2025年5月26日月曜日

うますぎて申し訳ないス!

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「乃が美」の
 食パン w/佐渡バター
炒めウインナー&目玉焼き
台湾パイナップル
アイスカフェオレ
だんなは今日お仕事お休み(創立記念日だかで)だそうだけど、午後から北海道出張が入ってしまって、夕方近くの便で羽田から飛ぶと。
 
「あ、じゃあ、一緒にカラスさんに会いに行く?その頃、麺買いに行こうと思ってたんだけど」
なんて相談しつつ、昼は一緒に浅草からの銀座に行くことになった。
 
朝食は、昨夜に続き「乃が美」の食パンをスライスして佐渡バター添えて、ウインナー焼いたりパイナップル出したりで。
 
で、約束の時間よりちょっと早めに到着して、田原町駅近くの「ペリカン」でパンも買った。
 
残念ながらロールパンは売り切れで、断面小さめサイズの食パン1斤(540円)を2つと、中ロール(5個入り)(660円)をお買い上げ。
 
月曜10時半頃は行列が出来ていたりという事もなく、すんなり買うことができた。
 
ちなみに京成線ユーザーな私たちは、浅草まで電車1本で出て、そこからレンタサイクルで向かうと田原町はすぐそこで。らくちん。
 
なんならそのまま上野に抜けて上野から始発に乗って帰るというのも出来るから、案外、交通の便は良いのだった。
 
で、もひとつお買い物、ペリカンのすぐ裏手にあった胡麻屋さん「磯村政次郎商店」で、パンにどうぞと売られていた「まさじろうさんの まごのごま」という白胡麻ペースト。
 
白胡麻と黒胡麻があって、前者の方が甜菜糖が入っていくらかマイルドな味わい、後者は黒糖が使われていてどっしり濃厚な風味なんですって。パンなら白胡麻の方が良いのかな?と試しに1つ買ってみることにして。
 
で、約束の時間、初めて訪れた「浅草開化楼」。
 
この建物のはす向かいに事務所が入った建物があって、小売り希望の一般客は2階の事務所に行けば買うことができる。
 
……のだけど、事前にカラスさんに「麺買いにいきまーす」と予告したら、
「カラスが居る時でしたら、由紀さんにはトンナレッリも限定解除しますので心配なさらずお越しください」
と!!
 
しかも前日のメールで
「欲しい麺などありましょうか?明日なら一般売りしてないのも何とかします」
と!!
 
私はこういう時絶対遠慮はしないマンなので、
「え、じゃあ、おそうざいと煎餅もんじゃさとうさんで食べておいしかったあの麺とこの麺を……と、もしょもしょ頼んで、一般売りしていない麺含め、一番の目当てだったカラヒグ麺(トンナレッリ)もお買い上げ。
 
カラヒグ麺2kgでもどうぞと言っていただいたものだから、「じゃあ2kgください!」と元気にお返事して、
 
・太め手揉みチーメン5玉(130円/玉)
・傾奇者、加水高めの平打ち麺5玉(90円/玉)
・トンナレッリ(カラヒグ麺)2kg(1200円/kg)
・ワンタン皮(60枚) 250円
 
という感じで。
 
こう、手ずから売ってくださっているのに知識足りなくて誠に申し訳ないと思いつつ、「さとうさんの!あのボルシチらーめんの!」などというリクエストに応えてくださって本当、ありがとうございます……。
ちなみにボルシチらーめんの麺は、神田「勝本」のつけそばだったり、三鷹台「かみ山」の麺だったりするそうです。ほええええ(知らない……)(申し訳ない……)。
 
こんな素敵な麺買ってしまったって、ブログとかに書いても大丈夫ですか?お店に迷惑かかりませんか?と、当日聞くの忘れてしまって後日メールで尋ねたら、
 
友達のよしみで特別なの用意してくれた!
さすが顔も気っ風も良い男!!
で大丈夫ですよー
 
ということなので、私、カラスさんのお友達になれていたらしい!?
やったー!
浅草「ヨシカミ」にて
 たっぷりランチ \2100
     コーンスープ
     ビーフシチュー
     ナポリタン
     アイスコーヒー
 チョイ足し メンチカツレツ \770 1/2個(だんなと半分こ)
 チョイ足し カニコロッケ \630 1/2個(だんなと半分こ)
 昭和のプリン \650
と、めでたくだんなも顔つなぎしてしまったところで、もうすぐお昼という頃合いで。
 
レンタサイクルで再び浅草近くにまで戻ってきて、「うますぎて申し訳ないス!」の「ヨシカミ」でお昼にすることにした。
 
中華?台湾料理?カレーとか?と色々考えたのだけど、「……ヨシカミ?」と口にしたら、もうお口が洋食になってしまって。
 
で、店頭についてみたら、開店までまだ20分以上あるというのに、既に大行列ができていた。
 
お店、カウンター席20にテーブル10個とか、そんな感じだったはず。
 
「ギリかな」
「なんとかいけるんじゃない……?」
と戦々恐々並んでいたら、私たちのすぐ後ろで、満席になった。
 
ぎりっぎりの一巡目でカウンター席に座ることができて、ついついわんぱくなオーダーをしてしまうことに。
久しぶりすぎてテンション上がってしまったな……。
 
メニューを見れば、平日には2100円の「たっぷりランチ」というセットメニューがあって、これがとても魅力的。
 
週末には「ウィークエンドサービスセット」があり、そちらは牛ヒレステーキがメインで3700円となかなかの内容になるから、平日のこれは本当にサービスプランなのだなと思う。
 
なお曜日別に固定メニューになっていて、全てにコーンスープ、コーヒー又はアイスクリームがついてくるのがお揃いで。
 
月曜:ビーフシチュー&ナポリタン
火曜:ポークソティー&ドライカレー
水曜:メンチカツ&カレーライス
木曜:定休
金曜:一口カツ&カニヤキメシ
 
とのこと。どれも最高では?と思いつつ、でもビーフシチューの月曜日が一番食べたいものだったかも。ちょうど良かった。
 
カウンターの向こうには、コック帽のシェフたちがぎゅうぎゅうと10人ほども立ち働いているのも以前と変わらぬ光景で。
 
次々と大量の炒飯を炒め、肉を焼き、パスタを炒め、スープを注ぎ、オムライスを作り……と、その手際の良さにずっとガン見し続けてしまう。
 
最初にスープがやってきて、ほどなく、シチューとナポリタンが同時に眼前に並べられた。
 
麺が、茹で置きのものをカウンターの下からがばっと3掴みくらいフライパンに入れて炒めているのが、いいぞいいぞという感じ。
 
外で食べるナポリタンって、だんなが作るそれ(マーガリンどっさり入れる)より、なんだかコクが足りないなと思うことが多いのだけど、ヨシカミのは、だんなが作ってくれるのと同じくらいにこっくりなケチャップ味で。粉チーズが最初から上にパサァとかかっているのもご愛嬌。
 
そして案外と甘さ控えめな、でも濃厚なデミグラスソースのシチューは、牛バラ肉のお肉がほろほろ。
 
お芋がフライドポテトで、あとは人参、さやいんげん。やっぱり上から粉チーズ。
 
昭和の味という感じだけれど、でも本格。やっぱりヨシカミはとってもおいしかった。
 
そしてついつい、「あともう一寸食べたい時に…チョイ足しメニューいかがですか?」なんて案内のあった、1個売りの追加メニューから、メンチカツレツ(770円)とカニコロッケ(630円)も追加して。
 
ちなみに他にはビーフコロッケ(510円)、エビフライ(670円)という選択肢もあったりする。
 
揚げたてのそれにナイフを入れて、だんなと半分こ。
 
デミグラスソースのかかったメンチカツは肉汁たっぷり、カニコロッケはカニクリームコロッケではなく、カニコロッケ。独特の食感があるなと思ったら、これ、マカロニが入っているのだそう。
 
マカロニが入っているのは、当時、グラタンをコロッケにして、ミラノ風コロッケとして販売していた名残です」なんですって。
 
ナツメグ、のようなそうでないような、シナモンにも似たスパイスがふわっと香ったのだけど、何だったのかな。その風味もまた心地良く。
 
で、メニューに「昭和のプリン」なんていうものもあったものだから、食後のコーヒーいただきつつ(だんなはセットの食後をアイスクリームにしてアイスコーヒーを追加)、プリンも食べてしまった。
 
固め濃厚しっかりプリンにホイップクリーム、チェリー、カラメル多め。
 
そうそうそうそう、こういうの!という理想のお手本のようなプリン、だんなた一口食べて「イノダを越えた……!」と呻いていた。だんなの中では理想オブ理想のプリンだったよう。
 
私は……どうかな、しろたえよりはイノダが好き、ヨシカミよりもイノダが好き、かなあ。悩ましいくらいにおいしいけども。
 
会計時には、7月23日まで有効の300円割引券(3000円以上で利用可能)を渡されて、そんなものを貰ってしまったら、また食べに行ってしまいそう。眼前で、お土産ものらしいカツサンドを次々作って箱詰めしていて、それもすっごくおいしそうだったな。
 
で、「出張先のお土産に空也のもなか買いたいんだよね」と予約してあった(我が家の分も追加で予約して貰っていた)もなかを受け取りに、銀座に移動。
 
店内に貼り紙によると、1個110円だったもなか、今年の2月から120円に値上げしますとあったけど、それでも充分お安いと思う。
 
そして嬉しいことに、13時の段階で、季節の生菓子もまだ残っていた。
 
これ!これも食べたいです!とだんなにその場で買ってもらって。
 
で、店頭で出張に行くだんなと別れ、私は開化楼の麺とペリカンのパンとこの和菓子と、最後、肉のハナマサで1kg超のフランス産豚バラブロックも買って、相当な量の荷物を抱えながら帰路に就いたのだった。力持ちで良かったわ。
 
空也の季節の生菓子は、右上から時計回りに、こんな感じ。
 
  • 空也双紙:通年品。カステラ生地で粒あんをサンドした定番品
  • 胡麻求肥:5~6月/10~12月
  • 浮島:4月中旬~6月中旬
  • 葛饅頭(2個):5~9月
  • 蕎麦饅頭:2月~5月/9月~12月中旬
 
夏には水羊羹だったり、時には練切もあったり、ちょっとした福袋のような楽しさのあるお菓子セット。
 
見た目の華やかさはさほどなくとも、何を食べてもおいしいんだな、これ。
ミックスリーフのサラダ
トンナレッリでミートソース
新玉ねぎとソーセージのスープ
麦茶
夕飯は、ゼロからソースを作る時間的余裕が無かったのと、まいばすけっとのカラヒグ麺で作るつもりで買ってきてあったソースがあったので、それを使って今日買ってきたトンナレッリを。
 
手元にあるのが、「青の洞窟」のボロネーゼ。
 
比較的肉肉しいソースだけれど、これに炒めた牛ひき肉を加え、少量の赤ワインを加えて味を調整したものを絡めて出した。
 
やっぱりこうして見ると、同じ"カラヒグ麺"の呼称ではあるけれど、浅草開化楼さんで買ってくるものの方がいくらか太く、ゆで時間も若干長めになって、けれど3分ほどでゆで上がるのだから本当に便利。しかもべらぼうにおいしい。
 
「う……、やっぱり全然、粉の風味違うね、おいしい」
「なんだこのパスタ、すげーおいしい」
「だよねえ」
 
手軽に買えるカラヒグ麺最高だけど、いやでも、開化楼さんに足を向ける理由が200%くらいありました。
そもそもカラヒグ麺を教えてくださったのは田中玉緒さんで、その伝手で何度かはこの麺を手にしていたのだけれど、改めておいしいわー!と、しみじみと。
 
明日は太麺、明後日は細麺、これから我が家の夕飯は麺祭りが続きます。楽しみだなー!