2013年2月2日土曜日

2年ぶりの山形蔵王♪

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
新幹線車内にて
 「三代目たいめいけん」の「ポークジンジャー重」 \900
 ほうじ茶
だんなが大阪に単身赴任中の今年、
「さすがにスキーは無理じゃない?」
なんて言っていたのだけれど、なんとしても1回くらいは行きたい、とのこと。
 
大阪から山形に直通の深夜バスが走っていることもわかり、毎年一緒にスキーに行く面々も楽しみにしているということもあって、「それじゃあ、行くか」と。
 
今年は総勢9人。もう何年も一緒に行っている「いつものメンバー」は、我が家+私の友人夫婦、だんなの友人親子+だんなの友人の友人、という、端からみると不思議な面々だけれど、スキーが好きな他に漫画やゲームの趣味の共通項があって、すっかり仲良し。今年は更に、「息子の同級生男子H君」というメンバーも加わった。
 
で、朝6時、息子と2人で家を出て、地元駅でH君と落ち合った後、東京駅に。新幹線車内で他の5人と合流して、一足先に山形に着いただんなとは温泉宿で合流。いつもとは違う流れになったけれど、無事に全員、現地に着くことができた。目的地がこれまで散々来ている山形蔵王だったのも幸い。
 
駅弁だー駅弁だー♪ 新幹線車内で食べた朝御飯は、「たいめいけん」の駅弁。
 
隣に座る友人は豪華な牛たん弁当を広げていて、
「……あれ?それ、グランスタのお店のでしょ。開店7時じゃなかった?」
よく間に合ったねぇ……新幹線7時10分なのに、と言えば、
「だって、やっぱり美味しいのが食べたくて~。開店と同時に店に飛び込んで急いで買ってきました!」
ですって。
 
いいなぁ牛たん……と思いつつ、そこまでのギリギリ行動は心臓に悪そう。私たちは、新幹線改札近くの駅弁売り場で、各自好きなものを購入してきたのだった。
 
いつもの「チキン弁当」も良いなと思いつつ、「お、たいめいけんだ」と、洋風豚丼を選択。冬の弁当は殊更に冷たくなっちゃってはいるけれど、豚はパサパサではなくしっとり焼き上がっていて、洋風たれも悪くない。添えられたナポリタンスパゲティがいかにもな感じで、なかなか満足なお弁当だった。
山形蔵王温泉 「雪ぐら」にて
 玉こんにゃく \100
 煮込定食 \750
 生ビール \500
山形駅前から路線バスに乗り、蔵王温泉到着は10時半過ぎ。
 
スキーウェアに着替えて宿のロッカーに荷物を入れるともう11時になろうというところで、ランチタイムの混雑の前に早めに昼御飯にしちゃいましょう、と、ゲレンデ前の、いつも寄るお店「雪ぐら」に行くことにした。
 
いわゆる「ゲレ食」は割高感があるけれど、このお店はとても良心価格。ボリュームたっぷりで、素朴に美味しい。もちろん、名物「玉こんにゃく」だってある。
 
9人中、「昼から飲みますよ」メンバーが3人いて(うち2人が私とだんなというのが……なんとも……)、6人席に「子供+酒飲まないメンバー」、ちょっと離れた4人席に「酒飲みますメンバー」が分かれて、ささっと昼御飯。
 
煮込み定食~♪煮込みにも玉こんにゃく入ってます。 ほかほか湯気のたつ玉こんにゃくつつきながらビール飲んで、選んだ定食もビールに似合う「煮込定食」だ。
 
トレイの上には、御飯とわかめとお麩の味噌汁、漬物、山菜の煮物、根菜ときのこの煮物、そしてもつ煮込み。
 
醤油味の煮込みには、たっぷりの刻み葱が盛られて、中には大根やごぼうも入っている。そして「輪切りになった玉こんにゃく」が入っていることに笑ってしまいつつ、モツもたっぷりのほかほか煮込みを堪能した。
 
そしていざいざ!とゲレンデに立ったわけだけど……今日は、なんという暖かさ。
 
関東も20℃近い気温になる予報が出ていた、日本全体陽気に包まれていた今日。蔵王温泉も、いつもは氷点下があたりまえの場所に「9℃」なんて表示が出ている。
 
午前中には、「ザーザー」くらいの勢いで雨も降っていたらしく、ゲレンデは「春スキーですか?」くらいの勢いで、雪がシャバシャバになり、シャーベットのよう。日本海側は大雪が続くニュースが流れているけれど、蔵王の雪はそれほどでもなかったらしく、場所によっては土が見えている場所すらある。
 
それでも幸い、午後は雨にはならず、雪も降らず、ただ大変な濃霧の中、
「隊長~!前が見えませーん!」
「全然見えませーん!」
と、よろよろしながら隊列組んで、それでもあちこち滑ってきた。
 
数本下の方で滑って足慣らししてからロープウェイで鳥兜山に上り、山頂までは厳しいねと、それでもリフトで樹氷原コースの中途を目指す。黒姫は滑りやすいねと、何本か滑っているうちに3時を過ぎて、良い感じに疲れたところで宿に帰還した。
山形蔵王温泉 スキー宿にて
 先附 浅葱とホッキ貝の辛し酢味噌
 前菜 あけび煮 河豚の煮凍り ホタルイカの生姜煮 若鶏のきじ焼き すだち
 刺身 カンパチ ホタテの貝柱 刺身こんにゃく
 焼物 鰆の菜種焼き 檸檬 はじかみ たらの芽
 煮物 根菜と冬瓜のそぼろ餡かけ 南瓜 蓮根 しし唐 針生姜
 鍋物 牛肉の赤ワインしゃぶ鍋 ポン酢 柚子胡椒
 酢物 焼き牡蠣のポン酢ジュレ掛け 胡瓜 紅葉卸し 小葱
 お椀 からから汁
 食事 白米(県産はえぬき)
 香物 おみ漬け 赤かぶ漬け
 デザート こんにゃく餅 いちご
 瓶ビール
 
部屋飲み~
 スパークリングワインとか
 チーズスナックとかチーズとか色々
 
「蔵王は、なんといってもこれだよね~」
と、硫黄の香りのする濁った温泉を満喫して、しょっちゅうお世話になっている定宿での夕御飯。
 
大人は全員、ビール飲んだり日本酒頼んだり、各々お酒を楽しみつつ、お酒に似合う少量多品種の料理をのんびりつつく。
 
温泉宿の夕御飯。昔はこういうの苦手だったのだけど、今は大好き。 牡蠣があったり、まだ温かいそぼろ餡かけの根菜碗があったりで、かなり幸せな品揃え。
 
銘々皿に大きな肉が2枚乗った、牛肉のしゃぶ鍋もたいそう嬉しかった。
 
「なにしろさぁ、蔵王に来ると米が旨いんだよ」
 
温泉好き、かつ東北地方にはどうしても他の地方より愛着がある私はもとより、だんなも山形蔵王がことのほかお気に入り。
 
高級とは言いがたい、お手頃価格のスキー宿だけれど出てくる御飯はしっかり美味しくて、私もしっかりいただいた。
 
そして早めの夕食の後は、1部屋に集まってゲーム大会&部屋飲み。
 
友人が「こんなの買ってみた」と持ってきてくれたのは、Dixit(ディクシット)というボードゲーム……というか、カードゲーム。
 
方向としては「たほいや」みたいな感じ……?数字的な戦略ではなくて、脳の「言語」や「イメージ」を司る部分を使わなきゃいけないようなゲームで、子供も大人も楽しめる面白いものだった。
 
80枚ほどあるカードは味のある不思議な絵柄ばかりで、親になった人は手持ちのカード1枚を自分で選んで、「カードから連想される言葉」を言う。でも、自分以外の全員にそれがわかるようではダメで、全員がわからないようでもダメ。5人でゲームするなら、親以外の3人が親のカードを当ててくれて、1人が外してくれるくらいでちょうど良い……という、その塩梅が難しい。
 
それでも、必死で頭脳戦をしなきゃいけないものでもなく、ふわふわ酔っ払った頭で
「……えーと、私のカードは……"タッタカター"」
「タッタカター?」
「なにそれ?」
なんて、ゆる~く盛り上がったのだった。
 
で、就寝は午後10時過ぎ。
 
疲れもあって、あーっという間に私は意識が飛んだのだった……(まぁ、その分早起きしちゃうんだ、私は……)。