2012年9月12日水曜日

鶏と茄子を煮る

「サンジェルマン」の「イタリア産レモンのモンターニュ」
ヨーグルト(明治北海道十勝ヨーグルト)
アイスカフェオレ
昨日、パン屋さん「サンジェルマン」に買い物に行って、キャンペーン価格になっていたパンを購入してみた。
 
「イタリア産レモンのモンターニュ」という、シナモンロールのシナモンフィリングがレモンになった風な外見のパンは、「デニッシュ風の生地にイタリア産レモンをはちみつと合わせて巻き込み、焼き上げました」というものなのだそう。さっぱりしていて美味しいかなーと、初めて買うそれをトレイに乗せてみたのだった。
 
思ったよりも気合いの入ったレモン味で、酸味はまろやかだけれど思った以上にさっぱりした味わい。しまった、これはアイスカフェオレじゃなくてアイスティーの方がお似合いだった……とか思いながら、半分寝ぼけた頭でぼんやり考えながらもぐもぐ。
 
そう、昨夜は午前1時を過ぎた頃にものすごい雷雨に飛び起きたのだった。雨はそれほどの勢いではなかったけれど、雷がなにしろものすごくて、5秒置きくらいに周囲がビカビカ光るようなありさま。遠く近くに落ちる音も聞こえてきて、「こりゃすごいな」と寝てもいられず窓を開けて網戸越しに外を眺めていた。
 
……で、猫たちはそんな轟音と稲光に脅えるかと思いきや、「窓開けたの?俺も見る俺も見る」「あたしも見るわよー」と、猫も一緒になって外を眺めて目を丸くしている始末。
「……いや、君たち、動物としてそれはどうだろう。野良の野生心はどこにいっちゃったの?」
と呆れる私をよそに、なんだか楽しそうだった猫たち。
きのことレタスのサラダ
鶏となす、ししとうの甘辛煮
大根の味噌汁
羽釜御飯
いぶりがっこ
麦茶
夏から秋は、茄子が美味しい季節。
 
息子が茄子をあまり好まないから買う頻度は控えめになってしまっているけれど、私は茄子、大好物だ。焼き茄子揚げ茄子は言うまでもなく、煮ても蒸しても美味しい。油だのだしだのをこれでもかと吸い込むスポンジのような野菜ではあるものの、でも美味しいんだよねぇ。
 
「だから、今日は茄子を煮ます。鶏と煮ます」
と、今日の夕飯は「鶏となす、ししとうの甘辛煮」。数年前の『ELLE a table』に掲載のレシピで、焼き付けた鶏と茄子とししとうを、醤油味醂ベースのだしでさっと煮る。最後に鰹ぶしと千切り青じそを添えたらできあがり。
 
本当は茄子が煮崩れないほどに、ししとうも色が残るくらいに火を通したかったのだけれど、調理佳境なところで猫が粗相してしまい(喉に詰まらせる勢いでいりこをむさぼり食うから……りゃんりゃん……)、その対応をしているうちにうっかり頃合いを過ぎて煮すぎてしまった次第。不覚だ。
 
で、わさびドレッシングかけたレタスのサラダにきのこの醤油煮乗せて、味噌汁は大根をいりこのだしで。
 
大根の味噌汁を歓迎するのは、私でも息子でもなく、ていうか人間ではなく猫たち。
 
「大根の味噌汁の時は、鰹だしじゃなくいりこだし」
と決めていて、市販の「煮干し」よりも数段サイズが大きい、香川で買ってきた「いりこ」(←大ぶりのカタクチイワシを使った煮干し、という感じ?)を使っている。頭とはらわたをちぎってからぽいぽいと鍋に10尾くらい入れて、煮出していると猫たちが寄ってくる。
 
だしがとれたところで、その煮えたいりこを餌入れに入れてやると「御馳走だー!」とばかりに歓迎されるのだった。いりこももう残りわずかだから、うどん食べがてら香川で買ってきたいところ。