2015年7月24日金曜日

丑の日のひつまぶし

チキンカツ(肉屋惣菜)
冷や汁
アイスほうじ茶
今日はだんなが朝ジムで早くに出かけていったので、息子と一緒に朝昼兼用御飯。
 
冷や汁が残っているのでそれにしよう……と思いつつ、でも冷や汁だけじゃ足りないかな、買い物ついでにお惣菜でも買って来よう……と思いつつ、午前中のニュース番組を見ていたところ、「今年の鰻はちょっと安値」という報道が。今日は土用の丑の日だ。
 
え?安いの?とテレビに釘付けの私。
 
結局、安いと言っても「100gあたりの価格が、昨年よりも数十円ばかり安い」程度の話で、昔と比べて「超高級食材」であることは変わりなく。でも、来年はまた高くなるよと聞いてしまうと、うずうずしてしまう。
 
「ちょ、ちょっと見て来よう、店頭で値段見て、こりゃダメだと思ったら買ってこなきゃ良いんだし……!」
と、買い物に行ってきた。
 
魚屋にもスーパーにも、これでもかと大量の鰻が売られていて、中国産の安いものは1000円以下のもあったりして。でも国産鰻の蒲焼きは1500円~2300円といったところ。全然安くなかった。
 
どうする?どうする?とすごーく悩んで複数のパックを見比べて比べた結果、「やっぱり食べたいよなぁ……」と、蒲焼きを2つ買ってきた。中くらいのと、小ぶりのものを2尾分使って、今日の夕飯は久しぶりの「ひつまぶし」に決定。鰻重だとどうしても1人1尾は用意したいところだけれど、ひつまぶしだったらサイズ小さめ、少なめ鰻でも案外美味しくいただける。
 
で、昼食は冷や汁と、チキンカツ。お肉屋の特売惣菜で、特大サイズの鶏むね肉のカツが200円ちょっと。1枚買って、適当に息子と分けつつ食べた。冷や汁は、私の分は好物の茗荷てんこ盛りで。ベランダの青じそも摘んできて、ざくざく切ってこちらも多めに散らして食べた。
 
普通の味噌汁より手間がかかるし、冷蔵庫に鍋入れる場所作る必要もあるしで、そうしょっちゅうは作れないのだけれど、冷や汁は家族全員大好物。また次回もたんまり作ろう。
ひつまぶし
麦茶
そして夕飯は待望のひつまぶし!
 
ひつまぶしの日は、ひつまぶしだけを食べるのが幸せじゃない?と、献立はひつまぶし、それ1つ。
 
鰻は日本酒を軽くふって、オーブンペーパーを敷いたフライパンで蓋して蒸し焼きに。炊きたて御飯を、寸胴のサラダボウル(洋風の器だけど、一番手頃なのがこの器……)に敷いて、刻んだ鰻散らして、また御飯詰めて、鰻散らして……と、鰻を二層に分けてそれらしく盛りつける。鰻のたれもたっぷりと。
 
薬味に刻み葱、刻み海苔、わさびを用意して、あと、だし汁も。ひつまぶしの〆の茶漬けは、お茶でもさっぱりと美味しいけれど、私はだし汁の方が好き。日本酒と薄口醤油と塩で適当に調味して、支度した。
 
残念ながらだんなは夕飯に帰宅できず、「でも食べたいから1膳分でいいから残しておいてー」とのこと。で、1膳分除いて、3合炊いた御飯を息子と分けつつ食べたのだけれど、息子曰く、「もっとあっても良かった」と……。
 
どうやらひつまぶしの時は、親子3人分だと御飯4合必要であったらしい。私もそれなりに食べるけれど(でも1合は食べないと思う……)、そこまでか!そこまで好きか!と、息子のひつまぶしの好物っぷりに改めて驚いた。まぁ、確かに、1人1合くらいの米は食べられちゃうか……カレーの時は親子3人分で4合炊いてるし。
 
ひつまぶしは、「そのまま食べる」「薬味乗せて食べる」「茶漬けで食べる」の3種類の味を楽しむものだけれど、薬味乗せ&茶漬けが大好きなので、「そのまま食べる」はほぼすっ飛ばして、早々に薬味乗せに。鰻重に山椒は全く必要を感じないけれど、ひつまぶしのわさびは必須。多めのわさびを溶いた茶漬けが、もうもう最高なのだった。
 
鰻、買ってきて良かったなー。御馳走でした!