2014年6月8日日曜日

自家製スコーン♪

自家製スコーン
 w/ジャージークロテッドクリーム&自家製ジャム ミルクティー(ロイヤルブレンド)
だんなが本場イギリスのジャージー乳のクロテッドクリームを買ってきてくれたので、「これはスコーンを焼かねばならないでしょう」と、日曜の朝は一念発起。
 
手元に色々なスコーンレシピはあるのだけれど、やっぱり手本にしてしまうのは林望さんのイギリスエッセイに登場した作り方。指先でバターを粉にrub-in(ラブイン)し、最後に軽くknead(ニード)する。
 
久しぶりなスコーン、どう焼けるかハラハラだったけれど、期待以上に美味しく焼けた。ちゃんと「狼の口」も開いてくれたし。
 
やっぱりこれでしょ、と、だんなが買ってきてくれたばかりのロイヤルブレンドを淹れて、クロテッドクリームと自家製ジャム(あまおうと、アプリコット)を添えて。
 
さくっと焼けた、できたての自家製スコーンは食感もまずまずで、そこにもったりした感じの濃厚なクロテッドクリームをつけて囓ると最高の美味しさ。日本の乳製品も充分美味しいものだし、ジャージー牛を育てる酪農家も少なからずいるし、なによりナカザワのクロテッドクリームもちゃんと美味しいのだけど、でも、やっぱりイギリスのそれはめちゃくちゃ美味しいなぁ、と、しみじみ思ったのだった。
 
「クロテッドクリーム、買って帰ってみる?」
とだんなから言われて「うーん……」と一度は躊躇した、最大の心配は輸送中に傷まないかということだったのだけど、ホテルの部屋にはけっこうなサイズの冷蔵庫もあったそうだし、今はあちらはそう暑いシーズンでもなく、そして機内の荷物室は冷凍庫かというくらいに冷えていたようで、色々好条件が重なった模様。
 
帰宅しただんながスーツケースを開けたら、お土産ほとんど全てがひんやり冷たいまま出てきたのだった。バターも柔らかくなるどころか、しっかりちゃんとカチコチな状態で、そんな感じだからクロテッドクリームの品質も全く問題なく。
 
「……いけるな!クロテッドクリームのお土産、いけるな!別段問題はないな!」
かの国にまた行くことがあったら、次回は更なる大容量で頼む!と、早速無茶ぶりをする私。
「京樽」の焼き鯖寿司・稲荷寿司
冷茶
息子は一日、お出かけの模様。
 
「私たちはどうする?お昼とか」
「どうしようかー……」
「牛乳がもう無いし、お買いものは行かなきゃなんだけど」
「あと図書館も行かないといけないんだっけ……昼は、なんか、"酢飯っぽいもの"が食べたい……」
 
だらだらしながら相談の結果、別行動して「図書館&寿司購入組」と「産直スーパー組」に別れることに。私はエコバッグを持って産直スーパーに行ってきた。
 
目当ては野菜と例の豚肉だったのだけど、今日は鮮魚の品揃えもなかなかで、25cmほどのやや小ぶりの真鯛が300円ほど。茶色のメバルもお手頃価格だったのだけど、
「鯛とか滅多に買わないしな……うん、鯛買おうかな」
と、鯛を1尾買ってきた。
 
おかしらつき!どう調理しようかなーと思っていたら、だんなの方も駅ビルで本マグロ大トロのサクを1000円ちょっとでゲットしたとのこと。食べてしまいたかった鶏肉も調理することにしたら、夕飯の献立はなかなか豪華に感じになりそう。
 
ともあれ、お昼御飯は「酢飯もの」。
ちらし寿司よりは焼き鯖寿司が恋しいなぁとリクエストして、買ってきてもらった「京樽」の焼き鯖寿司。稲荷寿司3個パックも一緒に買ってきてくれたので、1個貰ってもぐもぐ。
 
京樽の焼き鯖寿司は生姜たっぷりで、紫蘇は使われていないのがたいそう私好み。鯖自体がけっこう久しぶりだったから、幸せなお昼御飯だった。
ウェンズリーデイルチーズ
ほうれん草と海苔のおひたし
もやしのスパイシー肉味噌がけ
鶏肉とかぶの煮物
鯛の姿蒸しゆず塩ソース
本まぐろ大トロ
さやいんげんとわかめの味噌汁
羽釜御飯
日本酒(長野 尾澤酒造場 19純米大吟醸)
そして夜は、なんだかんだ、大御馳走。
 
これは日本酒だよねと、先日の続きの一升瓶を出してきて、結局全部飲み干してしまった。2晩で1升が空に。
 
ゆでもやし、ゆでほうれん草は明日の息子の弁当おかずに使うつもりもあって、まとめて茹でて、弁当分を取り分けて別のおかずにアレンジ。もやしは、先日作った香菜入りのスパイシー肉味噌をかけて、ついでに刻んだ香菜もトッピング。ほうれん草は、薄口醤油と味醂でおひたしにして、焼き海苔を和えて胡麻油をちらりと。
 
鶏肉は定番の蕪との煮物にして、そして鯛は中華風の蒸し物のしようかな普通に塩焼きにしようかなとあれこれ悩んで、「鯛の姿蒸しゆず塩ソース」を作ってみることに。
 
手持ちのレシピデータベースには切り身のレシピが多く載っていたので、
「あれ?姿蒸しにしたい時は当然内臓は抜くべきだよね?」
と確認しがてら「姿蒸し」で検索したら、上記のサッポロビールのレシピページがヒットした次第。
 
見てみたらさっぱりと美味しそうな印象だったので、「これにしよう」と作ってみたのだった。
 
柚子の皮は削って冷凍したやつがあるから大丈夫!……と思ったのだけど、袋に書いたマジックの文字が消えていて、レモンの皮か柚子の皮か判別できない状態に……。
 
冷凍になっていると匂いもいまいち判別できなくて、「まあいいや、なんか柚子っぽいやつ使っちゃえ」と思ったら、それはハズレでレモンだったらしく、「レモン塩ソース」の蒸し物になった。でも美味しかったので結果オーライ。
 
予期せぬ御馳走の大トロも出したら食卓はたいそうな御馳走に。チーズも日本酒に合わなくないよね、と、これもだんなの出張土産の「ウェンズリーデイルチーズ」も出した。
 
パルミジャーノ・レッジャーノとはぽそぽそした感じとは少し違う、ややしっとりめに水分を含んだ、でもポロポロと崩れていく独特な食感のチーズは、酸味もほどよく、そして何より濃厚なミルク味。強いクセもなく、とても食べやすい素直な味のチーズだった。あまり有名なチーズではないけれど、日本人好みな味だと思う。
 
なんでもアップルパイに添えると美味しいチーズなのだとか(!)。あとはジンジャーブレッド、リンゴなど。リンゴジャム少し乗せて食べたりするのも確かに美味しそうだ。多分パイナップルジャムにも似合うと思う。
 
箸を伸ばすもの全てが美味しくて幸せだった夕御飯。日本酒もしこたま飲んだのに、締めの大トロ乗せ鉄火丼が美味しすぎて危険だった。