2024年5月27日月曜日

どうぶつ王国でアルパカレー!

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那須高原「ホテルサンバレー那須」にて
 朝食ブッフェ
緑に囲まれた、「ホテルサンバレー那須」のコテージの朝はなかなか肌寒かった。さすが避暑地。
 
昨日は早くに寝てしまったから早々に目覚めてしまって……というのは今回に限らずいつもの話で、でもだんなまで5時前に起きてきて。
 
ならばと早速、男女入替制になっていた本館の大浴場、"湯遊天国"に行ってきた。
 
屋内の浴槽も段差があったりで見える景色の違いを楽しめる大浴場、屋外のかわいらしい菖蒲湯が良い感じだった。男湯と女湯、かなり違った雰囲気で。
 
ついでにと、お風呂を梯子して、別棟の"森の湯"にも寄ってみた。
 
こちらは、
 
「弱アルカリ泉」と「マグネシウム泉」を掛け合わせた混合泉と、白濁の硫黄泉がお楽しみいただけます。自然に身をゆだね、ゆったりとした時間を過ごせるスペースです。
 
というお風呂で、若干狭めながらも青みがかった綺麗な硫黄泉の露天風呂があって、これも良い浴場だった。
 
浴室には冷水機があって、水や炭酸水だけでなく、DAKARAも飲めるようになっているのがありがたく。
喉かわいたな……と、朝からたっぷりいただいてしまった。
 
お楽しみの朝御飯は、昨日と同じレストランでのブッフェ。
 
おかずは全体的に和風寄りで、満足度は昨日の夕飯より高いくらいだったかも。
 
ロビーで売っているパンも並んでいて、デニッシュパン、おいしかった。
 
ミニコンロで火を通していただくのは、卵とじにする"三陸産貝焼き味噌"。
 
具沢山で肉ごろごろの"牛すじ、ザーサイ、豆腐のスープ"に、御飯はセルフ海鮮丼ができるように海鮮が色々用意されていて、すじことしらすを乗せてきて。
 
那須御養卵のニラ玉、大豆と芽菜の炒め煮、ヤシオポーク甘味噌炒め、三陸産さんまの南蛮漬け、焼き鯖、那須鷄の唐揚げ、温泉卵、野菜サラダなどもテーブルに。
 
ピッチャーから注いでいただくフルーツジュースは青森県産完熟リンゴジュースだけだったのだけど、その代わりに"那須千本松牧場ミルクコーヒー"があったのが、これが本当に素晴らしくて。
 
濃厚な牛乳感たっぷりで、コメダのたっぷりミルクコーヒーみたいな幸福感。あ、これおいしいすごくおいしい、と、何度もお代わりして500mlくらい飲んでしまったような気がする。もうこのミルクコーヒーだけで今日の私のQOLは爆上がり。
 
私たちは朝食会場オープン早々の朝6時半に食べに来たのだけど、ほどなく満席になるくらいの盛況ぶりで、日曜宿泊でもけっこうな混み具合の宿だった。
ホテルのお部屋で
 至極の一匙(プリン) \500
 至極の一匙(濃厚プリン) \600
コーヒー
で、ホテルロビーで売っていたプリンがおいしそうなんだよ?と、昨日のうちに買ってきて冷蔵庫に入れてあったのを、チェックアウト前にもぐもぐ。
 
部屋には湯沸かしポットとインスタントコーヒーやお茶のセットもあったから、コーヒーを入れていただいた。
 
500円の"至極の一匙(プリン)"は、「卵黄のコクをそのままに、まろやかな味わいと舌触り」、
600円の"至極の一匙(濃厚プリン)"は、「ザクザク新食感と、マスカルポーネの上品なくちどけ」ですって。
 
どちらも生クリーム入りのむっちり食感のプリンという感じ。
 
600円の方のは別添のカラメルシュガー的なものをかけてカラメル代わりにするもので、確かにマスカルポーネっぽいミルキーなコクがあった。
 
500円のも蒸し焼きプリンだけど生クリーム的な濃厚さを感じるもので、どちらかといえば卵の味がするプリンが好きな私たちは「おいしいけど……好きなのはこの方向じゃないんだよなあ」という感じで。
 
と、しっかり食べてしっかり休んで英気を養ったところで、今日は那須と言えば!の「那須どうぶつ王国」に。
 
平日の開園は10時。
当然のように開園合わせで向かったところ、けっこうな雨が降っているうえに肌寒く、「何事!?」となった。
 
私が楽しみにしているイベントは荒天になるのジンクスがまた発動してしまい、でも多分天気悪いのは午前中だけだよ……?と小雨降る中傘も買わずにうろうろしていた結果、結局午後には青空も見えてきて。よかった。
 
というわけで、一直線に向かったのはスナネコさんたちのエリア。
 
今は1匹ずつ別々に、計3つの部屋にいたスナネコさんズ。
 
午前中ということでか、ヤマネコもジャガーもネコ科の動物たちは元気に歩いていてとても良かったな。
午後になったら寝ている子たちも多かったので。
 
スナネコは、なんといってもここで産まれたアミーラさん(今は埼玉県こども動物自然公園にいらっしゃる)が超絶美人さんで。
 
彼女を見てからスナネコの魅力にめろめろになってしまったわけだけど、今この王国にいるのは、アミーラの両親のシャリフとジャミール。
 
彼女の弟妹にあたる三つ子は、ショジャー(オス)が東山動物園に、アルド(オス)はここ那須に、ナジュム(メス)は残念ながら生後半年くらいで急死してしまったそう。
 
今は神戸どうぶつ王国から来たヤシュ(オス)もいて、全部で4匹?いるみたい。
 
そして、みんな大好きマヌルネコ。ああかわいい。
 
この眼力、大きな顔に平たい鼻に小さな耳。たぬきみたいなもっふもっふの身体。ああかわいい。
 
ちなみにスナネコとマヌルネコが両方いる国内の動物園は、ここと、姉妹園の神戸どうぶつ王国と、あとは埼玉県こども動物自然公園、東山動植物園、の4カ所になるそうで。
 
神戸と埼玉と名古屋にも行ってみなくちゃだな……。
 
そしてこちらも私の大好きな動物、独特な闇感漂う、ビントロング。
 
ジャコウネコ科の動物で、この2匹はとても仲良くずっと2匹くっついて毛繕いしていた。
 
柵もなく、手の届きそうなところにいるというのが、いつ見てもなんだかすごいな、と。
 
こちらは、ファンサなの?というくらいに、ガラスのすぐ向こうに座っていてくれたアムールトラ。
 
ネコ科最大種で、現存する8つのトラの亜種でも大型の体躯なのがアムールトラなのだそう。
 
目の前で欠伸してくれたり手も至近に見えたりで、牙すご……爪すご……とかなり圧倒された。
 
でっかい猫は浪漫だけど、虎に本気でじゃれつかれたら死ねるわね……。
 
でも、このサーバルに本気でじゃれつかれても死ねるわね……とも。
 
サハラ砂漠以南のアフリカ大陸に生きる猫で、チーターのようなシュッとした体型に斑点模様がとてもきれい。
 
日記書きつつ調べていて見つけた、ナショナルジオグラフィックTVの「サーバルとチーターが出会ったとき」が面白かった。サーバル、かっこいい。
 
このあたりまで見たところで、そろそろ11時というところ、ファーム側に行って早めの昼御飯にしようかと、無料の"ワンニャンバス"に乗って移動して。
「那須どうぶつ王国」内「BOCCA」にて
 アルパカレー \1080
今回、園内の飲食や買い物に使えるクーポンつきの入場券を事前に買ってあったので、それを使って昼御飯にしよう!と、以前から気になっていた園内屋外レストラン「BOCCA(牧歌)」で満を持しての"アルパカレー"(今日の一番上の写真)を。
 
甘口と中辛が選べるハンバーグカレーで、アルパカ型の御飯にらっきょうが鼻、うずら卵が耳、ブロッコリーが尻尾、福神漬けはリボン……?かな?
 
思ったよりはしっかりめに辛いカレーで、ともかくも"かわいいは正義"を体現したみたいなカレーになっていた。
 
前回来た時からまた色々リニューアルしていて、新しい休憩所などを続々と建築中。うさぎ撫でたりカンガルーを至近に見たり猛禽類コーナーで「シロフクロウかわいい……」となったりしつつ、でも早々にタウン側へと戻ってきて。
 
戻るなり、そうだった、この子を見なければと、他のペンギンはスルー気味で見に行ったのが、ニシツノメドリ、別名"パフィン"。
 
絶滅危惧種Ⅱ類に分類されていて、日本では那須どうぶつ王国でしか飼育されていないそう。
 
ペンギンとオウムを足して2で割ったみたいな鳥で、水場つきの飼育スペースの中、ちんまり座っているのだけど、歩き始めるとよちよちとどうにも頼りない感じでかわいらしい。
 
写真撮りたかったのだけど、ガラスが曇っていてどうにも綺麗には撮ることができず……ということで、王国公式youtubeのパフィン紹介動画のリンクなど。
 
そして、私たちの今日のハイライトは13:30からの「ザ・キャッツ」というショーイベント。
 
週末は2回公演だけど平日は1回だけということで、「観覧席には限りがございます。定員になり次第、観覧は出来ませんので予めご了承ください」という注意書きが入口近くの看板に記されていた。
 
え、そんなに人気があるの?と早めに並ぶつもりではいたのだけれど、12:45頃にはもう30人以上ほどが行列していて、これは大変と、私たちも慌てて列の後ろにつくことにして。
 
猫本来の能力を間近でご覧いただく「ザ・キャッツ」 。
様々な猫たちが、思いがけない場所から登場し、驚きの連続です。
輪くぐりや、綱渡りなど、猫たちのパフォーマンスを通じて、“猫”本来の身体能力や知能の高さを間近で見て学習できます。
 
という、世にも珍しいネコチャンのショー。
 
「え……猫にショーは、むりよ……?」
歴代猫、唯一みーちゃんだけが"とってこい"できるけど、それだって自分がしたい時にしかしないよ……?と半信半疑だったのだけれど、ネコチャンショーすごかった。えらかった。
 
午前中、"わんにゃんリビング"で寝まくっていたような長毛種のにゃんこにロシアンブルー、王国前で保護されたというミックスの男の子など、総勢20匹近くの猫たちが、2匹ほどずつ登場しては、次々華麗に芸を繰り広げていく。
 
ロープ渡りしたり障害物走したり、最前列のお客さんが持つ輪っかをくぐったり。
しかも!最前列のお客さんの膝の上(お触り厳禁、対象のお客さんは手を後ろに組む感じで)をネコチャンがお散歩するというお楽しみまで!
 
私たちはぎりぎり最前列に座れていたので、ネコチャンに乗っていただけた。いや、みーちゃんにさんざん乗られてるけど、余所の猫さんにこうされる機会ってまずないものだから、もう普通に、全力で萌えてしまう。
 
このショー、コロナ禍では中止になっていて、去年漸く復活したところ。朝日新聞デジタルのyoutubeチャンネル「【猫づくし】パフォーマンス「ザ・キャッツ」3年ぶり復活 那須どうぶつ王国」の動画が良い感じにダイジェストになっている。
 
けど、なにしろ猫のすることだから、「いやですにゃ」とばかり言うこと聞かない子もして、でもお客さん全員が「せやな……猫だしな……」みたいに温かい目で見てしまうし、上手に出来たら「えらい……!えらいよ……!がんばったね……!」と、心なしか涙ぐむまであるという。
 
ちょうど今日が誕生日の、ベンガルのウーロンくんのジャンプが素晴らしかった。さすがベンガルの身体能力。最後の垂直木登りを見せてくれたのもベンガルだったはず。
 
ベンガルは野生のベンガルヤマネコと短毛種のイエネコとの交配と聞いていたけれど、聞きしに勝る身体能力だった。しかもベンガル、賢くて観察力にも優れているそう。
 
最後はアメショーのヒマワリちゃんが猫パンチでくす玉を割ってくれて、「またにゃ」の垂れ幕がぺろりと出てきてショーは終了。
 
もうたまらなくかわいかったけど、彼らはご褒美の御飯目当てにショーをしてるわけで、つまり、けっこうな腹ぺこ状態で動いているのかな……?と思うと、ちょっとかわいそうになったりも。
 
実際、スリムなネコチャンがほとんどで……というか、うちのみーちゃんが豊満なだけなのかもしれない。みーちゃん、わがままボディだから……。
 
そして最後には、私が各地で探し求めている"のびねこ"の"まぬーる"を見つけることができ(裏に地名などはなく、ご当地のびねこというわけではなかったけれど)、よきお土産を買えました……と、王国を後にした。
白菜ときゅうりの漬物(道の駅で購入)
エビとブロッコリーとタマゴのサラダ(蓮田SAで購入)
メバチマグロねぎとろ(蓮田SAで購入)
「敷島ミート」の
 究極の敷島和牛コロッケ \250
 和牛メンチ \250
羽釜御飯
ビール(SOUTH HORIZON Nap on Deck)
ビール(田沢湖ビール バイツェン)
そして予定通り、昨日支払いまで済ませていた酒屋さんでの日本酒とお肉屋さんでの牛肉を引き取りに行って、ついでに「敷島ミート」ではコロッケやメンチカツも購入して。
 
明日のパンが無いなと気付いて、「蓮田サービスエリアが充実してるからちょっと寄っていこう」と、ニュークイックなどまで擁している巨大サービスエリアに寄り、ついでに色々お買い物。
サラダやねぎとろも買ったら、夕飯は出すだけで済みそうな感じにひと通り揃えることができた。
 
ビールもあるし、ビール飲んでコロッケやメンチカツ食べましょう、ということで、さして渋滞に引っかかることもなく6時前に無事帰宅。
毎度思うけど、千葉から栃木は案外近い。
 
御飯だけ炊いて、あとは並べて済ませた夕御飯、敷島のお惣菜は期待通り、いや、期待以上においしかった。
コロッケは牛ひき肉がいっぱい詰まっていて、さすがの”お肉屋のコロッケ"という感じだし、メンチカツもとってもジューシー。
あ、やばい、これはおいしい……と、買ってきたサイコロステーキ肉を明日焼いて食べるのもとても楽しみ。
 
切り落としは冷凍だったのだけど、ほとんど解凍されないまま持ち帰ることができた(一応、こうあることを予想して大きめ厚めの保冷バッグは持参していた)ので、それは冷凍庫に入れておくことにして、これはどうしよう、近日中に肉豆腐とかにでもしようかな。