2024年5月26日日曜日

久々那須高原

※写真はクリックすると大きくなります※
「オリエンタルベーカリー」の
 牛カルビプルコギマヨ
「ヤマザキ」の
 コッペパン(つぶあん&マーガリン)1/2個
さくらんぼ(山形県産佐藤錦)
アイスカフェオレ
今朝は適当にスーパーで買ってきたパンで朝御パンだったのだけど、昨夜は肉バル、今日は焼肉という状況下、なぜかプルコギパン。
 
「ごめん……このパン買ったの、肉バル行くって決める前だったんだよ……」
と恐縮しつつ苦笑しつつでテーブルに出すことになったのだけど、どれだけ私は肉が食べたかったのか、という。
 
今日明日はだんなと2人で小旅行、久しぶりの那須高原に。
 
現地11時半着目処でゆるゆる出れば良いよねという感じだったのだけど、そわそわが止まらなくて、結局いくらか早く出ることに。
 
でもサービスエリアで新たな"のびねこ"が発見できたので、早めに出てきて良かったと思う。
 
新潟の「だいぎん~じょう」がとってもかわいい。
那須 「那須高原黒毛和牛 敷島」にて
 敷島ランチ \2800
 上切り落とし \1500
 ガチャソーセージ \500
 ノンアルコールビール(キリン) 2×\500
そして無事那須高原に到着し、お昼御飯にと伺ってみたのは、「那須高原黒毛和牛 敷島」。
 
「那須高原で黒毛和牛のみを飼育する敷島ファームの直営店」とのことで、その敷島ファームとは、「北海道白老町と栃木県那須町を拠点に、約1万頭の黒毛和牛を専門に飼育する国内最大規模の生育完全一貫生産牧場」なんですって。
 
焼肉屋さんの隣には、精肉や惣菜を扱う「敷島ミート販売所」があって、この週末は新緑のお買い得セール開催とのこと。
 
めっちゃおいしそうな黒毛和牛のミックスサイコロステーキが100g500円、冷凍の切り落とし肉は400gで1000円。
 
え、買いたい、買いたいけど、今日買って明日ずっと持って歩く(というか車に積んでおく)のは難しい……と、お店に相談して、購入したお肉を明日まで取り置いてもらうことにした。
コロッケ類もおいしそうだから、明日買って帰れるかな、と。
 
予約していただいてきたのは、ランチ限定1日限定10食の「敷島ランチ」。
 
サラダ・キムチ・デザート付きで、食事はハーフサイズ、御飯(味噌汁付き)、石焼ビビンバ・ビビンバ丼・そぼろ丼・クッパ・ユッケジャン麺・ユッケジャンクッパ・牛骨麺・冷麺と種類豊富な中から選択とのこと。
 
お肉はこんな感じに、ヒレ・サーロイン・かいのみ・ミスジ・上もも・上ホルモン・黒毛和牛ソーセージ・焼野菜の盛合せだったのだけど、もうちょっと食べたいよねえ……と、「本日のオススメ」メニューから、"上切り落とし(色々な部位)"と記された1500円のお皿も頼んでみた(今日の一番上の写真)。
 
いかにもおいしそうなお肉が3部位計7切れという感じ。これは素晴らしい~。
 
しかも面白かったのが、店頭にあった、この「敷島ガチャポン」なるもので。
 
1回500円、1回の食事で1グループ3枚まで利用可能。
 
特賞はサーロイン焼きすき2枚とのことで、以下、かいのみ、中落ちカルビ、切り落としカルビ、ソーセージ、りんどう湖アイス。
 
一番下のE賞アイスが販売価格500円だから損にはならないという内容で、どれが出てもうれしいよね、ということで、これも回してみたらソーセージになった。
 
このソーセージが6本も来て笑ってしまったわけだけど、皮がパツッと弾ける感じの肉汁たっぷりな、これもまたおいしいもので。
 
ランチセットの黒毛和牛ソーセージも牛肉ソーセージならではの旨味があったけど、こちらのソーセージもなかなかだった。
 
車なのでノンアルコールビール飲み飲み、焼肉のたれはお店自家製(売店で売ってた)、わさび醤油、岩塩なども食卓に。
 
サシのしっかり入った和牛は、わさび醤油は塩でいただくのもとても良かった。
 
那須に来たのはこれが3回目?
次からは、ここも立ち寄らねばならない必須の場所になりそうで。
 
〆の料理は、だんなも私も、人気の品らしい"牛骨麺"にしてみた。
 
ソルロンタン的白濁スープに縮れのない中華麺。具材はたっぷりの刻み葱。
 
お昼のセットということで、お肉と同じくらいのタイミングに来てしまったので、次回は「後で持ってきてください」と伝える必要があるな?と思いつつ、でもとてもおいしくいただいた。
 
栃木県那須高原「焼肉店の極上ラーメンを発見」 | 国分太一のお気楽さんぽ」によると、
「牛骨だけを2晩煮込み出汁をとった焼肉屋さんならではの”牛骨麺”」
ですって。それは間違いなくおいしいわけだわ……、と。
 
そんな大満足ランチを終えて、ホテルのチェックインまではまだ時間があるねと、行ってみたかった立ち寄り湯、「鹿の湯」さんに行ってきた。
 
松尾芭蕉が『奥の細道』の旅の前半に立ち寄った温泉だそうで、7世紀前半、1300年前にまで遡れる歴史ある温泉とのこと。
 
この建物自体、昭和16年に改築されてそのままの姿ということで、すさまじく趣深かった。
 
入浴料金は大人500円、休憩所などはないようで(廊下にベンチくらいはあって、あとは湯治体験に申し込めば休憩室が使えるらしい)、浴室内には洗い場もない。どころか石鹸、シャンプーは使用不可。
 
頭から"かぶり湯"をして入る、"1回の入浴時間は15分程度の短浴泉"が推奨されるなど、ちょっと独特な作法があるのも面白い。
 
左の写真は女湯に至る廊下で、もう、全てがこんな雰囲気で。浴場もなんともいえない雰囲気だった。
 
女湯はこんな感じ(公式サイトより)に、四角い升目の湯船があって、更に奥の階段を降りるとこんな感じ(公式サイトより)の大きめの湯船があって。
 
湯温は、上階の升のが41℃、42℃、44℃、46℃。下側のが42.5℃。
 
やっぱり42.5℃くらいが適温で、混んでいるのもそのあたり。
 
私は44℃も46℃も入ってみたけど、46℃は身動ぎしないようにしながら1分ばかり入っているのが限界だったな。
 
だんなの話によると、男風呂には女風呂を越える48℃もあったそうで。それは……入れる人、どれだけいるんだろ……(46℃でもまあまあ限界だったよ……)。
 
単純酸性 硫黄温泉(硫化水素型)、酸性低張性高温泉なのだというこの温泉、良い感じに私の好きな、"卵の腐ったにおい"の硫黄泉で。
 
そういえば、那須界隈ではインバウンドのお客さんの姿はほぼ全く見えず、そのあたりも至極快適な今回の旅行だった。
 
で、鹿の湯にほど近いところには「月井酒店」という素敵な酒屋さんがあって、「明日休業とかだと困るしね」と、ここにも寄り道。
 
「日本酒冷蔵庫、空きがないよ……?」
「まあ見るだけでもね、うん」
と言いつつ、まあ見たら買ってしまうよね、とは。
 
栃木の地酒の品揃えが素晴らしいこの酒屋さん、しかも酒愛に溢れていて、ご主人のおすすめも的確で。
 
あ、これは素敵……となった。
辻善兵衛商店 辻善兵衛 純米吟醸 雄町 活性にごり生酒
富川酒造店 忠愛 純米吟醸 出羽燦々うすにごり
を買ってしまった。
 
明日も普通に営業してるということで、お代は置いていくから明日まで取り置いていただけませんかとお願いして、お肉同様、帰りに回収していくことに。
那須高原「ホテルサンバレー那須」にて
 夕食ブッフェ(和洋中)
 生ビール
そして今回の宿は、「ホテルサンバレー那須」。
 
本当は前回泊まった宿「旅館 山快」が過不足なくとても良かったので今回もそこをと思ったのだけど、あいにくGW後に改装工事が入ってしまっているそうで。
 
「じゃあ別の、にごり湯が楽しめる宿を……」と色々調べた結果、こちらの”13万㎡の敷地に9つの宿泊施設"というべらぼうに大規模なホテルに行ってみることにした。温泉が広くて楽しそうだなと。 
 
宿泊は、敷地内に30棟が点在する戸建て風のコテージ、「ふくろうの森」。
 
大浴場に行くにもレストランに行くにも、屋外を歩かなきゃいけなかったのは全然良いよと思ったけれど、案外と坂が多くて、それは大変だったかな……。
 
本館の大浴場に行くのがけっこうな距離があって(呼べばバスで送迎してくれるそうだけど)、でも食事処のある建物はすぐ近くだったし、そこにも大浴場はあるしで、新緑の中、楽しく過ごすことができた。
 
敷地内には木彫りのふくろうがいっぱいいて。
 
お部屋はこんな感じにシンプルな設え。
 
でも無料Wi-Fiは早くて申し分ないし、部屋には洗い場つきのユニットバスもあった。
 
そして隣接するコテージにもけっこうお客さんはいたようだけれど、その声なども全く響かなく、とても快適な滞在で。
 
天井が、三角屋根みたいに高いのも、開放感があってとてもよき。
 
部屋には作務衣っぽい部屋着と羽織、屋内屋外用それぞれのスリッパがあって、食事も温泉もその格好で出かけて良いとのこと。
 
大浴場にタオルはないから部屋のを持っていってねということだった。
 
ならばと早速本館のお風呂に行ってみたのだけど、"湯遊天国"、思った以上に広くてびっくり。
 
このホテルは3つの泉質の温泉があるとのことで、硫黄泉と弱アルカリ泉とマグネシウム泉がそれぞれ楽しめるというのも面白く、そしてやたらたくさんのサウナもあって。
 
みかんやりんごが浮いたフルーツ風呂に、菖蒲湯に、硫黄泉の大露天風呂。寝湯にぬるめの湯にと、午後4時頃にして小さな子供連れのお母さんたち10組近く?来てたのかな。子供たちはフルーツ風呂とかに大喜び状態で、これは確かに楽しいわ。
 
案内板を見る限り、女湯の方が広いみたいで、そして翌朝5時から9時半の間だけ、男女が入れ替わるみたい。
 
男湯女湯で雰囲気が違うみたいだから、じゃあ明日も行ってみなきゃねなんて話しつつ、夕飯まではなんだかあっという間だった。
 
で、夕飯は中華バイキング。
 
ライブメニューということで、目の前で炒めたり包んだりしてくれる料理として、ビーフステーキ、鴨肉と青森りんごの中華クレープ包み(これ、おいしかった……)、ラーメン(坦々・チャーシュー・ジャージャー麺)、ちらし寿司などが。
 
"東北・三陸グルメフェア"なるものを開催中で、三陸産真鱈のフライや三陸産帆立フライ(タルタルソースつき)、宮城県産牡蠣グラタン、盛岡冷麺などがあったりした。
 
あとは栃木の食材ということで、栃木県産ヤシオポークを使った肉豆腐(これもおいしかったな……)、ヤシオポークの黒酢豚、柔らか日光湯葉ジュレ仕立てといったものも。
 
ただ、焼売や海老蒸し餃子あたり、もうちょっとおいしくても良いのでは……なんて思ってしまうのは私たちの中華への期待値が無駄に高いせいかもしれない。
 
そして昨日今日とおいしい牛肉を食べ続けているのに、なおもここでステーキ貰ってきて喜んでいるあたり、だめかもしれない。
 
今日は休前日ではなく日曜日ということで、それほどにはぎゅうぎゅうに混んでいるということもなく、スムーズに食事をいただけたのは良かったな。
 
というわけでデザートもしっかり、ガトーショコラ、ニューヨークチーズケーキ、りんごのマドレーヌ、パイナップル、那須高原プリン、杏仁豆腐 ずんだソース、オレンジ&みかんゼリーあたりをいただいて。
 
デザートもちゃんと館内で作っているそうで、ずんだソース添え杏仁豆腐とかりんごのマドレーヌとかは"東北・三陸グルメフェア"の一環だったみたい。
 
ソフトドリンクも飲み放題で、珈琲紅茶烏龍茶などの他、ソーダ系も飲み放題なのはなかなか太っ腹。お腹いっぱいでいけなかったけどデザートコーナーにはアイスクリームケース(アイスは6種類)もあった。
 
で、食後に少し部屋でごろごろしてから再びお風呂。
今度は最寄りの建物内にある"湯処ひのき"に行ってみた。
 
総檜造り露天風呂とのことで、ここのお湯は硫黄泉のみ。
内湯も広く、露天はぬるめと熱めの2種類で、ここのお風呂だけでも充分"一般的なホテルの大浴場"の規模で、このホテル、ほんと浴場は素晴らしい。
 
スタッフの対応も良いし、あとはもうちょっと料理がおいしかったら……、なんて。
 
ベッドのマットレスはかなり固めではあったのだけど、むしろそれが寝やすかった感。
夜更かしすることもなく、疲れもあって9時台早々に爆睡してしまったのだった。