2012年6月3日日曜日

モスのナン。

ベニエ
カフェオレ
ゴールデンウィークぶりに、我が家に帰ってきただんなと一緒に朝御飯。
 
ここは気合いを入れた奥様の手料理を!……と思いつつも、金曜土曜と丸2日家を空けていたのでこれという下ごしらえ的なものはできておらず、でも「パン買ってきて食べる」みたいなのはちょっとがっかりだし、どうしましょう……と考えて「ベニエ揚げようかな」と。
 
「ベニエ(Beighnet)」とは、揚げドーナツのこと。アメリカはニューオーリンズにある「Cafe du Monde」の名物菓子だ。調子に乗って買いすぎた「ベニエミックス」が手元にまだ残っている今日この頃で……実のところ、考えたくないくらいに賞味期限は過ぎている。でも日本じゃ絶対買えないものなのでもったいなくて捨てられずにいた、という次第。
 
この手の粉ものの品質は、「少量の粉をぬるま湯で溶いてにおいをかぎ、酸味や異臭を感じたらアウト~」ということになっているらしいので、試しにと未開封のを出してみたら袋がガスでパンパンになっていたりすることもなく、粉の匂いや味も全然問題ない様子。使ってしまえ!と、「ミックス粉に水混ぜてのして切って揚げるだけ」のベニエを久しぶりに揚げてみた。
 
頻繁に作っていた当時は「表示より水分は○割多めがいいみたい」とか色々コツを会得していたのだけれど、それもさっぱり忘れてしまったので、おおむね表示通りに作ってみた。
 
粉の劣化も少なからずあっただろうけれど、でも
「あー、そうだった、水分多めの方が良かったんだった、確か」
「で、あんまり練り混ぜちゃダメなんだよね、ざっくりと」
と、作っているうちに「そうそう、こんな感じだった」というのが思い出されつつ……できあがったのはちょっと薄くて固めなベニエ。本店どおりに、ばさっと無造作に大量の粉糖添えつついただいた。
 
粉はまだ使えそうな感じだし(おそろしいことにまだ数箱残ってるの……)、ちゃんとコツ思い出しながら揚げたらかなり美味しいのができるかも……と、次回に期待しつつ、そこそこに満足だった朝御飯。
 
日本のカフェデュモンドはすっかり規模が縮小しちゃって、都内で行けそうなところは池袋スパイス店くらいしかないのが本当に残念。昔は千葉パルコとかにも入ってたのにね~。
「モスバーガー」の
 ナン・タコス
 オニポテ&白ぶどうソーダ
「僕は午後に友達と遊びに行くよー」
「俺は1時半くらいの電車に乗って大阪に行くよー」
と、日曜の今日ものんびりというわけにはいかず。
 
昨夜疲れ果てていろいろうっちゃって寝てしまっていたのをあれこれ片付けて、「銚子丸に行く?」と言いつつも、あんまり時間の余裕もなくなってきてしまったので、「簡単にハンバーガーとかでいいかな」と。
 
家族連れだって、久しぶりにモスバーガーに行ってきた。
 
気にはなっていたものの食べたことがなかった「ナン・タコス」を食べてみることにして、シェイクへの渇望はぐっと我慢。白ぶどうソーダ飲み飲み、好物のオニポテのセットにしてもらった。
 
しっかりはっきり「タコス」なのに、でもちゃんと「モスバーガーの味」になっているところが面白かったナン・タコス。ハンバーガーにもレタスとトマトがふんだんに使われているこの店だけど、ナン・タコスにもそれらの野菜がたっぷり盛られていた。
 
スパイシーミートと、チーズソース、トルティーヤチップも盛られて本当に「タコス」な感じで、悪くない。マンゴーどアボカド入りの「ナン・タコス マリネ」もきっと美味しいのだろうなー、次回はそれかなー、と思いながらもぐもぐもぐ。
 
そうそう、モスバーガーといえば、モスライスバーガーきんぴらが、JAL国際線の一部路線の軽食メニューになったのだとか。海外出張行って、帰りの便でこんなのが口にできたら相当嬉しいと思うのだけど、残念、提供されるのは日本出発の便だけなのだそうだ。
 
でも空の上でライスバーガー、いいなぁ。
冷や奴
ちぎりキャベツのうまたれかけ
鶏の唐揚げ
しめじと青菜の味噌汁
羽釜御飯
麦茶
息子は出かけてしまい、だんなも大阪に発ち、あっというまに静かになってしまった日曜の午後。
のんびり昨日の日記など書いていたらあっという間に夕方になってしまった。
 
朝に揚げものやって鍋やら油やら出ているところだから……と、夜は久しぶりに唐揚げをしようかな、と。
 
揚げ物は家族全員大好きだけれど家で揚げ物をするのはかなり稀なことだったりして(数ヶ月前に鶏手羽素揚げして食べたかなー、くらい……)、こういう機会でもないと、揚げ物を夕飯のおかずにと思い立つことはないのだった。
 
鶏肉は一口大に切って、おろし生姜とおろしにんにく、醤油、胡麻油、酒を適当に加えて揉み揉み。数十分したらそこに片栗粉をばさーっと投入して揉み揉み。あとは「美味しくおなりー」と念じつつ揚げるだけ。
 
「添え物はやっぱりキャベツでしょう」と、手でざっくりちぎったキャベツに「うまたれ」少量かけてマヨネーズ隅っこに添え、あとは冷や奴、味噌汁、炊きたて御飯という感じで。
 
「家が油臭くなるからー」「片付けとか面倒だからー」「カロリーも心配だしー」と理由つけてあんまりやらない揚げ物だけど、揚げたての鶏の唐揚げの美味しさときたら、悶えるほどに幸せなものだった。
 
経験がそう多くない割に、天ぷらよりもベニエよりも唐揚げは簡単に美味しく作れるのは愛のなせる技なのか、久しぶりに食べた自家製唐揚げのあまりの美味しさは
「油こしつきの、2つの鍋が重なってる感じの揚げ鍋、買っちゃおうかなぁ……」
そしたらもっと手間なく揚げ物できるしなぁ、と不埒な事を考えてしまうほど。
 
さすがにそれは思いとどまった(鋳鉄鍋で揚げた方がやっぱり美味しいと思うし、鋳鉄鍋のちょうど良い手入れにもなるし)ものの、そう揚げ物をおっくうがるものではないかな、と認識を改めたくなる今日の夕御飯だった。
 
で、揚げた鶏もも肉は「1枚じゃ足りないし~」と2枚にしたわけだけど、さすがに1人1枚の鶏ももの唐揚げはけっこうな分量。子供のげんこつサイズの唐揚げが1人あたり6個あたり、ごろんごろんと揚がってしまい、「無理して全部食べなくても……残ったらまた明日とかに食べればいいからね」とか言いつつも私も息子も揃って完食。唐揚げ、げにおそろしき食べ物……。