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新幹線車内にて
炙りたらこむすび \280
牛タン青唐味噌むすび \390
信州そば茶
雪の無い季節の蔵王に行きたいねとは、ずっとずっと言っていて。炙りたらこむすび \280
牛タン青唐味噌むすび \390
信州そば茶
秋?シルバーウィーク?などと言っていたのだけど、1ヶ月くらい前かな、唐突に「27日とか、全然宿に空きがあるよ?」ということになり。
「JRE BANK」の優待割引も有効期間内に使ってしまいたいしなどという理由もあって、2泊3日で山形に行こうということになったのだった。
朝御飯は新幹線車内、東京駅に向かう車中でネット予約してあった「ほんのり屋」のおむすびを。
高くなったのはしょうがないなーと思いつつ、それにしても、サイズが相当に小さくなってしまったのがとにかく悲しい。
昔はもっと大きかったはずなんだ……。
山形市「レストランデラシネ」にて
ハンバーグカレー \1650
モシャモシャサラダ \650
無事に山形駅に着いて、10時過ぎ。ハンバーグカレー \1650
モシャモシャサラダ \650
今日は時間貸しのレンタカー借りて、お昼ご飯にとまず向かったのが、「レストランデラシネ」さん。
いつもいつも、スキーに行く時に通る道沿いにこの看板が見えて、
「山形牛ステーキからカレーまで、って」
「気になる、そのキャッチフレーズ気になる……!」
となっていたのだった。
お昼時に駐車場を見るといつも混雑していて、人気のお店なんだろうな、って。
そしてうかがってみれば、開店直後にもう数組のお客さんがいて、退店する時には店頭に数組の待ち客がいたくらい。
メニューはいかにも古き良き洋食屋さんで、定食メニューが色々あるうえ、名物はやっぱりカレーのよう。人気はハンバーグカレーなんですって。
というわけで、カレーと、カレーに付けられるミニサラダもあったのだけど、ネーミングに惹かれてだんなとシェアするつもりで"モシャモシャサラダ"を。
すりおろし野菜がベースの優しい味のサラダは、数種のレタスにきゅうりにトマトにオレンジという組み合わせ。
そしてカレーには別添小皿の福神漬けと、なめこと豆腐の味噌汁が。
期待のハンバーグカレーはしっかりボリュームで、玉ねぎの旨味をしっかり感じるけっこうスパイシーなものだった。
ハンバーグは玉ねぎ無し、肉汁たっぷり。
玉ねぎの甘さの後、ぶわっと辛さが口に広がる方向のカレーで、例えるなら"インデアンカレー"系?
手間を感じるカレーで、すごくすごくおいしかった。
そんな感じに、今回の旅は「冬のスキー旅行の時に気になっていたけど行けなかったお店やスポットを巡ろう」がテーマ。
というわけで、次の目的地は「蔵王の御釜」。
冬季は閉鎖されて行くことができず、行けるのは例年4月下旬から11月初旬まで。
唯一のアクセスルート、蔵王エコーラインが通行可能じゃないと行けない道のりで、今年の開通はなんと昨日、4月26日。行けて良かった……。(しかもその後、4月29日30日と降雪のため通行禁止になっていた)
それもそのはず、山頂に近づけばこの量の雪壁が左右に迫り、もう普通に雪山。山頂の気温は5℃ほどとは聞いていたけれど、今日はおそろしいほどの強風で体感はそれ以下くらいだったかもしれない。
というわけで、4月下旬の蔵王の御釜、こんな感じ。
もっとこう、エメラルドグリーンの水をたたえた火口湖を想像していたのだけど、ほぼほぼ凍り付いていて、まだまだ雪山然としていた。
これはこれで絶景で、そこから数十メートル登った先が、「刈田嶺神社 奥宮」。
そこに立てられているのが、「刈田岳山頂」の1759米を示す看板なのだった。
いつも行っている蔵王温泉スキー場の蔵王地蔵尊は標高約1660mということだから、それより100m高いことになる、のかな。
この御釜自体は宮城県にあって、土産物屋さんに山形のものと宮城のものが混ざっていたのが面白かった。
まさかの蔵王山頂で、宮城県の"のびねこ"を買えてしまったわ。
そして山形市内に戻る前にここに寄っていこう!と立ち寄ったのが、「蔵王温泉大露天風呂」。
いつもいつも、カモシカ橋(写真の橋)を渡る度、左手に露天風呂が見えて「いいなあー」と言っていたのだけど、この露天風呂は蔵王の御釜同じく、4月下旬から11月下旬までの営業しかしておらず、スキーと両立することは不可能なのだった。
訪れてみれば、橋から丸見えになるからか橋は通行禁止になっていて、常には閉じられている木扉が招くように開かれていて。
ここもまた昨日から営業開始で、入浴料は大人800円(蔵王温泉郷の宿で割引券を購入可能で200円引き、だったかな)。
存分に、谷川の中での温泉を満喫してきた。
シャワーなどはなく、洗い場もなく、脱衣場と湯船だけなのは共同浴場と同じ造り。
薄青色の湯が本当に綺麗で、大好きな硫黄泉特有のあの香り。
ロケーションもロケーションだから、まあまあ虫が浮いていたりはしたけれど、女湯というと露天と言いつつ壁にがっちり囲われていたり、簡易な屋根があるのも当たり前なところ、こうまで100%露天というのは珍しいし久しぶりだしで、本当に心地良かった。
やっと来られたー!と、蔵王の宿題をまた1つクリアして。
山形駅前「冷麺さくら」にて
ナムル \500
カクテキ \0(サービス)
山形牛ピリ辛煮込み \600
上塩タン 2×\1200
ホルモン四種盛り合わせ \3000
山形牛 特上ともさんかく 2×\2200
山形牛ロース \950
山形牛上カルビ定食 \1700
韓国のり \300
冷麺 2×\900
ハーフ冷麺 \600
生ビール(サッポロ) 4×\600
日本酒(朝日鷹) \800
コカコーラ \300
さくらソーダ \400
そして今回のお宿は、山形駅前の「ホテルルートイン山形駅前」。ナムル \500
カクテキ \0(サービス)
山形牛ピリ辛煮込み \600
上塩タン 2×\1200
ホルモン四種盛り合わせ \3000
山形牛 特上ともさんかく 2×\2200
山形牛ロース \950
山形牛上カルビ定食 \1700
韓国のり \300
冷麺 2×\900
ハーフ冷麺 \600
生ビール(サッポロ) 4×\600
日本酒(朝日鷹) \800
コカコーラ \300
さくらソーダ \400
「コーヒーはロビーで無料で貰えるよ」
「なるほど」
「あとソフトドリンクのペットボトルが買えるコインも貰えるよ」
「詳しいな!」
出張でよくこのチェーン使ってるからというだんなの説明にさすがと笑いつつ、よくある感じのビジネスホテルにチェックイン。
お風呂はせまーいユニットではあったものの、大浴場があるから快適な滞在だった。ビジホの割に枕元にコンセントもUSBの口も無いのが難点ではあったけれども。
で、夕飯はいつもの「冷麺さくら」さんに!
いつもスキーシーズンにしか来ないから、ご主人に「今回は、春に何をしに?」と言われてしまったのだけど、いや、御釜見たことないし、雪のない地蔵尊見に行きたいし、色々行きたいお店もあってー、などと話しつつ。
いつもはスキー後で「とにかく肉だー!」となりがちで、しかもその後帰宅しなきゃいけないタイミングだからとビールしか飲まないところ、今日は日本酒も飲んだし、好きな感じに好きなものを頼んで食べた。ああ幸せ。
上の写真は、「山形牛ピリ辛煮込み」。
お店手製のコチュジャンの辛さと旨味がたっぷりの、豆腐もたっぷり、最高にビールのアテなこれをいただきつつ、ナムルつまみつつ、もちろんいつものトモサンカクもいただきつつ、で。
初めて頼んだホルモン盛り合わせは、山形牛上ミノ、山形牛ハツ、山形牛レバ、テッチャンという組み合わせ。
どれも良かったけれど、レバーがめっちゃめちゃ美味しかった。
鉄臭さ、生臭さのようなものは皆無で、とろっと甘く、焼けばサクサクとした風な絶妙な歯触りになって。
「え、やばい、レバーやばい」
「これ、毎回頼みたくなるレベルでやばい」
と盛り上がる私たちをよそに、粛々とライスやスープ、ナムルやサラダもついてくる定食を楽しんでいた息子。
でもこれは絶対外せないと頼んだともさんかくは、通常4枚1皿なところ、あえて厚切りの3枚にしてくださって、ちょっとしたステーキ並の高級さ。
結局これも物足りないともう1皿貰うことになり、もうめちゃめちゃに楽しんできた。
そして最後に貰った日本酒が、あの"十四代"の蔵、高木酒造の地元限定流通酒の朝日鷹。
十四代ってあれほどのプレミアつきでもてはやされるほどにはおいしくないよね、と思っていて(不味いわけではなく、あのプレミア感がわけわからない、という意味で)。
でもこの低温貯蔵の本醸造は、すっごくおいしかった。なんだこれ?と思うほどに。
そういえば、このさくらさんではこの朝日鷹、いっつも置いてるよね?と思い至り、山形の酒屋さんでなら買えたりするのかな?なんて思い始めてしまったのが甘かった(と翌日翌々日で思い知ることになる)のだけど。
ともあれ、最後は冷麺を。
さすがにそろそろお年なので私はハーフサイズで良いわとハーフをお願いしたのだけど、だんなと息子は元気にフルサイズ冷麺を平らげていた。
ご主人からサービスでカクテキ貰っていたので、辛味のたれはそこから入れますと告げ(いつも辛味別添でお願いするとたれ多めのカクテキが来るので)、半分くらいはそのまま食べて、そこから先はちょっと辛くして。
きゅうりにりんごにゆで卵、刻みねぎ、そして牛すね肉を甘辛く煮た風な、ぎゅぎゅっと旨味が詰まった1切れと。
麺がおいしいスープがおいしいもう全部がおいしい、と、唸るしかない幸せの味だった。
最高の焼肉食べて、酔っぱらって、徒歩圏内のホテルに戻って眠るだけで良いという幸福。雪のない山形も最高ですね……!