2013年9月23日月曜日

脱出とフレンチと

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トースト
炒めウィンナー&目玉焼き
アイスカフェオレ
結局胃炎だったのかアニサキスだったのか確証は持てないけれど、体調はだいぶ元通り。痛み止めと漢方薬併用すれば、薬が効いている間は不調を感じることなく動けるようになったので、予定通りにお出かけすることにした。めでたしめでたし。
 
朝御飯は、「アンデルセン」の長時間発酵食パンをトーストして、各自好き勝手にバター塗ったりジャム塗ったりでもぐもぐと。やたらと美味しいウィンナー(産直スーパーで扱ってる、国産ウィンナー)も炒めて、目玉焼きも添えて、いつもな感じの朝御飯。
 
そして早々に家を出て、午前10時半の早めの回で参加してきたのが、ちょっと久しぶりのリアル脱出ゲーム、ZEPP TOUR 第2弾「潜水艦ポセイドン号からの脱出」
 
自分たちは潜水艦の乗組員という設定で、海底でトラブルを起こして危機的状況にある潜水艦を立て直してなんとか海上に脱出しましょう……みたいな、そんなあらすじの脱出ゲーム。
知らない人とパーティー組んで6人組で脱出を目指すといういつものパターンで、まぁ、今回も家族全員がんばった。がんばったけど、色々と超閃いたけど……一歩、及ばなかったのだった。うーん。残念。
丸の内「MAISON BARSAC」にて
 フランスレストランウィーク ランチ \2013
 グラスワイン(白) \920
ちょっと遅めのお昼御飯は、丸の内に移動して。
 
おりしもこの時期、「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク 2013」なるものが開催中。日本各地のフレンチレストラン(計513軒が参加登録しているそう)が参加するお祭りイベントで、2013年にちなんでランチは2013円、ディナーは5000円の特別価格でコース料理をいただけるというもの。コースは「前菜・メイン・デザート・食後の飲み物」が共通の流れ、なんですって。
 
でも、ランチコースが普通に5000円を超えるような高級店(=グランメゾン)とかは、当然予約が殺到するわけで。
「こんなイベントやってるよ。行ってみる?」
「いいねぇ」
と私たちが言い始めた時は、既にタイミング遅しで、有名どころの店はあらかた全期間予約受付終了ということになっていたりしたのだった。
 
来年はだんなも単身赴任を終えて帰ってきてるだろうし、早めに予定たてて予約したいところだねぇ……と、予約が取れそうなお店で立地やメニューが魅力的なところを探して予約を入れてみた。
 
伺ってみたお店は、丸の内、丸ビル近くにある「MAISON BARSAC」というお店。
 
だんなの持っているクレジットカード提示で食前酒がサービスされるはずだったのだけれど、うっかりそれを忘れてメニューから食前酒を注文してしまい、後から「じゃあそちらをサービスにさせていただきます」とお店から言っていただいてしまった次第(多分サービスの食前酒は別のものだったと思うの……)。
 
というわけで、いただいたのはこんな感じ。
 
食前酒
ブラッドオレンジジュースのスパークリングワインカクテル(BARSAC)
アミューズ
自家製リエットとバター・オリーブオイルをパンと共に
前菜
薩摩芋のポタージュ、シナモンの香るベーコンとビーツのラメル
メイン
ハーブ三元豚肩肉の瞬間燻製 ラビゴットソース
デザート
フルーツのテリーヌ・マンゴーとパッションフルーツのソルベ
食後の飲み物
紅茶
 
ちょっと残念だったのは、アミューズを抜いた同じメニューが1890円で、普段から供されていたということ。あんまりお得な感じはなくて、「なんだ、普通に来るのとほとんど変わらないんだね」と、ほんのりがっかり。
 
でもリエットは美味しかったから、そこは満足。
リエットは、鮪とオリーブを使ったもの。卓上にリエットとバターとオリーブ油の皿が並べられ、パンのお代わりもいただけた。
 
料理の盛りつけは、ちょっとばかり「空間が間延びした感じ」がするかなぁという印象。でも、たっぷりよそわれた冷製のさつまいもポタージュはとても滑らかで上品な美味しさ。添えられたパリパリ食感の煎餅状のベーコンとビーツも新鮮な食感で美味しかった。
 
丸の内「MAISON BARSAC」にて、デザートはこんな感じ デザートはこんな感じで、一番下にフルーツのテリーヌとザバイオーネソース。
 
上にマンゴーとパッションフルーツのソルベ、チョコレート味のパリパリ焼き菓子も添えられて、あとはミントの葉とカカオパウダー(この葉っぱとパウダーのバランスが、ちょっと、ビミョー……)。
 
パッションフルーツの存在感が濃厚なソルベは美味しかったし、テリーヌもけっこう手の込んだもの。前菜ともども、デザートも美味しかったのだけれど、でもちょっとがっかりだったのが、肝心のメインディッシュだったりした。
 
だんなが一口食べて、
「うーん、良くも悪くも、ハムみたい……かな……」
と、一言。
 
三元豚の肩肉だったら、それほど扱いづらい食材ではないと思うのだけど、隠し包丁がたくさん入った肉は、「固くて食べづらい肉を柔らかく食べやすいように、加工しました」という感じ。不味くはなかったものの、「すごく美味しい」という感動もなくて、「うーん、こんなものかな」という味わいだった。
 
丸ビルとブリックスクエアの間に位置する、それなりに目立つ立地のレストランで、駅近でもあることだし、美味しかったら重宝するところだったんだけど……うーん。
冷や奴
枝豆
秋刀魚の塩焼き
自家製いくら
御飯
豚汁
ビール(キリン秋味)
ランチの後は、お買い物しつつ帰宅の途。
 
「夕飯は魚とか食べたくない?」
「でも地元の駅ビル改装中だし、どっかで途中下車でもしなきゃ美味しい魚は買えそうにない……あ、津田沼寄ろうか」
「ああいいねぇ、寄って帰ろう」
 
と、パンなどの袋を託した息子は先に帰らせて、私とだんなが寄り道したのは、津田沼にある「角上魚類」という魚屋さん。安くて美味しい。併設のお肉屋もやたらと美味しそうな和牛なんかを扱っていて、ここにお買い物に来るたびにテンションが上がってしまう私たち。
 
「ああっ!秋刀魚が150円だ……これは買いですか!?」
「買いでしょう!秋刀魚食べたい」
「これは?このたらこ、安い」
「生すじこも出てるよー!」
と、あれこれたいそう盛り上がり、夕飯は「豚汁と秋刀魚の塩焼き」ということになった。
 
更に、試食販売していて感動的に美味しかった枝豆も買って、帰宅後早々に生すじこをほぐしてイクラに加工。
「うわー、なんだこれ。すごい幸せな献立なんだけど!」
と、だんなが感嘆するほどに、パーフェクトに幸せな感じになった夕御飯。
 
秋刀魚は見事に脂が乗って丸々と肥えていて、最高に美味しかった。「鬼おろし」で粗くおろした大根おろしをしこたま添えて、残った大根おろしは御飯に乗せて自家製いくらと一緒に食べると更に幸せ。昼間はそこそこの気温があっても夜はすっかり涼しくて、具沢山の豚汁もしみじみ美味しかった。