ
レヴァンタイユ
ミルクチョコレートのクリームにプラリネフィアンティーヌを合わせ、レーズンをトッピング。王妃の扇子をイメージ。
パスパルトゥ
シャンパン風味のムースの中に赤ワインで煮詰めた無花果のコンポートが入ったスイーツ
フランスの薔薇
ハート型のマカロンで薔薇のクリーム、ライチ、ラズベリーをサンド
タルト グロゼイユ
バニラクリームのムースのタルトの上に赤スグリをトッピングしたミニタルト
ピュイダムール
パイの器の中にクリームをたっぷり絞り、表面をキャラメリゼしたお菓子
栗のマドレーヌ
カップケーキ

 
見た目が可愛い蒸し点心。でもスタンダードなのが一番美味しかった。 コロナ禍での食べ放題なので、できるだけ接客の機会を減らそうということもあるのか、蒸し物も揚げ物もスイーツも、とりあえず全種類が一度にどーんと供されたのが、ちょっと悲しかったりして。
 
食べ放題焼肉とかで、「最初にこちらをお召し上がりいただきます」という感じで出てくる大皿みたいな感じ?
 
苦肉の策だったのだろうけど、でも残念ながら"美しき妃たちの午餐"という雰囲気とは違ってしまっていたなあと感じられた。
 
でも、揚げ物はともかく蒸し点心はどれもなかなか良い感じ。
 
友人は口に合わないと箸がぴたっと止まってしまうのだけど、蒸し点心はがっつりおかわりしてた。蝦餃に至っては10個くらい食べていた。
 
かくいう私も、このセットをもう1回貰って、更にポーク焼売と蝦餃は2個ずつ追加を貰ったりして。
 
揚げ物は……揚げたてのをいただきたかったかなー……。 で、残念ながら、揚げ物はいまいち。
 
揚げたてだったらきっともっと美味しかったのだろうけど、もう人肌くらいにまで冷めたものがやってきたので、ちょっと悲しい感じになっていた。
 
プランで頼めた2杯目ドリンクは、ポットサービスの特級白牡丹茶(メニューには1200円とあった)をいただいて、せっせと差し湯もしていただけたので、これは有り難かったかな。
 
んんん……これは……西太后が助走つけてラリアットしたくなるレベル……? 何より一番がっかりだったのは、この、野菜入り焼きビーフン……。
 
これも問答無用でテーブルにやってきたのだけど、この具の少なさで、味は薄いのに油っぽくて。
 
これは……ねえ、西太后も楊貴妃もマリーアントワネットもお箸ぶん投げるレベルの味ではないかしら。街中のお手頃価格中華料理店でもあまり見ない感じのがっかり加減だった。
 
「なんていうか……ヒルトンだよね……」
「大雑把なんですよね色々と……」
 
ツメが甘いというか味つけも甘いというか、ああウェスティンの点心食べ放題、復活して欲しいよねえ……と、苦笑いの私たち。
 
マリーアントワネットのお菓子だそうですよー。 店内では点心のワゴンとデザートのワゴンがぐるぐる巡回してくれていて。
 
でもデザート、盛り合わせのこのプレートを貰ったらもうお代わりする余裕は無くなってしまった。残念。
 
全体的に香料がきついのが多かった印象。
バラの香りのマカロンとか、香水飲んでるみたいで私的にはいまいちな味わい。巨峰のゼリーも、ラベンダーの香りなどをつけなくても良いのになー……と。
 
チョコレート菓子があんまり得意でない私には珍しく、チョコレート菓子の"レヴァンタイユ"は美味しかった。あとシンプルなバニラタルトにすぐりを乗せた"タルト グロゼイユ"も。
 
栗のマドレーヌも、ビーフンを食べていなかったらお代わりしたいところだったけれど、ちょっと無理。
 
かくして、せっかくの食べ放題だったけれどあんまり食べ放題の恩恵を感じられないまま、それでも久しぶりな友人との外食は満喫できて、「またどっか美味しい点心食べに行こうねー」と新宿駅までてくてく歩いてからお別れした。
 
「良く考えたらさー、私たちももう良い年なんだから、食べ放題に拘らずに、絶対美味しい店の料理を好きなだけ食べに行けば良いんじゃないかな!」
中華スイーツ1点600円として5個食べても3000円だよそのくらいいいじゃんもう良い年なんだから!と言いつつ、それでもやっぱり行きたいのは食べ放題。
業が深い。
茹で茶豆
「喜洋洋」の
 蒸し餃子
「銀座アスター」の
 春巻
 油淋鶏
 甘酢団子
いくら御飯
ビール(キリン秋味)
もうお腹いっぱいすぎて夕飯について何も考えられないよー……と、新宿小田急デパートを歩いて、「そういえば家に喜洋洋の冷凍餃子が残っていたな」と。
 
昼も中華だったけど、まあ私はそんなに量要らないし、と、銀座アスターのお惣菜屋さんで、春巻や油淋鶏、甘酢団子を買って帰った。揚げ物は息子とだんな用。
甘酢団子は、玉ねぎ、赤ピーマン、人参を合わせて酢豚風の皿にして出した。
 
ともかくビールは飲みたいのよと、茶豆の皿を近くに置いて、豆つまみつつビールを飲み飲み。
 
ちょっと味見はするねと食べてみた油淋鶏は、たれがとても美味しかった。甘酢団子もみっちりした歯ごたえで肉汁たっぷり、さすがの専門店の味という感じ。
 
そういえば、ヒルトンの王朝では「王様気分の王朝の味覚」というオーダーブッフェもあるのだとか。
 
1皿1万円以上の料理も対象になっていて、それが1人8000円。うーん、どうだろ、美味しいかなー……。(でもあのビーフンを、あれで良しとして出すお店だからなー……)