2013年3月10日日曜日

パンケーキとたこ焼きと

パイナップルココナッツパンケーキ
 クリームチーズ&ココナッツパインジャム添え
カフェオレ
そろそろこれを食べてみるか~……と、食料庫から出してみたのは、ハワイ土産のパンケーキミックス。
 
スーパーで買ってきた「Hawaiian Sun Pancake Mix」は、いかにもハワイらしいフレーバーが色々あったのだけれど、選んでみたのは「パイナップルココナッツ」味(こんなの)。
 
1袋で4枚ほどが焼ける分量で、粉に水を加えて混ぜて焼くだけの簡単なもので、卵すら必要がなかった。
 
「……甘いのかな?普通にバターとメープルシロップ添えて食べれば良いのかな?」
と、袋を開けてみたら、漂うあまりに濃厚なパイナップルココナッツ臭。ありていに言って「香料」臭くて、あらまぁ、こりゃ大変、と。
 
しかも生地自体にしっかりめな甘さもついていて、シロップなどかけたら大変な事になりそうな感じ。
「……これだけ甘かったら、案外あっちが似合うかも」
と、エシレのクリームチーズを添えてみることにした。手元には自家製ココナッツパインジャムもあることだし、「これが似合わないはずはない」と、このジャムも添えて。
 
でも、美味しいクリームチーズと美味しいジャムを添えたら、なおのことパンケーキ自体のジャンキーな香料臭さが際立っちゃって、なんだかもう笑うしかない、という感じに……。
 
「うわ!すっごい匂いだな!」
息子も驚いて、
「うん……不味くはない。不味くはないけど……独特だね……」
と控えめな感想を口にしていた。そう、そうなのよ、不味いというほど不味くはないけど……ちょっとすごかったね。
たこ焼き!
 ノーマルタコ入り
 豚チーズ
 タコチーズ
 豚チーズカレー
ビール(サッポロ冬物語)
午前中は思い立ってふらっと産直スーパーにお買い物に行って、買ってきた適当な品で昼御飯を終えた後、息子は友達とお出かけ。
 
私は、昨日発売になった『よつばと!』最新刊読みつつ既刊のおさらいにも入ってしまって、ベッドでごろごろのんびりしていたりして。
 
本当は今日の昼御飯にしようと思っていた「たこ焼き」、息子が出かけるということでのんびり焼いている場合じゃなくなってしまったので夕飯にすることにすることにした。
 
夕御飯は、潔く「たこ焼きのみ」。
 
具はあれこれ用意して、目先を変えながらどっさり焼けるようにした……んだけど、生地が足りなくなって急遽作り足したりして、「たこ焼きだけ食べてお腹いっぱい」という、滅多に無い体験ができた日曜の夕御飯だった。息子も私も大満足。
 
もとはと言えば、金曜夜に息子と見た「金曜もサプライズ」というTV番組。芸能人夫婦が自慢の手料理を屋台形式で出演者たちにふるまう、といった趣向で、さして興味もなく「他に見たい番組もないし」となんとなくつけていただけだったのだけれど、キム兄が焼いていたたこ焼きが美味しそうで、息子とそのシーンだけ凝視してしまったのだった。
 
それは「タコを入れないたこ焼き」で、豚肉(小さく丸めて小麦粉をまぶす)とか、納豆とか明太子とか、あとはチーズやカレー粉も。
 
「豚とチーズは、そりゃ美味しいよねぇ……でも納豆はどうだろう……やってみる?」
「ていうか、たこ焼き食べたい」
「うん、私も食べたい」
 
そんな話の流れで決まった、今晩の献立。
 
結局、納豆は「納豆入りたこ焼き作っちゃったら匂いがたこ焼き器に染みついちゃいそうだし、そしたらだんなが悲しむし」ということで止めることにして、用意したのはタコと豚肉とチーズとカレー粉。適当に組み合わせつつ焼いてみた。
 
番組では、「たこ焼き生地に最初に刻みキャベツも揚げ玉も紅生姜も混ぜ込んじゃう」と紹介されていたけれど、ここは普通のたこ焼きのように、生地を最初に流して、キャベツや揚げ玉をばさばさと上に乗せていく方法で。
 
最初はタコ入りの、いわゆる普通のたこ焼きにして、次は「豚チーズ」、チーズ美味しかったので「タコチーズ」、最後に「豚チーズカレー」と、次々焼いてみた。「ここからここまでが君のエリアね、残りは私」と決めて、自分のたこ焼きは自分でお世話しましょうね、ということで。
 
関東生まれ関東育ちの私は、「たこ焼きはお祭り屋台で買うもの(更に言えば、お祭り屋台でしか買えないもの)」という環境で育ってきた。
 
結婚してしばらくしてから、コンロに乗せて扱う鉄製のたこ焼き型を購入して、それで焼いたたこ焼きが初めての手作りたこ焼き、だったかな。具に揚げ玉が入るとか、そんな事も知らなかった。
 
今や我が家には電気式のたこ焼き器(一度に18個焼ける)があって、ついにはだんな不在時でも「たこ焼きやろうか」といそいそ用意するまでに。大阪風お好み焼きも、広島風お好み焼きも、私の生まれ育った食文化にはないものだったけれど、美味しく手作りできるようになったら楽しいなぁと思う。
 
というわけで、今ひとつ手際の悪い私たちだったけど、それでも次々焼いていくうちに、なかなか上手いこと転がせるようになった。文句ないくらいにでっかいタコが入ったたこ焼きに、たこ抜きのイロモノ系もなかなか楽しい。「豚チーズ」「豚チーズカレー」が、これがなかなか良い感じ。息子が大喜びで、ざっぱざっぱとチーズを加えていたけれど、でもチーズ入りは焦げやすくなるから成形が更に難しくなるのだった。
 
18個を4周焼いて食べて、私はそれで満足したのだけれど、息子はそれでも足りずに一人で焼いて引き続きもぐもぐと。
それで、
「うん、腹8分目で止めておこうかな!」
とか言っていたくらいだから、次にたこ焼きを夕飯に出す時は並行して焼きそばでも作らなきゃいかのかなぁ。