2022年8月17日水曜日

水曜夜はチャモロビレッジに

「Guam Plaza Resort & Spa」内「Rootz Hill's Grillhouse」にて
 Breakfast Buffet $21.00
ホテルのブッフェは悪くはないけれど積極的に毎日食べたいほどの内容でもなくて、さて今日はどうしましょうかねと、徒歩圏内の「Guam Plaza Resort & Spa」にある朝食ブッフェをしているレストラン「Rootz Hill's Grillhouse」に。
 
夜にはグリル料理が供されて、朝も以前にはアラカルト料理もあった(パンケーキがそこそこ有名だった)みたい。ランチブッフェも人気で何かの賞を取ったとか、なんとか。
 
価格も$20ほどとお手軽のようだったから、コロナ禍前そのままな内容ではないだろうけど……と行ってみたら、なかなか満足な内容だった。でもやっぱり、品数はすごく少なくしている感じでアラカルトメニューの提供もなく、ちょっと残念。
 
皮目カリッカリの豚バラを焼いたものに、炒飯と半熟の目玉焼きを添えて食べるのが素敵な感じで、そしてここのチャモロソーセージはウェスティンのほどには辛くなくてこちらのが美味しいなと思った。
 
いかにもなチャモロ料理っぽい串焼き肉があったりもして、果物はスイカとオレンジ(←オレンジがすごーく甘くて美味しかった)。ヨーグルトはプレーンはなくてヨープレイトのストロベリー味のみ。
 
ほんのり物足りないながらも満足な朝食だったわけだけど、ホテルを出ようとすれば外は盛大な土砂降りで。
 
今日はどうやら雨季らしい空模様の1日のようで(むしろこれまでの穏やかな晴天が雨季らしくない天気だったようで)、大雨の隙間を縫うようにしつつもびしょ濡れになってなんとか滞在ホテルまで帰還した。
 
緩急つけてざあざあとスコールのような雨が降る合間、だんなが「パスポート持っていけばおゆきさんの結果も貰えるっしょ」と1人、PCR検査の結果を受け取りに行ってくれ、そして2人ともめでたく陰性証明書をゲット。
 
万が一を考えて、「グアムに10日くらい余計に足止めされるかもしれない」と、常備薬やら化粧品やらを多め多めに持参していた今回の旅行だったけれど、どうやら出番はないまま無事明日帰国することができそうで、とりあえず安堵したのだった。
「The Westin Resort Guam」内「Misty's Beach Bar」にて
 Fish and Chips $17
 Island Burger $18
 Beer(Lagunitas IPA) 2×$8
 
残念な空模様の中、午前中はホテルの部屋でおとなしくしていた私たち。
 
昼はシンプルにハンバーガーでもどうですかと色々調べたところ、そういえばホテル内での飲食は SPG AMEX の提示で15%オフになるんじゃなかった?と思い出し、軽食がいただけるプールサイドバーに行ってみることにした。
 
ホテル価格にしては案外お値段お手頃(外の飲食店とさして変わらないレベル)で、ハンバーガー$18。
 
嬉しいことにアルコールも15%オフの対象になるそうで、生ビールいただきつつ、ハンバーガーとフィッシュ&チップスを頼んだところ、まさかの想定外すぎるボリュームの巨大皿がやってきたのだった。
 
私の皿は、「こんなサイズのバンズ、コメダ以外では見ないと思っていたのにそれ以上のサイズのが出てきたよ」という風な巨大なバンズのハンバーガーだったし、だんなの皿も、香川のうどん屋のげそ天より大きな魚フライが3つ、いや4つくらい盛られてきたよという、想像を遥かに凌駕するサイズの魚フライ。
 
それぞれに、私の、女にしては大きめな手で鷲掴みにしても掴みきれないくらいのフライドポテト(スパイシーで美味しい)がついてきて、ハンバーガーときたら、「フレッシュネスの通常サイズのハンバーガー分くらいは余裕で平らげたのに、まだ1/3くらいしか減ってない」みたいな塩梅で。
 
これは食べきれない分量では……と危機感覚えつつ、ハンバーガーはだんなに手伝ってもらってどうにか消し去ったものの、代わりに大量のポテトとフィッシュフライ1本は食べきれなかった。
 
幸い、フライドポテトが蓋を閉められる系の紙箱に入っていたから、「持って帰っていーい?」と魚フライを上に乗せ、別添プラカップ入りのタルタルソースごと持ち帰ることに。
 
ハンバーガーは
「Spicy seasoned 8oz. burger patty with bacon, crispy fried garlic, cheese and egg.」
というもので、素晴らしく美味しかったのだけど、それにしても生涯最大級と言って良いレベルのボリューム感に何よりびっくりしたのだった。
 
……で、今日はとことん部屋の清掃が遅かった日。
 
昼食終えて部屋に戻ってみれば、すぐ近くの部屋に清掃用のワゴンが来ていたから「そろそろお掃除が入るのかな」と部屋を空けることにして、身体中日焼けでピリピリする中、日焼け止めがっちり塗ってプールサイドでごろごろして。それでも幸い、今日は気温27℃ほどととても過ごしやすい曇り空。
 
2時間ばかり過ごして戻ってみればまだ清掃は入っておらず、結局16時頃になってようやく部屋を綺麗にして貰えたのだった。
 
プールに行くとどうしても部屋でシャワーを浴びる必要があるから、シーツの交換とかはともかくタオルだけは取り替えて貰いたくて、やきもきしていた私たち。
 
バスタオルが2枚しか置かれていないから、都度「交換してくれ」と頼むのも厄介で(そう、そしてハウスキーピングの電話は全くもって繋がらない!)、結局、ホテル滞在の後半は最初から「バスタオル2枚多くくれ」とリクエストするようになっていたのだった。
 
チェックイン直後に指摘していたライティングデスク上の照明は結局最後まで直ることはなかったし、壁に固定されているタイプのボディシャンプーが空になったから「補充して」とお願いすれば容器ごと渡されて「適当に(床に)置いて使ってね」と言われてセッティングされぬまま(なんか工具が要るようで構造見たけど自力では無理だった)最後の2泊を過ごすことになったり。
 
「これは、世界最低レベルのウェスティンではなかろうか」と思う事柄が連日積み重なっていて、「もうここに泊まることはないかなー」と思いつつ、でも、グアムは良いところ。次は、サンデーブランチいただいたデュシタニあたりに泊まりたい。
「Chamorro Village Wednesday Night Market」にて
 「Kris BBQ」の
     Fiesta Plate $12
     Banana Lumpia $1
 「Pure Lemon」の
     Mango Pineapple Shake $6
滞在最終日の今夜、アウトレットモールにほど近い「Chamorro Village」では、水曜恒例Wednesday Night Marketが開催されているとのこと。
 
これという大きな娯楽イベントのないグアム、つまりはハワイのファーマーズマーケットのようなものかなと行ってみることにした。
 
一番安く手軽に行く方法は、"赤いバス"でプレミアムアウトレットに行き(バスの3時間券が$3)、そこからチャモロビレッジへの往路と、チャモロビレッジから各ホテルまでの往路がセットで$7(←○時間券とか1日券とかでは乗れないという制限がある)。
 
バスのチケットはネットで事前決済できるので、けっこうらくちん……なのだけど、根本的に仕組みを理解していない旅行客が山盛りにいて、アウトレットモール行きの予定のバスは各停留所でもだもだしながら15分ほど遅れて現地に到着。それでもめでたく、18時発のバスには乗れて、そのバスもチケット購入でもだもだしまくり、10分遅れくらいでチャモロビレッジに着くことができたのだった。
 
あいにくの小雨の中、バンドが生演奏する吹き抜けホールの中は既に現地の人たちがダンスパーティー的に盛り上がっていて、食べ物の露店や土産物の露店がそこここに、計20店舗くらいは並んでいて。
 
これという飲食スペースは設けられておらず、お客はそれぞれベンチや植木の脇の柵などに腰掛けて"戦利品"を食べている、という感じだった。そんな空気感も、ハワイのそれっぽいなという感じ?
 
とりわけ人気な風だったのが、チャモロスタイルBBQのお弁当屋さん。
 
Kris BBQ」は園内に2店舗出ていて、炭火でもうもうと肉を焼きまくり、それを皆、弁当スタイルで発泡スチロールの皿に盛ってもらっていた。
 
Fiesta Plateは$12。メインのおかずを3品選び、サイドディッシュは3種から2品選択、そして2スクープのレッドライスつき。
 
サイドの選択肢は、Chicken Kelaguen、Pancit, Corn、Pancitだそう。
 
Kelaguenはチャモロスタイルのあえ物で、酸っぱくて少し辛い、メキシコやペルーの"セビーチェ(セヴィッチェ)"に似ている感じの料理。チキンが一番メジャーみたいで、サンデーブランチの品でも見た。
 
コーンは普通にホールコーン(炒めたもの?かな?)、Pancitは"フィリピン焼きそば"とも称されるらしいビーフン炒め……らしい。このビーフン炒め以外の2つにしたけど、こちらに挑戦してみれば良かったかな。
 
レッドライスはその名前通りにケチャップライスのような赤いご飯で、でもケチャップ味でなければ辛くもない、食べやすい味。
調べたら「 染料や食品着色料に使われるアチョーテ(ベニノキ)の実と一緒に炊いたライス」なのだそうで。
 
そして選んだおかずはBBQ Pork、BBQ Chicken、ANGUS BEEF。全部が串焼きになっていた。
 
他の選択肢はSpareribs BBQ、BBQ Shrimp、BBQ Stick Squid、Shanghai Lumpia、Banana Lumpia、Corn on the Cob、Beef BBQ Sausage。
 
"イカ焼き"(BBQ Stick Squid)屋台は他でも見たから、これも人気のメニューらしい。
Lumpiaは揚げ春巻き風なもの。$1だったBanana Lumpiaもおまけにつけてもらって、そして私は近くのジューススタンドでその場でミキサーにかけて作って貰えるシェイクを入手。
 
グアムではアメリカ同様、公共のスペースでは飲酒できないので、路上で飲めるのはソフトドリンクだけ。だからあちこちにジューススタンドも立っていた。
 
チャモロ串焼き、とても美味しい。ビーフよりむしろポークやチキンが良かったかも。どこかココナッツ風味の優しい味の揚げバナナも良かったし……でも、レッドライス2スクープはやっぱりちょっと多かった。
 
エリア内には巨大なロッククライミングのポールが立っていたり、子供向けの小さなサーキットレース場もあったり。
 
けれど期待のおつまみ系は、BBQもの以外はあまりパッとしなくて、あとはドーナツなどの甘味系が中心で。もうちょっと串焼きを食べたい気持ちも無くはなかったけれど、美味しそうな店はたいてい行列していて、「ま、いいか……」と、19時半出発のバスでホテルに帰還したのだった。
 
コロナ禍以前の旅行ブログには「満員電車に乗っているくらいの混雑」とも記されていたこのマーケット、だから今日はとても空いていた方だとは思うけれど、それでもグアム滞在中一番の"密"ではあって、食べ歩きが絡むからどうしてもマスク着用率も低くなりがち。
 
それもあって、長居はせずに撤退したのだけど、ほんと、そういうのを気にせずノーマスクで思う存分人混みがあるける世の中が早く戻ってくると良いんだけどね。
 
戻った部屋には昼のポテトの残りや、冷蔵庫にはビールの買い置き。なので、風呂上がりにちらっとそれをつまんでからベッドに入ったのだった。