2012年6月30日土曜日

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2012年06月30日

フカヒレ、焼肉、帝国ホテル

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「Johan」のチョコブレッド
バタートースト
さくらんぼ
カフェオレ
今日は土曜日。母はこの週末が終わったら秋田に帰るのだそう。毎度のことながら、嵐のような一週間だった。
 
なのに今日は一日息子は学校。私もPTAの集まりなどがあって、母とお出かけというわけにはいかなさそう。
「……あ、でも代わりに月曜日が代休なんだったわ」
日曜日にはすでに息子と2人で参加予定のナゾトキのイベント予定を入れてしまっているのだけれど、でも日曜に都内のホテルにお泊まりとかできるかも……日曜は宿泊費安いところが多いし、と母に伝えたら、母が「やったぁ!」と。
 
母曰く、「もう一度帝国ホテルに泊まりたいと思っていたの」だそうで、首尾良く7/1の宿泊予約をして……なぜか今日土曜日も泊まりましょうということに。
 
「私、もう一度帝国ホテルに泊まりたかったの」
「二連泊してみたいなって思っていたの」
「でね、下のケーキショップで美味しかったモンブラン買って、もう一度お部屋で食べたいの」
「前に泊まった時の部屋のお風呂が素敵だったから、またあんなお部屋がいいわ」
「朝御飯は下のレストランじゃなくて上のブッフェが良いわね」
「ほら、もう二度と泊まれないかもしれないじゃない、帝国ホテル」
 
いやぁ、帝国ホテルはそう簡単に無くならないし、お母様もそう簡単にはくたばらないと思いますよ……と呆れつつ、仰せの通りの部屋を探した。一番安い部屋では「素敵なお風呂」じゃなくて、どうやら少しランクが上の部屋でなければならないらしい。
 
しかも土曜日は当初満室。各予約サイトでの照会結果もオフィシャルサイトの照会結果も「満室」の一文字で、結果、日曜の予約を「一休.com」で押さえた後にホテルに電話して「連泊にしたいのですが。部屋の移動は極力無しで」とリクエストすることになったのだった。キャンセル待ちということで受け付けてくれ、「空きが出たらすぐ連絡します」と。帝国ホテルの対応は、何十年も前からいつだって心地よくて、本当に素晴らしいと思う。
 
そしてめでたく数日前に「キャンセル出ました」の連絡が。もう母大喜び。良かった良かった。
 
そんな感じで、いつも通りの時間に息子が弁当持って登校したのを見届けて、母と朝御飯。今日はシンプルにバタートーストと、「Johan」のチョコデニッシュ。
 
日本橋三越で買ったチョコデニッシュは、行列していることも整理券が配られていることもなく、すんなり買えた。私感だけど、やっぱり銀座三越のものの方がちょっとだけ美味しい気がする。私感だけど、Johanのパンの美味しさは銀座三越>日本橋三越>恵比寿三越>千葉三越という感じ。
東京 丸ビル内「筑紫樓」にて
 参式拼盤 \3900
 什錦炒麺 \1400
 魚翅冷麺 \1800
 杏仁凍豆腐 \500
 香忙凍布甸 \700
 ビール(ヱビス生) \800
 ビール(ハーフ&ハーフ) \750
を、母と2人で。
息子は夕方合流することにして、午前中の用事を済ませた私は母と一緒に都心に移動。
 
ちょっと遅めの昼御飯ということで、「ホテルまで移動するともっと遅くなってしまうから」と東京駅界隈で食べることにした。「ここが良いんじゃないかな」と閃いたのは、丸ビル内にある「筑紫樓」。
 
今回中華料理はデパ地下のお総菜しか食べていなかったから、きっと母は「美味しいあんかけ焼きそば」とか恋しいんじゃないかなと思っていたのだけれど、その考えは的中したらしい。
 
平日のランチだったらお手頃価格のメニューが並ぶこのお店、店名に「魚翅海鮮酒家」と併記されているだけあって、週末メニューはどどんと「ふかひれ!」な感じのものだった。母も私もそれほどにはふかひれに情熱を感じないのだけれど、私は「おすすめ料理」として紹介されていた「ふかひれ入り冷やしつゆそば」を食べてみることに。
 
丸の内「筑紫樓」にて、私たちのテーブルの正面にはシュモクザメ! どんな中華料理店に行ってもなぜか母はこれを頼みたがる「三種の前菜盛りあわせ」ももらうことにして、ビール飲み飲み、あとはアラカルトから「麺とデザート」というランチになった。
 
ところで、私の目の前には、なんとも巨大かつリアルなシュモクザメのオブジェが。
 
「ふーん、ふかひれって、シュモクザメのヒレの事だったのかしら?」
と思いつつ、水族館の生き物の中ではサメにも相当心が躍る(えのすいのサメ水槽は素敵だよ!)私はけっこうわくわくしていたのだった。
 
丸の内「筑紫樓」にて、三種前菜♪うまうま♪ 三種の前菜は、こんがり焼けた自家製チャーシューと、それに添えた八角風味の甘い煮豆。
 
奥は刻み葱たっぷりの蒸し鶏で、あとは太めで食感も素敵なクラゲ。
 
定番の組み合わせで、でもどれも手が込んでいて大満足の内容だった。あ、筑紫樓ってちゃんとすごく美味しいお店だったんだ……なんて失礼にも思ってしまったりして。
 
チャーシューの皮目がパリッパリに焼けていて、それが悶えるほどに美味しかった。甘い香りと味の豆も美味しくて、「私は豆は嫌い」という母の分もしっかり全部いただいた。
 
で、母は五目のあんかけ焼きそばを、私は冷たいふかひれ麺を。
 
ふかひれ麺が今日の一番上の写真で、歯が凍りそうなほどに全体がキンキンに冷えた麺料理だった。色々と予想外で面白い料理。
 
スープはふかひれのだしを使ったもので、ふかひれだけのせいなのかゼラチンも少し加えているのか、プルプルトゥルトゥルと「ゆるいゼリー状」に固まっている。火を通した青梗菜と共に、もやしやふかひれの具がトッピングされ、小皿に別添で「揚げ葱」も。
 
全体としては「塩味のふかひれスープの味」なのだけれど、ゼリーの食感が好きな私には嬉しい料理だった。期せずして、ふかひれ。
 
丸の内「筑紫樓」にて、デザート2つ。 「デザートも食べましょうね。私は杏仁豆腐ね、あんたはマンゴプリンにしなさい」
「……え?なに?そこは決まったことなの?」
「……イヤなの?」
「……いえ、マンゴプリンがいいです……」
 
なんてやりとりの後にやってきたデザート。同じ形のグラスの器に固められていて、シンプルなストイックな外見のもの。
 
マンゴーの果肉も入るプリンは、上にマンゴーのソースもかかっている。「ツルツル」というより「ふわっ」とした食感。これもまた、「あ、なんか、久しぶりに美味しいマンゴプリン食べたなぁ」という印象で、全体的に美味しくて幸せなランチなのだった。
 
母の杏仁豆腐も名物の一つらしく、食感が絶妙。ゆるめの固まり具合で、口に入れるとすぐに溶けていくシャバシャバした口当たり。ほんのりクリーム色がかったプリンで、杏仁霜ではなくちゃんと「杏仁」を加工した風味だった。
 
「大荷物で歩いて行くのヤダし……第一格好悪くない?」
との母の仰せで、食後は丸ビル前からタクシーで帝国ホテルに。
ホテルのお部屋で
 ハレクラニ特製ココナッツケーキ
 紅茶
久方ぶりに滞在の帝国ホテル2連泊。
 
予約は「お風呂が素敵な」本館の「デラックス」を指定していたのだけれど、
「連泊で、お部屋を変えずにご滞在いただけます。エキストラベッドもすでに入れてございます」
と渡された部屋のカードキーは本館16階のもの。
 
……あれ?そのへんの上階って「インペリアルフロア」(=お高いフロア)じゃなかったっけ?と思いつつ案内されて宿泊階に到着すると、和服のスタッフが出迎えてくれ、部屋に至るまでの廊下に宿泊者しか通れないようなゲートがついている。ああ、ほら、ここ、やっぱりインペリアルフロアだよー……と思いつつも案内されて部屋に着くと、どびっくり、角部屋の広く立派なお部屋が用意されていた。
 
そういえば、前にも(結婚式の時に泊まった時にも)、ホテル側からは「アップグレードしてあげたよ」なんて押しつけがましい言葉がないまま良い部屋にしてくれたことがあったけれど、今回もエキストラベッドをお願いしたということで広い部屋にしてくれたのかな。
 
帝国ホテルのプレミアデラックスのお部屋。広々~♪ 荷ほどきしつつ、パソコン立ち上げてオフィシャルサイトの宿泊案内を眺めて、どうやらこのお部屋は「プレミアデラックス」であることがわかった。
 
正規の客室料金だったら3人宿泊で86625円のお部屋だったらしい。すごいな。
 
本来ソファであるところがエキストラベッドになっていて、そのあたりツインベッドを撮影したのが左の写真。エキストラベッド隣の窓際に大きなライティングデスクが用意され、窓際にもテーブルや素敵な椅子が。
 
帝国ホテルのプレミアデラックス、バスルームも素敵。 レトロな椅子カバーが可愛らしいバスルームは、母垂涎の「和式のバス」。
 
バスタブとシャワーが一部屋に収まっていて、バスタブの湯をあふれさせたりするのを心配することなく、「日本式のお風呂」を堪能できる。
 
最近日本のホテルでこういうスタイルが増えてきたけれど(日航東京とかミラコスタとか)、これは本当に快適で、私も嬉しい。
 
洗面台には生花が飾られ、シャンプー類はアユーラ、女性用基礎化粧品はエリクシール。
「おお!アユーラのアメニティ!初めて見たかも!」
と、いくつかのアユーラ製品を愛用している私は、ここでやおらテンションが上がる。
 
帝国ホテルは電気機器の開発やメンテナンスをする独自部門を抱えているのだそうで、「痒いところに悉く手が届く」部屋の作りも完璧だった。
 
「そうなのよー枕元にこそコンセントが欲しいのに(携帯の充電したいから)、他のホテルってなかなかないのよね」
「お風呂から見やすい壁かけ時計も便利!」
「ドアが静かに綺麗に開くんだよー、こういうのもいいよね」
ライティングデスクには複数のコンセント(複数の、というのがまた嬉しい)とLANの口も用意され、電動のカーテンは静かに綺麗に動く。もう本当に色々パーフェクトなのだった。
 
そんなお部屋をしばし堪能したあと、「そろそろ息子も来る頃かな」と1階のケーキショップにケーキを買いに。
 
「お部屋でケーキ食べます」と伝えたらこんなゴージャスなことに! 部屋にはケーキ皿もフォークもないから、
「部屋で食べたいから、あとでお皿やフォークと一緒にお部屋に持ってきてくれる?」
とお願いしてみた。
 
ルームサービスで紅茶かコーヒーでも一緒に注文すればスマートだったかもだけど、部屋のティーセットも充実していたので飲み物はそれで済ませることにした。
 
以前別のホテルでお願いして快く対応してくれたので今回もそう言ってみたのだけれど、部屋に戻って数分後にやってきたのは素敵なワゴン!
 
生花が飾られ、水のグラスにも綺麗にラップ張ってフォークとナイフ、紙ナプキンまで。
 
白いテーブルクロスでケーキいただけるとは思わなかったね、と、優雅なティータイムを満喫できた。折良くここで息子も合流。
 
帝国ホテルの「ココナッツケーキ」 今日までホテルではハワイの「ハレクラニフェア」開催なのだそう。
 
ハレクラニも憧れのホテル。ココナッツを使ったケーキが並んでいたので、私は「ココナッツケーキ」を選んでみた。
 
「シフォン生地にカスタードクリームとラズベリーソースをはさみ、ココナッツをトッピングしました。ハレクラニのレストラン「ハウス・ウィズアウト・ア・キー」にて人気のあるスイーツです。」だそうで、735円。
 
ココナッツ好きにはなかなか嬉しい、全体が「ココナッツ~!」なケーキだ。
 
帝国ホテルの「ショートケーキ」 こちらはスタンダードなショートケーキ、840円(!)。
 
苺の数もすごいものだけど、苺の上にホイップクリーム絞ってある細工がまた素敵。
 
「このケーキ、んまいね」
と息子はもぐもぐ食べていたけれど、そりゃ旨いだろうさ~……。
 
母垂涎の、帝国ホテルのモンブラン! そしてこちらがモンブラン。これも840円。
 
艶やかな渋皮煮が乗るモンブラン、「美味しいわー美味しいわー」と母はたいそう喜んでいた。
 
……で、もう4時なわけだけど、今晩は焼き肉。果たしてお腹は空くのかしら。
新橋 「草の家」にて
 キムチ \500
 韓国海苔 \500
 パジョン \1580
 サンチュ盛合せ(大) \940
 サンチュ盛合せ \630
 上タン塩 \2400
 上ロース \1980
 本日の和牛切り落とし \1280
 上カルビ \1980
 一本カルビ \2400
 ライス(中) 2×\330
 生ビール 3×\580
 コーラ \380
ビビンバもデザートも余裕がないほど腹一杯……
赤坂と新橋にある「草の家」は、母お気に入りの焼き肉屋さん。
 
安くはないので私が自腹で行くことはほぼ皆無なのだけれど、確かに美味しいし、サービスも良い(無煙ロースターで、とってもマメに焼き網を変えてくれる)良いお店だ。
 
新橋だったらホテルから歩いて行けるもんね~と、今日は焼き肉。ゆるゆるの格好でお出かけしてきた。
 
「なんでも食べなさいね、なるべく高い肉頼んでよね。私は秋田に帰ったらもうこんなお肉食べられないんだから」
「あ、あと、ねぎ焼き食べたいわ、ねぎ焼き」
ねぎ焼き?あ、パジョンのことね~了解……と、色々注文。
 
昼もがっつりだったしケーキも食べたしで、それほど空腹というわけではなかったのに、うっかり色々注文しすぎた。最後の「一本焼き」は余計だったかなと反省。
 
5切れ乗って2400円の上タン塩は、値段もすごいけれど肉もすごい。「こんな厚切り見たことないかも」というくらいに分厚い、1cmほどの厚さのタンがやってくる。焼きたてのタン、むっちりと弾力があってでも柔らかくて、「もう1皿もらおうか?」と言いつつ、自重した。
 
新橋「草の家」にて。端っこ食べちゃったパジョン、カリカリサクサクで美味♪ うっかり端を数切れつまんでしまったけれど、パジョン(チヂミ)はこんな感じ。
 
仕上げに油を回しかけて焼いた風の、端がサクサクパリパリな食感のもので、「ねっちょり系パジョン」も散見する中、これは好みな味わい。
 
……でも「そっちより肉食いたい」と息子はあんまり手を出さず、母と私の2人でこれを食べるのはちょっと大変だった(大変不本意ながら、食べきれずに数切れ残した……不覚……日記を書いてる今なら写真のこれ全部食べられるのに……)。
 
新橋「草の家」にて。上カルビ~! サシたっぷりの上カルビばばーん、上ロースもばばーん、そしてとどめに「和牛トモバラの一部」を使っているのだという、「草の家限定一本焼きシリーズ・一本カルビ」もどどーん。
 
基本的には「自分で焼く」焼き肉料理店だけれど、一本焼きについては、お店の人が焼いてくれる。
 
鉄板に押しつけながら、200gサイズの厚切り棒状の肉をじゅうじゅうと焼いてくれ、頃合いなタイミングでハサミでじょきじょき。
 
「サンチュ盛り合せ」はサンチュとサニーレタス、それにエゴマの葉も乗っていて、エゴマがけっこう好きな私は嬉しかった。
 
「一本焼き」の直前に大盛りサンチュを食べきってしまったので、一本焼きが焼けたところで
「スミマセン!サンチュ普通盛り、ダッシュでお願いします!」
とわがまま言って、急いで持ってきてもらった葉っぱで巻き巻き、一本焼きを堪能。
 
お腹いっぱいと言いつつ、も、サンチュの上にエゴマ置いて、その上にサンチュ味噌と御飯のせて、肉2切れ焼いてかぶりついちゃったりして、そんなことやっていたらデザートにはとても手を出せないほど腹一杯になってしまった。
 
ほろ酔い気分でコンビニ寄って、
「ファブリーズかリセッシュ売ってないかなぁ……服がけっこう焼き肉臭く……」
とか言いながら牛乳なども買い込んでホテルに帰還したのだった。
 
ホテルに来たらこれでしょー、と、「泡風呂」もばっちり堪能。

2012年6月29日金曜日

千葉をぷらぷら

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「Fortnum & Mason」の
 紅茶スコーン
 マンゴースコーン
ホイップクリーム・いちじくジャム・あまおうジャム
ミルクティー
昨日、日本橋三越の新館地下の「Cuoca」の棚を私がうきうきして眺めていた時に、母はと言えば隣接する「Fortnum & Mason」のショーケースをうきうきと眺めていたのだった。
 
ショーケースを離れて私のところにやってきた母、
「明日!明日はスコーン食べない!?」
とのことで、それは良いねとCuocaの冷蔵コーナーでクロテッドクリームを探すも、あいにく売り切れ。
 
地元にきっとあるよ駅ビルのスーパーはいつも扱いがあるもの、と、とりあえずスコーンだけ買って帰宅したら、地元スーパーでもクロテッドクリームは売り切れ。
カルピスバターともども、なんだか乳製品が入手しにくい今日この頃。「バター不足」な感じはもう過ぎ去ったかに見えたけど、案外そうでもないのかな?
 
朝御飯はこんな感じで。 ということで、残念ながら、せっかくのスコーンなのに添えたのはホイップクリーム。
 
脂肪分多めの生クリームを買ってきて、もっさりした感じに固く泡立てて添えることにした。あとは開けたばかりのいちじくジャムとあまおうジャム、マーマレードなども添えて。
 
面白いことに、「季節のスコーン」としてマンゴースコーンがあったので、私はこれを1つ。定番の紅茶スコーンも選んだ。マンゴースコーンにはホイップクリームだけを添えつつ、途中からあまおうジャムも添えてみたり。紅茶スコーンにはどんなジャムもよく似合う。見た目も淡いマンゴー色をしたスコーンだったけれど、マンゴースコーンはしっかり甘くマンゴーの香りも濃厚な、マンゴーの存在感たっぷりのものだった。
 
クリームつけつつ食べるスコーンに濃厚なミルクティーは重いので、「温めたミルクを垂らす」くらいの牛乳少なめミルクティーにして、息子が登校した後の遅めの朝御飯をのんびり楽しんだ。普段の平日はどうしても慌ただしくなりがちなので、母の滞在中はそんなところも「毎日が日曜日」な感じ。
 
で、使った食器はおとっときの「ファイヤーキング」。
 
「あんたん家の、この食器素敵よねぇ……いくらくらいするもんなの?なんで3個セットとかじゃないの?1個とか2個とかバラバラなの?」
と母が食器棚眺めて言うので、
「安くないから、ショップで出物みつけると買うとかネットオークションで安く落札できたら買うとかしてるんだよ……」
と、2個セット揃いで持ってる「ブルーモザイク スナックセット」を食卓に。2個セットだから家族3人では普段使いにできなくて、半ば食器棚のこやしになっている皿。
 
大事に大事に仰々しく使うつもりはないけれど、でもこれで食事すると「わーい」という気分になるね。
千葉そごう内「CHEZ MATSUO」にて
 日替わりランチセット \1680
     冷たいとうもろこしのポタージュ
     骨付き若ドリのうま塩ロースト 山椒風味で
     パン
     ミルクティー・ガレット
 枇杷のミルクレープ \525
 ランチビール \420
確か昨日一昨日あたりの会話では
「金曜日は一日家を出ないでのんびりしましょ!」
なんて言葉を母から聞いた記憶があるのだけれど、今朝になってみると
「今日はお洋服を見に行きましょう!」
だそう。
 
……あ、お出かけするんだ?
「あ、あんたは別に留守番していても良いのよ?」
……いえ、荷物持ちに付き添います。
ということで、お出かけ。
 
折しもバーゲンセール時期に突入したデパート、催し物場では今日が最終日の婦人服バーゲンを開催中で、そこに突入して「これ素敵」「この柄もなかなか」と母と2人きゃっきゃきゃっきゃとお買い物。自分の服を見に来たのだろうに、
「あら、この服あんた良いじゃない。買いなさい。買ったげる」
と、私の服ばかり買おうとする母。
 
メンズレディス両方扱う店ともなると、私は息子が着そうな服を探しはじめ、母は私が着そうな服を探しはじめてしまうのだった。親というのはそういうものなのであるらしい。
 
お昼御飯は洋食、(私たちにしては)若干軽めの内容で。
 
千葉そごうの飲食店はずいぶんあちこち入ったけれど、多分ここは初めての「CHEZ MATSUO」。松濤や青山のお店は高級店あふれるお店のようだけれど、千葉のお店はカジュアルフレンチ。ランチは1500円ほどからいただける。
 
「日替わりランチ」は1680円。
今日の前菜は「冷たいとうもろこしのポタージュ」、メインディッシュは「骨付き若ドリのうま塩ロースト 山椒風味で」。それにパンと食後の飲み物、小菓子もついてくる。
 
その日替わりランチに「本日のデザート」をつけると2100円。今日は「杏仁ブランマンジェ」だそうで、母は「杏仁ですってー。私はこれ食べるわ♪」だそう。私は入り口の冷蔵ケースに並ぶケーキが美味しそうだったので、マンゴーショートケーキか枇杷のミルクレープかでものすごく悩んだあげく、枇杷のミルクレープをいただくことにした。
 
さすが母体がしっかりしたフレンチだけあって、シンプルな外見のコーンスープもちゃんと美味しく、温められたパンも香ばしくで良い感じ。ただ、パンは最初の1個のみがセットなのだそうで、2個目からは有料なのだそうだ。
 
メインディッシュの鶏もも肉は、骨つきでどーんと1本。
「こういうところが千葉っぽい感じだわね?」
「ああ……わかる気がする」
でも嬉しいじゃない?なんて私たちが話す前の皿には、鶏のボリュームに負けないほどの分量の葉野菜のサラダ。セットの内容には「サラダ」の文字はなかったけれど、ボウルに盛られてくるサラダにひけを取らない量の葉野菜が楽しめた。
 
鶏はふっくらと柔らかく、皮はパリッとオーブンで焼かれた風で、鶏肉自体の旨味も濃厚な美味しいもの。骨持っていっちゃっていいよね?と、最後はがぶりと骨を持ってかぶりつかせていただいた。「うま塩」は、店頭でも売られていたつまりは「クレイジーソルト」的なものなのだけれど、ほのかにスパイスが効いていて使い勝手がよさそうな配合のもの。
 
千葉そごう「CHEZ MATSUO」にて、枇杷のミルクレープ。うまっ♪ そして期待通りに美味しかった食後のデザート。
 
トッピングに枇杷、中のクリームにも枇杷、と、ショーケースを覗いた時以上に枇杷枇杷していた枇杷ミルクレープ。
 
クレープの間に挟まったクリームにはブルーチーズも入っているそうで、ほのかな酸味を感じるこってりしたクリームは不思議と枇杷に似合っていた。
 
母の杏仁ブランマンジェには母好物のライチがトッピングされていて、これもまた良かった。
 
で、なんだかんだで大荷物になり、夕方にならないうちに早めの帰宅。
稲毛 「坐・和民」にて
 有機野菜のシーザーサラダ \418
 おろし葱ポンのローストポーク \418
 バターコーン \313
 若鶏の唐揚&チップス \418
 自家製ちーずインめんちカツ \418
 大分名物 和民のとり天串 \418
 自慢の自家製餃子 \313
 串焼き(ねぎま) 2×\208
 串焼き(ねぎ) \156
 串焼き(エリンギ) \156
 ねぎとろ巻 \418
 今夜はがっつく丼 \418
 なめらか杏仁豆腐 \313
 有機フロマージュとたっぷりマンゴーバニラ \313
 生ビール(中) 2×502
 焼酎(やきいも黒瀬 ロック) \628
 泡盛(瑞泉 ロック) \523
 梅酒ロック \366
 コーラ 2×\313
おなかいっぱい……。
「今日は……居酒屋かなぁ……もう一回銚子丸も良いわねぇ……」
やっぱり今日も外食なんだ、と思っているうちに、息子が学校から帰宅。
 
「あなたはどっちがいい?居酒屋?銚子丸?」
「んー、銚子丸はねぇ、嬉しいけど、夜に行くと"本まぐろ上赤身"が売り切れで食べられない事が多いんだよ~。だからこれから行くなら居酒屋がいいな~」
問われてすんなり結論を出した息子だけれど、理由が理由だ。「本まぐろ上赤身」(贅沢なやつめ……)。
 
味の方は他のチェーン居酒屋とどっこいどっこいだけれど、落ち着いて食べられる雰囲気が母好みな「坐・和民」に行ってきた。靴をぬいで入って、個室風のブースが多いのが嬉しいお店。あいにく金曜夜ということで禁煙席は満席だったけれど、喫煙席の隅の席が空いていた。喫煙席とはいえ、囲まれたブースの席だったので煙たいこともなく一安心。
 
「なーんでも注文しなさいねー」
と母はご機嫌で、でも私や息子が頼むものってたいがいどんな飲み屋に行っても代わり映えなく「チーズ」とか「コーン」とか「シーザーサラダ」とか「鶏の唐揚げ」とか。今日もそんな感じになった。
 
息子は一人炭水化物ものに思いを馳せて、
「ねぎとろ巻きの次は茶漬けか……あるいはこの"すた丼"的などんぶりか……」
と悩みまくり、私は「焼酎ロックの次は泡盛ロック~♪」と強い酒に思いを馳せて、母はと言えば「テーブルに色々御飯が並んでいる」という光景に満足して、肝心の箸はあんまり伸びていなかったりして、いつも以上に(いや、いつも通りに)カオスな光景。
 
1品1品に注目すると、それほどすごく美味しいというわけではないのだけれど、お刺身食べたい人も焼き鳥食べたい人も、卵ものもサラダも御飯もデザートも、それぞれいただける居酒屋は便利な存在。
 
最後に母の提案でデザートまでいただいてしまって、今日もやっぱりちょっと食べ過ぎ……。

2012年6月28日木曜日

今日は日本橋~

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「Cafe Madu」の
 ミルクフランス
 ショソン・オ・ポム
さくらんぼ
ミルクティー
昨日、船橋ららぽーとぷらぷらしていて見つけた「Cafe Madu」。
 
「……あ、ここのパン美味しいよね」
「あらあらそうそう、私、イクスピアリのこの店でちょこちょこ買ってたわよ、パン」
我が家近所にはない店だもんね~と、ちらっとお買い物。
 
「ミルクフランス」があったので息子と半分こするつもりで1本トレイに乗せ、あとは「ショソン・オ・ポム」も1個。フランス産リンゴジャム入りのパイ、だそうだ。
 
母もダークチェリーのデニッシュなどを買い込んで、リッチな味の菓子パンが今日の朝御飯。
 
ミルクフランスは、卵色が強いクリームが挟まっていて、でもクリームの分量はかなり控えめ。
「うーん、この店のもダメか……」
「我が家においてのナンバー1のアンデルセンの地位をゆるがすものではなかったようだな……」
 
などと話しながらもぐもぐ。固すぎない程度に適度に歯ごたえのあるパンそのものは美味しいものだったし、リンゴのパイのサックサクの生地も幸せに美味しかった。だが、だがミルクフランスのクリームが物足りないのじゃあ~……と、こだわりが鬱陶しい私と息子。
日本橋 「千疋屋総本店」内「千疋屋フルーツパーラー」にて
 洋食プレート 2×\2940
 グラス白ワイン
今日は母、
「日本橋の千疋屋で、お土産にするカレー買いたいなー」
だそう。
 
母が上京した前回だったか前々回だったか、イクスピアリのフルーツ食べ放題に行ったとき、お土産にと買って帰った千疋屋のマンゴーカレーが親戚ご近所の皆様に大好評だったそう。
 
「また買いに行きたい」
だそうで、
「あ、私は日本橋三越に用事があるよ」
と、一緒に出かけることにした。
 
連日のお出かけでお互い疲れも溜まっているので、今日はさらっとランチでもして用事済ませたらささっと帰ってこようね、ということで、まずは「千疋屋総本店」を目指す。
 
「カレーだけでいいの?ハッシュドビーフは?前回それは買わなかったんだっけ?」
「えー、ハッシュドビーフ?ハヤシライスでしょ?私キライなのよ」
「母は嫌いかもしんないけど、でも美味しいよハッシュドビーフ。他の人は好きかもしれないじゃん。パイナップル入ってて甘酸っぱくて良い感じよ」
「えええええー?そうかしらー?」
 
「売り切れてたらどうしよう」なんて心配は不要だったようで、カフェテリア近くの棚にたんと積まれたカレーのレトルトパック。棚の前でやいやいと相談し、結果、私の分のマンゴーカレーとスパイシーココナッツカレー(これは「大辛」なのだそう……)、パイナップルハッシュドビーフも母は買ってくれたのだった。
 
20箱近い買い物になったので、「帰り際に受け取りますね」とお取り置きをお願いして、あとは気軽なお買い物とお昼御飯♪
せっかく千疋屋に来たのだし、と、上階のパーラーでランチにすることにした。
 
これが美味しそうだねと選んだのは「洋食プレート」。「伝統の洋食4品とスープを組合せました」とのことで、パンとミニデザート、食後のコーヒー紅茶つき。
 
お皿、左手前はほろほろに煮込まれたビーフシチュー。人参、じゃがいも、おくら添え。右手前は蟹クリームコロッケと、姿勢が正しい海老フライ。タルタルソースが添えてある。
奥左はシーフードドリアで、奥右はポテトサラダとテリーヌ、燻製の鴨……という感じかな。
 
スープは人参をたっぷり混ぜたコーンポタージュ。食後のミニデザートはパイナップルとリンゴ、アメリカンチェリーなどが入ったフルーツポンチ。全体的に「古き良き洋食」的な感じで美味しかった。
 
ビーフシチューも良かったけれど、焼きたて熱々、やけどしそうなほどのドリアの美味しさは格別。大ぶりにカットされた白身魚や海老、帆立などが乗ったリッチなドリアは、ベシャメルソースにたっぷりのバターか生クリームが使われているかのような濃厚な口当たり。
 
パンもバゲットが2切れ来たので、最初は
「食後に余裕あったらパフェも食べちゃおう♪」
なんて言っていたのに「全然無理……」な感じにお腹いっぱいになってしまった。
 
マンゴーカレーは、1階のセルフサービスのカフェテリアでもいただけるけれど、このフロアでいただくと薬味に「マンゴーチャツネ」などもついてくるみたいで、その薬味に興味津々な私。周囲のお客さんのほとんどがマンゴカレーを注文していて、フロア一体にスパイスとマンゴーが混ざった風な幸せな香りが広がっていた。
日本橋 「千疋屋総本店」内「Caffe di FESTA」にて
 マンゴーシュークリーム 2×\450
 コーヒー \300
 フルーツオーレ \360
ランチ後は日本橋三越に。
 
私の目当ては、1ヶ月前に新館地下2階にオープンした製菓材料店「cuoca」。
 
合羽橋の業務用食材店で探しても、通販で探しても、クオカ以外での扱いは見つからなかった「全脂粉乳」、このショップに扱いがあれば、多分ここが最寄りになるんだろうなぁと、覗きに行ってみたのだった。
 
全脂粉乳、ばっちり棚に並んでいたので買い置きも含めて2袋ほど購入。母が覗いてきて「なにそれ?」と言うのでミルクティーに入れてね、スキムミルクとは違って云々……と説明した結果、母も買うことにしたらしい。母、そんな感じでIKEAのローステッドオニオンやピクルスも買っていたけど……秋田に帰ってちゃんと使ってくれるかな?とちょっと心配な私……。
 
でも、かのクオカでもカルピスバターは品切れ。ついでに「スコーン買っていって明日食べよう!」と盛り上がったのにクロテッドクリームも品切れ。クロテッドクリームは帰宅してから地元のお店をいくつか覗いたけれど、これまた品切れ。乳製品の購入に苦難が続くここ最近……。まぁいいや、スコーンは固めに泡立てた生クリームで代用しよう。
 
で、夕飯用の総菜も買って、「あとは千疋屋でカレー受け取って帰るだけ」というところで、疲れて休憩。
 
千疋屋のケーキのショーケースにマンゴーたっぷりな「マンゴーシュークリーム」が売られているのを見て、
「美味しそうねー」
「でも持って帰れないでしょ、荷物多いし」
と諦めかけていたところ、「Caffe di FESTA でお召し上がりいただけます」の案内札がかかっていた。そっか!食べて帰ればいいのか!……で、休憩決定。
 
「千疋屋総本店」にて、ケーキ売り場のマンゴーシュークリームをカフェテリアで。 千疋屋、1階奥のカフェテリア「Caffe di FESTA」は飲み物の価格もお手頃だし、美味しいソフトクリームもあるし、マンゴーカレーもささっといただけるしで、便利なお店。
 
私が飲んだのは、どんな味なのか気になってしまった「フルーツオーレ」。つまりは「高級フルーツ牛乳」という感じの飲み物で、バナナっぽい味とか缶詰の桃っぽい味とか、様々混ざってる風な複雑なミルクジュースは期待以上に美味しかった。駅構内のジューススタンド並の価格で、量もなかなかたっぷり。これは嬉しい。
 
写真のとおり、バボーンとマンゴーがトッピングされたシュークリームは、カスタードクリームとホイップクリームが共に詰められたこれまた好みなもの。残念なことに、マンゴーそのものは口当たりと香りが良いもののちょっと酸味が強い果肉だった。
 
そうそう、店頭には、「1個20000円」(←0の数は4個で間違いないです)の宮崎産マンゴーなんかも並んでいた。
 
それはもう立派なサイズで(ちょっと小ぶりな小玉スイカ、くらいな感じ)、母と二人
「……すごっ」
と絶句しながらお店を後に。手にはずっしり、20個弱のマンゴーカレー。
スティックきゅうり
茹で枝豆
「招福門」の
 春巻・揚げ餃子
 青椒牛肉絲
 海鮮かた焼きそば
 蟹チャーハン
コーンスープ
ビール(キリンラガー・サッポロ黒ラベル)
今日は息子の英会話の先生が来る日。
 
外食している余裕はないし、夕食後のレッスンだからあまり匂いが広がる調理は避けたい感じなのよね、と母に言ったら
「お総菜買って帰りましょう!」
と。
 
寿司食べた、フレンチイタリアンとんかつ食べた、焼き肉はこれから行く予定。残りは中華じゃない?ということで、日本橋三越の地下食料品売り場を歩いて買ってきたのは「招福門」の中華総菜いろいろ。
 
春巻3本揚げ餃子2個が入った点心セットとグラム売りの青椒肉絲は250gくらい。あとはパックで売っていた海鮮かた焼きそばと蟹チャーハン。
 
焼きそばは麺とあんが二重構造の容器に収まっていて、あんだけ温めて麺の上からかけられるようになっている。総菜も、「そのままレンジで温められます」という袋に詰めてくれて、しばらく買わないでいる間に総菜の容器も進化しているんだなぁと思った次第。
 
おかずあるし御飯ものも買ったし、もう何も支度する必要ないね~、と、帰宅してからはのんびりできて、このところ本当に遊んでばかりの自堕落な生活を満喫中。
 
母にしてみると、「秋田の地元じゃ買えない、自分で作るのも難しい」といったお総菜はレストランでの食事並に美味しく嬉しい存在みたいで、毎度のことながら、娘の手料理よりもっぱらデパ地下商品に目を輝かせている。デパ地下の総菜をひととおり食べ尽くそうと思ったら、1ヶ月の滞在でも足りないだろうしなぁ……私の手料理をふるまう機会はなかなか訪れそうにない(もとより、私の方もお出かけ続きでじっくり料理する暇や余裕がない……)。
 
さすが日本橋三越の総菜、というべきか、買ってきた総菜類は地元の駅ビルで買う中華総菜よりも数段美味しかった。蟹肉どっさり入ったチャーハンも良かったし、魚介たっぷりのあんかけ焼きそばも「こういうの、家で食べられるのは嬉しいねぇ」と。
 
ささっと食べてささっと片付けて、毎週恒例のコテコテアメリカ人ティーチャーがやってきて、「いつも通り」な雰囲気になった木曜の夜。外国人慣れしていない母は
「どんな人なの?背は高いの?かっこいいの?若いの?」
と興味津々。
 
いつもはスナック菓子が多いレッスン中のおやつは、そんな母の秋田土産の「おばこもち」。要するに「くるみゆべし」で、醤油と砂糖で味つけたようなくるみ餅は果たしてアメリカ人の口に合うのかしらと戦々恐々していたところ、
「美味しかったヨ!生徒君と半分こして食べたヨ!」
とお皿は空に。お菓子の説明にと、空き箱もお茶と一緒に出しておいたら、空き箱をお土産に持って帰った先生。
 
毎週、スナックの時も
「これはなんて言うの?トウモリコ?美味しいね美味しいねどこで売ってるかなぁ?」
と空き袋を持って帰ってしまうのだけれど、まさかおばこもちも持って帰るとは。
 
母もちらっと先生に見送りの挨拶ができて、「あらー若い人なのねーカッコイイじゃないー」とご満悦な様子だった。

2012年6月27日水曜日

IKEAと、ららぽーと

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
バタートースト
マンゴー練乳ヨーグルト
カフェオレ
今日の朝御飯は、「Johan」で買ってきた食パンをトーストして。
 
「これ、あまおうのジャムね。こっちはシナモンと赤ワイン風味のいちじくジャムね」
色々手持ちのジャムを出しちゃおう、と、美味しそうなところをいくつか並べて、バターとジャムを添えつつかぶりつく。
 
お供にカフェオレと、台湾産アップルマンゴーの練乳ヨーグルトかけ。昨日のケーキの宮崎マンゴーには遠く及ばないながらも、最近たっぷりお手頃価格で輸入されるようになった台湾マンゴーの美味しさも、家で普通にいただくには十分贅沢な美味しさ。今回のも少しだけ繊維っぽかったけれど甘さは濃厚だった。
船橋 「IKEA」にて
 スウェーデン・ミートボール 10個 \649→\325
 ミッドサマープレート \599
 フルーツ盛り合わせ \?
 ドリンクバー 2×\0
今日は母と私、南船橋にお出かけ。目的は「IKEA」と「ららぽーと」。私も、ちょうどIKEAで瓶を買いたいと思ってたのでした~と、喜んでお供させていただくことにした。
 
なにしろ広大なIKEAの売り場なので、2階1階全て歩くとそれだけで疲れ果てる。2階の家具売り場には全く用はなかったのだけれど、それでも、「2DK・2人暮らし」などの、日本の一般的な住宅を再現した展示場のような2階売り場は眺めるだけでも楽しくて(色々ヒントを貰えて参考にもなるし)、家具には用事がないのにしっかり見て歩いてしまった。
 
「ダメ、もう疲れた」
一回休まない?というところで、タイミングよく存在するセルフサービス式のレストラン。
 
「お昼じゃなくて、これはおやつ」だったはずなのだけれど、なぜかトレイにはプレートが2つ。これ……昼御飯だよね?と思ったのだけれど、やっぱりこれは「おやつ」だったのであるらしい。IKEAの会員証持って平日に来るとミートボールが半額なんだよねぇ……ついつい「ミートボールください」と言ってしまった私だ。
 
「IKEA」にて、「ミッドサマープレート」。ニシン、うまー♪ 「これ、美味しそうねぇ~。色々食べられて素敵じゃない?」
と母が選んだのは、「ミッドサマープレート」。夏季限定、平日限定のスペシャルメニューなのだそう。
 
コールドミートの皿なので、ミートボールも冷たい状態(で、ソースもかかってない)のがちょっと残念。
 
だけど、ミートボールは温かいいつもの皿も別に注文していたので、ミートボールは取り分けて温かい方に移しながらいただいた。
 
他にも定番のスモークサーモン・ニシンの酢漬け・ハムとチーズ・ポテトサラダ・しっとりした口当たりのケークサレ(風の、塩気のあるパウンドケーキ的なもの)などが盛られ、これにパンでも添えれば「立派なランチ」という内容。
 
どれも「すんごく美味しい~」というほどでもなくて、ファストフード的な味わい(実際、多くの料理が食品コーナーで買えたりする)ではあるのだけれど、でもミートボールにリンゴンベリーのジャムとか、ハニーマスタードのソースとかが馴染みの薄い味わいだから面白いなと思うし美味しいな~と思う。
 
これはやっぱり「おやつ」じゃなくて立派な「ランチ」だったんじゃない?と思いつつ、でもその後IKEAの1階エリア歩いてたらふくお買い物したら、なんとなく小腹が空いてきちゃったのだった。
 
最初は「両手で持って帰れるくらいのものを買おう」と思っていたのに、母と2人して「もう絶対持てません」というくらいの雑貨(キャニスターとか瓶とか、些細なものばかりだったんだけど……)を買ってしまって、結局「1ボックス宅配990円一律料金」の「手ぶらdeボックス」を活用することに。やれやれ。
 
あ、そうそう、前回(今年の3月頃)まで、「扱い終了」と販売が終わってしまった「ローステッドオニオン」がめでたく復活。メーカーが変わったのか、パッケージがスタイリッシュなものになっていた。お気に入りの、刻みピクルス(レリッシュ)と合わせて、「一人じゃなかなか買い物に来られないから」とこれもがっつり買い置き分を購入。しばらくピクルスとローステッドオニオンには困らない感じになった。
船橋 「ららぽーと TOKYO-BAY」内「ゲンカツ」にて
 選食ランチ 2×\1290
 一口ビール 2×\280
午前中一杯IKEAを堪能し、昼過ぎたあたりで今度は「ららぽーと」をぷらぷら。
 
「なんか……やっぱりちゃんと座ってちゃんとお昼食べたくない?」
「……うん、反対はしない……」
 
と、レストラン案内を眺めて歩き、
「ここ、クアアイナ。ハンバーガー屋さんだよ、美味しいよ。あっちにモンスーンカフェがあって……あそこはサラダとかデザートとかがブッフェスタイルみたい」
あとはお好み焼きは好きじゃないでしょ?あっちがピッツァの店で、その奥が焼き肉屋で、あとうどんととんかつ……
と、フロアマップを眺めながら「ハンバーガーくらいで良いんじゃないかなー?」と思いつつ母に説明していたら、
「あ、とんかつ食べるわ」
だそうで。
 
ゲンカツ」は、例の、「薄切り肉を層にしたミルフィーユカツ」の店で、私はそれほどには美味しいと思わなかったのだけれど、母は「柔らかくて美味しいわ!食べやすいわ!」と気に入ってくれたみたい。良かった。
 
私も、揚げ置きっぽかったお台場のフードコートの丼の店よりも、ちゃんと揚げたてが出てくる今日のカツの方が数段美味しく感じられた。ああ、揚げたてだったら、このカツはなかなか美味しいものなんだな、とこれまでの印象が少し改まった。
 
私と母が注文したのは「選食ランチ」。旨味バター醤油・梅しそポン酢・ねぎ塩・和風だし醤油・ゆず胡椒ポン酢の5種類のつけだれから好みのものが、そして、ほうれん草のナムル・クリーム豆腐・揚げだし茄子の中から好みの小鉢が1品ついてくる。味噌汁も赤・白からの選択。
 
私は旨味バター醤油・揚げだし茄子・赤の味噌汁という組み合わせ、母は和風だし醤油・揚げだし茄子・白の味噌汁という組み合わせ。白の味噌汁は、「白味噌の味噌汁」かと思いきや、こちらはつまり「普通の味噌汁」なのだった。赤の方は当然「赤だし」。私、外食の時は赤味噌仕立てがけっこう好きなんだな~(家ではあんまり作らないしね)。
 
「旨味バター醤油」は、バター醤油に揚げにんにく落とした風の、なかなかガッツリとした味わいのたれ。でも粘度はなくシャバシャバしたソースなので、卓上のとんかつソースも使いながら交互に添えつついただいた。さっき「おやつ」も食べたというのに、キャベツだけはしっかりお代わりしちゃったりして。
船橋 「ららぽーと TOKYO-BAY」内「Cold Stone Creamery」にて
 グレープフルーツ&ライチベース(サイズ:like) \470
 スイートクリームベース(サイズ:love) \690
特に「セール品を買おう」といった予定のなかった今日の買い物だったけれど、折良く初夏のセールが始まったタイミングだったみたい。良い香りのお香をアジア雑貨の店で買ってみたり、猫が喜びそうなやけにリアルな鳥のオブジェを買ってみたり、「300円ショップ」をねちっこく眺めてみたり、「もう歩けません」というくらいにショッピングを堪能した。
 
最後にアイス食べようよ商品券持ってるから奢るよ、と、私が誘って寄ったのは「Cold Stone Creamery」。
 
母の注文も私に任せる、とのことだったので、お店提案の組み合わせではなく、ベースとトッピングをそれぞれ注文する方法で2種類アイスを作ってもらった。
 
「Cold Stone Creamery」で一休み。 ライチ好きの母には、新発売のジェラート「グレープフルーツ&ライチ」をベースにして白桃トッピングで。
 
私の分は、「スイートクリーム」をベースに、マンゴー果肉とグラハムパイクラスト、ホイップクリームトッピングで。
 
母は店内のテーブルに疲れ果てて座って待っていたのだけれど、時折売り場から聞こえてくる歌声に「???」となっていたみたい。ずいぶん時間のかかるアイスクリーム屋さんなのねぇ……とあきれ顔だった。ええ、まぁ、歌ったり混ぜたりしますから……。
 
「どちらもお客さまオリジナルのアイスですね~。素敵な組み合わせです!」
なんてお店の方におだててもらったこのアイス、でもこの組み合わせは期待通りに素敵な感じ。
 
「グレープフルーツ&ライチ」のお店提案の組み合わせは白桃に加えてグレープフルーツのゼリーとベリーを加えるものだったけれど、あんまり酸っぱいものは足さない方が私と母は好みじゃないかなーと思ったのだった。ライチの風味は軽めで、グレープフルーツの存在が強めなジェラートは、シャリシャリと夏っぽい味わい。マンゴーの方は、期待通りに「ホイップクリームたっぷりのマンゴーパイ」のようなミルキーな味わいだった。
稲毛 「Trattoria Vino」にて
 カンパーニュ産水牛モッツァレラチーズと甘いトマト \1270
 牛フィレ肉のカルパッチョ ルッコラ添え \1380
 パンチェッタとこだわり卵のカルボナーラ リングイーネ \1080
 桜海老と九条ネギのピッツァ \1500
 ピッツァ ビスマルク \1850
 骨付イベリコ豚のグリル380g \4800
 ミルフィーユ \420
 いちじくのコンポート \420
 ホットコーヒー \420
 アイスティー \420
 グラスビール(小) \380
 グラスビール(大) \580
 白ワイン(デキャンタ) \2600
 白ワイン(グラス) \900
 赤ワイン(グラス) \1000
 ピーチジュース 2×\420
たらふく堪能……
さすがに母も歩き疲れた風だったけれど、
「夜はあそこ行きましょう!駅前のイタリア料理のお店!」
……まだまだやる気のようだ。
 
私も疲れ果てて夕飯の支度を「是非ともやりたい、やらせて欲しい」とかいう気分でもなかったので、母の提案に「ばんざーい」という気分。
息子が帰宅するのを待って、「Trattoria Vino」に向かった。
 
「美味しいワイン飲みましょうよ、このイベリコ豚も美味しそうよ」
と、値段を見ると躊躇するメニューもスポンサーの母は頼もうとするので、御相伴に預かる私と息子は毎度のことながら贅沢を堪能させていただくことに。
 
定番メニューは紙のメニューに、日替わりのものは黒板メニューに記されているこのお店、カルパッチョとピッツァビスマルク以外は、黒板メニューから選択した。
 
ビールの後に飲んだワインは、「今日の特選ワイン」と紹介されていたLazio Bianco I.G.T "Clements"と、Amarone della Valpolicella Classico D.O.C. Cesari 。Amarone della Valpolicella がグラスで1000円というのは、かなりお値打ちだったんじゃないかなと思う。何よりグラスでいただけるというのが嬉しい限り。
 
ラツィオの白ワインも深い香りの美味しいもので、最初は「そんなに飲まないよね」とデキャンタでいただいたのに母はグラスでお代わりをお願いしたくらい。
 
稲毛「Trattoria Vino」にて、前菜定番のカプレーゼ。 家では頻繁に食べるカプレーゼも、「カンパーニュ産水牛モッツァレラチーズ」は悶えるほど美味しかった。
 
甘く香りの良いトマトと同じサイズに並んでいるのが可愛らしい。
 
私はついにんにくも効かせてしまうのだけれど、本当に美味しいチーズとトマトだったら、バジルと塩とオリーブ油で充分美味しいものなのだなぁ……と思った。
 
稲毛「Trattoria Vino」にて、季節のピッツァ桜海老♪ いつもは魚介にあまり興味のない母(寿司だけは別枠で好物)が、「これ食べたい」と珍しくリクエストしたのは、季節の品の「桜海老と九条ネギのピッツァ」。
 
トマトソースは使わず、チーズもモッツァレラなどのこってりしたものではなく、パルミジャーノ・レッジャーノを軽くふった風。
 
あとはたっぷりの桜海老とフライドガーリック、焼き上げてからトッピングした九条ねぎで、どこか和風な食べやすいものだった。トマトやチーズでベシャッとならない分、生地の美味しさもいつもよりしっかり感じられて、ワインにもよく似合う味わい。
 
稲毛「Trattoria Vino」にて、定番ピッツァのビスマルク♪ こちらは息子リクエストのピッツァ、「ビスマルク」。
 
イタリア産ソーセージ・生卵・モッツァレラがトッピングされるこのピッツァ、卵がまんま生だと食べにくくもあるのだけれど、今日のは白身も綺麗に固まり、黄身は絶妙に半熟という絶妙の火の通り具合。
 
こちらは定番のトマトソース&モッツァレラで、「ピッツァと言えばこういう味」というのが堪能できた。
 
母は「私は桜海老のピッツァを主に食べるわ~」と言い、息子は「僕はビスマルクが好きだからビスマルクを主に食べるよ~」と言い、私はと言えばどちらからも等しくもぐもぐいただいていたという次第。
 
前後して出てきたカルボナーラは、息子が一人で抱え込んで平らげていた。
 
そしてメインディッシュは、母の希望で注文した骨付きイベリコ豚!
オリーブ油とビネガーで和えたルッコラを敷いて、皿の隅にはくし形切りのレモンが1切れ。その上に、迫力のサイズのイベリコ豚が鎮座ましましていた。味つけはシンプルに塩胡椒。
 
脂も甘さを感じる美味しいイベリコ、この肉も、したたる肉汁も端の脂もとろけるような味わいだった。固くなく柔らかすぎもしない弾力のある肉質も良かった。
 
稲毛「Trattoria Vino」にて、デザートは自家製ミルフィーユ。 手作りデザートもお楽しみの一つのこのお店、入り口近くの冷蔵ケースを見て決めたのはジェラート仕立てのミルフィーユ。
 
母は赤ワインで煮込んだいちじくコンポートを選び、息子は「もう超腹一杯なのでデザートは要らない」だそうで。
 
アイスティーももらって、食後の一杯も満喫してからゆるゆる帰宅。
 
なんだか、自分の家に住んでいるのに毎日旅行して観光地を歩いているような、そんな感じのここ数日。