2017年3月13日月曜日

ハウステンボスに来ましたよ

羽田空港内「ロイヤルコーヒーショップ」にて
 フレンチトースト
今日から4日間、母と2人で九州旅行。
 
今なら息子を放置しても学校に遅刻する云々とかの心配は要らないし、気候的にも悪くない時期でもあるしなと、もうここ10年以上「一度行ってみたいの、泊まってみたいの」と母が言い続けていた場所へ母を連れて行くことにした。幸い、マイルもそこそこ溜まっていて、母も私も「自分の分の交換マイル分くらいは持っているわ」という状況だったこともあり、飛行機代もかからず行けることに。
 
昼過ぎに長崎空港に着くJAL便の予約で、搭乗の2時間近く前にうっかり空港に着いてしまったので、「どこかでしっかり朝御飯食べちゃいましょう」とモーニング営業をしていたコーヒーショップでフレンチトーストを食べていった。
 
ソーセージやベーコンつき、バターたっぷりシロップたっぷり。
ハウステンボス「ホテルヨーロッパ」内「ANCHORS LOUNGE」にて
 島原じげもん豚のカツサンド セット \2100
     紅茶(ダージリン)
で、長崎空港からは予約してあった無料シャトルに乗り、午後1時半、「ハウステンボス」内の「ホテルヨーロッパ」に無事到着。
 
「ハウステンボス行ってみたい」「ホテルヨーロッパ泊まってみたい」が、母の長年の夢だったのだった。じゃあ、まあ、頻繁に来られる場所でもないし、良い部屋にしてしまいますか、と、予約は61平米のジュニアスイートタイプのラグジュアリーツイン、クラブラウンジ権つき。
 
あいにく早めのチェックインというのは難しいみたいで、そして私たちは昼御飯を摂るタイミングがなかった(パン持ってたけど、送迎シャトル内での飲食はご遠慮ください、とのことで……)ので、たいそう腹ぺこ。
 
「15時まで待っていたら、ラウンジでアフタヌーンティーが出てくるらしいよ?」
「由紀ちゃんは待てるの?私は待てないわよ」
「……でーすよねー……うん……」
 
と、我慢できない私たちはホテルロビーにある「ANCHORS LOUNGE」で、カツサンドを半分こして食べたのだった。
 
「島原じげもん豚のカツサンド」なる、なんだかすごいカツサンドは、コールスローサラダが挟んであるリッチな味のもの。カツ自体には適度にソースも染みていて、こんがり焼けたトーストタイプのパンもとても美味しかった。
 
中庭には園内を結ぶ船の発着所があり、そしてホテル内はチューリップフェアということで花だらけ。折良くラウンジでは生演奏のピアノや歌手が出てきてのオペラ曲演奏まで流れてきて、なかなかの雰囲気だった。
 
思った以上に、なんというか、「ちゃんと異国の雰囲気」。
仮面舞踏会のシーズンでもあるゆえからか、スタッフさんは全員「オペラ座の怪人」のマスカレードで出てくるような派手な衣装を纏っている。色々とすごい。
ハウステンボス「ホテルヨーロッパ」内クラブラウンジにて
 アフタヌーンティー
 スパークリングワイン
 紅茶(ダージリン)
そして、15時を待って「クラブラウンジ」でチェックイン手続きしながらの、アフタヌーンティー。
 
このホテルはクラブフロアの設定がなく、普通の部屋の予約にオプションとしてクラブラウンジ利用の権利をつけるというスタイル。1日限定たったの6組で、朝食、軽めの昼食、アフタヌーンティー、夕方の軽食、お休み前のお飲み物……と、ほぼ1日中何らかのサービスが用意されているのだそう。利用はもちろん無料。昼からお酒も飲めちゃう。
 
……で、たいていどこもそうだから、このホテルのクラブラウンジもほぼほぼセルフサービスなのかと思ったら、色々と手厚いサービスなのだった。
 
セルフで好きなものを飲めるようにはなっているけれど、「お飲み物はいかがしましょうか」と聞いて持ってきてくれるし、アフタヌーンティーは「ただいまご用意致しますね」とスタッフさんが持ってきてくださったのは、なんとびっくり三段重ね。
 
あーしまった、さっきのカツサンド明らかに不要だったわ、ていうか今これ食べたら夕飯ほとんど要らないわ……と思いつつ、しっかり食べてしまった。スパークリングワイン飲みつつ。
 
最下段は4種のスコーン(プレーン、チョコ、抹茶、バラ……かな?)とクリームとベリーのジャム。
 
中段は、かぼちゃの冷製スープと、クロワッサンのサーモンチーズサンド、卵サンド、くるみパンのツナサンド(けっこうボリュームある……)。
 
上段は、口直しの柑橘のゼリーと、抹茶のオペラ、りんごのタルト、チョコ系焼き菓子2種類、紫蘇マカロン(!)とピスタチオマカロン。
 
クロテッドクリームだけが、
「ホイップクリームとヨーグルトを合わせたものになります」
という説明つきで出てきて(実際そんな味で)、「んんんんん?」となったけれど、それ以外は幸せなアフタヌーンティーだった。九州は酪農王国でもあるんだから、クロテッドクリーム作れるメーカー、ありそうなのに……ねぇ……?(ナカザワと、最近はタカナシも作るようになったらしいのにー)。
 
とりあえず、たいそうお腹いっぱい。そしてほろ酔い。
 
部屋で荷物開いてちょっと休んだ後、夕方からのチケットを買ってハウステンボス園内をぷらぷら歩いてみた。仮面つけないと入れない仮面舞踏会エリア(エリア入口でマントも貸してくれる)があったりして、なんだかすごい。そして園内、フェア中につきチューリップだらけ。
 
母と2人なのでアトラクション系はほとんど興味無い(だんなと息子が一緒だったら行くだろうアトラクションはいくつもあるのだけれど)ので、雰囲気楽しみつつ、ぷらぷら。
ハウステンボス「ホテルヨーロッパ」内クラブラウンジにて
 夕方の軽食
 スパークリングワイン
 
ハウステンボス「ホテルヨーロッパ」内「ANCHORS LOUNGE」にて
 ナイトコンサート
     ウィスキーロック \150
     生チョコレート \600
で、結局、夕飯時までお腹が空かなかったので、ラウンジでの軽食で終わりにすることに。
 
セルフサービスでおつまみ色々、それに加えて個別リクエストでスープとステーキを持ってきてもらえる。夕飯のスープはコーンポタージュ。試しにと頼んでみたステーキは、長崎和牛ヒレ肉、赤ワインソース。野菜もたっぷり。ステーキの肉は小さめだったとはいえ、「え?"軽食"だよね?」と確認したくなるほど充実ぶりだった。
 
1人分ずつ盛られた生ハムフルーツ(フルーツはパイナップルとメロン)、スモークサーモン、サラミ、ミックスリーフのサラダと季節野菜のサラダ、カマンベールチーズ、クリームチーズ、トマトのブルスケッタ、クロックムッシュ、ベーコンときのこのクリームソースのペンネ、パン類、フルーツやデザートも数種類……という感じ。
 
ラウンジのすぐ近くに、このホテルのメインダイニングのフレンチのお店があって、料理はそこから運ばれてくるみたいだった。だからステーキもペンネも、「間違いのない味」という感じ。
 
他のお客さんは、いても1組、せいぜい2組という感じだったから、静かでのんびり、とても快適。
 
そして、午後8時半過ぎからホテルロビーで「ナイトコンサート」があるとのことで、行ってみることにした。本来「ミュージックチャージ」が3000円必要なところ、宿泊車は必要無いとのこと。ただしワンドリンクの注文は必要だそう。
 
もうお腹いっぱいだから、量のある飲み物は欲しくない……と、ウイスキーロック舐め舐め、生チョコレート齧りつつコンサートを楽しんできた。
 
前半は男女オペラ歌手が登場しての、ピアノ演奏つきの5曲。後半はハンガリー奏者のピアノ、バイオリン、チェロのトリオでクラシック中心の8曲。前半のTime To Say Goodbyeとか、後半のハンガリー舞曲第五番、Libertango(Astor Piazzolla)あたり、たいそう楽しかった。シメはツィゴイネルワイゼン。
 
最後に奏者たちが各テーブルにいそいそと自費出版CDを売りに来る(1枚2000円)のには笑ってしまったけれど(そして素直に買ってしまう母……)、思いのほか充実した夜になり、就寝は23時。つーかれたー。