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伊豆熱川「熱川プリンスホテル」内「花筏」にて
和朝食
「私、多分5時頃起きるからお風呂行って来るよ」和朝食
女子旅だろうが就寝が午前1時近くだろうが多分そうなるからと言ったら、Tちゃんが「私、6時に目覚ましかけてお風呂行く」と。
じゃあ起きても6時まで待ってるよ一緒に行こうと言っていたら、結局Mちゃんも起きてきて、3人で朝風呂に行ってきた。
朝に男女が入れ替わり、夕方にはまた戻る仕組みの大浴場は、夕方の女風呂にはみかん風呂に入れて、朝の女風呂にはお茶風呂があってと、とても素敵。露天風呂も複数の浴槽があったりで、温度も頃合いだから長湯もできて。
朝食は7時半から、昨日と同じ個室部屋に準備が整っていた。
「健康的な食生活の合言葉"まごわやさしい"を大切にした、バランスの良いお献立をお楽しみいただけます」
とのことで、野菜がたっぷり。
1人1つの羽釜炊き米飯、すごく具沢山な大椀入りの味噌汁、コンロで仕上げの炙りをする鰺の干物。
がんもと大根の炊き合わせ、わさび昆布、塩納豆、青菜の胡麻和え、カプレーゼ、いかのなめろう、出汁巻き卵、梅干しと白菜の漬け物。
そして嬉しかったこちらが、温泉の源泉を使った、地野菜の温泉蒸し。
厚切りベーコンに根菜色々、きのこやアスパラが陶器の器に品良く収まり、ソースはちょっと洋風な酸味のある黄色いもの。
デザートにフルーツヨーグルトがついていたりと、充実の朝御飯は、皆して
「お釜のご飯って、残したら捨てられちゃうのかなと思ったら残せないよね……」
「わかる、わかるよ」
と言いつつ、全部綺麗に平らげたのだった。
伊豆稲取「きんめ処 なぶらとと」にて
稲取キンメ鯛 しゃぶしゃぶ \2750
瓶ビール \680
そしてどうにも食いしん坊な私たち。(私のみならず、感じMちゃんがなかなかなレベルの食いしん坊)稲取キンメ鯛 しゃぶしゃぶ \2750
瓶ビール \680
伊豆に来たからには金目鯛が食べたい!しゃぶしゃぶがいい!と、電車の時間に合わせてホテルをチェックアウトし、稲取駅に。
荷物を駅のコインロッカーに預けて、徒歩10分ほどの距離にある漁港近くの金目鯛専門店、「きんめ処 なぶらとと」に行ってきた。
シーズンによってはなかなかの混雑を見せる店らしいけど、開店と同時に訪れれば行列ができているということもなく。
朝食が重かったから、定食の米飯とかは要らないよねと単品の金目鯛しゃぶしゃぶを注文して、代わりにビールで乾杯することにした。
お値段はまあまあだったものの、くるりと巻かれた身も合わせると、9切れほどのおおぶりな金目鯛の身が1人分ごと、皿に盛られていて。
野菜は白菜、水菜、えのき、しめじといったところ。
野菜を先に鍋に入れつつ、金目鯛、しゃぶしゃぶしながらとてもおいしくいただいた。
ポン酢は”花ゆず"を使ったものだということで、とても香りの良い、おいしいもので。
ちょうど売り切れてしまったけど店頭でも売ってたんですと言われ、それ以上は聞かなかったのだけど、稲取の地元調味料に"花ゆずポン酢ドレッシング"というのがあったから、それだったりしたのかな?おいしかった。
道中のちょっとした店ではニューサマーオレンジもとても安価に売られていて、あ、これお風呂に入っていたやつだよね!?なんて、きゃっきゃきゃっきゃと。
伊豆河津「河津バガテル公園」にて
バラのティアラ \800
そして幸いにしてぎりぎり天気が保ちそうな中、今日訪れたのは今が見頃の「河津バガテル公園」。バラのティアラ \800
本格派フランス式ローズガーデンの園庭は、なんと1100品種6000株の薔薇が栽培されているとのこと。
地元の「谷津バラ園」は800種約7500株とのことだから、品種数が凄まじいし、敷地も広大だった。
高台にはちょっとした東屋があって、そこからの眺めがまた格別で。
午後早め時間のローズガーデンはこんな感じに人影もそれほど多くはなく、のんびりとバラ鑑賞を楽しむことができた。
奥に見えるパーゴラに伸びる蔓バラがまた壮観で。
そしてこちら、優しい色合いの黄色いバラはその名も「伊豆の踊子」。
ちょうど今が盛りとあちこちで咲いていたこの品種、この公園の記念花なんですって。
フランスのバガテル公園から姉妹園である河津バガテル公園に作出者から贈られた品種なのだそうで。
3人それぞれ、「このバラかわいい」「このバラきれい」とせっせと写真フォルダにバラ写真を増やしつつ、私が好きなのはもっぱらこんな感じの色合いのバラで。
いかにもバラという感じの大輪の剣弁高芯咲きのものも大好きだけど、オールドローズっぽい、クォーターロゼット咲きのものがお気に入り。
見頃がほんの少し過ぎ気味な株もあったけれど、こんな感じに、ばっちり見頃の素敵な花がいっぱいあった。
そのうち、「お互いのイメージバラをみつけてあげよう」なんて遊びにもなりはじめ、2人の解釈によると私は暖色(オレンジ)系の大ぶりな存在感ある剣弁高芯咲きのものなのだとか。
で、私から見たMちゃんはピンク色で小ぶりな花がぽんぽん咲く"コーラルクラスター"。
Tちゃんは大輪で華やかな孤高のバラといった佇まいの"クリムゾン・グローリー"が、名前からしてもそれっぽいなと思ったのだった。
名前はしっかり覚え、場所もあらかた覚えたつもりで、2人に「Tちゃんのイメージ花みつかったー」と報告しに行ったのだけど、花の場所が解らなくなってしまい。
あれ?と探していたら、バラの手入れをしていた園の人に何と言うバラですかと聞かれてクリムゾン・グローリーですと答えたら、そこに1株、あっちのパーゴラに1株、あとあっちのエリアにも1株ありますよと連れていってくれた。え、すごいな……?とものすごく驚いた。すごいなバラ園芸スタッフ。
かくして、各々の"イメージバラ"の写真も撮って、最後はショップでバラグッズの買い物などしつつ、休憩もした。
かわいいカフェでいただいたのは、"バラのティアラ"というネーミングのソフトクリームパフェ。
下にはシリアル、その上に、バラとバニラのmixソフト。
販売もしているバラジャムと、その脇には、河津産の食用バラ"ドフトボルケ"のシロップ漬けも。
そして蔓をイメージした風なホワイトチョコの飾りが2つ。
バラジャムってもっと香料臭い感じになるかと思いきや、自然な風味でふわりとバラが香る、とても品良く感じられるものだった。
個人的には、桜系は紫蘇っぽい風味がするのがあまり好みではないのだけれど、バラはそういった香りはなくて、むしろ食べやすいと感じたくらい。
良かった良かったと河津駅に戻れば、帰りの踊子号まであと数十分。
駅の土産物屋さんなどを見て、そうバタつくこともなく帰路に就いたのだった。
横浜中華街「萬珍樓點心舗」にて
四季彩味盆(旬を味わう四季前菜) \2600
小猪餃(こぶた餃子)(3個) \1260
白菜蒸餃子(白菜餃子)(3個) \900
粟米餃(とうもろこし餃子)(3個) \960
煎蘿蔔糕(大根餅)(3個) \900
咸水角(五目餅揚げ)(3個) \990
竹筍蝦餃(海老蒸し餃子)(3個) \780
小籠包(3個) \840
叉焼腸粉(叉焼キシメン包み) \800
蒜油鮮蘆筍(アスパラのニンニク炒め)(小) \1900
キリン一番絞り(生) \950
桂花陳酒(ソーダ) 2×\900
紹興酒(萬珍樓貴君牌 300ml) \2400
で、旅はこれでは終わらず、「せっかくだから横浜で降りて、おいしい中華食べてから帰らない?」と。四季彩味盆(旬を味わう四季前菜) \2600
小猪餃(こぶた餃子)(3個) \1260
白菜蒸餃子(白菜餃子)(3個) \900
粟米餃(とうもろこし餃子)(3個) \960
煎蘿蔔糕(大根餅)(3個) \900
咸水角(五目餅揚げ)(3個) \990
竹筍蝦餃(海老蒸し餃子)(3個) \780
小籠包(3個) \840
叉焼腸粉(叉焼キシメン包み) \800
蒜油鮮蘆筍(アスパラのニンニク炒め)(小) \1900
キリン一番絞り(生) \950
桂花陳酒(ソーダ) 2×\900
紹興酒(萬珍樓貴君牌 300ml) \2400
女子旅に似合いのかわいい点心食べられるお店があるよと、「萬珍樓點心舗」にお連れした。
ビールは桂花陳酒で乾杯して、最初はこういうのが良くない?と前菜盛りを頼んで。
中華くらげなどはなく、皮蛋、生姜の甘酢漬け、焼き鴨、蒸し鶏、イカのピリ辛ソース、プチトマトの中華ピクルスといった感じの組み合わせ。
どれも隙無くおいしくて、さすが!という感じ。
で、正直なところを言えば、この豚さん餃子よりは、蝦餃だったり小籠包だったりの方がおいしいのだけど、やっぱり女子旅だし、最後はこういう"映え"なものを!と、かわいいシリーズからこぶた餃子、白菜餃子、とうもろこし餃子を。
見た目まんま、白菜餃子は白菜たっぷり、とうもろこし餃子はとうもろこしたっぷりなのが素晴らしい。
2人共、中華点心はそれほど詳しくないということで、「お願い……ハムスイコを、咸水角を食べてみて……おいしいから……」と布教したり、他の店ではそう多くは見かけない腸粉を紹介してみたり。
スパイス感が淡い、優しい味のここの咸水角は本当においしい。揚げたてあっつあつで。
かわいい点心もテンション上がるけど、私が本当に好きなのは、やっぱりこの、茶色から白へのグラデーションの色合いになる点心なんだなあ……、と、
こちらはいつもの蝦餃と小籠包。
卓上にはもう長いこと使っている香辣脆もしっかりあって、大根餅あたりにちょっとつけて食べるのが相変わらずの美味だった。
そして、当初ではぱぱっと、席をキープしておける(一応予約の時点では2時間制と聞いてはいた)時間内に食事して帰ろうとはなっていたのだけど、なんとなく、話の流れで「もうお酒飲んじゃおう!」みたいなことになって、紹興酒を。
萬珍樓オリジナルの紹興酒は、300mlボトルでもしっかりコルク栓がついていて、ワインよろしく目の前で空けてくれる。
Tしゃんは相当にお酒に弱いので、「ざらめもお持ちしますか?」という声に是非にと頷き、シロップ並に甘くした紹興酒を「おいしー」と言いつつちびちび飲んでいたけれど、途中からけっこうな酔っ払いになっていて面白かった。
「ねえわかる!?違うの、違うのがわかるの!違うの!」と色々力説していたけど、こっちもまあまあ酔っ払いだったからなー……。
最後は、デザートというよりしょっぱい野菜が恋しくて、アスパラのにんにく炒めを食べた。
これも、絶妙なシャキシャキの火入れでおいしかったな。
一時期、大丈夫か?ってくらいに味の落ちた萬珍樓だったけれど、今は老舗飲茶の風格がばっちりで、クラシカルかつ豪奢な店の雰囲気もあいまってとっても素敵な店に戻ってくれた。
中華街では聘珍樓が閉店ということで激震が走っているけれど(あの聘珍樓も潰れるのか……と私も本当にびっくりした。杏仁豆腐の素とか、おいしかったなあと)、気に入りの店はなるべく長く続いてくれると良いなと思う。切に。
で、石川町からは京浜東北線で帰る2人と横浜で別れ、ゆるっと座って地元に帰還。
というわけで、こちら、今回のお土産いろいろ。
我が家が特急券を代表して取ったので、どうもありがとうと2人からお礼のお菓子やコーヒーを貰ったり、誕生日プレゼントにすごく綺麗な蜂蜜を貰ったり。
集めている"のびねこ"も新たに4種見つかったし、バナナワニ園では「反射炉ビヤ」との共同企画品の「バナナパイナップルIPA」「バナナミルクティーSHAKE」を買ってみたり、ちょこちょこと、謎お土産を。
石川町手前の横断歩道で、酔っぱらったTちゃん(いつもはクール美女)が、
「あのね!私はね!すっごく楽しかったの!私は、っていうのは、あなたはどうか解らないけど、私はね!?って意味でね!!」
と力説していて、いや、私もすごく楽しかったし!?と謎の言い合いをしたのが楽しかったな。
お互い、いい感じに気を遣わないで良い仲なので、本当にらくちんで。
年1くらい行けるといいねーと盛り上がったけど、本当に年1くらいで行けるといいなあ。爬虫類が見られる動物園(?)とか、伊豆界隈、行ったら楽しいだろうなという場所は色々あるみたいだし。