2015年1月12日月曜日

駅前のラーメン屋さん

「GONTRAN CHERRIER TOKYO」の
 ヴィエノワミルククリーム
 ベーコングリエール
カフェオレ
昨日は渋谷を謎解きしながら歩いていて、主要な太い通りは全部歩いたと言っても過言では無いくらいに、あちこち歩いた。そこそこ土地勘のあるエリアだったけれど、「駅のここを抜けるとここに出る」とかに地味に詳しくなってしまった一日。
 
で、途中で「GONTRAN CHERRIER TOKYO(ゴントランシェリエ 東京)」の前を通りかかったので、朝ごパンを買ってきた。名のあるブーランジェリーというと、大抵びっくりするようなお値段だったりするのだけれど、このお店は比較的お手頃価格。名物のクロワッサンも1個180円で、でもクロワッサンは持ち運ぶ間に崩れそうだしなぁと、持ち運びしやすそうなパンを買ってきた。
 
選んだのは、「ミルクフランス」的な「ヴィエノワミルククリーム」と、ころりと丸い、テーブルパンのような外見の「ベーコングリエール」。
 
どちらも「ねっちり、どっしり、もっちり」という、詰まった感じの食べ応えのあるパン。
 
ミルククリームサンドは、練乳風味のバタークリーム。しっとりした食感のパン生地はソフトフランスではなく柔らかで、たっぷりな量のクリームとパンのバランスがほど良い塩梅だった。このクリーム、「ミルクフランス」とは違う感じだったけれど、「あ、これはまた食べたいかも」と感じた美味しさ。
 
後者はもちもち生地の中に刻んだベーコンがたっぷりと。表面にグリュイエールチーズを散らし、青い葉っぱ(ルッコラじゃないっぽい……ほうれん草?ふだん草?)を乗せて焼き上げた感じのものだった。適度な塩加減が、これまた良い具合で、値段のお手頃感もあって「近所にあったら超通うわ、このお店」と改めて思った。
 
連休最終日、今日は一日のんびりの予定。夜は鍋予定だから、材料は買いに行かなくちゃねー、と。
津田沼 「SLつけ麺」にて
 チャーハン \700
 餃子 \350
最寄り駅には、駅前に「タンメン」のポスターを何枚も壁に張ったラーメン屋さん(中華料理屋さん?)がある。
 
駅近くを歩くたびに「美味しいのかな?どうなのかな?美味しかったら便利だなぁ……中華料理屋さん、あるようでこのへん少ないし」と思っていたので、今日の昼に買い物ついでにだんなと2人、行ってみることにした。
 
昼時で、店内はそこそこの混雑。タンメンの他につけ麺、ラーメンなどもあって、メニュー(と店名)からするとやっぱり「ラーメン屋」なのだろうけど、今日の気分はチャーハンだったのでチャーハンを。餃子も1皿頼んでみた。だんなは肉野菜炒めだったかな、炒め物の定食を。
 
炒め物、チャーハン、それぞれ口にして「そうそうそうそう、こんな感じ」とニヤニヤする私たち。すごーく美味しい、というわけではなかったけれど、なんというか安定の「日本の中華定食屋の味」というか。ありていに言えば「化学調味料味」ではあったのだけど、案外と悪くなかった。なるとの入ったチャーハンも、あるあるな感じで。
 
予想に反して(?)美味しかったのが餃子。あんがむちむちたっぷりと詰まっていて、しかも注文が入ってからささっと包んで焼いてくれる風。適度なにんにく風味でカリッとこんがり焼けていて、これはかなり美味しかった。駅前だし、どうやらテイクアウトもできるらしく、献立が心細い日に「帰りがけに餃子1枚焼いて貰ってきてー!」とだんなや息子に頼むのもアリ……かしら??
 
昼食後は、あちこち回ってお買い物。魚介はここだよね、でも牛乳は向こうだよね、と店をはしごしつつ、パンはここだと「ピーターパン」に寄ったら、今日は何やら想像を絶する大混雑。なんでも昨日、テレビで放映されちゃったのであるらしい。
 
「うぬぅ、ただでさえ混む店なのに……」
「駐車場もいっぱいですな……」
店頭ではなんと店への「入場制限」までされている始末で、だめだこりゃーとパン購入は諦めて別のお店に。この店は平日午前中とかに来るのが吉ね……。
とんこつ塩味鍋
 (豚肉・鱈・海老・帆立・ちくわ・かまぼこ・白菜・もやし・人参・長ねぎ・豆腐・中華麺)
ひれ酒
夕飯は、「この鍋スープ気になるね」と買ってきた市販ストレートだしを使ってのとんこつスープ鍋。
 
買ってきたのは「らーめん山頭火監修 とんこつ塩味鍋スープ」。ラーメン屋さんの鍋スープというのも不思議な感じだけれど、「とんこつ塩味」というのが良いなと、シメのラーメンの美味しさを期待しつつ、パッケージに記載されていた具材あれこれを買ってきてみた。
 
メインは豚肉、でも魚介も使って、鱈や海老、帆立なども。「ちくわ・なると」の文字もあったので、割高ななるとは避けて代わりにかまぼこを。ちくわも買ってきた。野菜も色々、豆腐もぬかりなく。
 
今日初めて知ったのだけど、スーパーベルクでは「三之助豆腐」の扱いがあった。「高いけど間違いなく美味しい豆腐」で、時々買っていたのだけど、今日は幸い見切り品の半額のがあったので、これだ!と購入。豆腐がちゃんと美味しいって幸せだなぁと、他の具材もたんまりあったけど1丁全部ぺろりと食べきった。
 
鍋スープ、あんまりわざとらしい味でもなくて、これはなかなか良い感じ。野菜や肉はもとより、魚介が案外似合っていて、ちくわやかまぼこも安定の美味しさ。白濁スープで軽く煮込むと、つまりは「ちゃんぽん」を食べている感じで色々楽しめた。
 
お供のお酒は、ひれ酒。酒屋さんで「ひれ酒に似合うものを」と見繕ってもらった富山 「桝田酒造店」の満寿泉(お手頃価格の清酒「からくち」)を熱々の燗にして、炙ったふぐひれを、ふぐのイラストつきの専用酒器で。
 
酒器とひれを揃えて「おうちひれ酒」を楽しめるようになってから、「ひれの焼き具合とか、"お手本"の確認を」と、いくつかのお店でひれ酒をあえて注文していただいてみたけれど、正直言って、うちのひれ酒の方がお店のよりも美味しかったりして。使うお酒の質とか、ひれのこだわりの焼き具合とか、
「ああ、外で800円とか出してひれ酒頼む必要ないじゃん、家で飲むのが一番美味しいじゃん」
という結論に達したのだった。
 
外食で「ひれ酒」の文字を見ても全然ときめかなくなったのは、悲しい副産物ということで。
 
昨日のドイツビール屋さんで「明日は鍋かなー」と話をしていて、
「何飲む?磯自慢の雄町?ブラックフェニックス?」
「獺祭はもう飲んじゃったっけ」
「いや、ひれ酒にしよ、ひれ酒」
「あーいいねひれ酒。それだねー」
なんて会話になっていたら、近くでPC作業をしていた店の主人が
「なんか……さっきからすごい単語が耳に入ってくるんですが」
と苦笑い。
 
「……一般家庭ですよね?」
と言われ、
「一般家庭ですよ?」
と答えた私たちなのだった。日本酒用にレマコムのショーケース型冷蔵庫買っちゃったんですけどね、なんて話も合わせて「こりゃほんまもん(の酒好き)だ」という認定をいただいちゃったみたいだけど。
 
今日のひれ酒は、1回おかわりして2人で3合強をぐびぐびと。ちょっと焼きすぎ?くらいにひれを炙るのが香ばしくて良い感じ。そして中華麺は息子がおおいに平らげて、4玉が綺麗に消え失せたのだった。鍋は危険ねーついつい食べちゃうねー。