2015年11月18日水曜日

おでん&片野桜

カレーうどん
麦茶
昨夜、終電近くの遅い電車で帰ってきただんな。大阪でお気に入りの日本酒居酒屋に寄って、お気に入りのお酒をたんまり買って帰ってきたのであるらしい。
 
朝食は、残ったカレーでカレーうどん。だんなには結局カレーそのものではなく、カレーうどんだけを食べさせることになってしまった。今回は残ったカレーがかなり少なめだったので、けっこうな量のだしでのばして、醤油と味醂と塩、カレー粉で味を調整。「ほんのりカレー風味のうどん」くらいになってしまうかと危惧したのだけれど、カレー粉が良い仕事をしてくれて、そこそこちゃんとしたカレーうどんになった。
 
味の薄さをカバーしようと、薄切り豚肉と玉ねぎを足して、上には刻み葱もたっぷりと。肌寒い朝だったので、温かいカレーうどんがちょうど良かった。味は毎回バラバラだけど、「家カレー」の残りで作るカレーうどんは毎回幸せ。
冷蔵ピザ2種
三ツ矢 柚子
息子が帰宅するのを待っての昼御飯は、簡単にスーパーの冷蔵ピザ。
 
4種のチーズのと、ベーコン乗せの2種類、だったかな。しっかり余熱したオーブンで10分弱焼けば食べられるというもので、チーズピザにはトッピングの黒胡椒つき。食料庫を整理していたら、けっこう前に買ったと思われる柚子風味の三ツ矢サイダーが出てきたので、半分こして飲んでしまうことにした。
 
見切り品だったのを「お、これ安いじゃん、お昼、これで良いじゃん」と買ってきたものだったから、1枚230円程度で済んでしまった昼御飯。宅配ピザの10分の1くらいの価格と思えば、「なんか、もう全然良いよね」と思えてしまったりした。たまーに食べるから美味しく思う類のものだとは思うけど。
おでん
茶飯
日本酒(大阪 山野酒造 片野桜 山廃仕込純米 雄町 無濾過生原酒)
そして今日は、朝からおでんの仕込みをしていた私。
 
数日前に11月らしぬ暖かさだったのがスーパーの需要見込みを狂わせたのか、賞味期限間近のおでんのタネが色々と投げ売り状態だったのだった。ちくわぶ以外は全て2~3割引きくらいで買えてしまったうえに、肉がほど良く残った牛すじまで肉コーナーに扱いがあったイトーヨーカドーは素晴らしい。
 
素晴らしくないのは我が家のスケジュールで、明日の木曜から土曜まで確実に「夕飯は外食」が決まっているという状況。「明日以降は家で食べられないのに、水曜に鍋いっぱいのおでん仕込んでどうするのー」と思いつつ、日曜まで日延べするわけにもいかなくて、おでん作りを強行したのだった。まぁ、今日と明日の朝に食べれば相当量減るでしょ、と見込んで、色々仕込む。
 
今回はちょっと濃いめの味付け(「お多幸」リスペクト)で、塩は使わずに醤油と味醂と砂糖で調味しただし汁。「冷める時に味が染みこむ」そうなので、朝から大根の下茹でを初めて、午前中のうちに「だしで2時間煮たから、火を止めておこう」というところまで持っていった。だしの味が全体的に牛すじ臭くなるのも一興なのだけれど、今回は鍋を分けて牛すじ串は別鍋で。豆腐も、一度焼きつけたのを、おでん鍋から取り分けてちょっと濃いめの味に調味料を足しただしで別鍋で煮込んでおいた。これは「とうめし」用。
 
見た目は全部「おでん」だけれど、そんな感じに鍋が2つ3つ台所に並び、そして御飯は「茶飯」で。おでんだし100%で炊くとさすがに濃いかなと、水で薄めたおでんだしで御飯を炊いた。鍋を分けたり炊飯に使ったりするのを見越した上で、今回は意識して多めのだしを用意して、めでたく、ほどよく全部に足りた感じ。
 
「最初はおまかせで盛らせてもらうねー、お代わりは好きなのよそうと良いよ」
と、最初の1皿は、各自好きそうなものを盛合せ。私の皿には牛すじ、大根、ちくわ、ミニはんぺん、さつまあげなどなど。だんなの大阪土産の日本酒を早速1本開けることにして、
「去年はすごく酸(アミノ酸ではなく酸味の方の酸)が強かったけど、今年のは一昨年の美味しさに近づいてきたねー」
と話しながら、今日もあっという間に4合瓶が空になった。
 
一昨年は、神がかって美味しかった(というか最高に好みの方向だった)片野桜の雄町、去年はびっくりするほど「すっぱいお酒」で、「一昨年の美味しさをまた再び」と待ち望んだ今年のお酒。残念ながらまだ微妙に酸が強くて、一昨年のような好みのバランスとはまたちょっと違っていたものの、だんな曰く「ちょっと寝かせて、で燗つけたら最高かも」だそう。