2024年11月10日日曜日

京都最後は鷄尽くし

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「ウェスティン都ホテル京都」にて
 朝食ブッフェ
「蒸し魚のところに醤油の小袋があってさ、パンコーナーにバターがあるじゃん?つまりさあ……」
八代目儀兵衛の米で、バター醤油ご飯が食べられるということなんですよ……!と夢見るような顔でだんなが言ったのは昨日の朝食後のこと。
 
「……じゃあ、温泉卵も貰ってきて、あとおにぎりコーナーで"具だけください"って鮭とか牛しぐれとか貰ってくるのもアリだよね」
なんならおにぎりのところにパリパリの海苔もあるしね?と、うっかり燃料を注いでしまって、2人して「なんてことを……!」ということになり。
 
なので今朝のホテルブッフェにおける最重要ミッションは、"八代目儀兵衛のご飯でバタしょする"というものになってしまったのだった。
 
今朝の炊合せもやっぱり色は地味めだったものの、内容はとっても素敵。
 
高野豆腐、ロールキャベツ、一口茶巾、小芋
 
だそうで、後でもらおうと思いつつ、デザートコーナー近くのカウンターパンコーナーの今日の品は、フレンチトースト(昨日はパンケーキだった)。
 
ああ、フレンチトーストは食べたいなあ、あとコーンスープも飲みたいし、今日はサラダも食べたい気分……と、"バタしょ"の前に、こんな洋風プレートを。
 
フレンチトーストは1切れが控えめな分量で、1切れにしておけば良いのにうっかり2つ貰ってきてしまっているし。
 
サラダは葉野菜ミックスの他にパプリカ、人参、玉ねぎ、スライスかぼちゃ、きゅうり、プチトマト、紅芯大根とぴかぴかの野菜が様々あって、ドレッシングも種類豊富。
 
ついでにスモークサーモンやジャンボンハムも添えてみた。
 
そして満を持しての和食プレート。
 
今日の蒸し物は赤魚と蓮根。
3種のおばんざいは、切干大根煮、青菜と京揚げのお浸し、きんぴらごぼう。
 
三つ葉とわかめ入りの吸い物をだしコーナー(うどんとか作って貰える)で貰ってきて、ほぐし鮭と焼き海苔はおにぎりコーナーから。
もちろん、温泉卵もね。
 
というわけで、ホテルにあるまじき下品なご飯をいただいた。
 
ご飯に醤油とバター絡めて、ほぐし鮭と温泉卵の黄身(白身はそのまま温泉卵のだしかけて食べた)、焼き海苔に、"追いバター"。
 
「あかん、おいしい……」
「めっちゃおいしい……」
「ごめん八代目儀兵衛……」
 
言いつつ食べた、八代目儀兵衛バタしょは、さすがのおいしさだった。
ああ、次は、"塩むすび"を作ってもらうのも良いかもしれない。なんて。
 
そして朝食後はその足で一路、黄檗(おうばく)へ。
 
地下鉄東西線で終点の六地蔵駅に行き、そこからJR奈良線で2駅。
 
地下鉄は座っていけるし、往復1時間かかるけど大変なのはそのかかる時間だけで。
 
というわけで、毎回欠かさず来ている「たま木亭」、週末と言えど朝8時台だと行列することもなく、すんなりお買い物できた……のだけど。
 
残念ながらタイミングが悪かったのか、最大のお目当ての硬焼きバターは残り3個!
 
20個欲しかった(いつもならそんな個数でも買い尽くすということはなく、すんなり買える。ちなみに予約はできない)けど、まじか、まじですか……としょんもりしながら、でもその分、クロワッサンや角食パンを買うことにして。
 
たま木亭の食パンも食べてみたかったから、これはこれで良い機会だったのかな。
 
  • 角食1本 \780
  • クロワッサンたま木 3×\260
  • 硬焼きバター 3×\260
  • 硬焼きバター 宮崎地鶏 3×\320
  • ウッフ 3×\300
  • 白生地のれん乳サンド 2×\250
  • あんこと栗とれん乳の三層仕立て \330
  • 栗とチョコのクロワッサン \320
 
と、そんな感じのお買い物。
硬焼きバターに宮崎地鶏を挟んだ謎サンドも買えたりもしたから、帰ってからしばらくたま木亭祭りになりそう。
 
幸い、宿は午後2時のレイトチェックアウトにさせてもらったから、「お昼食べてから一度部屋に戻れるね」と、戻ってからは鋭意荷造り。
 
日本酒4本、お菓子色々入れたらキャリーはいっぱいになったから、こうあることを予想して持ってきた大きめ布バッグにパンを詰めて抱えて帰ることにした。我が家の京都旅行は、毎度、謎の買い出し旅行になってしまうのが常なので……。
京都 丸太町「八起庵」にて
 庵弁当 2×\3080
 生ビール(サッポロ黒ラベル) 2×\770
 たまごアイス \550
そして今日のお昼は昨日時点まで全く考えてなかったのだけど、せっかくだからおいしいもの食べたい、和食が良いなと近隣で探すことにして。
 
河原町あたりに出るのは時間かかるし面倒だから、なるべく東西線沿線で……と探したら、丸太町に「八起庵」なる本格会席鳥料理店が。
 
昭和45年創業って、京都においては全然浅い歴史になるのだろう、このお店。
 
丸太町本店以外は京都高島屋とか神楽坂、横浜高島屋、池袋東武などとちょっと謎の展開をしているお店だけれど、お昼の比較的安価な"鴨なんば"とか軍鶏丼あたりはとてもおいしそう。
 
目指した先には元は古民家のような趣のある建物があった。
 
お昼のメニューはこんな感じ。
 
それはもう、鴨すき焼きが気になるところだけれど、「丼も良いな……」「でも、丼に300円足したら、豪華っぽいお弁当になるよ?」なんて相談しつつ入店すれば、案内されたのは2階の個室だった。
 
1階にはカウンター席もあるようだけれど、あとは靴を履いたまま入れる半個室だったり、靴を脱いで上がる2階の個室だったり……のお店のようで。
 
これはわりかし緊張するねと苦笑しつつ、黒々と店名の刺繍が入ったお手拭きに、湯飲みの中身は鷄スープ!
 
生姜がふわりと香る白濁濃厚なスープは、これ、そのまんま水炊きに使うやつですね?という味わいで、これがめちゃめちゃおいしかった。いきなり、こう、店の必殺技を目の前で繰り出されたような、この感じ。
 
で、こんな雰囲気だったら、やっぱりお弁当にしましょうか、と。
 
他店舗でも丼や鴨なんばは食べられるけど、この弁当は本店限定だったのかな?
 
和風のお弁当でここまで肉尽くしというのは珍しくて、充実感がすごかった。
 
たっぷりめの、たたき風の柔らかく火を通した正肉に、菊花が飾られてるのは帆立の酢の物。
ももの炙り焼き、八幡巻き、レバー風味のテリーヌ、焼き鷄、鴨ロース、だし巻き玉子。
 
あとは鰆の炙りとちまき(中にはかわいいサイズの、よもぎ団子っぽいものが)、揚げ物はかぼちゃと鷄ひき肉の一口コロッケ。
 
油揚げの入った赤だしに、錦糸卵たっぷりのご飯は、その下には鶏そぼろ。
 
もう全体隙無く、どこまでも鷄が満喫できる幸せなお弁当だった。何を食べてもおいしかったな。
 
そしてこちら、追加注文した"たまごアイス"。
 
レジ近くで持ち帰り用として売られていたのだけど、「え、これ絶対おいしいよ、食べてみたい」と。
 
当店オリジナルのたまごアイスは卵の黄身だけを贅沢に使い低温殺菌牛乳を使用することで素材の味を生かした風味豊かな味わいをお楽しみ頂けます。
甘さを控えて仕上げた口あたり滑らかでフワッと濃厚な味がお口の中に広がります。
 
とのことで、まるでカスタードプリンのような濃厚さ。乳脂肪分が控えめだから、昔懐かしいアイスクリンのような風味もあって。
 
帰り際には、1人1つ、"たまごぼうろ"の小袋もお土産にいただけてしまった。
 
いつか神楽坂店ででも、水炊きか鴨すき、食べてみたいなあ。
 
そして帰り道。
ホテルのすぐ真横にある、「みふき亭」という、うどん屋さん?を前に、「ここ、気になってるんだよね……」と、だんな。
 
「すっごい昭和感溢れる店だよね」
「いや、前からずっとあるじゃん?続けてられるってことは、おいしい店だと思うんだよ」
なんて言われ、確かにランチタイムのお店は賑わってる風だった、私たちの眼前、サラリーマンの2人連れが、すすす、と店に入っていって。
 
調べてみたら鍋焼きうどんがおいしそうだし、にしん蕎麦も安くておいしいって。
店頭の「一日一麺」の標語(?)がまた素敵で、そこにも「にしんそば」の文字があった。
 
ランチタイムのみ営業らしいこのお店、次回の京都で、夜に重いものを予定している日の昼御飯をここでさらっと済ませるのもとても良いかもしれない。あるいはチェックアウト当日の昼御飯とか。
 
そんなことを思いつつホテルの無料リムジンバスで京都駅に向かい、最後はささっとJR京都伊勢丹の「551蓬莱」でお買い物。
 
今回利用しなかったけど、なんと、受け取り希望日2日前までなら「並ばずに買える!<551蓬莱>事前ご予約」が使えるようになったのだそう。
 
豚まんはもちろん、甘酢団子も弁当も一品料理も全部予約購入できてしまう。
次回はぜひこれを利用しようと心に留めつつ、「イノダコーヒ」八条口支店で、予約していたプリンを受け取って、帰路に就いたのだった。
 
去年の京都でも「人、戻ってきたなあ……」としみじみ思ったけど、今回はそれ以上。
それでもまたきっと、パンとお酒とプリンと……と、色々目当てに京都に行ってしまうのだ。
 
次はね、是非、「蹴上発電所見学会」にも参加してみたいなあと。
「551蓬莱」の
 海鮮焼そば弁当 炒飯変更 \1400
ビール(キリン SPRING VALLEY サマークラフトエール<香>)
そうして、帰宅は6時過ぎ、夕飯は家族全員、「551蓬莱」のお弁当。
 
だんなと息子は唐揚げと炒飯の組み合わせ(もちろん焼売と甘酢団子も入っている)五目炒飯弁当(1000円)。
 
私は焼きそばが食べたくて、海鮮焼そば弁当(1100円)の、白飯を炒飯変更で+300円。
 
「私、炒飯そんな要らないから2人で食べていいよ」
とだんなと息子に炒飯を押しつけつつ、少ししんなりしたものの問題なくおいしい海鮮焼そばを堪能した。
 
京都、りくろーのチーズケーキが買えないのは残念だけど、こうして551はお弁当含め普通に買えるの(行列は避けがたいものの)がポイント高いのよね……。
 
で、買ってきたパンの一部や豚まんの一部を冷凍処理しようとしている中、届いたのが東京小金井市のふるさと納税返礼品、「生麺宝そば(油そば)12食入り」。
 
頻繁に通販しているこの油そば、ついに返礼品に出てきたぞーと、だんなが購入できるタイミングを見計らっていたのだった。  
こんな感じに、6玉パック×2セットが、冷蔵便でやってきて。
 
麺はそのまま冷凍できるので8玉分冷凍庫に入れて、4玉は近日中に食べようと、冷蔵庫に入れておいた。
 
しかし……冷凍庫が本格的にぱんぱんだよ……色々全部、せっせと食べないとだ……。