2016年7月26日火曜日

地元朝蕎麦。

津田沼「つだ沼そば」にて
 冷しかき揚げおろしそば \500
今日は私、昼の部の歌舞伎鑑賞にお出かけ。
 
開場10時半頃ということで、「地元で朝御飯食べてから行こうかな」と、昼まで寝ているだろう息子には昼御飯代を置いて、早めに家を出た。
 
お目当ては、飲みたいなーと思っていたマクドナルドの「ヨーグルトシェイク」で、それを午前中からでも頼めるだろう朝マック営業のない店舗を目指してイオンモールに行ってみるも、「申し訳ありませんがシェイクの取り扱いはございません」とのこと。
 
えええええーと思いつつ、しょんぼりと駅に行く道に進んだところで、「つだ沼そば」の看板と目が合った。
 
お蕎麦いいな。んで歌舞伎座で食べるお昼はサンドイッチでも買って行けばちょうど良いかなと、一度食べてみたいと思っていた地元の蕎麦屋に入ってみることにした。
 
多分、かつては立ち食い店だったのだろうと思う。立ち食いの高さのカウンターに、丸いスツールが置かれて座って食べられるようになっている。券売機で「冷しかき揚げおろしそば」の食券を買ってから気付いたのだけれど、午前11時までは「朝サービス」提供中とのこと。
 
「季節の野菜天ぷらをどれか1品サービス」とのことで、今日はかぼちゃ、蓮根、茄子、さつまいもから選んで追加トッピングしてくれるということだった。
 
おう、それなら冷やしたぬきあたりで充分だったかなと思いつつ、茄子天トッピングのかき揚げそばをつるつると。
 
やや柔らかめに茹でられた蕎麦、ざっくり大ぶりのかき揚げの下にはたっぷりの大根おろしと刻み葱と、わかめも盛られていた。
 
揚げおきではあったけれど天ぷらも具沢山で美味しかったし、これはなかなかリーズナブルで幸せかも。日本蕎麦は駅前の「志な乃」も美味しいけれど、値段半分、味は半分以上にちゃんと美味しい、という感じ。
 
丼のセットもあったり、あと冬には「もつそば」なんてメニューもあって、それもずっと気になっていたこのお店。日本蕎麦の美味しさに目覚めた今日この頃、買い物ついでに寄れる店だからちょいちょい来たいなと。
「歌舞伎座」にて
 「DONQ」の
     照り焼きチキン&たまごサンド
 紅茶
で、乗換駅のエキナカにあった「DONQ」でサンドイッチを1個買って、到着した東銀座でペットボトルのお茶も買って、いざ歌舞伎見物。
 
すっかり気に入った3階東席(上手は見切れてしまうけど花道はばっちり見える)から、「七月大歌舞伎」昼の部を見てきた。
 
幕間を2つ挟む長丁場の通し狂言「柳影澤蛍火(やなぎかげさわのほたるび)」と、最後は市川猿之助の宙乗りで締めの30分ほどの舞踏「流星」。
 
「柳影~」は、並々ならぬ出世欲を持つ浪人(=海老蔵)が野心を胸に老中まで出世するも儚い最期を迎える話。野心ギラギラの弥太郎というキャラクターが海老蔵にたいそうお似合い。彼を毛嫌いし、彼からも毛嫌いされる僧侶隆光(=猿之助)も、実は腹に一物あって……というどんでん返しもある、面白い話だった。台詞も現代語寄りでわかりやすかったし。
 
ただ、先週に鎌髭&景清を見てしまっただけに、狂言は衣装や見得を切る派手さはあんまりないので、単調に感じられるシーンもちょいちょいあって、周囲にも船を漕ぐお客さんがちらちらと。
 
あ、「生類憐みの令」の徳川綱吉も登場して、それが中車。これがたいそう良い感じの「バカ殿」っぷりだった。
 
「流星」は、七夕の夜が舞台の、季節感のある猿之助独壇場の楽しい舞踏劇。牽牛と織姫の逢瀬の場に「ご注進、ご注進~」と流星(=猿之助)がやってきて、雷夫婦の夫婦喧嘩の顛末を語る、というもの。
 
せっかくのデート中になにしに来てるんだ流星、と、心中ツッコミ入れたくなる設定なのだけど、雷夫婦+その子供+姑の4人のやりとりを面を変えつつ踊りで表現する猿之助の体さばきは相変わらず素晴らしかった。
 
最後は楽しそうに宙乗り披露。
 
面白かったけど、七月歌舞伎は夜の部の方が数段面白かったかなーという感想。
夏野菜の揚げ浸し
「鶏三和」の
 鶏いろいろ串×3
 鶏にんにく串
 ねぎま串(たれ)
ビール(サッポロラガービール)
で、だんなも息子も不在の夕御飯、テキトーに惣菜買って帰って家でビールでも飲みましょう、と、地元にとっとと戻り、「鶏三和」で焼き鳥買って帰ってきた。
 
昨日作った夏野菜の揚げ浸しもまだまだあるのでそれを小鉢に移し、焼き鳥5本温めて、ビール傍らにそれをもぐもぐ。早めにお風呂も済ませて、これはこれで幸せな夕御飯になった。
 
ねぎま串と鶏にんにく串はたれで。
面白かったのは塩味の「鶏いろいろ串」で、これ、1串の中に砂肝、皮、ささみ、もも、ぼんじり、むね、軟骨が刺さった「全部盛り」みたいなもので、一口ごとに味が変わる楽しい美味しさ。
 
確か値段もけっこう良かった気がする……けど、また食べたいわ、これ。