2016年7月31日日曜日

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2016年07月31日

地元イタリアンナイト

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「Delifrance」の
 ミートパイ
 オニオングラタンパン 1/3切れ
パイナップル
アイスカフェオレ
今日は息子、朝からお出かけだそうで、タイミング合わせて家族で朝御飯。平日はいつもタイミングが合わないし、週末は寝ていることが多い息子、「朝御飯を家族一緒で」というのはなんだか新鮮。
 
昨日、閉店間際の「Delifrance」で買ってきたミートパイは、確か10%offだか20%offだかだったもの。安くなってる事だし、単価高めのパンをということで、家族揃いでミートパイ。あと、細長いオニオングラタンパンは1つを3等分してもぐもぐ。
 
ここのミートパイは、トマト味強め。トマト由来の酸味も感じるので、さっぱりもしているのだけれど、好みの方向とはちょっと違うかなー……という感じ。
津田沼「モスバーガー」にて
 リッチモスチーズバーガー ゴルゴンゾーラチーズソース
 フレンチフライポテト
 モスシェイク(バニラ)
今日は地元であれこれお買い物して、今日までの期間限定のクーポンがあるからモスバーガーでお昼にしようじゃないか、ということに。
 
あちこち行くなら自転車にしますか……と言っていたところで、昼前にどざーっとけっこうな勢いの雨が降ってきた。無理矢理自転車で行こうか悩みつつ天気予報を見ると、どうも夜くらいまで雨は降り続くみたい。こりゃあかん、と、歩いていざいざモスバーガー。
 
私は季節商品の「リッチモスチーズバーガー ゴルゴンゾーラチーズソース」を食べてみることに。先日のマクドナルドのシェイクががっかりだったので、今度こそ美味しいシェイクをと、バニラシェイクをつけてもらった。甘さ控えめのさっぱり味、やっぱりモスシェイクは安定の美味しさ。……甘いシェイクも嫌いじゃないけど、でも私はヨーグルトシェイクは好きな方向ではなかったんだよねえ……。
 
ゴルゴンゾーラの風味濃厚なバーガーは、「モスチーズバーガーに、とろりとした食感のゴルゴンゾーラチーズソースを贅沢にかけました。濃厚でコクのある味わいです」というもの。ベースはモスチーズバーガーだそうで、でも馴染みのあるそのバーガーとは思えないほどに、ソースのインパクトが想像以上に大きかった。なかなかしっかり青カビ風味。
津田沼「Pecorino」にて
 本日のおまかせ前菜8種盛り \980
 モッツァレラチーズとトマトのサラダ \850
 木の子のクリームスパゲティ(大盛) \1650
 ペンネのゴルゴンゾーラソース和え(大盛) \1720
 フランス シャロレー牛ロースのステーキ \1680
 スパークリングワイン(スペイン サンカターナ・ブリュット) \3600
 赤ワインカラフェ(500ml) \1400
 
自宅で
 「FLO」の2種のクリームのミルクレープ
 アイスカフェオレ
このまま雨模様なら夕飯にまた外出するのもめんどくさいし……と食材をいくらか買ってきてはいたのだけれど、案外あっさり晴れてしまった。そして「帰宅は7時過ぎになるかもー」とか何とか言っていた息子も「予定が思ってたより早く終わっちゃった」と5時過ぎに帰ってきた。
 
そういうことなら外食しちゃう?なんか美味しいパスタが食べたい気分なんだよね……と、以前行こうとして臨時休業だった所元のイタリアン、「Pecorino(ペコリーノ)」に行ってみることに。この界隈ではなかなか評判の良い店らしい。
 
腹減ったという息子は「ピザかパスタだったらパスタ」との事だったので、パスタの大盛を2皿。前菜はおまかせ盛りとカプレーゼ、それに肉料理1つ取って、足りないようなたまた考えましょう、と注文したら、これでなかなかちょうど良かった。
 
想定外だったのは、最初に頼んだスペインのスパークリングワインが飲みやすくて(しかも喉も渇いていて)、パスタが来るか来ないかのうちに早々に空になってしまったこと。
 
ハウスワインがお手頃価格だったので、500mlカラフェを貰ってそれを飲み飲み肉料理を楽しんできた。デザートは、今日は自炊のつもりで昼のうちにケーキを買ってしまっていたので今日はバス。チーズケーキや色々な種類のジェラート、それに「デザート盛合せ」なるメニューもあって、次はこれをと思ったのだった。
 
前菜が魅力的なイタリアンは良いお店……ということで、おまかせ前菜8種盛りは、一番上の写真。
 
レバーのパテ、テリーヌ、ヤリイカのマリネ、フリッタータ、サラミや生ハム、カポナータ、という感じ。ピクルスやオリーブも添えられていて、酒の肴にまさにぴったり。ちゃんと手がかかっていて、美味しい前菜だった。しかもこのボリュームで980円は、お値打ちだと思う。
 
木の子たっぷり、クリームパスタ。 大盛で頼んだ木の子のスパゲティも、このボリュームでなかなか幸せ。
 
ちなみに突き出しは袋入りのグリッシーニで、コペルト(席料&パン)として1人200円取られていた。
 
カプレーゼには美味しいアンチョビも添えられていて、モッツァレラもちゃんと美味しいもの。
 
昼からゴルゴンゾーラ続きになったペンネは息子の選択で、これまた濃厚なチーズ風味だった。
 
シャロレー牛のステーキも、ボリュームたっぷり。 最後にいただいたシャロレー牛のステーキも、ボリュームたっぷり。
 
にんにくチップが散らされて、粒マスタードとレモン添え。
 
じゃがいものグリルと、きのこと青菜のソテーも肉の下に敷かれていた。
 
複数人でつついても満足なボリュームのメインディッシュも満喫して、お会計は13000円ほど。美味しかった。また色々つつきに来たいな。
 
で、帰宅してからアイスコーヒーをグラスに注いで、カットケーキを1人1個。
 
昼間にいくつかお店を覗いてきたものの、ホールケーキになかなか「これ」という内容とサイズのものが見当たらなくて、結局「FLO」のカットケーキを買ってきた次第。
 
「あ、無料のろうそくがあ」 「要らないからね」
「ふーってしない?」
「しない」
 
せっかく誕生日だから、カットケーキでもロウソク立てたらどうかと提案したら、かぶせるように拒否された。
 
私が選んだのは「2種のクリームのミルクレープ」。下部はカスタードクリーム、上部はシャンティクリームを挟んだ2層に分かれたミルクレープで、上には苺のトッピング。この店のタルトやケーキは全体的に甘さ濃厚なのだけれど、お酒を飲んだ後の甘いケーキは、その甘さが心地よかった。

2016年7月30日土曜日

台湾料理とマルディグラ

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「Johan」のコーンパン
パイナップル
アイスカフェオレ
今日はだんな誕生日イブ、ということもあって、朝から一日お出かけの私たち。
 
早めの昼食の予定だったから何も食べずに行っても良いかなと思っていたのだけれど、早くに起きてきただんなが(私は更に早く起きていたわけで)
「なんかおなかすいた」
と言うので、これが最後の「Johan」のコーンパンをしっかり温めて。
 
ジャムに加工した残りのパイナップルも食卓に出して、ささっと食べて軽め朝御飯にした。さて、朝から猛烈に暑い中、めげずにおっでかけー。
代々木公園「台湾フェスタ」にて
 「台湾担仔麺」の
     台灣肉燥飯 \400
     台灣士林鶏排 \600
 「麺線屋formosa」の
     麺線 \500
 「京鼎樓」の
     羽根つき焼小籠包 \600
 「台湾担仔麺」の
     台灣担仔麺 2×\500
 「甜風」の
     マンゴー冰 \800
 「氷屋川久」の
     ふわふわ極上かき氷 いちご \500
 「KIRIN」の
     生ビール 4×\500
 水ペットボトル 2×\150
まず訪れたのは、代々木公園。
 
この週末に開催の「台湾フェスタ」、台湾フードが色々いただけるということで、ここでお昼御飯にしようと計画していた。
 
「食事できるテーブルあるらしいけど、のんびり行ったら席なんて埋まってるよね」
「それにですね奥様、"au WALLET 限定特典"というのが、これが先着200名だそうで」
「……なんだそりゃ」
 
なんでも、屋台御飯の購入は現金でも良いのだけれど、au WALLET限定で食券を買うこともできるのだそう。各店舗に食券使用者対象の専用レーンがあって待ち時間なしに買い物できるうえ、毎日先着200名には割引サービスもあって、3000円の食券購入で3500円分のチケットが貰えるんですって。
 
そりゃお得だね嬉しいねと、開場10時合わせでとっとと向かってしまうことにしたのだった。
 
梅雨も明けたこの週末はとんでもない暑さで、首や腕の日焼け止めはばっちりしてきたのにうっかり足の甲に日焼け止め塗り忘れて、サンダルの跡がばっちり日焼けしてしまったくらい。食事コーナーにはテントが張られて日陰になっていたものの、それでもたいそう暑かった。
 
こう暑いとビールでしょ、ビールだよねと、瓶ビールよりはと「日本に一台しかないビールカー」を擁してきたKIRINのブースで生ビールを買い、あれこれお買い物。ビール、きっと1杯じゃ終わらないよねと、買った食券は6000円(=割引適用で7000円分)。
 
代々木公園「台湾フェスタ」にて、早速食べたのは鶏排と魯肉飯! 魯肉飯食べたいねと全部の店のメニューを見たのだけれど、一番美味しそうだったお店で、鶏排も一緒に買ってきた。
 
ブースの写真入りメニューには「台灣肉燥飯」と書かれていたけれど、同じ店の別のメニューには「魯肉飯」とあったり、そのへん、なんだかゆるい感じ。
 
他のお店のはもうちょっと値段が良い代わりに角煮もごろごろ乗っているような魯肉飯で、「うん、そっち系もすごく美味しそうだけど、でも私たちは地味な魯肉飯が食べたいのよね」とこれにしてみた。
 
スパイスの効いたとろみのある豚肉煮込みかけ飯と、これまたスパイスの効いた巨大なカリカリフライドチキン。
 
臭豆腐を扱う店もあって、程度はずっと軽いものの、台湾夜市の屋台街の匂いが周囲に漂っていた。あーいいなー台湾。また行きたいなー台湾。
 
これは「麺線屋formosa」の麺線。おろしにんにくも後入れで。 新橋の麺線屋さんの出店もあったのだけれど、「そっちはお店で食べられるわけだし」と、二子新地の麺線屋さん「麺線屋 formosa」の麺線をだんなが買ってきてくれた。
 
辛味だれとおろしにんにくは好みに応じて後入れで。香菜も大丈夫ですか?と言われ、全力で頷いたらがっさー入れてくれたのだそう。
 
おろしにんにくががっつり入る分、新橋のお店のそれよりも幾分下卑た風味ではあるものの、その感じがむしろ「あるある」な味わい。揚げ葱も散らされていて香ばしいうえに、モツもたっぷり。
 
「京鼎樓」の羽根つき焼小籠包は、ラー油と胡麻の香ばしさ。 ビールのアテにと買ってきたのは、「京鼎樓」の羽根つき焼小籠包。
 
割と容赦なくラー油がかけられ、見た目からして辛かったけど、羽根はぱりぱり、肉汁は小籠包に閉じ込められてしっかりジューシー、ちゃんと美味しい小籠包だった。
 
11時近くになる頃には、100人以上が座れるだろうテーブルスペースもすっかり満席、そしてどこのお店もかなりの行列。
 
でも、食券使用者専用レーンはばっちり機能していて、どの店でもほとんど並ぶことなく料理を買ってくることができた。
 
やっぱり最後はこれだよねーと担仔麺。もう、担仔麺が好きすぎる。 食事の最後はやっぱりこれだよねと、最初に魯肉飯を買ったお店の担仔麺を。
 
混ぜ麺とか台湾ラーメンのお店とかはあったけれど、素朴のフツーな「担仔麺」のお店は全然なくて、このお店が唯一の販売店なのだった。
 
シンプルスープに肉味噌たっぷり、にらともやしと、そして香菜。
 
気温は上がる一方だけれど、それでも担仔麺は安定の美味しさ。
 
最後はやっぱりこれ!とマンゴーかき氷。 んで、最後はやっぱりかき氷!と、マンゴーかき氷を。
 
本当は他に「ここのが美味しそう」と狙っていたお店があった(しかも人気で大行列だった)のだけれど、オープン1時間にして品切れになってしまったそう。
 
それは残念、と他の店で買ってきたマンゴー冰は、800円という価格がなかなかに高かったけれど、これでもかとマンゴー果肉がざくざく盛られていて、氷もほどよくふわふわで美味しかった。
 
あとは残った食券の調整でさらっといちご味のかき氷食べて、水のペットボトル買って、おしまい。すっごく幸せだったけど、でも願わくばもうちょっと涼しい季節のイベントだったら嬉しいなあ……。
 
で、食事後は大久保のグローブ座に移動して、カジャラ♯1 『大人たるもの』を見てげらげら笑ってきた。
 
「ラーメンズ」の小林賢太郎の新作コント公演「カジャラ」の第1弾「大人たるもの」。片桐仁も出演ということで、2009年以来舞台公演の無かった「ラーメンズ」の2人が一緒の舞台に立つということで、全力でチケットを取ってみたのだった。
 
ファンクラブとかではなく、普通にイープラスの抽選予約経由だったのだけれど、取れたチケットはなんと前から2列目中央の素晴らしい席。2時間の公演で、大きく分けてコントが8本、「ラーメンズ」時代のノリっぽいものがあったり感動的なものがあったり。
 
キーワードだけ並べると、「子供用赤ちゃん用」「アンラッキーをラッキーに」「シュガーカット」「肩は肩幅に/かわいそう」「パーティーピーポー」「氷食べます」「雪大人」「成人式」……という感じ、かな。DVD化されるのかな。DVD欲しいな。久しぶりに片桐仁と一緒に舞台に立った賢太郎が心底楽しそうだった。「いいね、お茶彦ぉ~」。
銀座「Mardi Gras」にて
 香菜の爆弾 \1370
 モツ キュイジーヌ No.30 \1950
 男のニューハンバーグステーキ 2 \3400
 今帰仁アグー豚 スネ肉のコンフィ \2900
 プリン \840
 コーヒーのグラニテとマスカルポーネのサンデー \1260
 ビール(ハートランドドラフト) \850
 ビール(Blue Moon) \850
 赤ワインカラフェ \3600
 エスプレッソ \540
夕食は、一度来てみたいと思っていた、新橋寄りの銀座の裏通りにある、肉料理がウリのビストロ「Mardi Gras(マルディグラ)」に予約を入れてみた。
 
かつてはなかなか予約が取れないと聞いていたけれど最近はそうでもないのかなと思っていたところで、5月にテレビ番組に取り上げられてしまったらしい。予約は電話のみで「3週間前の午後1時過ぎくらいから受付」だそう。気合い入れて、3週間前に電話しておいたのだった。
 
「マルディグラ」、2回くらい前を通り過ぎて、やっとお店の場所を把握しました 予約は6時半だったのだけれど、5時過ぎには新橋に到着してしまって、銀座をうろうろ。
 
「店の場所を確認しておこう」と地図アプリを見ながら通りを歩くも、さっぱり看板などが見つからなくて一度素通り。
 
戻ってきて
「このへんで良いんだよね?」
「そうそう、お多幸のあたりだよ?」
と上を見上げたら、小さな小さな看板がやっと目に入った。
 
そも、お店の入口も、「ビルの入口」然としておらず、細い細い階段が地階に伸びているだけ。
 
知っていなきゃ、一見で入ることはまずない(入らないというより、入れない……)だろうなと感じる店構えだった。この道は何度も通っているはずなのだけれど、道理で気付かなかったわけだ……という感じ。
 
アメリカの白ビールと、最初のお皿はトルティージャと黒パンと テーブルチャージは1人700円と、少々お高め。
 
酸味のある黒いパンと、じゃがいもたっぷりのみっちりとした食感のオムレツがテーブルにやってきた。
 
歩き疲れて汗もかいたので最初はビールを頼み、あとはワインをカラフェでいただいたのだけれど、このお店の料理だったらビールを飲み続けても似合う感じだったし、雰囲気も気軽に肩肘張らずに楽しめる風。メニューは魅力的で、食べたいものが山盛りだった。
 
で、吟味の末、食べてみたのはこんな感じ。
香菜の爆弾
レシピは手元にあるのだけれど、実物は初めての「香菜の爆弾」。どーんと香菜。 「香菜の爆弾」、このお店の名物メニューだそう。2008年発行の『ワインのおつまみ 人気店の初公開レシピ』に掲載された事があり、以来私も何度か作ったことがある。
 
いちじく酢とナムプラーを調味料に使う、多国籍風なサラダで、レシピによると揚げにんにくと青唐辛子、エシャロットが使われている、というもの。
 
値段からすると、もっと大量の(いっそ2倍量くらいの)香菜が盛られていても良いのになと思いつつ、でも文句なしに新鮮な香菜で、酸味や旨味のバランスもばっちり。美味しかった。
 
モツ キュイジーヌ No.30
謎の品名「モツ キュイジーヌ No.30」。その正体は、カリカリトリッパ! 前菜は2つ貰おう、とだんなと相談していて、気になったのが「モツ キュイジーヌ No.30」なる品。
 
モツって、何モツ?ナンバー30って、何が?と不思議に思いつつ、「どういうお料理ですか?」と聞いてみたら「トリッパを揚げたものです」だそうで、「それええええ!」と即決。
 
でも、「揚げたトリッパ」という説明からは想像もつかない品がテーブルにやってきた。
 
グラスの中に、大胆に刺された巨大なトリッパの塊が5~6個。
 
野菜などの添え物も一切なく、ただただ「揚げトリッパ」。さも「持って喰え」という盛りつけで、テーブルには紙ナプキンもやってきた。で、遠慮無く、手づかみでもぐもぐ。
 
大きな塊なのに臭みは全く無くぷりっぷりで、塩気とスパイスの効いた衣が良い感じ。噛むと「シャクッ」と音がするくらい。
 
うわやばい、これはビールだ、文句なしにビールだ、めっちゃ似合うしめっちゃ美味しい……と、無言になってしまう勢いで平らげた。心を鷲掴みにしてくる料理だったなぁ……。
 
男のニューハンバーグステーキ 2
ハンバーグを食べてみたかったの私、ということで、メインディッシュの1つはハンバーグ、品名は「男のニューハンバーグステーキ 2」(今日の一番上の写真)。
 
「2」って何が「2」なんだろう……と思いつつ、目の前にやってきた品を見て、私は事前に写真を見て知っていたにも関わらず「おおおおおー」と歓声が。
 
赤ワインベースの大人っぽい味のソースに、ごろりと「肉塊」な感じのハンバーグ。チーズもトッピングされ、そして上には黄身が半熟のゆで卵。旗まで立ってる。
 
数ヶ月前に買ったレシピ本『銀座マルディグラのストウブ・レシピ』によると、「このレシピ、洋食屋さんには怒られるかもしれません」とのこと。
 
全ての材料をいっぺんに、ラフに混ぜて、練ったりもしない。肉の粒つぶとした食感や繊維を味わいたい。いい意味でのパラパラ感。これがボクのイメージするハンバーグです。
 
……なんですって。
 
本当に、そんな感じのハンバーグ。なんというか「もろっ」と崩れる感じで、ねっちりしていない。「ハンバーグ」という字面で想像するものとは全然違った食感の、「ひき肉料理」というか「つぶ肉料理」というか、そんな感じ。でも「肉食べてます!」という実感が沸いてくる、美味しく面白い料理だった。
 
先の本にハンバーグのレシピ載ってたから、真似して作ってみようかな。作れるかしら。
 
今帰仁アグー豚 スネ肉のコンフィ
どーんと大ボリュームのスネ肉のコンフィ。豆もたっぷり。 肉2皿目は、だんなが好きなものを頼むと良いよお誕生日だし、ということで、「今帰仁アグー豚 スネ肉のコンフィ」。
 
コンフィって、こう、「油で煮る」ような料理だから、「しっとり、とろり」系の肉が来るのかと思っていたら、やってきたのは、まさかの「カリカリゴリゴリ」系でびっくり。
 
白いんげん豆を炊いたのが敷かれていて、その上にごろりと骨つきの豚のスネの見事な「輪切り」。肉の部分黒々と煮えて、皮部分はたいそうクリスピー。良い意味で裏切られた料理だった。
 
ほら、やっぱりなんというか、ビールを傍らにして食べたい料理、という感じ。
 
全体的に、塩の振り方が「"ちょうど良い"の幅の中でも、強め寄り」な印象で、しっかりめ。そこがまたビール(以下略)
 
コーヒーのグラニテとマスカルポーネのサンデー
まさに「変形ティラミス」でした。クリームたっぷり! そしてデザート、私が「コーヒーのグラニテとマスカルポーネのサンデー」で、だんなはプリン。
 
上にもこもこと、ソフトクリームのようにクリームが絞られて、ふんわり優しいマスカルポーネの風味が全体的に。
 
コーヒーの風味とマスカルポーネのこってりさは、まさに「変形ティラミス」という感じだった。がっつり肉料理の後は、普通のティラミスよりむしろこういう方向の方が好ましいかも。
 
だんなのプリンは、「こんなに焦がしたキャラメル、舐めたことがない」というくらいに、黒々としたキャラメルソース(当然あんまり甘くない)のもので、これまたなんというかちょっと独特。
 
全体的に「男くさい」料理でありデザートでありで、いいぞいいぞと思ったのだった。こういう方向、大好きだ。
 
お隣のお客さんが、鉄板に肉やらソーセージやらを盛り合わせたすごく豪快なものを食べていてそれが気になったのだけれど、帰宅して調べたところによると「ラム肩肉・牛シンタマと内臓のグリル アルゼンチンスタイル」であったらしい。4000円。
 
1人で食べるのは苦心しそうなボリュームだったから、アレを2人でつつきつつ、前菜を野菜と肉で3種類貰って……とかやるのも楽しそう。そしてビールで通すのもやっぱり楽しそう。
 
お会計をそれなりに覚悟していたのだけれど、「あ、そのくらいで済むんだ?」という感じだった(短角牛のグリルなんかはかなり良い値段だったけども)ので、また行かなくちゃ。ぜひ行かなくちゃ。おいしかったー。

2016年7月29日金曜日

サーモンとれん草で

IKEA風ホットドッグ
「Johan」のチョコブレッド
パイナップル
アイスカフェオレ
昨日に続いて今朝もホットドッグ、ただ、方向を変えて今日は「IKEA」風。
 
ウィンナーの上にチーズもトッピングして、あとはローステッドオニオンとピクルスと。
 
そういえばIKEAのホットドッグは半年ほど前から実質値上げでピクルスとオニオントッピングが+20円の追加がかかるようになっていたらしい。以前はトッピングは自由で一律100円だった。
 
トッピング自体はセルフサービスで、渡されるホットドッグに「ロゴ入りの敷紙」の有無がトッピング可否の区別(敷紙ありがトッピング可)なのだけど、それを知らないのか、敷紙無しの人もけっこうトッピングをしていたという。あんまり監視もしてなかったし、それで良いのか?という感じなのだった。
 
ま、おうちホットドッグだったら、ソーセージこんがり香ばしく焼けるし、チーズトッピングも思いのままだし、オニオンてんこ盛りでお行儀悪くして食べても問題ないし、文句なしに幸せ。
親子丼
豆腐とわかめの味噌汁
麦茶
息子と2人の昼御飯は、1枚残っていた鶏もも肉使って親子丼。昨夜のうちから計画立てて、御飯は多めに炊いておいた。
 
今日は玉ねぎではなく長ねぎ使って、多めのだしで鶏肉しっかり火を通してから卵でとじて……とやったら、思っていたより薄味に。手頃なサイズのフライパンがなくて、やっとこ鍋で作ったのも敗因だったのかもしれない。
 
しゃばしゃばめな、煮物のような「親子煮」になったので、鍋のままテーブルに出して、お玉添えて、「お互い好きにかけて食べよう」という形にした。
 
でも、それが新鮮で良かったようで、息子は楽しそうによそいつつ、残るかなと思った親子煮も御飯をおかわりして綺麗にさらってくれた。
 
夏休みで絶賛夜更かし満喫中の息子、この昼御飯ができあがる10分前に起きてきたんだけど、起き抜けによく食べるなぁ……と私は少々呆れ顔。
サーモンとほうれん草のクリームペンネ
チューハイ(アサヒ 果実の瞬間 贅沢みかんテイスト)
夕飯は、魚を食べよう!と買ってきたサーモンを使ってクリームソースのペンネ。
 
オリーブ油でにんにくを炒め、サーモンをこんがり焼いてからほぐし、ざく切りにしたほうれん草も加えてざっと炒めてから生クリームを投入。軽く煮詰めて、塩と昆布茶で調味して、茹でたペンネと合わせて仕上げにレモンの皮のすりおろしを少量散らしてできあがり。
 
クリームソースのパスタに、昆布茶とレモンの皮を使う方法はホテルニューオータニ監修のレシピ本、『本当に旨いスパゲッティの作り方100』に載っていた方法。仕上げに皮を散らすだけでも、充分爽やかな風味がついて、美味しかった。クリームソースに昆布茶というのも、ちょっと新鮮。
 
昨夜のかき玉汁がまだ残っていたので夕飯に出すつもりだったのだけれど、うっかり昼のうちに火を通すのを忘れてしまっていたらあっさり傷んでいた。やっぱりこの季節はダメねと、インスタントスープを出すのも気分じゃなくて、夕飯は超シンプルにパスタだけ。ビールというよりこれでしょと出した、買い置きのポンジュース入りのみかんチューハイは、相変わらずたいそう美味しかった。チューハイというより、ほぼジュースという感じ。

2016年7月28日木曜日

安定肉じゃが

正調ホットドッグ
自家製ヨーグルト w/ココナッツパインジャム
アイスカフェオレ
先日IKEAで買ってきたホットドッグセット(ソーセージ&ドッグパン)を使って、今朝は我が家の正調ホットドッグ。
 
キャベツの千切りをバターで炒めてカレー粉で軽く風味づけして、それをドッグパンの底に仕込んでからソーセージとチーズをトッピング。魚焼きグリルでチーズが溶けるまで温めて、あとはケチャップ&マスタード。
 
やっぱりこれが「我が家基本のホットドッグ」な味で、美味しいなーと思う。IKEA風のも、ザワークラウト挟んだりするのも、すごく美味しいのだけれど。
 
そして自家製ヨーグルトには、昨日作って瓶に詰め切れなかったココナッツパインジャムを混ぜつつ。やっぱりかなりシャバシャバした出来映えで、これはペクチン入れた方が良かったなと。パイナップル、なんとなくペクチン含有量多い印象があったのだけれど、実際はけっこう少なめであったらしい。柑橘系の他、あんずや苺はペクチン多いんだよね。わかりやすくトゥルントゥルンになってくれる。
胡麻だれ冷やし中華
麦茶
昨日たんまり買い物したので、今日明日は私、引きこもりの予定。息子もバイトが無いらしく、私同様引きこもり予定……らしい。
 
そろそろ梅雨明けで暑さも本番になってくるらしく、そういうことなら家でゆるゆる致しましょう、と、今日のお昼は「胡麻だれ冷やし中華」。
 
鶏もも茹でて、きゅうり刻んで、錦糸卵。生麺茹でて、添付のたれをそのままかけるのだけの冷やし中華は、夏のお手軽メニュー。自家製たれを用意して棒々鶏麺も良いなとちらりと思ったものの、余力がなくてそれは断念。
 
「おいがつお」ならぬ「おいすり胡麻」を追加しながら食べた冷やし中華は、なかなか美味しかった。次回の昼麺は素麺かしら。
茹で枝豆&とうもろこし
夏野菜の揚げ浸し
肉じゃが
ほうれん草のかき玉汁
羽釜御飯
ビール(サッポロラガービール)
枝豆もとうもろこしも、夏野菜の揚げ浸しも残ってる。あと、買い置きのお肉は牛の薄切り。こってり系の炒めものという気分じゃないし、煮物は野菜が揚げ浸しを激しくかぶりそう……ということで、久しぶりの肉じゃがを。
 
昔々、結婚したての頃に真夏の、しかもまだクーラーを設置されてなかったタイミングでの夕飯に肉じゃがを用意してしまって、汗みどろで帰ってきただんなをげんなりさせてしまった事があるのだけれど、冷房が効いてる部屋なら、肉じゃがは安定の美味しさ。
 
息子は、「わー肉じゃがだー」と、私の1.5倍量ほどの盛りつけの肉じゃがを食らいつき、挙げ句「お代わりは……ないの?」とのたまった。やっぱり肉じゃがは安定の(ry
 
お昼の鶏の茹で汁は、細かく刻んだほうれん草を加え茹でて、かき玉汁に。

2016年7月27日水曜日

パインジャムつくりました

「神戸屋レストラン」の
 淡路産藻塩のふんわり塩バターロール \151
自家製ヨーグルト w/パイナップルジャム
アイスカフェオレ
置いてないパン屋を探す方が難しいくらいの「塩バター」パン、神戸屋レストランにも扱いがあったから買ってきてみたのだった。商品名は「淡路産藻塩のふんわり塩バターロール」と、なかなかすごい感じだけれど、値段はそこそこお手頃(でも他店よりは高いかなー)。
 
ソフトフランスパン生地よりも柔らかめなふかふかパンで、適度な塩気とたっぷりのバター感はさすが神戸屋。温めて食べると香ばしくて、なかなか美味しかった。だんなの皿にはソーセージと目玉焼きも。
津田沼「マクドナルド」にて
 1971炙り醤油ジャパン クラシックフライセット \750
     1971 炙り醤油ジャパン
     クラシックフライ はちみつマスタード
     マックシェイク ヨーグルト味
昨日、「マックシェイク ヨーグルト味」を飲みに行こう思って飲めなかったから、今日は買い物がてら、息子を誘ってお昼にマクド。
 
こないだアメリカ側のを食べたから、今度は「1971 炙り醤油ジャパン」の方を食べてみようと、クーポン使ってセットメニューで食べてきた。750円のお昼御飯って、ファストフード店の価格にしては豪華だなと思いつつ。
 
「3種のスパイスと甘みのあるソテーオニオンが入ったこだわりの炙り醤油風味ソース」は照り焼きソースとは違った、割と自然な味わいでなるほどという感じではあったものの、でも私も息子も意見一致で「アメリカの方が好みだね」という感想。
 
「ジューシーでボリュームたっぷりの1/4ポンド100%ビーフパティに、トマト、シャキシャキレタス、グリルしたスモーキーなベーコン、クリーミーなチェダーチーズなど様々な素材を使用」ということで、マクドナルドらしからぬ野菜の多さには大満足だった。パティやチーズの匂いとかが「でもやっぱりマクドナルドの味」ではあるのだけれど。
 
ポテトも期間限定の、「まろやかで自然な甘みのはちみつと、マスタードのほんのりピリッとするマイルドな辛味が絶妙なバランスのはちみつマスタードソース」をかけて食べるものを。こちらは字面から感じるままの味だったかな。悪くはないけど、「待ちかねた新しい美味しさ」というほどでもない……という感じ。
 
んで、けっこうがっかりだったのが、期待のヨーグルトシェイク。
 
思っていたより酸味少なめ……というか、甘さ強め。期待よりも甘さがかなり前面に出ていて、なんだろ、なんか自然なヨーグルト味じゃなくて駄菓子の「ヨーグル」に通じる油っぽさが微妙にあって、好みの方向とは違っていた。
 
「んんんーけっこう甘いね。80点……いや73点くらい」
「いや、俺は30点……」
「評価低いな!?」
「だって甘いよーこれ」
 
そこまで低評価か、と笑ってしまいつつ、笑い事じゃないくらいに「甘くて飲み切れそうにない」という結論に至り、追加でスプライトを買ってきてそれを飲みつつ、シェイクを飲み干した。
シェイクを口にした後だと、スプライトを「辛い」と感じる不思議な感覚。
茹で枝豆
夏野菜の揚げ浸し
なめろう
刺身晩酌盛り
雲白肉
御飯
日本酒(島根 吉田酒造 月山 特別純米ひやおろし スーパープレミアム十三夏越え)
 
「LA BETTOLA」のプリン
今日は息子はバイト、だんなは「今日は帰れそう~」ということで、お昼を食べた後に、駅前の「角上魚類」で魚を色々買って帰ってきた。
もうなかなか、「家族揃って夕御飯」という感じにはならないねー。
 
んで、午後は満を持して、追熟させていた石垣島のパイナップルをジャムにしてみた。
 
確か送料込み3000円ほどで購入した、「石垣島パイナップル大サイズ5kg確約」という産地直送のパイナップル。今年の天候の都合でなかなか大きなサイズに育たないということで、「6kg相当の中サイズパイナップル」に変更になり、1週間ほど前に5個のパイナップルが届いたのだった。
 
追熟なしで食べられるとリーフレットにあったけれど、まだ香りが若干弱い気がして、リーフレット記載のとおり「頭を下にして」室温に置いておいた次第。
 
全体が綺麗な黄色になって甘い香りが漂い出したので、そろそろ、とざくざく切ってジャムにした。どれも甘くて美味しかったけれど、殊更に美味しいものはそのまま食べようと、きった端からタッパーに分けて冷蔵庫に。
 
で、最初に切った正味1.2kgのパイナップル果肉はパイナップル+グラニュー糖+レモン汁のシンプルなパイナップルジャムに、続く1.5kgの果肉は、ココナッツとバニラビーンズ入りの「ココナッツパインジャム」に加工した。
 
以前作った時はけっこうコテッとした粘度に仕上がったのだけれど、今回はやけにさらさらに出来たような。「冷めたら固まるかな?」と思ったものの、あまり固まらずに、なんというか「パイナップルソース」みたいな仕上がりになった。それはそれでヨーグルトやワッフルなどに合いそうなので悪くはないのだけれど。
 
大好きなパイナップルジャムが、20瓶ほどできたので、これからしばらくは楽しめそうだ。
 
んで、夕飯はだんなと2人、日本酒飲み飲み刺し身メインの夕御飯。
 
「刺身晩酌盛り」4種類×3切れの盛りで892円。組み合わせは色々で、吟味して買ってきた。本まぐろ中トロと、金目鯛、いか、帆立という組み合わせ。
 
対面販売のイワシ(1尾100円)は2尾買って刺し身用におろして貰って(3枚におろして皮まで引いた状態にして貰える)、それは家で「なめろう」に。自家栽培でもりもり育ち中の青じそと、大好物の茗荷、万能ねぎ、生姜を加えて一緒に叩き、味付けは塩と味噌。
 
一昨日の茹で豚の残りは、ポン酢と「俺たちのおかずラー油」で簡単雲白肉にして、あとは今日買ってきた枝豆と、作り置きの野菜の揚げ浸しと。
 
だんなが冷蔵庫から選んでくれたのは、「月山 特別純米ひやおろし スーパープレミアム十三夏越え」という3年(4年?)ものの古酒。いかにもな、紹興酒に似た古酒の風味が味わえるお酒で、でも「こってり」というより「さっぱり」な印象のある飲みやすいお酒だった。「ツンと来る系古酒」じゃないから、古酒入門にも良さそうな、そんな感じ。お刺身はもとより、なめろうや雲白肉にお似合いだった。
 
んで、今日は食後に幸せデザートも。
 
昨日、西船橋で乗り換えた時に覗いたエキナカの月替わりスイーツ店「Monthly Sweets」が「LA BETTOLA」で、「あー、あの美味しいプリンがあるー」と買ってきたのだった。
 
割と容赦ないレベルで苦めのカラメルがたっぷり入っていて、卵たっぷりな風の、昔ながらな味わいのカスタードプリン。舌触りの良さとかシンプルながら濃厚な味わいとか、ここのプリン、すっごく美味しい。ちょうど私とだんながプリンを食べ終えたところで息子も帰ってきたので、息子もプリン。

2016年7月26日火曜日

地元朝蕎麦。

津田沼「つだ沼そば」にて
 冷しかき揚げおろしそば \500
今日は私、昼の部の歌舞伎鑑賞にお出かけ。
 
開場10時半頃ということで、「地元で朝御飯食べてから行こうかな」と、昼まで寝ているだろう息子には昼御飯代を置いて、早めに家を出た。
 
お目当ては、飲みたいなーと思っていたマクドナルドの「ヨーグルトシェイク」で、それを午前中からでも頼めるだろう朝マック営業のない店舗を目指してイオンモールに行ってみるも、「申し訳ありませんがシェイクの取り扱いはございません」とのこと。
 
えええええーと思いつつ、しょんぼりと駅に行く道に進んだところで、「つだ沼そば」の看板と目が合った。
 
お蕎麦いいな。んで歌舞伎座で食べるお昼はサンドイッチでも買って行けばちょうど良いかなと、一度食べてみたいと思っていた地元の蕎麦屋に入ってみることにした。
 
多分、かつては立ち食い店だったのだろうと思う。立ち食いの高さのカウンターに、丸いスツールが置かれて座って食べられるようになっている。券売機で「冷しかき揚げおろしそば」の食券を買ってから気付いたのだけれど、午前11時までは「朝サービス」提供中とのこと。
 
「季節の野菜天ぷらをどれか1品サービス」とのことで、今日はかぼちゃ、蓮根、茄子、さつまいもから選んで追加トッピングしてくれるということだった。
 
おう、それなら冷やしたぬきあたりで充分だったかなと思いつつ、茄子天トッピングのかき揚げそばをつるつると。
 
やや柔らかめに茹でられた蕎麦、ざっくり大ぶりのかき揚げの下にはたっぷりの大根おろしと刻み葱と、わかめも盛られていた。
 
揚げおきではあったけれど天ぷらも具沢山で美味しかったし、これはなかなかリーズナブルで幸せかも。日本蕎麦は駅前の「志な乃」も美味しいけれど、値段半分、味は半分以上にちゃんと美味しい、という感じ。
 
丼のセットもあったり、あと冬には「もつそば」なんてメニューもあって、それもずっと気になっていたこのお店。日本蕎麦の美味しさに目覚めた今日この頃、買い物ついでに寄れる店だからちょいちょい来たいなと。
「歌舞伎座」にて
 「DONQ」の
     照り焼きチキン&たまごサンド
 紅茶
で、乗換駅のエキナカにあった「DONQ」でサンドイッチを1個買って、到着した東銀座でペットボトルのお茶も買って、いざ歌舞伎見物。
 
すっかり気に入った3階東席(上手は見切れてしまうけど花道はばっちり見える)から、「七月大歌舞伎」昼の部を見てきた。
 
幕間を2つ挟む長丁場の通し狂言「柳影澤蛍火(やなぎかげさわのほたるび)」と、最後は市川猿之助の宙乗りで締めの30分ほどの舞踏「流星」。
 
「柳影~」は、並々ならぬ出世欲を持つ浪人(=海老蔵)が野心を胸に老中まで出世するも儚い最期を迎える話。野心ギラギラの弥太郎というキャラクターが海老蔵にたいそうお似合い。彼を毛嫌いし、彼からも毛嫌いされる僧侶隆光(=猿之助)も、実は腹に一物あって……というどんでん返しもある、面白い話だった。台詞も現代語寄りでわかりやすかったし。
 
ただ、先週に鎌髭&景清を見てしまっただけに、狂言は衣装や見得を切る派手さはあんまりないので、単調に感じられるシーンもちょいちょいあって、周囲にも船を漕ぐお客さんがちらちらと。
 
あ、「生類憐みの令」の徳川綱吉も登場して、それが中車。これがたいそう良い感じの「バカ殿」っぷりだった。
 
「流星」は、七夕の夜が舞台の、季節感のある猿之助独壇場の楽しい舞踏劇。牽牛と織姫の逢瀬の場に「ご注進、ご注進~」と流星(=猿之助)がやってきて、雷夫婦の夫婦喧嘩の顛末を語る、というもの。
 
せっかくのデート中になにしに来てるんだ流星、と、心中ツッコミ入れたくなる設定なのだけど、雷夫婦+その子供+姑の4人のやりとりを面を変えつつ踊りで表現する猿之助の体さばきは相変わらず素晴らしかった。
 
最後は楽しそうに宙乗り披露。
 
面白かったけど、七月歌舞伎は夜の部の方が数段面白かったかなーという感想。
夏野菜の揚げ浸し
「鶏三和」の
 鶏いろいろ串×3
 鶏にんにく串
 ねぎま串(たれ)
ビール(サッポロラガービール)
で、だんなも息子も不在の夕御飯、テキトーに惣菜買って帰って家でビールでも飲みましょう、と、地元にとっとと戻り、「鶏三和」で焼き鳥買って帰ってきた。
 
昨日作った夏野菜の揚げ浸しもまだまだあるのでそれを小鉢に移し、焼き鳥5本温めて、ビール傍らにそれをもぐもぐ。早めにお風呂も済ませて、これはこれで幸せな夕御飯になった。
 
ねぎま串と鶏にんにく串はたれで。
面白かったのは塩味の「鶏いろいろ串」で、これ、1串の中に砂肝、皮、ささみ、もも、ぼんじり、むね、軟骨が刺さった「全部盛り」みたいなもので、一口ごとに味が変わる楽しい美味しさ。
 
確か値段もけっこう良かった気がする……けど、また食べたいわ、これ。