2013年4月30日火曜日

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2013年04月30日

おばあちゃん煮。

「サンジェルマン」の
 北海道たっぷりコーン
 ミニメロンパン
ヨーグルト w/自家製王林ジャム
カフェオレ
今日の朝御飯は、惣菜パンとミニサイズの菓子パンと、ヨーグルト。お供にカフェオレ。
 
傾けるとコーンがばっさばさ落ちてくる勢いの、コーンたっぷりマヨネーズ味のパンは定番のお気に入り。いつも通り、魚焼きグリルの余熱で温めたところ、中までちゃんと温かくなってくれた。
 
で、息子があまりにも旨い旨い言って食べてくれるので、今日のヨーグルトは私もリンゴジャムを入れて。酸味のほとんどない王林ジャムだけど、甘さと香りは濃厚で、確かにヨーグルトに素晴らしくよく似合う。「リンゴ自動皮剥き器」及び「リンゴ自動角切り器」があったらもっと簡単にジャムに加工できるんだけどなぁ。
 
そうそう、今日は安売りしていたプチトマトを使って、セミドライトマト作り。
 
最近読んだレシピ本では、「最初に半割りにしたプチトマトから種を全部除く」とあったから、これまでは除いていなかった種をスプーンでこそいでから乾かしてみた。
 
塩をして1時間ほどおき、100℃のオーブンで様子をみながら1~2時間。今日は暖かかったから家の窓を開けて、窓際にプチトマトのバットを置いて更に乾かしてみた。
 
そして最後に、赤唐辛子、ローズマリーと一緒に瓶詰めして上までオリーブ油を注げばできあがり。オリーブ油が固まっちゃうから冷蔵庫には入れない方がいい……のかな??アンチョビも常温保存だし、ちゃんとオイルに浸しておけば、常温保存でいける気がする。
 
並行して、今日は「干し筍」作りも。
 
根元の太い部分の筍を、「メンマのサイズ」に適当にカットして、重ならないように皿に並べて500Wの電子レンジに4分単位ずつくらいでかけていく。様子をみながら裏表を逆にして、適当に水分が抜けたら常温で更に乾かす。
 
「きょうの料理」サイト内のこのページを参考に、明日メンマに加工してみようかなと思っているのだった。メンマにして消毒した瓶に詰めれば、そこそこ日持ちがするかな?と。上手くいくと良いな。
蕪と筍のチーズグラタン
鶏もも肉のおばあちゃん煮
人参スープ(レトルト)
羽釜御飯
麦茶
今日の夕飯は「鶏もも肉のおばあちゃん煮」。そういう名前の料理なのだけど(『ELLE a table』に載ってた)、息子にも
「今日の夕飯は鶏肉のおばあちゃん煮だよ~」
「!?おばあちゃん煮ちゃったの!?」
と言われてしまう微妙なネーミング。
 
名前はアレだけど、オリーブと共に、ベーコン、マッシュルーム、玉ねぎとトマト味で煮込む鶏肉はなかなか美味しく煮えるので、これまでも何度か作ったことがある。「ヨーロッパの肉じゃが」みたいな(じゃが入ってないけど)、家庭料理っぽい味わいだ。
 
添えたのは、茹で筍を使ったグラタン。本当は「和風チーズグラタン」で、牛乳少なめの、その分だし汁を使ったレシピだったのだけれど、メインの鶏に合わせて「和風」の部分は筍と蕪の具材だけに。だし汁は使わなかった。
 
筍は茹で、蕪も茹で、グラタン皿に入れた後別に作ったベシャメルソースをかけてチーズを乗せて焼くだけの簡単グラタンで、今日は小ぶりお銘々皿に用意したので魚焼きグリルで仕上げてみた。焼くこと5分くらいで、綺麗なグラタンのできあがり。
 
スープは、いただきものの「帝国ホテル」の缶スープ。後生大事に残していた人参スープが2缶残っていたので、それを開けてしまうことにした。
 
こういう献立だったら白飯ではなくバゲットとかのが良かったかな?と思いつつ、今日も結局米を炊き、最後に鶏煮込みのトマトソースを御飯に絡めてリゾット風にして食べちゃったりして。

2013年4月29日月曜日

もやしとにらと豚。

「アンデルセン」の
 ふわふわジャージーミルク
 ミニクロワッサン
苺 w/牛乳&練乳
アイスカフェオレ
買い物に出る以外は家に籠もりきりの、なんとものんびりなこの連休も最終日。
 
今日もちょっと遅めの朝御飯で、昨日買ってきた「サンジェルマン」の「ふわふわジャージーミルク」なる名前のクリームパンを食卓に出した。白っぽい色合いのクリームが挟んであるクリームパンで、これは常温保存じゃない方が良いかなと夜の間は冷蔵庫に入れておいたもの。朝おきてすぐに冷蔵庫から出し、常温に戻ったところをいただいた。おまけにミニクロワッサンも1個ずつ。
 
ミニクロワッサンは、「ミニパンセット」のようなお得袋が売られていたのを買ってきたところ、そこに入っていたもの。あまりクロワッサンぽくなくて、「ちょっとバター多めのテーブルロールの生地をクロワッサン型に成形しました」みたいな感じ。表面に砂糖をごく軽くまぶしてあるようで、ほんのり甘かった。
 
「うん、ミニクロワッサンはJohanで売ってるのが数段美味しいな……」
と思いながらもぐもぐ。
胡麻味つけ麺
麦茶
お昼は昨日の「つけ麺かカレーか」の選択であぶれた方の、つけ麺を。
 
冷やし中華が食べたいほどに暑いわけでもないし……とスーパーの麺売り場を眺めていて、目が合ったつけ麺を買ってきた。胡麻だれ味のつけ麺は、胡麻だれ冷やし中華とかなり近い感じではあるけれど、冷やし中華のたれほどには酸味がない。
 
「つけ麺の具って、どんなんだっけ?叉焼とかメンマとかだっけ?」
冷やし中華に準ずるのではダメかなぁ……と悩んだ結果、手元にあったのできゅうりを切り、ついでに錦糸玉子作り、豚バラのブロックを茹でた残りがあったのでそれを細切りにして胡麻油と醤油と刻み葱でささっと和えて、それを麺と一緒に盛ることにした。限りなく冷やし中華風。後から思うと錦糸玉子よりは煮卵を用意した方が、つけ麺には似合っていたかなと思いつつ。
 
この手の麺を食べる度に感じるのは「……美味しい麺、手軽に買える環境に住みたい」ということ。手打ちはなかなか敷居が高く(美味しくできるとも限らないし)、元々中華街好きということも重なって、「あー、横浜近辺に住んで、いつでも中華街の永楽製麺所に麺を買いに行ける環境に住みたいなー」なんて思ってしまうのだった。横浜に住んだら、「えのすい」も近くなるしなー、なんて。
台湾風茹で筍
もやしと豚バラと油揚げのピリ辛炒め
青梗菜とマッシュルームのクリーム煮
羽釜御飯
麦茶
夕飯は、今日は中華で「もやしと豚バラと油揚げのピリ辛炒め」。四川料理の陳健一さんのレシピだから「豆板醤 大さじ1/2」なんて書いてあったのだけれど、そこだけはやや辛さ控えめにして作ってみた。
 
使ったのは薄切り豚バラではなく、産直スーパーの値引きものだった焼き肉用厚切り豚肉。生姜、葱と共に炒めて甜麺醤と豆板醤(の代わりの香辣脆)を加え、更に短冊切りにした油揚げも加えて炒める。オイスターソースや醤油、酒などの合わせ調味料を入れたら、もやしをがばっと中華鍋に入れ、蓋して数分。蒸気でもやしがしんなりしたところで、最後に刻んだニラを加えて数回あおり、水溶き片栗粉と胡麻油を加えたらできあがり。
 
「もやしとニラと豚肉の炒めが食べたい」「でも、月並な味のものじゃないのが食べたい」ということでこの料理にしてみたのだけれど、少量の甜麺醤とオイスターソースでなかなか複雑な味わいに。最初に肉を甜麺醤などでコテッと炒め絡める風にするから、肉にしっかり味が染みていてそれも良かった。キャベツやピーマン、人参などにも合いそうな味付けだ。油揚げの代わりに厚揚げも良さそう。
 
で、汁物代わりということで、汁気多めとろみ少なめで「青梗菜とマッシュルームのクリーム煮」。本当は缶詰の帆立貝柱を使うところ、そんな高価な缶詰は滅多に使えるものではないので(一応1個か2個は買い置きあるはずだけど、もったいなくて……)、干し貝柱で代用。
 
猫たちも大好きな干し貝柱、かけらの1つくらいはお裾分けするつもりで熱湯に1時間ほど漬けておき、それを汁ごと使ってみた。お店のクリーム煮はエバミルクを使うところが多いのだろうけれど、普通に牛乳で。少し煮詰めて最後にちらっととろみをつける。料理としての「クリーム煮」よりはあっさり気味だけれど、汁物代わりなので、まぁこんな感じで大丈夫かなと。
 
洋食だエスニックだ中華だと、たいがい節操のない毎日の食卓だなと思いつつ、今日も美味しかったので満足。息子は味がきっちりと染みた炒め物の肉が美味しかったらしく、最後まで残して大事そうに食べていた。焼き肉用カットの肉って、けっこう活用範囲が広くて便利だということに今更ながら気付いたところ。

2013年4月28日日曜日

エスニック飯

チーズトースト
アイスカフェオレ
連休2日目。私夜更かし、息子も夜更かし。でも今日は9時過ぎに起きてきて、遅めとはいえそこそこまっとうな時間に朝御飯の用意ができた。
 
「でもまぁ、あと3時間でお昼だしね」
と、朝食は食パン+カフェオレのシンプル献立に。
 
「……で、パン、どうする?リクエストある?」
普通にバタートーストかシナモントーストか……と息子にリクエストを聞いてみたら
「チーズトースト!」
とのこと。なのでピザ用シュレッドチーズを散らして、スライスチーズ使用よりもちょっとリッチなチーズトーストにしてやった。
 
今日ものんびりな一日、午前中はちらっとスーパーにお買い物。
レトルトカレー(ボンカレーゴールド)
麦茶
昼御飯、つけ麺買ってきたからそれでもよいし、いっそレトルトカレーという手もあるけど……と息子に言ったら
「今日はカレーだな!」
だそう。
 
そうか、今日はカレーな気分か……と、買い置きの「ボンカレーゴールド」を出したお昼御飯。
 
原作は漫画、アニメ化もしている『宇宙兄弟』でちょこちょこ登場するのが「ボンカレー」ならぬ「ボンカリー」。
麦わらのルフィや天空の城ラピュタのパズー役をしている田中真弓さんが、アニメ版『宇宙兄弟』では主人公の兄弟の母親役をしていて、「今日の夕飯、何?」「ボンカリーだよぅ~」なんて抜けた会話をしていたりする。
 
「……お母さん、ボンカレーって旨いの?」
「それが、買ったことないのよねぇ……」
じゃあ試しに買ってきてみましょうかとレトルトボンカレー、買ってきてみたのだった。最近のレトルトはすごいのね。袋開けないまま、電子レンジで温められるようになっている。「湯煎で温めるのが当然」と思っていたから、箱の説明見て軽くびっくりした。
 
「……おお……割とちゃんと美味しいかも……」
「うん、今まで食べたレトルトの中で、相当美味しい方だよ」
 
レトルトカレーに入っているじゃがいもや肉って、なんだか変にドゥルンとした食感がすることが多いと思っていた。それが嫌だったのだけれど、このカレーの具材はそんな事がなく、レトルトっぽさがあまり無いのが良い感じ。思った以上に自然な「日本の家カレー」の味だった。
 
レトルトカレー、1箱500円とか700円とかするものもあって、そのクラスになるとさすがに美味しいものばかりだけれど、150円そこそこで買えるカレーでこの味だったらかなり満足。「何かあった時用」に、セールしていたらまた買って来ようかな。
台湾風茹で筍
肉骨茶(ラスト!)
鶏とバジルの炒め物丼
ビール(よなよなエール)
午後、のんびり昼寝していたら、ピンポーンと誰やら訪問者。息子が出てくれて、会話の声が少し聞こえた後、巨大な紙袋を持った息子が居間に戻ってきた。
「友達の○○がね、"掘ってきた~"って、なんか筍くれた」
だそうで。
 
ほう、どれどれ?と袋を覗いて、びっくりした。「5歳児の太もも」、いや「8歳児の太もも」サイズくらいの大きな筍が3本!大きいと言っても、てっぺんが緑色になるほどに育ったものではないし(育ちすぎてしまうとえぐみが増すのよね)、皮もふわふわ、美味しそう♪嬉しいことにぬかまで袋の中に入っていた。お礼の電話、しなきゃだなー。
 
こりゃ大変だ、この鍋以外じゃ下茹では不可能だぞ……と、何故か我が家にある、巨大寸胴鍋を久しぶりに棚から出した。学校給食のカレー鍋サイズだけれど、これでなんとかぎりぎり3本茹でられるという過密っぷり。とりあえず鍋に入ってくれて良かった……と安堵しつつ、ぬかと唐辛子入れた湯で60分下茹でした。そのまま常温に置いて冷まして……でも、いかんせん鍋が巨大だから、午後4時頃に下茹で終わって午後7時近くなってもまだ全然冷めてなくてびっくりだ。
 
夕飯には、ちらっとその筍をカットして。エスニック風の献立の予定だったから、
「確か台湾では、茹で筍にマヨネーズつけて食べるんだよね」
とそんな感じに。
 
どこかで食べた茹で筍(台湾ではなく、日本の台湾料理のお店だったかな)、添えられているマヨネーズがやけに甘くて驚いた記憶がある。「甘くしたマヨネーズ」ではなく台湾のマヨネーズがデフォルトで甘いのだそう。妙にそれが美味しくて、「再現できないかな」と調べたら、日本で買える普通のマヨネーズにコンデンスミルクを混ぜればそれっぽい味わいになるのだそう。おお、なるほど!
 
というわけで、味をみながらマヨネーズにコンデンスミルクを混ぜ混ぜ。思った以上に「そうそうこれこれ」な味の副菜ができた。
 
具沢山になった肉骨茶もこれでおしまい。そしてメインディッシュはエスニックつながりで「鶏とバジルの炒め物」、タイ語の名前は「パッド バイ ホラパー イタリー ガイ」。
 
タイの調味料「シーイウダム」の代わりにはオイスターソースを少々使い、味のベースはナムプラーと砂糖、顆粒鶏ガラスープ。青唐辛子の代わりにピーマン(ついでにカラフルなパプリカも)。本当は鶏ひき肉、代用で鶏むね肉を使用するところ、いつもの通り鶏もも肉で。代用甚だしいけれど、ナムプラーとバジルだけ外さなければ、そこそこそれっぽい味になる。大皿に御飯と一緒にこの炒め物を盛って、目玉焼き乗せて食べるのが良い感じ。
 
「というわけでね、メインの大皿はタイ風、汁ものはシンガポール風、筍は台湾風って感じでね」
「なんだそりゃー!」
息子にものけぞられてしまう、調和とれているのかとれていないのか、自分でもよくわからない夕御飯。
 
バジル炒めもなかなか美味しくできたけれど、何よりびっくりなのは筍の美味しさ。先日産直スーパーで買ってきた筍もたいそう美味しいものだったけれど、輪をかけて甘さを感じる美味しい筍だった。サイズの大きさに反して、えぐみが全くなくて、こりゃ美味しいねともぐもぐもぐ。
 
筍、炊き込みご飯の具のように加工したら冷凍できるみたいだし、あとはネットで調べたところによると「適当なサイズに切って砂糖まぶして(!)冷凍する」という手法もあるみたい。でもとりあえずは、水と一緒にジップロックに入れて、マメに(1日1回)水取り替えながらの冷蔵保存でけっこう保つらしい。その期間は記事によって色々で、「5日」とか「1週間」とか「数週間」とか「1ヶ月」(!)とか。あとは瓶詰め。
 
「自家製メンマ」の作り方もわかったので、メンマに加工しまくった後に瓶詰めにして、常温保存できるようにしておくのも便利かも。
「たくさんの筍、どうしよう」と困惑するよりも「どうやって加工してくれようか」とわくわくしている自分がいて、上手く瓶詰めできたらGWに帰ってくるだんなに持たせようかな、とか。

2013年4月27日土曜日

夕飯はカルボナーラ

照り焼きチキンサンド
苺 w/練乳&牛乳
アイスカフェオレ
捻挫した足がまだ痛いらしい息子、連休中の部活は休むことにしたそうで、ゆえにこの三連休は親子揃って「朝寝満喫」がテーマになった。私はここ数日、夜更かし必至のネットゲームに参加しているところで、昼間余裕があるときに昼寝はしているものの基本的に寝不足。朝寝坊できるのは願ってもないことだ。
 
「……でもさ、それにしてもさ、10時半過ぎても起きてこないってのは、さすがにどうかと思うんだけど……」
朝寝坊したと言っても8時前には起きた私。
対して息子は、疲れもあるのだろうけれど(更に自室で夜更かししているのかもだけど)10時半になっても起きてこない。
 
さすがに私もお腹が空いたし、と、ブランチの支度をすることにした。ちょうど鶏もも肉が1枚余っているところだったので、がっつりサンドイッチでも作ろうかと思い立った。昨日、新鮮なレタスも買ってきていたところだし。
 
鶏もも肉はガーリックソルトをまぶしてスキレットでグリル。最後に醤油と味醂を煮からめて照り焼きチキンにした。パンにバター塗ってトーストして、たっぷりのレタスと共に鶏をサンド。マヨネーズもにょろにょろしぼって、ノリとしてはモスの「テリヤキチキンバーガー」風。1人前につき鶏もも1/2枚と、なかなかリッチなサンドイッチができた。
 
本当は、超厚切りの4枚切りあたりの食パンでこれを作りたかったところだけれど、今日使ったのは6枚切り食パン。肉汁と照り焼きだれでパンがしっとり濡れてきてしまう中、がんばって大口あけていただいた。食べにくいけれど、これは美味しいなー♪
 
いよいよ旬も終盤で、価格も安くなってきた苺は食後に。加熱向けの小粒のパックが出回ったら、苺ジャムか苺シロップでも作ろうかなと企んでいる今日この頃なのだった。
レタスサラダ
スパゲッティカルボナーラ
刻み野菜の豚スープ
麦茶
「6時から塾で、6時50分から一応お弁当タイムあるみたいだけど、どうする?ちょっと早いけど5時すぎに家で夕御飯食べていっちゃう?」
家で食べていくなら、お茶とお菓子でも持って行けば良いんじゃない?と息子に提案したら、
「……家で食べる方が落ち着いて食べられるから、そっちが良いなぁ」
とのこと。そうだよね、私もその方が準備が簡単だし、と、両者の希望が合致した。
 
用意したのは、「ささっと食べられるだろう」ということでパスタ。以前買ったブロックのベーコンを使いたかったところだし、ちょうど生クリームも買ってきたところだし、卵も冷蔵庫にたっぷり。
 
「卵……4個かな?うち2個を卵黄だけにしようかな?」
ほぼ目分量で、卵と生クリームとパルミジャーノをざざっと混ぜておいて、大きめに切ったベーコンはフライパンでじっくり炒める。塩加減が難しいクリーム系のパスタ、今日も案の定、塩味淡めに仕上がってしまった。ベーコンの塩気が思っていたより控えめだったのも敗因だったかな。
 
あとはシャキシャキでたいそう美味しいレタスのサラダ(新玉ねぎとピーマン、人参、きゅうり入り)と、やっとこれで鍋が空になった豚スープと。
 
炒り卵という程には火が入らず、シャバシャバするほどでもなく、と、カルボナーラはそこそこ上出来な仕上がり。塩気が足りない分は、卓上で塩を足しつつ、チーズと黒胡椒をばっさばさかけながら食べた。
 
我が家の黒胡椒の出番頻度はかなり高くて、昨年買ったOXOのペッパーミル(これ)、黒胡椒入りと白胡椒入りの2つを愛用しまくっている。安定感があって握りやすく挽きやすく、デザインも気に入っているので日々の胡椒挽きがますます楽しいものになっているところだ。
 
日々、「あーもー使いにくい!」と思いながら使う道具より、このペッパーミルみたいに触っていて快適な道具ばかりに囲まれていたいものだけど、そうもいかないものなのよねえ。なかなか難しい。

2013年4月26日金曜日

タイム風味のサーモン

ソーセージ丼
刻み野菜の豚スープ
清見オレンジ
麦茶
「肉骨茶を作ってしまったのに豚スープがまだ余ってる……」
これはよろしくないなと、朝御飯に食べてしまうことに。パンにも似合う味のスープではあったけれど、
「そうだ、昨夜の御飯も残ってるし、ソーセージ丼にしちゃおう♪」
と、急遽ソーセージ丼の支度をした。
 
オラオラ起きろと乱暴に息子を起こしがてら、
「今日の朝はソーセージ丼!ごはんですよ入りですか無しですか!?」
たたみかけるように聞いたら、それでも一応
「ごはんですよいり~……」
と声が返ってきた。寝ぼけていても「ごはんですよ」は入れてもらいたいものなのであるらしい。
 
自分的には、海苔の佃煮入りでも佃煮無しでも、どちらもそれぞれソーセージ丼は美味しいと思う。「ごはんですよ御飯」に目玉焼きの半熟の黄身が絡むのは確かに美味しいかも。でもこの丼のキモはやっぱり炒めたソーセージの脂を吸った御飯なんだわ~旨いんだわ~。
 
そして食後に清見オレンジ。「柑橘の美味しさを見直しましょう月間」という感じの今日この頃。
大根と人参のなます
タイム風味のサーモンソテー
肉骨茶(具沢山)
羽釜御飯
麦茶
昨日作った肉骨茶、実はまだ半量残っている(スペアリブ4本入りのパック2つ買ってきていた)。
 
「肉骨茶には具をあれこれ入れたりする」ということを知ったので、今日産直スーパーに行ってレタスや油揚げを買ってきてみた。肉骨茶の鍋に油揚げを入れてさらっと煮て、レタスは肉骨茶の汁でしゃぶしゃぶする程度に火を入れて。肉骨茶のどんぶりにレタスの緑が入るというのは私にとっては初めてなビジュアルだったわけだけれど、これが美味しかった。レタスはもとより、油揚げが良い感じ。
 
で、今日の肉骨茶は汁もの代わりの軽い分量で出して、メインのおかずはサーモンソテー。
 
『きょうの料理』に載っていた枝元なほみさんレシピを参考にした。
サーモンはタイムと塩胡椒、オリーブ油などでマリネしておき、小麦粉はたいてフライパンで焼く。マリネに使ったタイムをほぐして玉ねぎ、じゃがいもと共に炒めて、最後はチーズを散らして蒸し焼きに。私は盛りつけのセンスがないのでこんな感じになってしまったけれど、ちゃんと盛ればなかなかお洒落な料理になると思う。
 
で、このサーモン料理、ちょっとグラタン風でもあって予想以上に美味しかった。鮭とチーズは相性良いし。
 
昨日も食べたなますは、肉骨茶に合わせてエスニック風の味つけにしたもの。酢の代わりにレモン汁使って、ナムプラーも少々。あとはグラニュー糖と香菜使って、「ソムタム」の味のような感じで。ピクルスや甘酢漬けはもともと好物なので、適当に作ったわりにこれはとても美味しくて、常備しても良いかもと思ったほどだった。

2013年4月25日木曜日

椎茸入りの肉骨茶

バタートースト
ツナトマトのスクランブルエッグ
清見オレンジ
カフェオレ
アンデルセンの「長時間発酵食パン」使ってバタートースト。
半端に残った缶詰のツナがあるし、プチトマトもあったのでした……と、いつもと趣向を変えてツナとトマト入りのスクランブルエッグを添えることにした。清見オレンジとカフェオレと。
 
溶き卵に牛乳と塩溶いてツナと刻んだプチトマト混ぜて、フライパンで炒り炒り。ケチャップちらっと添えて食べるのがなかなか美味しかった。
大根と人参のなます
肉骨茶
羽釜ご飯
麦茶
先日、溜池山王アークヒルズのファーマーズマーケットで買ってきた「貫井園」という椎茸屋さんの「薬膳肉骨茶ミックス」。干し椎茸と共にスパイス類がセットになっていて、スペアリブと数種の調味料(醤油とオイスターソースと砂糖)を用意すれば肉骨茶が作れるようになっている。
 
肉骨茶に干し椎茸って入れるものだっけ?と思いつつ、面白いので買ってきてみたのだった。不織布の茶葉用袋もセットになっていて、これにスパイスを詰めて肉と共に煮ろとのこと。透明袋に入っていたのはホールの八角、シナモン、カルダモン、クローブ、黒胡椒。あとはフェンネルシードとドライジンジャー、ガーリックフレーク。
 
そっか、肉骨茶のスパイスってこんな感じなのか……と、ちょっと目からうろこだった。今までさんざん「肉骨茶ミックス」的なものを使ってはいたけれど、既にティーバッグ状になっていたものばかりだったから、中にどんなものがどのくらい入っているかはわからなかったのねー。
 
鍋に水を張り、昨日から水に漬けておいた干し椎茸を入れ、スパイスも入れ、あとは醤油と砂糖。湯通ししたスペアリブを加えて煮込むこと1時間ちょっと。最後にオイスターソースを少々垂らして10分煮込めばできあがり。
 
添付のレシピには油揚げも入れよとあって、「……あぶらあげ????」とびっくりした。私が食べたことがあるのは、「具はスペアリブ、トッピングに香菜、以上!」というものばかりだったので知らなかったのだけれど、お店によって様々な具が入っているものがあるらしい。
 
椎茸にマッシュルーム、えのきだけ、レタス、油揚げ、湯葉(揚げてパリパリにしたもの)、なつめあたりも。検索してみると、これが肉骨茶かと思えるくらいに具沢山で色鮮やかなものもあったりした。
 
「そっか、だから椎茸屋さんが肉骨茶ミックス出すのは、アリアリだったわけかー」
揚げ湯葉とかレタスは確かに絶対美味しいよね、油揚げもきっと美味しい……と、具をあれこれ用意しなかった自分をちょっと後悔しつつ、ともあれスペアリブは実に美味しそうに煮えた。
 
スペアリブは、産直スーパーで買った茨城県産銘柄ポーク。このスーパー、なかなかにお手頃価格の茨城県産豚肉を扱っているのだけれど、あまりこの店では肉は売れないらしく、朝イチで行くとたいてい前日の分が20%offになっている。もともとの値段が100g120円ほどなので、値引き後は100g100円を切る勢い。時には100g80円といった感じで買えるので、これは嬉しい♪とここ数週間、豚肉はもっぱらここで買っている(当然見切り品狙い)。
 
今日のスペアリブも20%offだった。骨に肉がしっかりたっぷりついていて、「骨ばっかりで全然食べるところないじゃん」というスーパーのスペアリブと雲泥の差。しかもちゃんと美味しくて、ゆえに今日に限らずここ最近豚肉メニューが急増中の我が家の食卓事情だったりする。
 
肉骨茶は、あんまり煮すぎてしまって、肉を持ち上げただけで骨が外れてしまうほどになってしまうのもよろしくない感じ。適当に、骨から肉をしゃぶりとれるくらいの煮え具合が好ましく、今日はル・クルーゼで1時間15分ほど煮込んでみた(レシピ通り)。
 
煮上がった肉骨茶は「そうそうこれこれ、この味!」とうっとりするほどちゃんと肉骨茶だった。
このスパイスの組み合わせだったら自分でも再現できそうで(生姜やにんにくは生のものを使えば無問題、持ってないのはフェンネルシードだけ、かな)、これでいつでも肉骨茶煮て食べられるなという感じ。
 
海外で買ってくる肉骨茶ミックスは異国の味を手軽に堪能できて何よりだけれど、時には化学調味料味ぷんぷんのものもある。こんな感じで作れるのか……と嬉しくなったところで気がついた。今日のスパイスミックス、煮る前にスパイスそれぞれの分量をちゃんと見ておけば良かったなーと。
 
で、煮ちゃったけどわかるかな?と、夕食後に肉骨茶の鍋からスパイス袋を取り出して、中を開いて確認してみた。
ざっとだけれど、にんにくと生姜以外の内容は
 
  • 八角 星形1個分
  • シナモン 7cm長さ
  • カルダモン 5粒
  • クローブ 5粒
  • 黒胡椒 約50粒
  • フェンネルシード 小さじ1程度
といったところ。フレーク状のガーリックチップが一番たっぷり入っていた。確かに、今回は書いてなかったから入れなかったけれど「にんにく2株」とか使うことあるし、やっぱり大量のにんにくあってこその肉骨茶なんだな。
……よし、これでまたこの味が作れそうだ。

2013年4月24日水曜日

グラタングラタン♪

「アンデルセン」のミルクフランス
アイスカフェオレ
「息子の好物だから」と理由をつけて、ついつい買ってしまうミルクフランス。自分の分もしっかり1本買っているあたり、息子のみならず私もやっぱり大好きなのだった。
 
このミルククリームの味がたまらんよねぇ……と、カフェオレのグラス傍らにもぐもぐ。それなりに歯ごたえのあるフランスパン生地だから、朝から顎をがっつり使って、良い感じに目も覚める気がする。
 
で、昨日、テニススクールで足をグギッとやってしまったらしい息子。
「まぁ、一晩冷やして様子見ようよ」
と静観したものの、どうにも具合が悪いらしい。でも今日は全国統一テストだかで学校には行きたいらしい。
 
「うーん……とりあえず松葉杖、要る?」
私が足折っちゃった時のがまだあるよー……と、物置から松葉杖引っ張り出して、息子はよたよたと登校。夕方早めに下校して、整形外科に行くことになった。あらまあ。
レタスのサラダ
チキンマカロニグラタン
刻み野菜の豚スープ
アイスティー
息子の足は足首の靱帯がちらっと伸びちゃったとかで、でもギプスが必要なほどの怪我ではなく、湿布とテーピングでお大事に……という感じだったらしい。来週にはゴールデンウィークも迫っているし、少しでも早く良くなると良いねぇ。ゴールデンウィーク中はテニスも塾もお休みで、とりあえずそういう意味ではタイミング良かったかなと。
 
それでも塾には行くと良いよと、水曜早めの夕御飯は、マッシュルームたっぷりマカロニグラタン。
 
ベシャメルソースを別に作ったり、レシピは色々あるけれど、今日あ簡単めな作り方にしてみた。鶏や野菜の具材をバターで炒め(油分足りないと最後にちゃんととろみがつかない)、小麦粉をふって牛乳加えて混ぜながら煮詰めていく。そこに茹でたショートパスタ加え混ぜて、あとはチーズとパン粉散らしてオーブンへ。
 
先日買った魚焼きグリル用のフライパンを使おうかなとも思ったのだけれど、この容量では2人分のグラタンは溢れそうだったので断念して、いつも通りパイレックスの深皿に入れてオーブン焼きにした。魚焼きグリル、上手く使うとサラマンダー代わりになって良いと思うのだけれど、幅のサイズの制約があるのが一番厳しいところ。
 
昨日の回鍋肉でできた豚スープは、ゆで豚の細切りとミックスベジタブル、玉ねぎやスナップえんどうなどを使って具沢山スープに。
 
醤油味醂味のおかずもとても安心できるものだけれど、時々作りたくなる「日本の家庭料理」的洋食もしみじみ美味しい。今日のチキンマカロニグラタンは特売のマッシュルームたっぷり使って、それもなかなか悪くなかった。

2013年4月23日火曜日

腐乳つかって。

「551蓬莱」のあんまん
りんご
アイスプーアル茶
だんなが買ってきてくれた、551蓬莱のあんまんで朝御飯。豚まんに比べるとちょっと小ぶりだけれど、朝御飯にはこのくらいのサイズでちょうど良いかも。
 
でも、息子はこれでは物足りないかなと、りんごも剥いて出してみた。
 
そして今日、息子は15歳の誕生日。オラオラ起きろ起きろと今日も乱暴に息子を叩き起こし、ボーッとした顔で食卓にやってきた息子に
「たんじょうびおめでとう!」
と声をかけた。
 
「……ありがとう、ございます……」
ぼへー……と応じた息子は、寝癖で髪の毛はぴんぴんだし、パジャマ姿はなんだかよれよれしているし、何よりあんまんの湯気で眼鏡が真っ白に曇っちゃってるし、なんかもう「お母さんがっかり」という感じ。
 
去年1年は「やーい碇シンジと同い年~」とか「これでエヴァンゲリオンに乗れるね!」などとからかっていたのだけれど、今度は渚カヲルと同い年、ということでよろしいか。
 
くだらない事を考えつつ、黒胡麻の風味が濃厚なあんまんをもぐもぐ。あんまんは胡麻味濃厚なものの方が好きだから、「551蓬莱」のこのあんまんはとても好みな味。美味しいな~。
たことじゃがいもの温サラダ
そら豆とスナップえんどうの塩回鍋肉
わかめと玉ねぎの中華風スープ
羽釜御飯
麦茶
 
「モロゾフ」のレアチーズケーキ
アイスティー
少し先だけれど、息子の「誕生日祝いの肉ディナー」は別に予定していることもあって、今日はいつも通りな感じの夕御飯。
 
ちょうど特売の豚バラブロックを買ったところで、先月号の『dancyu』を図書館で借り、そこに載っていた「そら豆とスナップえんどうの塩回鍋肉」が美味しそうだったので作ってみることにした。
 
主な調味料は「腐乳(ふにゅう)」。豆腐に麹をつけ塩水で発酵させた調味料で、沖縄の「豆腐よう」にとてもよく似ている。でも、豆腐ようはそのまま酒の肴にして食べたりするけれど、腐乳は調味料としての役割がメインな感じ。お粥に入れたりもするみたい。
 
「しょっぱくて麹臭い豆腐ペースト」といった感じで、独特の発酵臭があるので苦手な人は苦手かも。ちょっと加えるだけで圧倒的に異国の味が漂うので、これは楽しいなと私は小さな瓶を冷蔵庫に常備しているのだった。
 
豚バラは茹でてスライス。時間短縮のために圧力鍋を使ったら、思った以上にホロホロに煮えてしまって、スライスしようとしたらぐずぐずに崩れてしまった。ちょっと反省。
 
豆類は、さやいんげんとスナップえんどう、そして空豆。全部さっと茹でて、空豆は薄皮を剥いておく。で、全体を腐乳と塩と紹興酒、豚の茹で汁も少々加えて炒め合わせればできあがり。「腐乳味の炒め物」なんて、どうなることかとちょっと不安だったのだけれど、味噌のような風味もあって、なかなか美味しくできあがった。これはものすごーくビールに合いそうな味わいだ。
 
残っていたタコは、茹でたじゃがいもと共ににんにくと唐辛子でささっと炒めて温サラダに。タコとじゃがいもは何故かすごくお似合いで、ビネガー入れてポテトサラダ風にしてしまうのも美味しくて幸せだ。
 
で、息子の誕生日ケーキは、息子曰く
「レアチーズケーキ!豪華なの!」
だそう。
 
昼間に駅ビルのケーキショップを見て歩いたものの、あいにくと地元のお店には「豪華なレアチーズケーキ」は取り扱ってございません……といった感じ。結局ぐるりと回って、モロゾフのレアチーズケーキのミニサイズのホールを買うことにした。
 
全然「豪華」ではないのだけれど、「なんでしたら180度、半円カットで召し上がっていただいてもよろしうございます」ということで、ここは量で勝負。
 
小さめだったとはいえ、本当に180度、半円のチーズケーキを食べてしまった息子。お店で小さなバースデープレートとロウソクもつけてくれたので、シンプルケーキにちょこちょこっとロウソクも立ててお祝いしたのだった。久しぶりのモロゾフのチーズケーキは、しっかりと甘かった~。今度、また自作チーズケーキ作りましょうかね。

2013年4月22日月曜日

甘酢団子を。

自家製ビスケット(昨日の残り)
白ソーセージ&目玉焼き
カフェオレ
昨日焼いたビスケットの残りが4個。グレービーは既に全部食べてしまったので、ビスケット温めて、お肉屋の特売で買った白ソーセージ焼いて、目玉焼きも添えて、そんな感じの朝御飯にした。りんごも剥こうと思っていて、うっかり忘れてしまった。
 
ビスケット、温めなおして食べても相変わらずちゃんと美味しくて、これはたいそう幸せな感じ。バターもそこそこ使うし、生クリームも使うしで、「パン屋でパン買うよりも圧倒的に経済的」というわけではないのが苦しいところではあるけれど、もっと美味しく焼けるようにがんばりたいところ。
マグロと野菜の和え物
甘酢団子と野菜の炒め
わかめと玉ねぎの中華風スープ
羽釜御飯
アイスプーアル茶
「匂いよーし、味も問題なーし」
ということで、懸案だった551蓬莱の甘酢団子を夕飯に調理して食べることにした。
 
甘酢団子をそのまま食卓に出すのは芸が無いなぁと、野菜と炒め合わせることに。
テラッと良い感じになるように、油ちょっと多めにフライパンに入れて熱し、玉ねぎとピーマン、人参をざかざかと炒める。軽く塩胡椒して、そこに電子レンジで温めた甘酢団子(温めておかないと芯が冷たいままになっちゃうので)をタレごと全部加えて、全体を和えたらできあがり。
 
とても良い感じに、酢豚的なおかずができあがってくれた。
いかにもな「お惣菜味」ではあるのだけれど、この甘酢団子は時々食べたくなる美味しさ。肉まん焼売は催事で購入することができても、この甘酢団子は催事にも出てこないから、東京では買うことはまずできない「稀少なお惣菜」といった存在だ。
 
これまた「早く食べちゃわなきゃ」対象だったマグロのぶつ切りの残りは、昨日のうちに塩とオリーブ油、ローズマリーとにんにくで和えておいた。そこにワインビネガーと少量のバルサミコ酢と、あとグラニュー糖も少し混ぜて、トマトときゅうりを加えてサラダ風の小鉢に加工。メインのおかずが中華風だったから、オリーブ油じゃなくて胡麻油で和えて炒り胡麻や香辣脆でいただいた方が献立としてはバランス良かったかなと思いつつ。
 
で、スープの具材になりそうなほどよい野菜が手元に見つからなかったので、すごーく適当に乾燥わかめと玉ねぎで、顆粒鶏ガラスープと薄口醤油数滴、炒り胡麻と胡麻油の味付けで簡単スープ。
 
今日はまだ少し肌寒さが残っていたけれど、「そろそろ冷たい飲み物を」と冷蔵庫に準備しはじめたアイスプーアル茶を飲みながらの夕御飯。外出時でもなければペットボトル飲料はあまり口にしたくない(お茶とか、なんか独特な匂いがあるのよね……)ので、経済的な事も考えて、アイスコーヒー、アイスティー(紅茶中国茶日本茶なんでも)は自家製の水出しで用意しているここ十数年。
 
ちなみに愛用しているのは、ハリオの水出し珈琲ポット水出し茶ポット・トルネード。今年は更に新しく「フィルターインボトル」なる新商品が出たそうで、それがちょっと気になっている今日この頃なのだった。見た目ちょっとお洒落だけれど、持ち手がないとツルッとやっちゃいそうで、それがちょっと怖いかな。

2013年4月21日日曜日

アメリカン朝食

空飛ぶビスケット
ソーセージグレイビー
スモークサーモン入りスクランブルエッグ
カフェオレ
「せっかくだんなが帰ってきているのだから、美味しい朝食を用意しましょう」キャンペーン。
 
昨日のうちに冷凍庫からバルクソーセージを冷蔵庫に移しておいて、大きなボウルに薄力粉やベーキングパウダーを計量しておいた。バターも計量して小さく刻んで冷蔵庫に。そこまでやっておけば、あとは40分ほどで朝食の支度が可能で、7時過ぎに台所に立ってみた。
 
作ってみたのは、「The Flying Biscuit」、空飛ぶビスケット。
 
イギリスのスコーンよりももっとパサモソした感じの、アメリカでは朝食にいただくことが多い「ビスケット」。日本で簡単に食べられるもので一番近いのはケンタッキーフライドチキンのビスケットだけれど、あれほど油っこくはない感じ。もう10年前の話だけれど、アトランタの「The Flying Biscuit Cafe」というお店で食べたビスケットが最高に美味しかった。
 
数日前に思い立って、「そういえばまだあのお店、あるのかな?あの店のビスケットレシピとか、どこかに転がっていないものかしら」と調べてみたら、ビスケットのレシピがめでたく見つかった
 
「世界一の朝御飯」との評判高いbillsのスクランブルエッグの美味しさの秘密は「卵にたんまり混ぜ込まれる生クリーム」だったりするのだけれど、この美味しいビスケットの秘密も「生地にたんまり混ぜ込まれる生クリーム」にあったみたい。
 
レシピに出てくる「heavy cream」はすなわち生クリームで、そして「half-and-half」は、アメリカならではの乳製品、通常はコーヒーミルクに使われるものだ。
生クリームと牛乳を半々に混ぜたものだからその名がついているのだけれど、その乳脂肪分は12%前後ということだから、生クリームと牛乳で代用するなら生クリーム1に対して牛乳を3~4あたりの配合で混ぜ合わせれば良いのであるらしい。
 
粉にバターを指先でつまみながら混ぜていくのはスコーンと同様。レシピままの配合だと18~20個のビスケットが焼き上がるそうで、それではちと多いかなと半量にして作ってみた。柔らかな焼き上がりを希望するならフチのある角形などに生地を密着させながら並べて焼き、クリスピーな焼き上がりが好みなら、ビスケット1個ずつを離して鉄板に置いて焼くと良い……と、その英語のレシピはかなり細かな記述があった。
 
で、今回はクリスピー版を目指して。もっと、もももももと高さのあるビスケットが焼けるつもりでいたのだけれど、思いのほかボリュームが出なかった。ベーキングパウダーがちょっと古いものだったからそれが悪かったのか、オーブンの設定が悪かったか、粉の混ぜ具合や生クリームの分量が微妙にダメだったか。
レシピの時間どおりにオーブンに入れてもいまいち焼き色がつかなかったから、我が家のオーブンの場合10~20℃ほど高く設定すべきだったのではないかなと思っている。
 
昨日のパンケーキ同様「次回への宿題」が残る感じではあったけれど、でも、焼きたてのを割ってみると、サクサクと非常に良い感じ。固いということもなく、粉とミルクの香りがふんわり漂う、これはなかなか美味しいビスケットになってくれた。次はきっともっとうまく焼けるはず!だ。
 
そしてソーセージグレービーはアンダーソン夏代さんのレシピで。塊肉のグリルに添えるグレイビーソースではなく、「ソーセージ入りの塩気強めのクリームシチュー」みたいなこれは、アメリカ南部ならではの朝食アイテム。黒胡椒がしっかり効いたほうがそれっぽい味になる。あまり失敗しようもない簡単料理なのだけれど、今日もなかなか美味しくできた。
 
あとはスモークサーモン入りのスクランブルエッグを用意して、「ザ・アメリカ飯」みたいな朝御飯。
 
がんばった甲斐あって、全部がとっても美味しかった。発酵が必要なパンよりもずっとささっと簡単に焼けるから、反省点を忘れないうちにまた焼いてみなきゃ。今度はソフトタイプ版で。
「モスバーガー」の
 モス野菜バーガー
 モスチキン
 オニポテセット(オニポテ・クラムチャウダー)
サッポロ Ribbon 純水あっさりグレープフルーツ
だんなの新幹線の時間は夕方ちょっと遅めということで、まったりお昼御飯。
 
「食べちゃわなきゃいけないサイコロステーキ肉があるんだよね。……パスタとか、ピラフに乗せて食べる、とか」
「うううーん、もっと簡単で、テキトーで良いような感じ……?」
「雨の日は宅配ピザが安かったりするけど……うーん、でもピザもなぁ……」
 
今日は朝から雨で、しかも真冬のような寒さ(東北や長野では積雪だとか!)。お買い物に行くのは面倒だし、じゃあ宅配……?と考えて、「そうだ、モスバーガーはどうだ」ということになった。
 
私は好物の野菜バーガー。オニポテセットでドリンクはクラムチャウダー、更にモスチキン、と、「テキトーな感じ」ではあるけれどちょっと豪華なお昼御飯になった。ジュースは買い置きのサッポロリボンのがあったので、それを出して。ケンタのチキンも大好きだけれど、モスチキンの美味しさは不動の美味しさ、安定感、という感じ。厚切りトマトが入るレタスたっぷり野菜バーガーも相変わらずの美味しさだった。
 
野菜たっぷりと言えば、火曜日発売の「モス菜摘」がとんでもない感じ。
 
バンズの代わりにレタスを使っちゃったハンバーガーだそうで、
「それはもはや"ハンバーガー"じゃない」
と、一目見て笑ってしまった。
 
ロースカツとかテリヤキチキンとか、きっと美味しいだろうなとは思うけど、食べにくそうだし腹持ち悪そうだし、うーん、それってどうなの……?と。でも気になるから1回くらい食べに行ってみようかな。
冷や奴
きゅうりとわかめの酢の物
サイコロステーキ丼
じゃがいもと油揚げの味噌汁
麦茶
だんなを見送り、ちょっと寂しくなった日曜の夕御飯。手元には「早く食べなきゃ」的なものが色々あって、「551蓬莱の甘酢団子」「まぐろのぶつ切りの残り」「たこのぶつ切りの残り」そしてお昼に食べようと提案していた「サイコロステーキ肉」。
 
中でも一番デンジャラスだと思われたのがサイコロステーキ用の肉だったので、
「甘酢団子は明日!火が通ってるし匂いも大丈夫だし、多分、絶対、明日でも大丈夫!」
と、今日の夕飯はサイコロステーキ肉を使ってしまうことにした。冷凍するのもちょっともったいない感じの肉だったので。
 
簡単に丼にしてしまうかなと、肉は牛脂をひいたスキレットで炒めてバターにんにく醤油味で炒め、御飯の上に。肉を炒める前に、青葱とマッシュルームもささっと炒めて、それも一緒に御飯の上に一緒に乗せた。
 
あっさり味の副菜が欲しかったので、わかめときゅうりは酢の物に。それと冷や奴も。
 
特売だった、ちょっと良いめのステーキ肉だったので、シンプルな味付けでも幸せな美味しさ。昨日は夜に塾のある息子にと、この肉を一部取り分けて玉ねぎと共にガーリックソルトと胡椒で炒めて食べさせたのだけれど、これも旨い旨いと食べていた。美味しい食材はあれこれいじくる必要がないということなのねと、改めて。

2013年4月20日土曜日

ふわシュワを目指しましたが

ホットケーキ
でこぽん(媛果)
カフェオレ
暇な時にちょいちょい見ている「NAVERまとめ」というサイト。
数日前に眺めていたまとめが「ふわふわ~♪おしゃれで美味しいパンケーキのレシピ♪」というもので、そこでリンクされていた「ふわシュワー食感の魅惑のパンケーキ」が面白いなと、メモしておいた。
 
牛乳を温めてレモン汁を注ぎ、かき混ぜてカッテージチーズ状になったところでホットケーキミックスと混ぜ合わせる、というもの。本来のホットケーキよりももったりめな生地になるらしく、ゆえにこんもりと高さが出るように焼きあがる……のだそう。
 
「ふわシュワー食感」が気になって、だんな帰省中の今朝、これを作ってみることにした。
 
ちょうど手元にレモンもあることだし、と、書いてある通りに牛乳を温めてレモン汁を加えたのだけれど、どういうわけかいまひとつカッテージチーズ状になってくれない。ぐるぐるとかき混ぜつつ「……でもレモン汁あまり増やすと酸っぱくなるよね?」と、適当なところで粉と卵と混ぜて、で焼いてみた。
 
粉糖かけて、バター1かけ乗せて、ホットケーキシロップかけて、「いただきます」。
 
御覧のとおり、厚みこそこんもりできたのだけれど、残念ながら「ふわシュワー」とまではいかなくて、「厚みたっぷりどっしりホットケーキ」という感じに……。
 
カッテージチーズ加工がいまいちうまくいかなかったのが敗因か、粉をちと混ぜすぎたのかもしれかったのも敗因か、これはまたリベンジしたい気持ちでいっぱい。うまく作れば美味しいものになりそうな予感がするのよね……。
 
というわけで、「悪くはないけど、フツーに美味しい」的なホットケーキを食べつつの朝御飯。でもデザートは、絶品のでこぽん、「媛果」。後生大事にとっておいた、美味しいみかんの最後の1個。「生産者が1人しかいない」という希少なみかんをだんなに食べさせたいなぁと取っておいたのだけれど、期待に違わず、素晴らしく美味しかった。
 
ただ甘いだけじゃなくてほんのりと酸味があり、香りも良くて最高のバランス。
うーん、またここのみかん、買いに行きたいな。
スティックきゅうり w/マヨネーズ
筍のコロコロきんぴら
牛すじ肉のピリ辛煮込み
「魚寅」のまぐろぶつ・たこぶつ
ひれ酒
日本酒(大阪 片野桜 山廃純米 雄町)
というわけで、朝から息子は部活、だんなは法事、私は午前中買い物に行ってお昼からPTA(昨年度がんばった役員の引き継ぎ~)。
 
パンケーキがボリュームあったこともあり、「ま、お昼御飯は要らないや、PTA終わったらコンビニでおにぎりでも買って帰ろう」と思っていたのだけれど、PTA終わったのがもう夕方という頃で、結局4時間ほども学校に拘束されてしまったのだった。やれやれ。でもやっとこれでお役御免だ。
 
で、だんなが錦糸町の「魚寅」で名物の「まぐろぶつ(まぐろのぶつ切り)」と「たこぶつ(たこのぶつ切り)」を買ってきてくれたので、息子が塾に行くのを見送ってから、だらだらと飲んだくれた夕御飯。
 
昨日のすじ煮があまりにも美味しくて、2日くらいかけて食べるつもりが肉のほとんどを食べてしまったので、今日牛すじを買い足してきた。圧力鍋で下茹でして煮込みの鍋に足し、ついでに大根、人参、こんにゃくも足してコチュジャンも少々加えて煮込み、それも食卓に。昨日煮たのは和牛の牛すじで、今日のはオージービーフの牛すじ。和牛は煮崩れが早かったけれど、味が良かったのはやっぱり和牛だったかな。
 
法事の後の会食がお昼遅くからだったそうで、「俺はあんまりお腹空いてないのよ」というだんなと、じゃあ飲みのアテがあれば良いかなと、適当に筍のきんぴらの残り出したり、スティックきゅうり出したり。
「サイコロステーキ用の肉買ってきてあるから、それ焼いて食べる?」
とか言っていたのだけれど、ひれ酒2杯飲んで、冷やで日本酒飲んでいるうちに「ま、肉はもういいか」という事に。
 
海鮮居酒屋で飲んだくれているような、ぐだぐだな土曜の夜になってしまった。でも居酒屋に行くよりはずっと安上がり。

2013年4月19日金曜日

だんな帰りて

バタートースト
炒めウィンナー・目玉焼き
りんご(王林)
カフェオレ
美味しいパンはシンプルなトーストが良いよねと、冷凍しておいたJohanの食パンをバタートーストに。
冷凍パンゆえ長めの時間、魚焼きグリルに入れている間に、ウィンナー炒めて脇で目玉焼き作って、りんごを剥いた。
 
昔々、結婚したばかりの頃、母の郷里の親戚から毎年冬に大きな段ボールいっぱいのりんごが送られてきていた時期があった。
 
ご近所や仕事の関係の人にも配ったりしたけれどとうてい配りきれなくて、食べても食べても無くならなくて。当時は「りんご嫌い……」とうんざりしていたものだけれど、今、時々口にするりんごはとても美味しい。
 
今はりんごジャムも美味しく作れるようになったから段ボール一杯のりんごも持てあまさないと思うけれど、当時は毎年の事で困ってしまって、母経由で「りんごはどうしても食べきらないから、りんごよりもお米が嬉しい。お米はとってもとってもとっても嬉しい」的な事をお願いして、以来、送ってもらうのをお米にしてもらったのだった(まぁ、そのリクエストが失礼にならない程度の近い親戚だったので)。
 
今日食べたのは王林。うす緑色のりんごは、その色合い同様、あっさりした爽やかな味わい。ほど良い甘みと軽い酸味が良い感じ。
椎茸のミルクジャム w/ リッツ
筍のコロコロきんぴら
牛すじ肉のピリ辛煮込み
鱈と芹のさっと煮
大根のしょうゆ漬け
いかなごのくぎ煮
豆腐と油揚げの味噌汁
羽釜御飯
ビール(薫り華やぐヱビス)
この週末は法事があって、だんなが帰宅。
「金曜の夕飯に間に合うタイミングで帰るから」
と言われていたので、手ぐすねひいて待っていた。
 
「金曜の夜はイベントあるから日本酒はダメだよね?じゃあビールに似合うものにしようかなー」
と、メインのおかずは「牛すじ肉のピリ辛煮込み」と「鱈と芹のさっと煮」。
 
牛すじ肉は湯通ししてから圧力鍋に入れ、味付けはせずに水のみで30分圧力かけて下茹でしてから、大根と人参、こんにゃくを投入。醤油と味噌と酒と砂糖、それにコチュジャンも加えて、再び圧力かけて2分で出来上がり。刻み葱をたんまりかけて食べる。
 
これは、つい先日、図書館で借りてきたばかりの『圧力鍋、使ってみよう』(行正り香/著 講談社 2012/12)に載っていたレシピだった。この本に限らず、行正さんのレシピは全体的に簡潔でしかも「あ、これは美味しそう」と私の好みの方向にとても近い感じのものが多くて、この本もとても参考になった。
 
他の圧力鍋レシピ本と違うのは、ほんの数分加圧する野菜料理レシピ、スープレシピが多かったこと。ゆで卵も圧力鍋で茹でることができるのだそうで、それにはとてもびっくりした。つい、塊肉の下ごしらえにばかり使いがちだけれど、圧力鍋は使いこなせば料理の幅がぐんと広がるツールなんだなー、と。
 
で、鱈の煮物はケンタロウさんの「サワラとせりのさっと煮」を参考に、筍のきんぴらは、笠原将弘さんの味付けで。
 
私は昔も今も「自分の目分量味付け」をあまり(いや、"全く")信用していなくて、作り方や材料を全部レシピ通りにきっちりなぞることはだんだん少なくなってはきたものの、調味料の配合なんかは「お手本」をメモしてその通りにするようにしている。作った結果、自分の好みと違った時は、レシピデータベースに「いついつ作ったけど、ちょっと甘すぎた」なんてメモを併記しておいたりして。
 
白身魚と芹の煮物は初挑戦。筍をきんぴらにしたのも多分これが初めてだ。
 
芹は、今やすっかりお気に入りになった産直スーパーで買ってきた、実に瑞々しい美味しそうなもの。びっくりするほど香りが強かった。
ぽわぽわと、新芽のような柔らかい葉の部分を摘んだような芹で、シャキシャキした食感が良い感じ。
 
同様に、産直スーパーでは、スーパーではほとんど見かけない、茎の細い柔らかなクレソンなんかも扱っていて、今度はそれを買ってきてみようかなーと思っているところ。
 
「これ、おつまみにね」
と出したのは、摩訶不思議な味わいの「椎茸のミルクジャム」。
この間、ファーマーズマーケットの椎茸屋さんで「オリジナル肉骨茶ミックス」買った時に、「試供品です♪」と小瓶入りのそれを貰ってきたのだった。
 
練乳のような、甘くミルキーなミルクジャムに「容赦なく混入される椎茸」という不思議なもので、不味くはないんだけど、ちゃんと美味しいんだけど、
「どうしてこうなった」
「何故椎茸をこれに混ぜようと思った……」
と、困惑する私たち。この不思議な味は、一人で食べるよりも大人数でやいやい言いながら楽しみたかったものだから、ここぞとばかりに出してみた。
 
というわけで、御馳走たっぷりの食卓。息子は「父ちゃんが帰ってくると御飯が豪華になる」と言うけれど、「父ちゃんが帰ってくると御飯が貧相になる」方が数倍問題だと思うので、これで良いのだ。
 
初めての味付けの牛すじ煮込みは危惧したほどには辛くなくて(少しだけコチュジャンを控えめにはしたのだけど)、息子も「これ、旨いね」と。鱈も美味しく煮えて、ビールの後に日本酒もいきたいところだったけれど、ぐっとこらえて、夜10時から開催のwebゲーム「REGAME リアル脱出ゲームオンラインvol.3新・人狼村からの脱出」に家族で挑戦。
 
息子が今日も冴えに冴えていて、
「これは、こういうことじゃない?」
「おおおおお!」
「そっか!そういうことか!」
と助けられる場面もあり、私もそれなりに貢献して、でも「あと1分欲しかったー」というところで惜しくもゲーム終了。明日はそれなりに早起きしなきゃいけないのに(息子部活、だんな法事、私PTA……)解説動画配信まで見終わると、もう日付も変わろうというところ。充実の金曜の夜だった。

2013年4月18日木曜日

チキンカレーだ!

「木村屋總本店」のあんバター
清見オレンジ
牛乳
「木村屋總本店」のあんぱん、定番の品もさることながら、ここ数年のお気に入りが「あんバター」。粒あんと共に、なかなか思い切った量のバターがソフトフランスパン生地にくるまれている、ちょっと大きめなあんぱんだ。
 
「バターって……バターって、卑怯よねぇ……」
美味しくないはずないじゃんねぇ、と、バター好きの私は一度口にしてからすっかり気に入ってしまったのだった。
 
幼少の頃、学校給食で「バターを直喰いする生徒(おおむね男子)」というのがクラスに数人はいて、それを「やだぁ」を眉をひそめる生徒(おおむね女子)も一定数いて、私はどちらかと言えば前者寄りだった。直喰いするのは女子としてさすがに憚られたけれど、でも密かに「いいなぁ、私も直喰いしたい」と思っていた。自家製味噌ラーメンには当然バターがたっぷりだ。
 
この、ちょっと塩気を感じるパン生地がまた良い感じなのよね……と、あんこやバター、パン生地の量や味のバランスが相変わらずパーフェクトなあんぱんを堪能した。
 
で、デザートにデパ地下で先日買ってきた清見オレンジを出したのだけれど、一口食べて息子が
「……これ、このみかん、どこの?」
と。
 
え、こないだデパ地下で買ったやつだよ~と答えたら、「あんまり美味しくないね」ですって。
 
先月末にアークヒルズのマーケットで買ってきた完熟屋のみかん類、どれも外さず、すごく美味しかったものだから、他の店のを口にしたら物足りなく感じるようになってしまった私たち。
 
デパ地下の品も決して不味いものではないはずなのに、甘さが物足りない。香りも味も、なんだか「薄い」感じ。通販するとなるとやっぱりちょっと割高なので、またファーマーズマーケットが開催されるタイミングに都心に出てこられたら、たんまりここのみかんを買ってくることにしよう。
あんかけスパゲッティ ミラカン
アイスティー
ミュージカル「オペラ座の怪人」にハマるあまり、布教活動に勤しむ今日この頃。
昨年度にPTA活動を一緒にしていたお母さん仲間の一人が「25周年記念ロンドン公演」のDVDを見たいとおっしゃってくれて、今日は我が家にお招きした。
 
なにしろ通しで見て3時間ほどある長丁場のDVDということもあり、「じゃあちょっと早めに来ていただいて、お昼もうちで食べます?パスタとか、簡単なもので良ければ用意しますよ~」と提案。
 
「名古屋にあんかけスパゲティっていう名物料理があるんですが、話のタネに召し上がってみません?」
と、あんかけスパを出してみた。
 
どうも、定番料理やお洒落系おもてなし料理といったものよりも変わったものを食べさせたくて、我が家のお客さんは高確率であんかけスパを供される運命にある(あとはガンボスープとか、海南飯とか、肉骨茶とかタコスあたりが出されがち……あ、あと一緒に鍋を囲める仲良しさんなら豚味噌鍋も)。
 
「このパッケージに載ってるのがミラカンというやつで、ですね」と説明しながら、用意したのがミラカン(風)。ソーセージと玉ねぎとピーマン、パプリカ、マッシュルームをガーリックソルトでざっかざかと炒めて麺の上にトッピングした。レトルトソースをぐるりと麺の周囲に回しかけて、できあがり。
 
なんというか、ミートソースともケチャップともトマトソースとも違う、なんとも不思議なソースでね……と出してみたら
「ほんとだ!不思議な味!なんか辛いし!」
と驚かれつつも、「これは面白いし美味しい!」と喜んでくれて何より。
今度ちょうど夫が名古屋に行くって言ってるからこれ買ってきてもらうことにするね!と品名をメモしていた。
 
で、午後は、私も久々に通しでじっくり見たロンドン公演DVD。
日本人ののっぺりした顔とは違う、彫りの深い白人顔は美しいよなぁ~……とうっとりしつつも、でも大道具の仕掛けの素晴らしさは実際の舞台の方が楽しめるかも、と。日本語字幕のないDVDなのでちょこちょこ解説しつつ、見終わる頃には
「劇団四季のも見てみたくなっちゃった!」
と盛り上がり、来月ご一緒することになった。
カプレーゼ
ポテトサラダ
マサラチキンカレー
サフランライス
アイスプーアル茶
数日前、台所のスパイス収納籠を整理していて、「そうだ、久々にインドカレーを作って食べたい」と思い立った。
 
で、折良く骨つきの鶏もも肉が特売になっていたので、「ムルギランチっぽいのにしようかな~」と、作ってみたのは「マサラチキンカレー」。
 
カルダモンやシナモンなどのホールスパイスを炒め、刻んだ玉ねぎと青唐辛子も加えてじっくり炒める。鶏肉を加えたらパウダースパイスをあれこれまぶしつけて、あとは水煮缶トマトと水を加えて煮込んでいくだけ。クミンにコリアンダー、ターメリックとチリパウダー、と、定番のスパイスを使って、骨付き鶏もものの30分ほどで美味しく煮えた。
 
夕方から料理していたら、学校から帰ってきた息子が
「あ!やっぱりうちの匂いだった!」
だそうで。
 
「外にめっちゃカレーの匂いしてたけど、カレールーのカレーの匂いじゃなかったし、"こういう匂いさせるのは絶対ウチだ!"と思って帰ってきた」
とのことで。いやもうなんか、スミマセン。
 
御飯もちゃんとインディカ米(バスマティ米)を用意。シナモンとローリエ、サフランをちらっと加えてサフランライスにしてみたけれど、サフランが足りなかった(というよりあんまり質の良い品じゃなかったっぽい……バリ島で買ってきたのよね)のか、えらく薄い色のライスになった。
 
あとは、インドカレーにはいまいち合わないかもと思いつつ、冷蔵庫に残っていたポテトサラダと、ささっと用意したカプレーゼと。玉ねぎを数十分間炒め続けるのに力尽きてしまい、カレー以外はグダグダになってしまった。ものの本によると「玉ねぎをしっかり炒めることができればインドカレーは90%成功したも同じ」だそうで、でもその玉ねぎ炒めが地味に大変なのだった。
 
でも、がんばった甲斐あって、チキンカレーの仕上がりは上々。スパイスは思ったよりも控えめな風味で、「スパイシーな鶏肉のトマト煮込み」といった風になったけれど、とても美味しく煮えた。本当は鶏ももの皮は外さなければいけなかったのだけれど、鶏皮好きとしては外す気持ちにはなれず(外して別の料理に、と思わなくもなかったものの、私はカレー味に煮えた鶏の皮が食べたかったのね)、そのまま調理。
 
「インドカレーに鶏皮は入れない」理由については、具材を炒めるギー(=インドの澄ましバター)の風味が鶏皮の脂で損なわれるから、とか、インドの鶏肉加工の処理が甘くて皮に毛が残っていることが多くて食感が不快だから、といった説があるらしい。
 
「でも、まぁ、作って食べる私がこう食べたいと思っているのだから、これで良いのだー」
と、「クリスマスの鶏もも肉」的なものがばばーんと皿に盛られるカレーを仕上げちゃったのだった。
 
程よくスパイスが染みた骨つき鶏にかぶりつきながら、久しぶりのパラパラインド米をもぐもぐ。日本で生まれ育った私には日本の米がやっぱり美味しく感じられるけれど、暑い空気が似合うサラリとしたカレーにはインディカ米がぴったりだと思う。独特の香りもあって、すごく美味しい。

2013年4月17日水曜日

新じゃが鶏。

「木村屋總本店」の
 とろたまチーズフォンデュ \210
 りんごのキャラメリーゼ \210
アイスカフェオレ
苺(あまおう)
昨日、歌舞伎座を出て、「銀座線に乗って新橋まわりでおうちに帰ろう~」と、銀座4丁目交差点に向かっててくてく。どうせだったら明日のパンくらい買って帰ろうかな、Johanかな~と思いつつ、「いや、今日はこっちだ!」と足を向けたのは木村屋總本店
 
定番のお気に入り「あんバター」を手にしつつ、あんぱん以外の普通のパンも買いたいなと奥のショーケースを覗いて、洋風のパンを数個買ってきた。値段を見たら、買ったものはどれも1個210円。菓子パン1つが350円くらいしてしまうこともあるこのご時世、なかなかお手頃価格だなと思う。それに、木村屋のパンはあんぱん以外も、おしなべてどれも美味しいのだ。
 
で、買ってきたのは「とろたまチーズフォンデュ」という、"具入りのブリオッシュ"みたいな外見のパンを2つと、デニッシュ風の「りんごのキャラメリーゼ」を1つ。全てオーブンで芯までアツアツに温めて、リンゴの方は息子と半分こして食べた。
 
とろたま~の方は、パン生地そのものはブリオッシュ風のものではなく、ふわっと柔らかく表面がツヤッとした、クリームパンのパン生地的なもの。中には半熟卵とチーズ、それにブロッコリーなどが詰まっていた。ほんのりと甘さのあるパン生地の心地良い食感は木村屋ならではのもの、という感じ。
 
「りんごのキャラメリーゼ」は、甘く煮られた褐色のりんごがぎっしり詰まったリッチな味わい。生地はさくさくとした食感のパイっぽいもので、少量でも食べ応えがあるものだった。
 
食後に甘い苺も出して、今日も幸せな朝御飯。
新じゃが鶏
大根とツナのサラダ
いかなごのくぎ煮
わかめと豆腐の味噌汁
羽釜御飯
麦茶
今日は気温は高いけれど曇り空で風も強く、なんだか「春の嵐」的な一日。
 
食材は揃ってるし、昨日一日出かけちゃった分色々やることあるし、で、今日は家に籠もって色々と。
 
息子を塾に送り出す前のやや早めの夕御飯は、ちょうどこの時期出回りつつある小ぶりの新じゃがを使っての「新じゃが鶏」を作ってみた。
肉じゃがの鶏肉版、といった感じのもので、小林カツ代さんのレシピ。
 
最初にこってりした合わせ調味料で肉を煮絡めて、水を足してじゃがいもを煮る……という、カツ代さん方式の肉じゃがの作り方と同じ感じで、最初に醤油味醂、砂糖のタレですき焼きのごとくに肉と玉ねぎを煮絡める。
 
別フライパンでじゃがいもと人参を炒めておいて、肉の鍋にそれを入れると同時に水を注いで、あとは10分ばかり強火で炊くだけ。最後におろし生姜をちらっと入れたらできあがり。
 
皮ごと使ったじゃがいもは、「紅あかり」だったと思う。果肉はほんのり黄色みがかり、皮はさつまいものような紅色。でんぷん質豊富なじゃがいも、なんですって。
 
醤油味醂味で煮付けた肉と根菜の美味しさは鉄板の美味しさで、御飯も進む美味しいおかずができた。「肉じゃが」と言えば私にとっては豚肉だけれど、牛も、そして鶏も、とっても美味しい。
 
で、あっさり味の副菜が欲しいなと、大根をピーラーで削ったぴらぴらサラダ。ちょうど新玉ねぎを買ってきたところだったので、ピラピラ大根と新玉ねぎの薄切りを合わせ、薄口醤油、酢、砂糖を大体同量合わせた調味液で適当に和える。ついでに缶詰のツナも混ぜて、てっぺんに貝割れ大根飾ったらできあがり。なんだか居酒屋で出てきそうなサラダができた。
 
炊きたて御飯と、いりこだしの味噌汁で、そう手間はかけてないものの、なんだかホッとする感じの夕御飯。昨日の冷や奴もすごく久しぶりで美味しく感じたし、「普通の和食が恋しい」タイミングなのかしらん。と言いつつ明日はインドカレーにする予定なんだけど。

2013年4月16日火曜日

今日は歌舞伎座に

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バタートースト
スモークサーモン・スクランブルエッグ
アイスカフェオレ
日向夏(はるか)
Johanの食パンをシンプルにバタートーストにして、
「ややや、スモークサーモン残ってた……」
大丈夫かなー大丈夫だなーと確認して、スモークサーモンを添えたスクランブルエッグを用意した今日の朝。
 
アイスカフェオレと、甘くて美味しい日向夏の新品種の「はるか」も出して、今日も昨日に続いてかなり幸せな献立になった……んだけど、一緒に食卓についた息子はなんだか不機嫌。
 
毎度寝覚めの悪い息子、「義務教育中は起こしてやる」と私は決めている(高校になったらもう知らん……)のだけれど、ここ数日は疲れもあってか、いつにも増してなかなか起きられない。子供部屋のドアを開けると目の前にあるのは息子の足なので、これまでふくらはぎをばしばし叩いていたのだけれど、それでも起きないから、今度は脛をばしばし叩くことにした。
 
「痛いっ痛いっ!すっごく痛いんだけど!」
「痛くしてんだよ起きないから。オラ起きろ。起きなさい」
 
痛くされたくないなら自力で起きれば良いのよ私なにか間違った事言ってる?……と、そんなやりとりをしているものだから、まぁ、息子は不機嫌なのだった。優しくゆさゆさ揺するくらいじゃ起きないてめぇが悪い。と、お母さんも口汚さが増す一方。よろしくない。だから自分でビシッと起きてよー。もー。
 
そんな感じで食卓の雰囲気は殺伐としていたけれど、でもすごく美味しかった朝御飯。Johanの食パンってやっぱりすごく美味しいな!
歌舞伎座客席で
 きじ弁当 \1000
 ペットボトル麦茶
さて、今日は楽しみにしていた「歌舞伎座新開場 柿葺落四月大歌舞伎」の観劇~。
 
学生時代にちょこちょこ見ていた歌舞伎。結婚やら出産やらですっかり遠ざかっていたけれど、歌舞伎座リニューアルオープンの報を目にするようになって、「こけら落としは見たいなぁ」と思っていた。先月、日生劇場で上演していた歌舞伎を予習で見に行ったらこれがたいそう面白く、悩み悩んで四月公演で三部上演されるうちの一部と二部のチケットを同じ日で取ってみた。
 
実のところ、一番見たかったのは幸四郎が弁慶を演じる三部の「勧進帳」だったりしたのだけれど、お祝いムード満載の一部も、白浪五人男の二部もいずれも楽しそう。1枚だけは良い席を押さえてみようかなと、これまた悩み悩んで、一部は4000円の三階B席、二部は15000円の二等席のチケットを入手した。ご祝儀価格でもあるのだと思うけれど、一等席は20000円。これはちょっと、かなり、懐に痛い。そこそこのクラスのホテルに一泊できる価格だと思うと、ちょっと手が出せない(二等席だって清水ダイブだ)。
 
お昼御飯はどうしようかな~銀座三越でお弁当買うのも良いな、歌舞伎座の中のお店で食べるのも野望ではあるけれど今回は止めておこうかなと、わくわくしながら東銀座に向かった。お弁当を食べるのは三階席の観劇での幕間ということもあるし、簡単な感じで良いなぁと歌舞伎座でお弁当を買うことに。
 
東銀座駅からは地下で歌舞伎座に直結するようになっていた。地下2階の土産物屋やお菓子屋はチケットを持っていない人でも買い物することができて、売り場脇の長いエスカレーターは、歌舞伎座正面近くの地上出口に続いている。
 
新生歌舞伎座。「一見変わってない感じ」がむしろスゴイ。 なんでも、外装も内装も「できるだけ以前の歌舞伎座の面影を残すように」作られたのだという。
 
記憶の中の歌舞伎座とほとんど変わることなく、ただ建物の向こうには、かつてはなかった高層ビルがそびえていた。
 
内部も一見変わらないように見えて、でもハイテクを駆使した近代的な設備が整えられているのだそうだ。上手下手両サイドにあたる場所にエスカレーターが設置され、大入り満員の今日もさほど不自由なく上下階を移動でき、売店もとても賑やか。
 
三階B席からの眺めはこんな感じ。舞台遠いな! で、三階B席からの眺めはこんな感じ。
 
覚悟していた事とはいえ、三階B席、やっぱりなかなか、舞台が遠い。
 
以前の歌舞伎座より傾斜をつけて見えやすくしたとは聞くものの、それでも花道が見えるのは舞台寄りの5mくらい?という感じだ。
 
幸いだったのは、前の席の人の頭が邪魔になったりすることはないということ。距離はあったものの、舞台全部がばばーんと見えるのはなかなか気持ち良いものだった。これで4000円、一等席の1/5と思えば、そう悪くないのかな……とも思える。
 
今日の演目はこんな感じ
 
まずは、「壽祝歌舞伎華彩(ことぶきいわうかぶきのいろどり)」。こけら落としを寿ぐ舞踏で、藤十郎が鶴に扮し、「春の君」染五郎と「女御」魁春が舞う。途中から宮中の男女10人も加わり、たいそう華やかな舞踏だった。舞台の奥行きを存分に活かして大人数が古式ゆかしい衣装で踊るのは圧巻。美しかった。
 
そして15分の休憩の後、「十八世中村勘三郎に捧ぐ お祭り」。
 
勘三郎を偲んで縁の深い役者が30人近くも登場する、これまた賑やかな演目だった。観客の目を攫ったのは、勘三郎の孫の七緒八(なおや)君、2歳。お父さんの勘九郎に手をひかれながら花道を歩き、
「今日はせがれの七緒八も連れて参りました」
と、紹介されると、大向こうから「中村屋!」ならぬ「なおや(なお屋?)!」の声がかかって、会場が笑いに包まれた。
 
この七緒八くんがえらい良い子で、以降30分以上、舞台上の椅子に座って、騒ぎもせずにおとなしくしていたんだなぁ……ついつい「お母さん目線」になってしまって、密かにはらはらしていた私。
 
で、その七緒八くんの隣に芸者「おなか」役の七之助がお母さんのように寄り添って座っていて(で、七之助の扇子をいじろうとする七緒八くん……)その七之助が美人過ぎて色っぽすぎて最高だった。実の叔父が舞台の上で絶世の美人になっているというのは、歌舞伎役者ならではの体験だわよねぇ……なんて考えてしまう私。
 
さすがこけら落とし、といった感じの豪華な舞台を満喫した後は35分間の休憩でお昼御飯タイム♪
 
購入したのは歌舞伎座内の売店で買った「きじ弁当」1000円也。
 
ちまちまっと詰められた1つ1つの料理がそれぞれ違う味わいで、野菜も肉も魚もと、この日本の「お弁当」というものは他の国に負けない素晴らしい食文化だと思う。冷めても美味しい(というか、そもそもが常温で食べるのを前提とした味付け)とか、料理が密着しても味が混ざることのない工夫とか、食べやすさとか。
 
つい先日図書館で借りてきた『ELLE a table』に弁当特集の小冊子がついてきて、でもこれが微妙に拍子抜けだった(エスニックやフレンチなどのお弁当の提案があったのだけれど、お洒落に箱に詰めりゃ弁当になるってわけじゃないのよ、という感じでね……)から、なおのこと「そうそう、これが日本のお弁当♪」と思いながらもぐもぐ。
 
筍や里芋の入った炊き合わせや、鶏つくね、鰆の西京焼き、ひじきに昆布巻きに玉子焼き。御飯の上には錦糸玉子と鶏の照り焼き。西京焼きが美味しくて幸せだった。
 
会場内には2階3階の客席出口に隣接して食事処もあって、そこも賑わっていたみたい。3000円の「花かご膳」とか美味しそう……と思いつつ、豪華なお弁当では、そう長くはない休憩時間で全部平らげるのはなかなか大変なことになりそうだ。
 
そして昼食休憩後の演目は「一谷嫩軍記 熊谷陣屋(くまがいじんや)」。
 
「義太夫狂言の名作」とのこと。前半の演目に比べると華やかさはあまりなく、テーマも戦国時代の無情とか悲哀とかといったもの。しかも「時代物」ということで台詞もたいそう聞き取りづらく、「……これは大変……」と思いながらパンフレット見い見い頑張って鑑賞。後ろの席から見ていると、前方の席のお客さんの1割くらいはすっかり首を前に倒して船をこいでいた。この演目、もっと歌舞伎がわかるようになって見た方が感動が深いのだろうな、と。わかりきれない未熟な観客ですみません……。
 
で、13:55頃に一部が終了、14:10には二部の入場開始。「一部と二部、続けて御覧のお客様は~」なんてアナウンスがあり、そのまま場内ロビーで待機できるよう案内があった。そして私は三階席から一階席に移動。
 
これがこれが。15000円の二等席だったわけだけど、「えー、こんな感じなの?」と席について少々がっかり。
 
舞台下手側、花道を左に見る後方の一階席だったのだけれど、頭上には二階席が大きくせり出していて、舞台の上部が切れて見えなかったりはしないものの、それも「ぎりぎり」といった感じで、けっこうな圧迫感。
 
しかも三階席に比べると前後の席の傾斜がゆるく、前に座る人の頭が少なからず邪魔になる。以前より改善されたとは聞くけれど、劇団四季の四季劇場なんかは前の人の頭と頭の間に後ろの人が来るように席をずらして配置しているので、その状況に慣れてしまっていると歌舞伎座のこの席はなかなかつらいものがあった。
 
「歌舞伎座とはそういうものだ」というものなのかもしれないけれど、1万円以上払ってこの席なら、私はずっと三階席で良いかなぁ……と。
でも、二部は花道での見せ場も多い演目だったから、そういう意味では花道がばっちり見られる席で幸せだったのかもしれない。
 
売店にあんみつ売ってたなー休憩時間に食べようかなーと思いつつ、もう立つのが面倒になってしまって、間食せずに休憩時間は売店を覗きに行ったりしていた。
 
というわけで、最初の演目は「弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)」。
 
「知らざぁ言って聞かせやしょう」の言い回しが有名すぎる、知識のない私でも「ああ、弁天小僧菊之助か!」とわかる演目だ。
「浜松屋見世先の場より滑川土橋の場まで」ということで、575調が楽しい口上に派手な仕掛け舞台にと、華やかで楽しい内容だった。
 
台詞も先の熊谷陣屋に比べるずっと聞き取りやすく、舞台を見ているだけでもすんなりあらすじを理解することができた。良いとこのお嬢さん(弁天小僧菊之助が女装している)が呉服屋で万引きしようとして結果男とバレて、「バレちゃあしょうがねぇや」とばかりに「知らざぁ~」のくだりになり、仲間の南郷とやいやい言いながら(どちが荷物を持つとか持たないとか)花道を去って行く。
 
そして一旦幕が閉じ、次の舞台は桜咲く稲瀬川の堤。傘を持ち青みがかった紫色も鮮やかな小袖を着た(パッと見似ているけれど、全員着物の柄が違うの)5人がずらりと花道に並び、やってくる追っ手を前に名乗りをあげて大立ち回りを演じる様は、「あ、日本の戦隊物ってここから来ているんだわ。超かっこいいゴレンジャーって感じだわ」なんて思ってしまったり。
 
10分の幕間を挟んで、幕が開けばそこは屋根の上。寺の大屋根に追い詰められた弁天小僧菊之助が多くの追っ手に囲まれるシーンから、弁天小僧の頭である日本駄右衛門と追っ手とのやりとりに。
 
弁天小僧菊之助を演じるのは尾上菊五郎。正直なところ、風格も貫禄もありすぎる大役者なので女装しても「女装したおっさん」以外の何物にも見えないわけだけれど、ハマり役と評される弁天小僧はさすがの面白さだった。
 
そして幕間20分の後に、玉三郎の「忍夜恋曲者(しのびよるこいはくせもの)」。
 
初めて見る演目、解説を読んでざっとまとめると、「平家の残党を追ってきた源氏側の武士が、平家本拠の元御所で女と会う。"貴方を都で見初めて追ってきただけだ"というその女に平将門を討ち取った話をすると、やおら悔しがり悲しがり始める女。女は将門の娘で、蝦蟇の妖術を使う滝夜叉姫であった」といった感じのもの。
 
蝦蟇に化けるの?娘道成寺みたいな?と思いつつ鑑賞したら、これがたいそう素晴らしかった。二部、実のところは弁天小僧目当てだったのだけれど、印象に残ったのはむしろこちらだったかも。なにしろ玉三郎がすごかった。美しかった。あ、あと、蝦蟇に化けるのではなく、蝦蟇を召還するお姫様だった。玉三郎は蝦蟇にはならんかった。
 
花道で、2本のろうそくの明かりのもとでどんどろどんどろと舞うお姫様。登場した時のその姿は、空気からして「人ならざるモノ」という感じが漂って、鳥肌が立った。金糸銀糸をあしらった着物も美しく、よく見るとクモの巣柄になっていたりして。
 
昔々、神戸で博覧会が開かれた時(ポートピア81、でしたっけ)、坂東玉三郎をモデルにしたロボットが出てくるパビリオンがあって、「綺麗だ!すごく綺麗だ!」と感動のあまり、お土産にとその玉三郎キャラが彫られた記念のコインを買ってもらった記憶がある。もう30年も前に「絶世の美女」だった人が未だに絶世の美女っていうのは、それってどういうことなの……?と、びっくりした。
 
武士の前では「妖艶な傾城」を装っていた滝夜叉姫、本性を現してからの表情の変化もすさまじく(男性のように見得を切るんだけど、その凄みがまた鳥肌)、最後には「屋台崩し」の大変な仕掛けが待っている。
 
べったりべったり出てくる大蝦蟇(人が中に入ってるサイズ。ゆえに、でっかい)も、ぬったりした気持ち悪さが最高だった。いやぁ、良いもの見たなぁ。1階席で見ることができて良かったなぁ。と、上演前までの二等席への文句はどこかに消えて、「良いもの見たなぁ」と。
 
願わくば、ほんと、もうちょっと客席が見やすくて(歌舞伎は舞台全体が見られなくて当たり前、みたいな状況はちと悲しい……)、見にくいなら見にくいなりにチケットがもう少し安かったら言うことないのだけれど。「一等席以外じゃ、生で見てもどうせよく見えないし」ということでは、足を運ぶ気持ちが減退するというもので。
 
歌舞伎座を出ると、もう5時半になろうというところ。お土産物屋をちらっと覗いて、資生堂パーラーのサブレ缶(シックな歌舞伎カラーの缶が可愛い……♪)が可愛いなーと思いつつ、でもあまりの混雑に購入を諦めて帰宅の途についた。
冷や奴
筍とパプリカ、豚肉炒め
きのこのスープ
筍ごはん
ビール(キリンラガー)
夕飯は、手早く作れるようにと事前に考えていた献立を。
 
帰り際に覗いた駅ビルスーパーで美味しそうな豆腐が見切り品の半額だったのをこれ幸いと購入し、あとは帰宅してから「筍とパプリカ、豚肉炒め」を支度した。
 
豚バラ肉の薄切りを、カリッとするまでよく炒め、一口サイズに切った茹で筍、パプリカ、ピーマンと共に炒め合わせる。味付けは塩がメインで、風味づけ程度に醤油をひと垂らし。そして胡椒はたっぷりと。
 
野崎洋光さんレシピの「たけのこと豚肉の炒めもの」を参考にしたのだけれど(パプリカを使うのもレシピにあった)、材料を用意していて、「あ、つまり、和風青椒肉絲ってことか」と思った。肉は細切りにせず、全体に大ぶりにカットするものの、材料は同じような感じ。
 
パプリカは、3色分まとめて買ってきたのを刻んでオリーブ油軽くまぶしてジップロックに詰めて冷凍しておいたもの。カラフルで使い勝手がよく、冷凍による風味の劣化もほとんど気にならなかったのでこれは便利だ。
 
「で?今日の歌舞伎は"灰皿でテキーラの人"は出たの?」
「うーん、灰皿テキーラの人は4月の公演には出なかったなぁ……」
てか、そろそろその呼び方やめてあげない?なんだか可愛そうになっていたよ……なんて息子と話しながらもぐもぐ。
 
息子、ちょびっとだけ歌舞伎に興味ありげなんだけど、演目選ばないと、つまらないだろうしなぁ……私は夏の怪談ものなんか是非見たいところなんだけど。

2013年4月15日月曜日

海老とルッコラとトマトと

「Johan」のレーズンパン
炒めウィンナー&目玉焼き
苺(あまおう)
アイスカフェオレ
「Johan」のレーズンパンに、デパ地下で買ってきた「あまおう」という、ちょっと御馳走な感じの月曜の朝御飯。
 
ソーセージも産直スーパーで買った美味しいものだし、朝からこんなに美味しいものばかりで良いのかしら?とかなり幸せな朝食だ。
 
いつもは苺スプーン出して練乳やら牛乳やら並べて食べる苺も、「あまおう様」にそんな無体をしてはいけません……と、そのまま何もつけずに、潰さずに、もぐもぐ。「あまおう」って「あかく・まるく・おおきく・うまい」から「あまおう」……だったんだっけ?と思い出しつつ、苺の王者の風格のある大きな果実はさすがの美味しさだった。香りも旨味も他の品種と全然違う。
 
先月から息子の塾通いが始まって、息子も私も今ひとつ生活のペースが掴めきれずにいる(夕食の時間を塾に合わせて日々変えなきゃいけないのが、地味にしんどい……)今日この頃。
 
テキトーなものを口にして「あーもーやる気ないー」なんて気分になってしまわないように(で、そんな気分になるとますますテキトーなものを食べちゃうわけで悪循環)、頑張りすぎない程度にテキトーに力は抜きつつ、美味しいもの食べて頑張らないと。
筍のバターソテー
チキンチーズカツ
海老とルッコラ、フルーツトマトのペンネ
きのこのスープ
麦茶
美味しいフルーツトマトが手元にあって、ついでにルッコラも買ってきた。無難にカプレーゼかな?と思いつつ、あっさり味のパスタ料理にしてみることに。アロマフレスカの原田慎次さんレシピの「えび、ルッコラ、ミニトマトのファルファッレ」を参考に、ファルファッレではなくペンネ・リガーテで作ってみた。
 
フライパンにオリーブ油とにんにくと唐辛子。そこに海老と刻んだトマトとアンチョビ加えて炒め、茹でたパスタと一緒に刻んだルッコラを和えてできあがり。シンプルだけれど、オイルベースのパスタは塩気を決めるのが難しくて、微妙に塩がうっすら物足りない仕上がりになってしまった。
 
塩を振りすぎる方が地獄をみることになるのでついつい控えめ気味にしてしまうのだけれど、そうするとボケた味になっちゃってつまらないのよねぇ……と、卓上で岩塩ごりごり。
 
昨日仕込んだ茹で筍は、スライスしてバターソテーに。バターで炒めて醤油と塩で調味して和風味。盛りつけてから木の芽を添えて、「肉っ気がないから」と肉屋の特売で買ってきたチキンチーズカツも添えた。
 
きのこのスープは瓶詰めにしておいた「塩きのこ」を使って、買ってきたばかりのマッシュルームも足して。きのこが5~6種類入った具沢山なスープにして、今日は割りとバランスの良い献立になった気がする!と自画自賛。
 
肉入りでもクリーム味でもないパスタは、息子の好みの方向とは違っていただろうけれど、魚介と野菜のパスタも悪くないでしょ?美味しいでしょ?ということで。

2013年4月14日日曜日

ソーセージ丼・改

ピザトースト
アイスカフェオレ
息子、日曜だけれど今日は朝から習い事(春休み中に行けなかった分の振り替え~)。
 
しっかり食べて動かなきゃねと、いずれ数日中に作ろうと思っていたピザトーストを今日用意することに。
手元にあるのは、ローソンの食パンと、Johanの食パンという両極端なもので、「ピザトーストだったらローソンのでも良いかなー?」と思いつつ、せっかくだからと買ってきたばかりのJohanの方を使うことにした。
 
自家製のトマトソースを塗って、いつも通りにベーコンとピーマンと玉ねぎをトッピング。そろそろ残り少なくなったシュレッドチーズをトッピングして、焼いている間にiPhoneで管理している買い物メモに「ピザ用チーズ」と記しておいた。
 
手作りピザトーストは、自分の好みでいかようにもゴージャスにできるのが素晴らしい。ほのかにバジルとガーリックが香るトマトソースも市販のものよりずっと自然な美味しさで、今日のピザトーストもうまうまだった。
ソーセージ丼・改
筍とわかめの豚汁
大根の醤油づけ
麦茶
産直スーパーにお買い物に行ってきたら、今が旬の筍がたんまり棚に積まれていた。
 
大人の二の腕ほどもありそうなものからその半分ほどのものまでサイズも色々で、グラム売りの値付けになっている。もちろん朝採りの筍だ。下茹で用にたっぷりのぬかもついていて、少し悩んだ末に長さ25cmほどのものが2本入った袋を買ってきてみた。帰宅してから早速下茹で。
 
佐倉の農園さんのラベルがついていて(佐倉は、成田に向かう途中の駅なのよ)、多分掘ってから6時間そこそこしないうちに下ごしらえを始められた感じなのではないかなぁと思う。鮮度が命の筍なので、こういったものが簡単に買えるのは本当に何よりだ。
 
めでたく下茹でもできて、そのまま煮汁が冷めるまで常温に置いてから、綺麗に剥いて洗って、あとは水に浸けて冷蔵庫に保存。下茹でが終わってしまえば、5日くらいまでだったら冷蔵庫で保存できるそうなので(ただし水は毎日替えること、だそう)、これからちょこちょこ料理に使っていくつもり。
 
さっそく、お昼御飯の汁物に使うことにした。以前笠原将弘さんのレシピ本で見た豚汁を作ってみようかなぁということで、「筍とわかめの豚汁」。そしてささっと用意したのは、「ソーセージ丼・改」。
 
先日作ってみて美味しかったソーセージ丼、ちょうど産直スーパーで美味しいソーセージ買ってきたところでもあったので、
「ソーセージ丼の"のり"って、海苔の佃煮の可能性もあったんだよね」
との先日の考察にのっとって、今日は「ごはんですよ」を使ってみた。
 
御飯を小どんぶりに盛って、薄くごはんですよを塗り、その上に半熟に焼いた目玉焼き。刻み海苔と、こんがり炒めたソーセージをトッピング。
箸休めに常備菜の大根の醤油づけも出して、味噌汁には木の芽を浮かべ、「いただきます」。卓上には醤油も出しておいた。
 
「ん、ごはんですよを使うのも悪くないね」
「ていうか、美味しいね」
でも、卵は卵で醤油ちらっと垂らした方が美味しいかもー……と話しながらもぐもぐ。
 
ソーセージって、白米よりもパンとかじゃがいもとかに似合う食べ物だと長らく思っていたのだけれど、塩気とか脂の感じとか、素晴らしく御飯に似合うものなのだなぁ……と、改めて気付かされた。で、「美味しいソーセージ丼」食べたさに、最近は美味しいソーセージ(かつお値段お手頃なら言うことなし)をついつい探してしまっている。
スモークチーズ
焼き空豆
ポテトサラダ・フルーツトマト
豚肉の生姜焼き w/千切りキャベツ
筍とわかめの豚汁
羽釜御飯
ビール(よなよなエール)
そこそこの厚みがあるソテー用の豚肉を買ってきたので、今晩はそれを使って定番の生姜焼きに。肉のパックにも「生姜焼き用」と書かれていて、その文字を見て居たら「そうだよね、生姜焼きだよね」となんだか納得してしまったのだった。
 
我が家の生姜焼きは、事前に漬け込みはせず、スキレットで焼いた肉に最後に調味液を絡める方法で作っている。ちょっと甘めくらいの方が好みで、今日もそんな感じに調味した。皿には「生姜焼きに添えるといったらこれでしょー」の千切りキャベツとポテトサラダ。
 
無性にビールが飲みたくなってしまったので、つまみにと空豆を魚焼きグリルで鞘ごと焼いて粗塩をふり、スモークチーズも食卓に。
 
なんだか居酒屋が出す「生姜焼き定食」みたいになって、
「返す返すもアレだよね、私の料理って"女子料理"じゃなくて"男の料理"通り越して"おっさんの料理"って感じだよね……」
今更なことだけれど改めて自覚して、でもまぁ、生姜焼き美味しいし、いっか、と。