2023年8月26日土曜日

沖縄料理とタイ料理と脱出の

今日の目当て:沖縄魚の刺身を食べる
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「ピーターパン」の
 塩バターロール \172
梨(千葉県産幸水)
パイニャップルミルクティー
今日は9時半には家を出るからと、昨夜遅く帰ってきただんなの起床を待たずに一人朝御飯は、「ピーターパン」の塩バターロール。
お手頃価格でちゃんと美味しい、幸せの味。
 
今日は総武線各駅停車に乗って、新宿から更に先、吉祥寺荻窪方面へお出かけなのよ。
吉祥寺「アムリタ食堂」にて
 ソムタムパラー(発酵魚ソースのソムタム) \1450
 ムーガイヤーン(香ばし焼き2品盛合わせ)S \1700
 パッタイ \1380
 ライチスカッシュ \620
 パッションティー \650
このところ毎月のように会っては飲んだくれているJちゃん、今日のめあては"沖縄料理リベンジで今度こそ刺身が食べたい"で、確実にお刺身が食べられそうなお店を探して。
 
見つけたお店が荻窪だったから「せっかくだから吉祥寺のリアル脱出にでも行く?」からの、「じゃあランチも?」ということになり、昼前に吉祥寺駅で待ち合わせることになった。
 
目指したのは人気のタイ料理屋さん、「アムリタ食堂」。
 
初めて来たのは2017年2月、観劇ついでに一人でふらっと「おいしいタイ料理屋さんがあるらしい」と入店して。以来面白いことに、二度目三度目も人狼仲間の女子を連れて行っているという。
 
今回のJちゃんも人狼系BBS繋がりの友人だから、四度目も……という不思議な偶然。
 
別に、人狼勢がタイ料理好きというわけではないと思いつつ、でも20代30代女子はわりかしエスニック系に食いついてくれるから、私が軽率に誘っているというのも多分にあるかもしれない。
 
週末の今日は平日にはあるお手頃セットメニューはなく、アラカルトメニューばかりで。
 
じゃあ適当においしそうなもの何品か取って分けて食べようかと、肉にサラダに麺にと3品頼んでみた。
 
吉祥寺「アムリタ食堂」にて、発酵魚ソースのソムタム、ソムタムパラーを。 普通のソムタムよりは……と、頼んでみたのは、ソムタムパラー、発酵魚ソースのソムタムですって。
 
小魚のぬか漬けが"パラー"で、これが入ってるソムタムがソムタムパラーとのことで。
 
下の方にごろりと唐辛子が入っていて、そのあたりがじわりと辛かったけれど、全体的には(他に頼んだものも含めて)それほどに辛いものはなく。
 
卓上には"甘・辛・酸・塩"を自分で調整できる4種類の調味料、グラニュー糖、ミックス唐辛子粉、唐辛子入りのビネガー、ナムプラーのセットが。
 
お気に入りの「香ばし焼き」。異国の味。 このあたり、唐辛子入りのをかけてもそれほどには辛くならず、適度な味変で楽しめた。
 
これは頻繁に頼みがちな、ムーガイヤーン、香ばし焼き2品盛合わせ。
 
鶏ももと豚バラ、それぞれしっかり下味がついているけれど、スイートチリソース(おそらく自家製)と、甘味噌っぽいたれがついてきて。
 
パッタイは甘くてほんのり酸っぱい、初めての味でした。 そしてこの店では初めて食べた品な気がする、パッタイ。
 
パッタイってもうちょっと醤油っぽい味な印象があるのだけれど、このお店のは甘さが強めで、あとごくほんのり酸味もあって。
 
上からはどっさり、ローストピーナッツを砕いたものが乗っていて、これが良いアクセント。生のもやしの食感も心地よくて、おいしかった。
 
このお店、以前は平日ランチにものすごい種類の(練乳とかも使い放題の)ドリンクバーがあったり、サラダ食べ放題がついてきたりとかなり良い感じだったのだけど、そういうプランも今はもう無くなってしまったのかな(少なくともサイトに掲載されているランチメニューはそんな感じだった)。
 
色々割高になってしまっているのはこのお店に限らずで、本当、物価の高さよ……と思いつつ、それでもお店は大人気なのだった。
 
久しぶりの10人制脱出ゲームに参加するも…… そして食後は、Jちゃんと2人、人狼系(?)リアル脱出ゲーム、「十人の憂鬱な容疑者」に挑戦してきた。
 
2人グループが4組、1人参加が2人、みたいなメンバーだったかな。演目上、10人居た方が良いよねという演目で、めでたおくフルメンバー。
 
この公演は部屋から脱出するタイプの公演とはテイストが少し異なります。
ぜひミステリー小説の登場人物になったような気持ちでお越しください。
 
というちょっと変わった趣向のストーリーで、確かにそんな感じ。探索するというよりは、ひたすら考えることの多い演目で、一つの結論に辿り着けたものの、例によって「いやこれは絶対違うのでは」「違うよね!違うとはわかるんだけど」「時間がないー!!!」という感じで時間切れ。
 
脱出失敗でした。
くやしす……。
吉祥寺「CRAFT BEER MARKET 吉祥寺ペニーレーン店」にて
 お通し \300
 ビール(COEDO 伽羅-Kyara-) Pint \900
で、夕飯の予約まではまだ2時間ちょっとあって、脱出できなかった悔しさになんとなくもだもだしてしまい。
 
同じ会場で挑戦できる、制限時間15分の「リアル脱出ゲーム ミステリータワーからの脱出」でもさらっとやってみる?とチケットを取りに行ったら30分後の回ならということで予約して、じゃあお茶でもしましょうか、と。
 
軽くお茶でも、で、なぜかビール。 そしてなぜか「お茶でも」が「ビールでも」になってしまったのは、脱出ゲームのビールのすぐ向かいが「CRAFT BEER MARKET 吉祥寺ペニーレーン店」だったから。
 
「あっ、クラフトビアマーケットだ」
と私が気付いて、ビール種類いっぱいあるんだよ、さらっと1杯だけどうでしょうと、ふらふらと入店して、私はパイントのビール、Jちゃんはベリー系の甘酸っぱいフルーツビール。
 
店舗によってローストチキンとかスパイスとかホルモン系だとかとコンセプトの違うクラフトビアマーケット、この店は「餃子&スパイス料理」がコンセプトだそうで、突き出しもスパイシーな肉味噌添えきゅうりだった。クミンが効いていて良い感じ。
 
そして初挑戦だった「ミステリータワーからの脱出」は15分の制限時間でいけるところまで行き、次回はその続きから挑戦することができるという100種類のミッションという趣向。
 
途中、センサーがちゃんと働かないというロスタイムがあったものの、それでも19階まで行けたから、結果は上々だったのかも。
 
1回目の挑戦で15階まで到達できたらいいペースだ!
20階まで到達できたら相当すごいぞ!
ということだったから、まあまあすごいと言えた……と思いたい。
荻窪「沖縄料理 魚人」にて
 お通し 2×\500
 お刺身5点盛 (小) \1300
 スクガラス豆腐 \450
 ミミガーポン酢 \480
 ヘダイのなめろう \980
 紅芋と田芋のMixコロッケ \500
 揚げジーマーミー豆腐 \580
 ポーポーチョコバナナ \450
 泡盛ロック(かりゆし) \580
 泡盛ロック(カリー春雨) \630
 泡盛ロック(よっかこうじ) \650
 泡盛ロック(残波プレミアム) \680
 ハブ酒(ストレート) \980
 ロイヤルミルクティー割 \530
 泡盛ロック(美ら燦々) \580
 幸せ果実酒(ばなな) \580
 泡盛ロック(ニコニコ太郎) \580
 泡盛ロック(御酒) \880
 泡盛ロック(まるた) \580
2人でえらいこと飲んだなとは……。
そして夕飯に伺ったのは荻窪の商店街を進んだ先にある「沖縄料理 魚人」というお店。もちろん予約をしていたけれど、ほどなく満席になるほどの人気の店だった。
 
なぜか箸置きがアーミー人形。素敵なお店でした。 お通しは500円とちょっとお高いものの、もずくと、はぐらうりのお漬物がやってきて。
 
そして箸置きがなぜかアーミー人形(Jちゃんのは匍匐前進の格好してた)。おもしろい。
 
今回の目的はとにかく「沖縄の魚をお刺身で食べたい」だったのだけど、泡盛の品揃えもなかなか良くて、そして例によってハブ酒もあって。
 
Jちゃんは途中でロイヤルミルクティー割(泡盛+紅茶+豆乳)やバナナの果実酒を挟んだりしていたけれど、私は徹頭徹尾泡盛(とハブ酒)で、まあずいぶん飲んだな、とは。
 
でも明日は午前中にスポーツジムの予約を入れてしまっているので、二日酔いはしないレベルでお酒は自重して(ええ、これでも)帰宅した。えらかった。
 
スクガラス豆腐。沖縄ならではの珍味で好き。 前回これは食べなかったよねとスクガラス豆腐と、本当はマグロの酒盗の和え物も欲しかったのだけれど品切れということで、ミミガーポン酢。
 
ほんのり発酵臭のある塩漬けの小魚と一緒にいただく島豆腐、これもしっかり沖縄の味。
 
けっこう(いや相当に)飲み食いしたと思うのだけど、お会計は1人6000円ほどで、銀座新橋あたりと比べての値段の手軽さも嬉しいお店だった。
 
お刺身5点盛りは、店内の黒板に今日の魚の掲示があるから、単品でも注文することができるようになっていて。
 
でもやっぱり盛り合わせだよねと頼んだ内容は、イラ・ヘダイ・赤マンボウ・ハガツオ・グルクン、と刺身では食べたことのないお魚ばかりだった。
 
ちょっとイサキに似た、コリコリとした食感のイラに、ヘダイがブリっぽくねっとりと脂が乗っていて美味しくて。
赤マンボウは割と大味、ハガツオは名前の通り(?)カツオやマグロに似た感じ。あっさり白身の淡泊なグルクンは炙りになっていて、これもまた美味だった。
 
「ん、おいしい。グルクン、おいしい」
「でもグルクンは唐揚げの方が似合うかな……」
「ヘダイがとってもおいしいよね」
 
そんなこと話しつつ、じゃあせっかくだからとヘダイのなめろうも追加で頼んで。
 
うっすら味噌味、薬味たっぷり。たたき具合も正しい感じの細かさで、千葉県民も納得のなめろうに仕上がっていた。やっぱりヘダイって、ブリに近い味わいな気が。
 
ねっとり甘い、紅芋と田芋のコロッケ。 なめろうと一緒に追加したのが、紅芋と田芋のMixコロッケ。植木鉢のかわいい器でやってきた。
 
「あ、ミックスって、紅芋と田芋とそれぞれのコロッケなんだ?」
それは味の違いが解ってうれしいねと、もぐもぐ。
 
紅芋は、すごく甘いさつまいもみたいな感じで、田芋は、これも甘さはあるけど、どちらかと言えば里芋な感じ……?と思ったら、その理解は正しかったみたい。
 
田芋は浅い水を張った畑で栽培される里芋で、紅芋は見た目はさつまいもっぽいけれど、"ヤムイモ"という種類になるそうで。
 
でもいずれにしても、ほの甘いポテトコロッケ。おいしかった。
 
揚げジーマーミー豆腐、甘さが増して、これはおいしい……。 そしてこれは、Jちゃんが「どうしても気になる……」と言って最後に頼んだおつまみの「揚げジーマーミー豆腐」。
 
揚げだし豆腐風の醤油あんがかかっていて、ジーマーミ豆腐の甘さが油の甘さで増した風になっていて、これがまた……泡盛にお似合いで……と、とどめのように最後の1杯を頼んでしまっていた私たち。
 
ぐるぐるぽー、もとい、ポーポー。かわいいデザート。 結局飲んべえの私たちは今回も沖縄そばやじゅーしーを頼む余裕はなくなってしまい、でもデザートはしっかり食べた。
 
「なんだっけ、メニューにあった、あの……"ぐるぐるぽー"」
と言ったら、「ぐるぐるはついてなかったよ……」と笑われてつつ、もう一回メニューを見直して、そうだ"ポーポー"だ、と。
 
多分スタンダードなものがあんこ巻きの方で、こちらはチョコバナナバージョン。
 
ちょっと分厚いクレープみたいなもので、本当は"あんだんすー"(油味噌)を巻くものなのであるらしい。
 
本来は、旧暦5月4日に子供たちの健やかな成長を願って、お供えする季節の品なんですって。
 
今日食べたのは、お供えの雰囲気はほど遠い、ホイップクリームにバナナにチョコソースというものだったけれど、クレープとオムレツケーキの間のような素朴な食感と黒糖の風味がとても良い感じだった。
 
千葉方面と横浜方面に住む2人が荻窪で飲んでる(しかもオープンの18時から、ラストオーダーの22時頃まで飲んでた)というのも不思議な感じで、帰りはお互い新宿乗り換えで「じゃあねー」と。
 
今日はきっと、Jちゃんの方が酔ってたわ。私、勝ったわ(勝負してるわけではないけども)。