2012年9月22日土曜日

土曜は銚子丸♪

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「アンデルセン」のミルクフランス
アイスカフェオレ
昨日の私はたいそう抜けていて、午前中に買い物に行ったのに一緒に買ってくるはずだった「明日の朝ごパン」を買い忘れ、「そうだ、カラオケ行くついでにパンも買ってこよう」と午後に家を出た時も、やっぱりパンを買わないまま帰ってきてしまった。
 
昨夜は遅くにだんなが大阪から帰ってきている。以前「大阪、通勤圏内に"アンデルセン"がないんだよー」と言っていたなぁと、アンデルセンの美味しいパン(具体的にはみんな大好きミルクフランス)を買っておこうと思っていた次第。自家製鮭ふりかけがあるからお茶漬けでも……と思ったけれど、やっぱりここはパンが良いかなと。
 
「というわけで、ミルクフランス買ってきてくださーい」
と、夕方息子にお願いして、お遣いしてきてもらった。
 
昨夜のだんなの帰宅は息子が寝てから、夜23時過ぎだったので、
「父ちゃん、おかえりなさーい」
「おう、ただいま!」
なんて言葉を交わしながらの朝御飯。遅めの朝御飯で、すぐ後に早めの昼食を控えていたので、フルーツやヨーグルトは抜きでパンとコーヒーだけにしておいた。
 
「本当にねぇ……まぁ、デパートまで行けばJohanとかもあるけどね、パン屋ないのよー」
普段デパートとか寄らないしねぇ……と、大阪の暮らし事情など聞きつつ、「やっぱり稲毛は便利ってことなのかしら」と思いながらミルクフランスをもぐもぐもぐ。
稲毛海岸 「銚子丸」にて
 骨せんべい
 秋刀魚なめろう
 生ダコ刺身
 おつまみまぐろ
 北の番屋5カン
 ブリ握り
 本まぐろ上赤身握り 鯛醤油で
 銚子丸巻
 中落ち手巻き
 生ビール
 などなど
都心に住む友人が、以前から
「せりあさんが良く行ってる、"銚子丸"に行ってみたいです」
と言っていた。
 
だんなはこちらに帰ってくる都度、銚子丸に行きたがっていることだし、お互いの空いてる日も合ったので今日ご一緒することに。
オープンは11時、でも11時半を過ぎちゃうと、あとは夜までずっと(たとえ2時3時でも)待合コーナーのソファーに何人もお客さんが待つような状態の人気のお店なので、ささっと早めに行くことにした。お店の最寄り駅に待ち合わせて、てくてく歩いてお店に向かう。
 
なんと友人、今回が「人生二度目の回転寿司」とのこと。1回目ははるかン十年前くらいのお話だというから、「回転寿司チェーン」の中ではそれほどギミックに凝っていない銚子丸でも、色々驚きがあるんじゃないかなぁ、なんてニヤニヤしていたのだけれど、友人の驚くポイントはこちらの想像以上で楽しかった。
 
「ええ?席に蛇口がついているんですか?お湯が出てくるの?お茶はどうするの?」
「へー……カウンターだけじゃなくてテーブルのお席もあるんですね」
「お皿の色が良いですね~……あ、値段はこの色で決まるんですね?」
「すご~い!ジュースやデザートまで回ってる~!」
 
偉そうに回転寿司について講釈している私も、回転寿司に行き始めたのは結婚してからのこと。初めて行った回転寿司は牛丼の吉野家が母体のお店で、「牛丼寿司」なんてのがあったのがものっすごく衝撃だった。衝撃ではあったけれど、すごく美味しいお寿司というわけではなくて、今でこそ身近に銚子丸という美味しいお店があるからせっせと足を向けているけれど、そうじゃなかったらここまで回転寿司に来ることはなかったかも。
 
でも果たして、我が家の人間より数段舌が肥えている友人のお眼鏡に銚子丸は適うのか!?と、少しばかりドキドキしながら昼食を楽しんだ。
 
回転寿司屋「銚子丸」にて。おつまみも色々あります♪ 生ビールじゃー!おつまみじゃー!と、席について早々、生ビールもらって、おつまみに骨せんべいと生ダコのお刺身、秋刀魚のなめろうを出してもらう。
 
レーンにマグロの切り落としも流れてきたのでそれも1皿。
 
今日の骨せんべいは、揚げが甘くてカリカリパリパリの食感ではなかったけれど、でもそれなりにビールの良いおつまみに。
秋刀魚のなめろうは、たいそう脂が乗っていて、しそが多めに強く効いたものだった。これは幸せに美味しい♪
 
行くタイミングによって「今日の大トロは神がかってる!」とか「今日は大トロいまいち、むしろ中トロが美味しい」とか「こないだは良かったけど、今日の金目鯛は普通だったなー」なんてことがままあるので、どうか今日の品揃えが「全部ハズレ」とかいうことがありませんように……!と密かに祈っていたところ、幸いにして「北の番屋5カン」がなかなかの美味しさ。
 
中トロ・真イカ・オーロラサーモン・秋刀魚・帆立という組み合わせで、あまり普段、このお店に限らず「帆立が美味しい!」と思うことはそうないのだけれど、今日の帆立は最高だった。肉厚でやわらかで、とろけるような口当たり。旬の秋刀魚も言うことなく、イカもツヤッと光る、鮮度の良い美味しいものだった。今日のマグロは……悪くはなかったけれど、普通だったかな?という感じ。
 
やはり回転寿司なら、回転寿司ならではのイロモノメニューをいただかなくては!と、銚子丸巻き(アボカドとツナと海老とレタス……だったかな?)もいただきつつ、中トロの炙りとか、「本まぐろ上赤身を鯛醤油で」なんて息子お気に入りのメニューなどをもぐもぐ。最後はまぐろの中落ち手巻きをもらっておしまい。
 
……で、おつまみを皆でつまんでゆるゆる食べていたこともあったかもだけれど、お会計は4人でたったの9400円。
 
値段を考えずに味だけ比較するなら、そりゃもう「銀座の対面寿司」などとは比べるべくもないけれど、友人にはめでたく気に入ってもらえたようで、
「ネタが新鮮で美味しいですね~。このお値段なら大満足、思い切りたくさん食べられます」
"私のご近所にもあると良いのに"との言葉。人生二度目の回転寿司、楽しんでいただけたようで良かった良かった。
 
私はやっぱり、地元千葉のお店だし銚子丸が好きだけれど、かっぱ寿司の新幹線レーンとか、くら寿司の皿回収システムからのビッくらポン!なんかのギミックは相当すごいものがある。初めて見たらびっくりすることうけあいなので、(味はともかく)そんな店にも友人を引っ張って行ってみたいなぁ、なんて思ってしまったのだった。
「GONTRAN CHERRIER TOKYO」の
 パンメロン
 ダークチェリーデニッシュ
 レーズン入りのクイニーアマン
 を、皆で分けつつ。
コーヒー
時間に余裕があったら、銚子丸→うちでお茶→カラオケ→餃子の王将、なんてフルコース(友人、王将も行ってみたいと……)も良いねーと言いつつ、今日のところは我が家でまったりと。人間と猫でおもてなし。
 
友人が「明日の朝御飯にもどうぞ」と、どっさり持って来てくれたお土産は、1ヶ月ほど前に渋谷にオープンした「GONTRAN CHERRIER TOKYO (ゴントラン・シェリエ)」というお店のパン、色々。
 
「本当はね、一番シンプルなバゲットなんかのお食事パンをお持ちしたかったのだけど」
寄ったタイミングが早かったみたいでまだ焼けてなかったのよ~……ということで、おやつにもできそうな甘い系のパンとか、ドライフルーツを練り込んだハードタイプのパンとか、「あれだけフレッシュバターが入ったクロワッサンが180円っていうのは良心的」と、お勧めのクロワッサンとか、色々沢山。
 
さっそくコーヒー淹れて(もとい、だんなが淹れてくれて)、コーヒー飲み飲み、一口サイズにカットしたパンを皆であれこれつまませていただいた。
 
やや小ぶりのデニッシュもクイニーアマンも、いかにも「バターたっぷり」という感じ。やや今日の湿気もあったかもだけど、「パリッパリに水分飛んでいれば良いってもんじゃない」という、ほのかにしっとりさを残しながらもパリッとしているデニッシュ生地が良い感じ。
 
面白かったのは、名物の一つなのだという「パンメロン」(メロンパン、ではなくてパンメロン)。
 
「しっとりクロワッサン生地をサブレで包み、かりかりのあられ糖をトッピング。パリ本店でも人気のパン・ジャポネを東京に逆輸入」というパンだそう。外見からして、「メロンパンっぽいけど、でもなんか違う」という印象で、味は確かにメロンパンだけど、中のパン生地がふわふわとしたクロワッサン生地だったり、表面にまぶしたあられ糖が良いアクセントになっていたりと、面白いものだった。
 
往々にしてこういうお店のパンは値段が張る物だけれど、メロンパン(もとい、パンメロン)も200円とのこと。「地元の普通のパン屋さん」の値段でこのパンが買えるなら、それは贔屓にしちゃうなぁ、と思った。明日の朝御飯も楽しみだ♪
茹で枝豆
カプレーゼ
マッシュルームのアヒージョ
バックリブのガーリックしょうゆ焼き
バゲット
コーンとトマト、レタスのスープ
ビール(プレミアムモルツ)
 
アフォガート
夕方、友人とお別れして、お見送りついでに八百屋で枝豆買ってきた。
 
そろそろシーズン終わりの枝豆、息子と2人だと食べきるのが地味に大変で(冷凍するとやっぱり風味は落ちるので……)、だんながいるうちに食べたいなと思っていた。
 
で、夕飯のテーマは「塩とにんにくとビール」。
 
ビールが美味しく飲めるように~♪と、買ってきてあったスペアリブを調理した。いつもいつも「BBQリブか肉骨茶か」というのも芸が無いので、今日作ってみたのは「バックリブのガーリックしょうゆ焼き」。
 
醤油とおろしにんにくを合わせたものにリブを絡めて、塩をまぶしたら120度のオーブンで70分ほどかけて焼き上げる、というレシピだった。少し甘さも欲しいなと、絡めるタレに味醂を混ぜて、最後に焼き色つけるために230度に温度を上げて10分ほど。
 
事前にタレを絡めておくことも、下茹でや下蒸ししておく必要もない、至極簡単なリブ料理だったけれど、これがなかなか良い感じだった。しっかり下茹ですると骨から肉がするりと柔らかく取れるようになり、それもまた食べやすいし美味しいけれど、オーブン焼きだけで仕上げると骨に肉がみっちりついたような、歯ごたえもしっかりめに焼き上がる。これもまた、「肉食べてるぞ」感が盛り上がって、良いものだなぁと改めて思ったのだった。
 
ビールのアテに茹で枝豆(塩味)、カプレーゼ(塩にんにく味)、そしてマッシュルームのアヒージョ(これまた塩にんにく味)。
 
明日は家族で外出だから、にんにくの分量は控えめにはしたのだけれど、でもアヒージョはやっぱり強めの塩とたっぷりのにんにくがないと美味しくないわけで、アヒージョだけは好みな感じに仕上げてしまった。
 
息子と2人の夕御飯だと、ビールはあまり飲まないし(一人で晩酌してのんびり御飯食べてもねぇ……みたいな。息子もいない本当の一人だったらむしろマイペースに飲んだくれちゃうのだろうけど)、たまに飲んでも350ml缶がせいぜい。でも今日は大変おいしく500ml2缶をだんなと2人で軽く飲み干しちゃったのだった。昼も夜も良い気分。
 
食後は、
「コーヒー淹れましょか?」
と立ち上がっただんなに
「今はエスプレッソも淹れられるよー、アイスもあるからアフォガートもできるよ」
と言ったら、「それだ!」と。
 
アイスクリームの上に熱々のエスプレッソをかけていただく、ちょっと大人のデザートのアフォガートを、息子の分も用意してデザートを満喫したのだった。