2025年6月13日金曜日

結婚記念日フレンチを

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タコス風ホットサンド
さくらんぼ(山形県産紅さやか)
台湾パイナップル
カフェオレ
いっぱい作ったタコミートが残っているうちにこれをしようと思っていた、タコス風ホットサンドが今日の朝御飯。
 
レタスは水分が出てしまってホットサンドには不向きだからとキャベツを使うことにして、タコミート、キャベツ、トマト、シュレッドチーズをどっさり挟んで焼き上げた。
 
今回にタコミート、「DEAN & DELUCA」のメキシカンラブを使って作ったものだから、いつものタコス用スパイスを使ったものとは若干風味が異なっていて、これはこれで良い感じ。おいしい。
代々木公園「おそうざいと煎餅もんじゃさとう」にて
 バジルあさりらーめん(冷) \1000
 溶かしオニオンバター \200
今日は結婚記念日で、息子も不在ということもあり、夕御飯はおいしいものを食べに行こうということに。
 
なら昼前から都内に行ってしまおうかなと、宿題にしていた「おそうざいと煎餅もんじゃさとう」のバジルあさりラーメンの冷たいのを食べに行くことにした。
 
温かいのと冷たいのと2種類ある今回のバージョン、気になるのは断然冷たい方だったのだけど、先日あまりに寒すぎて、急遽温かいのを食べることにしたのだった。あれも食べておいてよかったー!と心から思う美味ではあったのだけれど。
 
というわけで、"冷"の普通盛り、溶かしオニオンバターつき。
 
温かいのだと固形のバター、冷たいのだとわざわざ溶かしバターがつけられるのが素晴らしい。
 
品名の"バジルあさり"の風味が濃厚に感じられるのは温かい方かなと思ったものの、どんぶりのトータルのバランスの良さはこの冷たい方かなと私は思った。
 
細麺のしこしこ感も最高だし、豆乳やトンナータの調和が素晴らしく。
 
バジルをいつ溶かすか、バターをいつ入れるか、そして最後のグリーンカレーペーストをいつ入れるかですごく悩みつつ、「大盛にしても良かった……」と心から思いながらあっという間に平らげた。落合務さん監修らーめん、今回もおいしかったなー。
 
そしてこちら、今日のもんじゃメニュー。
 
"流しそうめんもんじゃ"とは一体……と思いつつ、ここで画像検索をしてしまったら勝ち負けで言うところの負けになってしまうので、どんなもんじゃなのかなーと思いを馳せるだけにしておいて。
 
かつ煮もんじゃあたりは、もう絶対おいしいものだよね……。
 
しかし、今日の「もう絶対おいしいもの」は、店に着く直前にインスタのこの投稿見てテンション爆上がりになっていた「ルースイ漬け」。
 
所謂、台湾の"滷味"と同じものだろうと思われるこれ、蝦夷鹿のバラ肉や豚のタンや鳥手羽が入っているのだとか。
 
「え、週末に食べたい……けどだんなにも食べさせたい……」
 
日曜月曜の夕食は私一人なのが確定だから自分用に買うつもりで(そして明日はだんないるけど、今のところジム後に蕎麦屋に行こうとも言っていて)、いやでも……と悩んだ末、小を2パック買うことに。
 
他にもいくつかお惣菜を買い、そして店頭のベンチ席には前回よりもちょっと変わった案内になったかき氷メニュー。
 
いちご生クリームいいなあ……と思いつつ、今夜は御馳走なのと、かき氷ほどの気温ではないかなと、かき氷は次回に見送り。いちご生クリーム、めっちゃ食べたい。
 
で、午後は今回も新橋に移動した後、PC作業色々やりたいしということで「インターネットカフェBAGUS」の女性専用席に。
 
同じ時間カラオケボックスにいるよりはいくらか割高だけれど、ドリンク飲み放題、スナックやソフトクリーム食べ放題。
足ゆったり伸ばせて気兼ねなく寝転がれるし、なんなら昼寝もできるし(カラオケボックスだとこれが難しい……)、あと、地味にうれしい、"変な匂いがしない"。これ重要なんだわ……カラオケボックスも、普通のネカフェも、案外それがきついので……。
銀座「Mardi Gras」にて
 焼なすのサラダ \1600
 豚肉のリエット \1700
 茨城つくば鴨 胸肉のロースト \4900
 羊のグリル \5600
 本日のタルト(沖縄島バナナ) \900
 プリン \900
 ビール(ハートランドドラフト) 2×\900
 赤ワイン(仏 Les Fiefs De Lagrange Chateau Lagrange 2013) \12500
 グラッパ 2×\1300
 エスプレッソ 2×\700
 テーブルチャージ 2×\1000
というわけで結婚記念日デイナーは、なんと2016年以来の訪問の銀座「Mardi Gras(マルディ・グラ)」。
 
2022年の「マルディグラ オーナーシェフ 和知 徹さん 多彩な食の喜びを提供する“肉の巨匠”|料理を作るからはじまる100人の仕事|PROFESSIONs OF FOOD AND」によると、2001年9月にこの地にこの店をオープンして以来、もう24年もお店を続けていらっしゃる。
 
そう広くはない厨房、至極そっけない看板、細くて急な階段を降りた先の、穴ぐらのような店内。ちっとも変わっていなくて、ある意味すごい。
 
コース料理は無く、黒板のメニューが全て。
 
ワインリストも無く、こういう方向のワインが欲しいと告げれば、テーブルに候補を数本持ってきてくれる。
 
喉が渇いたので最初はビールを貰うことにして、前菜2種類と、メイン2種類を注文してそれぞれシェアして食べましょうということにした。
 
1kgのビステッカ、すごいなあ。4人いれば余裕で食べられると思うけど(なんなら3人でもいけると思う)、3人で食べて1人8800円かあ……ううん。
 
ハートランドの生ビールに、酸っぱい黒パン、じゃがいものオムレツ。
 
この、そっけなく楊枝の刺さったオムレツが、しみじみおいしい。
 
全体、華美なところは1つもない料理だらけなのだけれど、でもおいしいんだなあ。
 
燻製香に似た、炭火の匂いがする、こちらが焼なすのサラダ。
 
濃厚な旨味で、日本酒のアテの"舐め味噌"みたいな感覚で、いくらでも酒が進んでしまいそう。
 
風味の良いオリーブ油がたっぷり垂らされてて、適当に混ぜつつ、飾りの葉っぱはミント。
 
そして予想外の見た目でやってきたのがリエットで。
 
んん?ポテサラ?と思うような外見のこれ、ちぎったパンも最初から和えてあるものだった。おもしろい。
 
私、皮蛋と豆腐をぐちゃっと混ぜた風な皮蛋豆腐が好きなのだけど、そんな方向?
 
で、見た目がそっけないから分量がそれほど多くない風にも映るけど、けっこう食べ応えもあって。
 
早々にビールも無くなったので、普段サンジョベーゼあたりの赤ワインを好んで飲んでいるのですがと、赤ワインを見繕ってもらった。
 
普段はイタリアワインが多いと告げたこともあって、比較的安価なキャンティから、フランスワインから。
 
最後に紹介してもらった13年もののボルドー、シャトー・ラグランジュがカベルネ ソーヴィニヨンベースで、メルローとのブレンドとのことで良いんじゃないかと。
 
なんでも、メドック格付けシャトーラグランジュのセカンドワインなんですって。
 
どっしりとした熟成感があって、けれど華やかさやフルーティーさもあるおいしいもので、続く鴨にとてもお似合いだった。
 
というわけで、1皿を2人分に取り分けていただいた鴨肉がこちら。
 
最高のロゼ色で、添え物がポロ葱とベーコンのソテー。
 
鴨肉は、火入れも素材も素晴らしく。シンプルめな味付けもあって、しみじみおいしい……!といった印象の肉だったけれど、添え物がびっくりするほどおいしかった。くたくたに火の通った葱と、これ自家製なのかな……ものすごく風味の良いベーコンと。
 
続く羊は、最初、剣のような立派な串に刺さった状態の塊肉を「こちら焼けました」と一瞬テーブルまで持ってきてくれて。
 
それをカットして出してくれたのが、今日の一番上の写真。
 
トマトと赤玉ねぎのサラダを添えたラム肉はクミンの香りで、そうだよねクミンの香りにするよねと納得感しかなく。
 
これもまた、絶妙な火入れで素晴らしかった。
 
そういえば 『dancyu 2025年春号』が、「日本一の肉レシピ」特集で。
 
冒頭の「2大肉シェフによる肉焼き教室」コーナーで、この店の和知さんが輸入牛サーロイン、黒毛和牛イチボ、骨付き鶏もも肉、豚肩ロースブロック、黒毛和牛ヒレを焼きまくっていた。もう、どれもおいしそうで。
 
デザートは、ちょっとお酒が物足りないとグラッパ貰いつつ、だんながプリン(10年前もプリン食べてた)、私は"本日のタルト"の島バナナタルトを。
 
変わらない見た目の、カラメルたっぷりの黒々とした大人味プリン。
 
ふわりと洋酒の香りが漂う風な濃厚さで、とにかくカラメルが濃厚で。
 
タルトもまた、"良く焼き"という風な、ゴリッとした風な、固め&濃いめ&重めという感じで、とっても良き。
 
というか、今日の写真見返すと全体、8割茶色という風で笑ってしまう。
 
注文したのがそういうものだったと言えばそれまでだけど、この感じ、最高だなと思った。
 
良い夜でした。