2025年7月24日木曜日

弾丸香港

※写真はクリックすると大きくなります※
旅行中につき簡易版メモ書き日記。後日旅行記になる、はず
台北 桃園空港 「キャセイパシフィック・ラウンジ」にて
 皮蛋痩肉粥
 燻里肌軟包
 チェダーチーズ、モッツァレラチーズ、パルマハム
 ヨーグルト
 ビール
 
 バニラクッキー、ストロベリークッキー
 平安米香
 ハニーレモネード
「台北から香港って片道1時間ちょいだよ、往復1人2万円くらいで行けるよ」
とだんなに言われ、あー、そういう手段もあるのか……前回タイガーバーム全然買えなかったしね……と、今日はとても軽率に(でも飛行機の予約だとかはちゃんと前から入れていた)日帰り弾丸香港に。
 
早朝起きて身支度して、5時にホテル前のタクシー乗り込んで、始発5:30の空港MRT(結構混んでる)で桃園空港に。
タクシーはホテル前に止まっていて、深夜早朝料金で200元ほどだったかな。
 
帰りに荷物が増えるだろうことはほぼ確定だから、折り畳みのボストンバッグだけショルダーバッグにしのばせて、なんなら東京から大阪に遊びに行くよりももっと軽装で飛行機に乗り込んだ。荷物増やしたくないからと、普段の大距離移動なら持ち歩いている(機内で日記書いたりできるからと)ノートPCもタブレットも何も無し。
 
出発の台北駅には、日本のガチャが大量に並んでいて(秋葉原もびっくりの台数だった)、お値段、最低でも60元、多くは100元120元という感じ。1回500円超のガチャはなかなかに贅沢な気がするけど、人気あるのかな。あるんだろうな。
 
ものの数分で出国手続きも終わらせて、で、寒いと(私たちの中では)評判のキャセイラウンジで朝御飯にした。
 
お馴染みの坦々麺や牛肉麺がある中、"皮蛋痩肉粥"がメニューにあったので私はそれを。
 
セルフサービスの棚から、燻里肌軟包(スモークハムとチーズのサンド)やチーズ、ハムやヨーグルトも適当に貰ってきて、少しだけビール飲んで。
 
でもやっぱり寒いからと、バーに移動した後はあったかいレモネード貰って、クッキーつまんだりしていた。
 
"平安米香"というお菓子は昔懐かしいような風味と食感のポン菓子のようなもの。
 
で、そろそろ搭乗だねーと搭乗のゲート潜るときに人生2回目?くらいの"ピンポーン"が響いて入場を止められたのだった。
 
お客様はこちらのお席をどうぞと渡されたのがビジネスクラスのお席。
やったー!インボラがきたー!片道1時間だけど、うれしー!
キャセイパシフィック ビジネスクラス機内食
 時令鮮果
 台式肉燥麵
 麪包
 烏龍茶
180度横になれる席だーなんかもう色々ボタンが多くてわけわからないーうれしーとうきうきしつつ、香港では間違いなくおいしいランチを予約しているけれど、ビジネスクラスの御飯が出てきてしまったら仕方ないよね……と、西班牙奄列(Spanish omelette)か台式肉燥麵(Taiwanese minced pork and dried bean curd, kai lan and noodles)との2択で肉燥麵にした。
 
極太の幅広麺に肉野菜炒め、野菜はカイラン菜。ちゃんとおいしい。
 
フルーツはパパイアとすいかとメロン。
 
そしてビジネスクラスの恩恵でWi-Fiも無料で使え、短い空の旅ながらすごく有意義に時間を使えて香港に到着したのだった。
 
香港は一昨年にも来ているからと流れるようにオクトパスカードをだんなから渡され、そして私は e道(e-channel)に登録済なので(だんなは今年パスポート切り替えで再手続きが必要に)、無人カウンターでぬるりと入国して。
 
だんなの入国審査を待つ間、「ATMで現金おろしてきて」と言われたので、どきどきしながらATMのキャッシング機でHKDをおろしてみた。HKD400で7700円くらい?おおよそ20倍なんだなあと計算しつつ。
 
そして、香港に到着してSIMを香港のものに差し替えた途端、ChatGPTが息しなくなってしまって、「中国圏こわぁ……」となった。Xやインスタグラムは普通に使えるけれど、ChatGPTは全く反応しなくて、鏞記酒家でおすすめ料理は何?などと尋ねていた経緯はメモ帳にコピーしていたから良かったようなものの履歴すら見られなくて。
香港 中環「鏞記酒家」にて
 松花皮蛋配酸薑 HKD20
 芝麻伴爽脆海蜇 HKD300
 正宗炭燒黑鬃鵝 例牌 HKD300
 XO醬带子炒滑蛋 HKD350
 蝦醬肥燶叉炒飯 HKD230
 吕宋香芒凍布甸 HKD65
 Chinese Tea(普洱) 2×HKD30
 ビール(Tsing Tao) 2×HKD68
空港MRTで降りたのが中環。そこからお昼のお店は徒歩圏内で、まだ30分ほど時間あるねと、チェックしてあった「Tiny微影」の中環微影店に。
 
新しい屋台ミニチュアがあるらしいんだよと見に行ったら、めでたく
Tiny 1/35 台灣小販檔#03 - 豬血糕 HKD119
Tiny 1/35 台灣小販檔#04 - 麵茶攤 HKD119
を購入。わーいって買ったけど、このミニチュア、1個2000円以上するのか……と愕然としつつ(前の香港屋台シリーズはせいぜい1200円くらいだった肌感覚)。
 
そして香港に来た第二の目的、タイガーバームの"虎標頸肩舒(特強配方)"が売られているのも最寄りのドラッグストアで確認しつつ(これも以前は1つ600円程度だった気がするけど、800円弱に。まあ仕方がない……)、お昼御飯へと向かったのだった。
 
お昼は、香港5回目にしてこれが初めてになった、「鏞記酒家」。
 
前回の香港で安価だけれど大混雑でそれはもう大変だった"孫の店"に行ったのだけど、じゃあ本家はどれほどにおいしいのかと気になってしまって、一度は食べておきたいね、と。
 
いやー、それにしても思った以上に高かった。びっくりした。お昼1時間ちょっとでばばっと食べて、1人15000円のランチはなかなかに贅沢すぎた。おいしかったけど。
 
予約してあると告げれば上階の落ち着いた雰囲気のフロアに通されて、かたや、予約が無ければ1階でそれなり安価な"ガチョウ御飯"なども食べられるらしい。けど今日は、ちゃんとアラカルトのを食べたかったので。
 
店員さんたちがいずれも手厚いのは良いのだけど、お茶を15cc飲んだら15cc足しに来るくらいの感じで、オーダーも割と急かされるというか、圧がなかなかすごかった。気にしないようにはしてたけど。
 
とろける口当たりの皮蛋豆腐、歯触りとか風味とかめちゃめちゃ良かったクラゲの前菜、そして待望のガチョウ。
 
眼前でピーナッツソースを上からかけてくれ、そして卓上には梅味のソースも置かれ。しっとり火が通り、でも香ばしく、脂たっぷりのガチョウはなるほど、これはおいしいわ……と唸るばかりの美味だった。一番小さなレギュラーサイズ(例牌)でも、2人ならちょうど良かったかな。
 
あとはお店手製のXO醤を使った帆立と卵の炒め。シンプルな見た目ながら、帆立も卵もそしてXO醤も旨味たっぷりで素晴らしくおいしくて……いやでもこれ1皿7000円?と仰天しつつの、自家製叉焼入り炒飯がべらぼうにおいしかった。
 
いろんな炒飯食べてきたけど、人生10指には入るだろう、絶妙な旨味とパラッパラ加減とリッチな具沢山ぶり。
 
最後のマンゴプリンは、エバミルクもかかっていない、これまたクラシック通り過ぎてそっけない見た目のものだったけれど、味の濃厚さ等々、伝統を感じさせる、何十年も前からこの味です、という風な味わいだった。好みよりはちょーっと固めだったかな……。
 
ちなみに孫の店のガチョウは、一昨年時点で半隻HKD330。こちらはHKD460。3500円くらいの差でこの店でゆったり食べられるならこっちが良いじゃんと言いたいところだけれど、他の料理とかお酒の値段(ビールはほぼ倍!)を思うに、孫の店の人気の理由は察せられてしまったのだった。
 
思った以上に強気な高級店だったなー。でも美味しうございました。本当に。
香港国際空港 「The Pier, First」にて
 Serrano ham with figs
 Wagyu beef skirt
 Coconut panna cotta
 お酒とかお茶とか
そして複数のドラッグストアを見て歩いた結果、最初に見たManningsで、タイガーバームを30個お買い上げ。
 
1ダースが1箱になっているので、「これ2箱と、あと6個ください」と爆買いしてきた。だって捻挫系の痛みとか、お医者が処方する湿布薬よりこっちの方が効くんだもの。なお1個HKD38。お店によってはHKD42みたいなところもちらちらあった。
 
あとは、海南鶏飯用の醤油だれがほしいなとぷらぷら見て歩き、私がトイレを探して彷徨っている間にだんながBUY 1 GET 1 50% OFFな調味料があったと、それらしいものを買ってくれ。
 
香港と言えばこの飴、の京都念慈菴の枇杷潤喉糖-金桔檸檬味をざこざこ買い込み、早めに空港のキャセイラウンジに。
 
ファーストクラスラウンジ「ザ・ピア」なんて、ダイヤモンド会員の維持は容易ではなく来年以降は入れないかもしれないし!と、シャンパン飲んだり、シグネチャーカクテル飲んだりと、色々堪能。
 
それでもお昼ががっつり重かったので、あれもこれもというわけにはいかず、アラカルトメニューが頼めるダイニングで、生ハムといちじくの前菜、和牛のステーキ、ココナッツパンナコッタを食べるくらいが精々だった。
 
全部がちゃんとおいしかったし、余裕があったらもう少し食べたかったけれど。むり。
 
Serrano ham with figs
Brie cheese and truffle honey
Wagyu beef skirt
Salsa verde and roasted new potatoes
Coconut panna cotta
 
という感じ。
 
渡されたメニューには、「Mott 32」という有名レストランと提携してのプチコースメニューなどもあって、素晴らしくおいしそうだったし、アラカルトの他のメニューも、
 
Double boiled chicken soup、Pan fried salmon fillet、Longan and red date sweet soupなどなど、いいなーと思うものは色々あるも、胃袋には限界というものがあるのだった。
10年前だったらその胃袋の限界ってものすごく遠くにあると思ってたんだけどなー。
 
そして本来だったら18:15に離陸するはずだった飛行機は、搭乗開始の案内が相当遅れたうえ、ここで眠くなって目を閉じていたのだけど一向に飛んでくれず。
 
どうやら豪雨で飛べない飛行機が続出したらしく(確かにラウンジにいる時、ものすごい土砂降りが降ってきてはいた)、1時間ほど後ろ倒しでそれぞれの機体が飛んでいるとのこと。
 
帰路は普通にエコノミーの席だったので、「インボラしてくれるなら復路の方が嬉しかったかな……」とじれじれ待ちつつ、結局50分遅れくらいで台北に戻ることになったのだった。
 
機内食ももう要らない、とする予定だったのだけれど、そんな感じだったから一応少しは口に入れておこうと、"香港スタイルフライドフィッシュ御飯"をもぐもぐ。ドリンクの提供もなく、トレイにペットボトルの水が乗っているだけ。
 
なるほど移動時間1時間ちょっとの国際線の軽食ってこんな感じになるのかと新たな気付きを得つつ、ともあれなんとか無事に台北のホテルの部屋に帰還したのだった。
 
今日の徒歩移動は11.57km、17801歩。おつかれさまでした。