2025年5月23日金曜日

伊豆に女子旅

※写真はクリックすると大きくなります※
「デイリーヤマザキ」の
 味わいタマゴサンド \258
「ランチパック」の
 つぶあん&マーガリン
台湾パイナップル
カフェオレ
今日明日と、私は人狼仲間の主婦友達と伊豆旅行。
 
Mちゃんが港区在住で、「区の保養施設ですごく安く伊豆のホテルに泊まれるの!」と聞いてはいたのだけど、けっこう抽選に当たる当たらないがあるらしく。それがこの度当たったから行きましょーと連絡を貰ったのだった。
 
電車は午前9時の踊り子号。じゃあだんなの通勤と一緒に出かけることにしようかなと諸々準備しつつ、一緒に摂った朝御飯は、みんな大好き「デイリーヤマザキ」のタマゴサンドと、甘味系のランチパック1切れと。
 
今日明日は魚介まみれになることが確定しているので、タマゴサンドをしみじみおいしくいただいた。
 
久しぶりにぎゅうぎゅうの通勤電車に乗って、いざ品川に。
伊豆熱川「伊豆の味処 錦」にて
 鰺のたたき丼 \2200
 お茶漬け用だし \220
おはようおはようと、皆して早く集まった品川駅構内でお茶など買って、目的地は熱川駅。
 
熱川は、駅前に土産物屋がいっぱいあるというわけではなく、とても長閑な空気だった。この駅界隈の名所と言えば、「熱川バナナワニ園」。
 
そこここに温泉噴出口のやぐらが組まれていて、湯気がもうもうと立ち上がっている。
 
源泉温度はほぼ100℃とのことで、塩化物泉だから硫黄泉の匂いはしない。
 
で、Mちゃんが予約していてくれた「伊豆の味処 錦」で、まずは鰺山盛りの昼御飯を堪能した。
 
このお店の一番人気なのだという鯵のたたき丼は、お店の公式インスタによると、「鯵タワー」と呼ばれているのだとか(今日の一番上の写真)。
 
自家製の土佐醤油と生姜と葱で香ばしく、生姜がちょっと強めなのが良い感じ。
 
お醤油をまぶしてある漬物と、布海苔の味噌汁と。
 
そして、220円足せば、冷温選べるだしもいただけるということで、当然のようにこちらも注文。
 
8割ほどいただいたところで、葱とあられ、わさびの薬味を添え、3人分入った大きなだしポットからだしをたっぷりかけてお茶漬けにした。
 
鰺は普段さんざん"なめろう"として食べているけれど、そんな千葉県民も大満足な鮮度の良さで、脂もちゃんと乗っていて。
 
濃厚なだしにもお似合いで、ご飯の最後の1粒まで大満足だった。
 
そしてこちら、なんともキュートなお魚スリッパ。
 
座敷の出口に置いてあったこれ、かわいいかわいいと言っていたら、「あっちにもう1色あって3匹いるから、記念撮影どうぞ?」とお店のおっちゃんに言われ、わー、写真撮りますやったーと、こんな感じで。
 
踏んでるから見えないけど、胴の模様に縞が入っていて、「なんかホッケっぽい……」と思ったけど、実際のところは何魚だったんだろう。リアルめな銀色が好き(というわけで銀色を履いた)。
伊豆熱川「熱川バナナワニ園」にて
 バナナパンケーキセット \1300
今日は熱川散策の日ということで、目指したのは「熱川バナナワニ園」。
 
子供の頃から存在だけは知っていたこの施設、創業は1958年とのこと。
 
17種140頭のワニ、20種類のバナナに約5000種の熱帯植物。
 
更にレッサーパンダにゾウガメにフラミンゴにと、思った以上に様々な動植物に溢れていて、宿の送迎のおっちゃん(先に荷物だけホテルに運んで貰っていた)曰く、「1時間半もあれば充分見られますよ」ということだったけど、結局3時間近く楽しんでいたように思う。
 
「すごいな、ほぼ恐竜だね」
「この子ら、黒光りしててなんかすごい」
言いつつ、最初は何はともあれワニを鑑賞して。
 
水中をのったり泳ぐ様を見ることができたり、思った以上に興味深かった。
 
そして連絡バスに乗って移動する、分園の果樹園に行って。
 
ここのバナナ、実際に収穫したのをカフェで提供してるんですって。
 
巨大なバナナの木がわっさわさと大量に生えていて、温室だらけ。それほどには暑いというほどではないけれど、マンゴーやパパイヤがしっかり実っていた。
 
そして思いのほか、レッサーパンダもいっぱいいて。
 
最初、1頭しか屋外施設に見えなかったから「1頭だけなのかな?」と話していたら、離れたところの屋内施設に数頭のレッサーパンダがいて。
 
どの子もぐうぐう寝ていたけどかわいかった。
この園にいるのは、日本で唯一ここだけにいる"ニシレッサーパンダ"という種類なのだそう。
 
で、せっかくだからと、カフェでバナナパンケーキ、皆でつついてきた。
 
一人がコーヒー紅茶とのセットを頼み、飲み物2つ追加して、パンケーキは1皿で。
 
チョコソースと、この園のキャラクター、"熱川ばにお"の煎餅が飾られてたバナナどっさりパンケーキ。多分、使っているバナナは2本分くらいはあるんじゃないかなと。
 
パンケーキ自体は市販品のカステラっぽく感じるものではあったけど、バナナがしっかり甘くて良い感じ。
 
なんといっても見た目の迫力がすごく、「すごい、上から撮ったらパンケーキ見えない!」ときゃっきゃしながら写真撮影して、3人で分けつついただいた。さすがに、1皿にバナナ2本分くらい乗ってるんじゃないかというこの皿を1人1個夕飯前に食べる余力は無かったので……。
 
そしてこちら、本園・植物園に戻って散策を続けたところにいた、2羽のインコさん。
 
仲睦まじく毛繕いしあっていて、羽色がうっとりするほど美しかった。
 
羽をバサバサ広げてくれたので、へえ、色合いってこういう風になっているのかあとしげしげ眺め、そんな風に園内歩いていたからけっこう時間が過ぎていて。
 
最後、エレベーターを使って、なおも長い階段を登った先にあった熱帯スイレンの温室が最高だった。
 
「豊富な温泉熱を利用し栽培しており、1年中、常時約60種類の美しい花をご覧いただけます」とのことで、これが本当に美しく。
 
つい、ブルー系が好きなのでブルーの睡蓮ばかり撮影してしまったけれど、白、ピンク、黄色、紫と本当に色が様々で、見惚れる美麗さだった。
 
結局、午後3時にはホテルのチェックインが始まるのでそれまでにこの園を出てホテルに向かおうねとなっていたところ、ぎりっぎりまでバナナワニ園に滞在することに。
 
女子会らしく(?)、互いのスマホの写真フォルダを花写真でいっぱいにして、宿に向かったのだった。
伊豆熱川「熱川プリンスホテル」内「花筏」にて
 四季~SHIKI ~
 みかんワイン・甘口(グラス) \660
 みかんワイン・辛口(グラス) \660
 伊豆いっぱいのみかんのお酒(グラス) \660
 やまももワイン(グラス) \660
 ニューサマーのお酒(グラス) \660
 河津さくらの香り(グラス) \660
 
お部屋で宴会
宿泊は、「熱川プリンスホテル」。
 
本来1泊2万円/人あたりするところが、8800円で良いとのこと。ありがとう港区民。
船橋市民にはそういう良さ気なものは無いのだよ……。
 
じゃあ早速お風呂に行く?とそわそわする私とMちゃんだったのだけど、Tちゃんが、「そこに座りなさい、顔を揉んでやるから」と。
 
え?ええ?とMちゃんと2人固まっていれば、
「この旅行でね!あんたたちを美肌にしてやるから!」
と、眼前ざらざらと多様な化粧品を並べられ、「これ試供品だから持って帰りなさい!」と。??デパ地下のコスメ販売員さんかな??彼女のお仕事は全く別のものだったはずだが??
 
聞けばお母様がそういう生業の人だったそうで、彼女も学生の頃から指南を受け、そのメーカーの化粧品を使い続けているのだとか。
 
かくしてお風呂の前、こてこてとクレンジングでマッサージされ、拭き取り化粧水で拭かれ、「ほら、二度拭いてもまだ汚れが出るのよ~」なんて販売トークのようなことをかまされ(いや、何も押し売りはされなかった、ただ試供品をいただいてしまっただけ……)風呂でも洗顔フォームの泡立て方を教えてやる、部屋に戻ったらまずパックだ!とあれこれ言われ。
 
その後はのんびり大浴場に行って1時間ほども入浴し、もうこんな時間!?とバタバタしながらパックして身支度整えて、階下の料理屋さんの個室での夕食となった。
 
ところてんジュースから始まり、重箱に入った繊細な前菜、名物はなんといっても、皆で分けてつつく、1部屋あたりに1尾やってくるという金目鯛漁師煮。
 
味の方向にメリハリがあって、魚介中心ながらも最後にはジューシーな豚バラ肉も出てきて良い感じに満腹になった。
 
献立は、こんな感じ。
 
ところポンチ
オリジナルところてんジュース
旬の祭り
公魚レモン煮
 赤新玉越と二色パプリカ
 マリネ
 桜麩 レモン
生湯葉
 海老 生海苔 花弁百合根
 正油ジュレ
鰆香り寿司 はじかみ
青豆カステラ 桜海老真丈
蛤菜種焼
汁(べじぶろす風)
当館オリジナル ベジブロススープ
海の幸
地魚盛り
 他野菜 妻色々
金目鯛一品
金目鯛漁師煮
 針生姜 葱 ミニチンゲン菜
山の幸
熱川ポークと幸節野菜のスープ煮
 新筍 二色人参 新じゃが芋
 新牛蒡 三島トマト
 修善寺原木椎茸 ミニアスパラ
食事
ご飯 白米
赤出汁
香の物三種盛り
 調理長の今日のご飯のお供
デザート
豆乳プリン
 抹茶蜜 メロン

今回、旅行に来られなかったKちゃんのお土産、お酒が好きというからこの界隈で売っているフルーツのお酒にする?と、それを口実に色々飲んだ。
 
それぞれ交換して味見すれば良いよねと、"伊豆いっぱいのみかんのお酒"、"みかんワイン・甘口"、"みかんワイン・辛口"、"やまももワイン"、"ニューサマーのお酒"、"河津さくらの香り"の6種類を皆で分けて。
 
元々柑橘系の酒が好きな私は、みかんワインの辛口やニューサマーのお酒が良いなと思ったけれど、2人はさくらのお酒が香りが良くておいしいと。
 
結局お土産はみかんワインの甘口にすることにして、そして右の写真は地元産の熱川ポークと幸節野菜のスープ煮。
 
ポトフのような料理で、野菜がすごくおいしかった。
 
「伊豆半島の魅力をたっぷりとご堪能いただけるお献立でございます」ということで、最後の豆乳プリンに添えられたお茶ソースももちろん材料は静岡産ということで。
 
ここまできっちりとした和食がコース料理っぽく出てくる宿は久しぶりで、充実の2時間だった。
 
で、お部屋に戻ってからも部屋飲みしつつ。
 
こういうカップ買おうかな、でも絶対荷物になるしなと躊躇していたら、Mちゃんが持ってきてくれていて、これでスパークリング日本酒飲んだり果実酒飲んだり。
 
このホテル、営業の終わった23時半から最上階の露天風呂を有料で貸切できるサービスがあって、それも申し込んでいたので、23時半を回ってからそわそわと露天風呂を堪能しに行って。
 
朝の9時集合、25時就寝まで、ぼーっとする時間3分も無し、ってくらいに濃密な女子旅だった。
 
家族旅行だったら、夕方とか寝る前あたりにぼーっとする時間がけっこうあるものだけど、そういうの、無いんだわ……。新鮮だわ……。