2018年4月29日日曜日

脱出横浜中華街

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「PAUL」のパン・サレ \172
炒めウィンナー&目玉焼き
ヨーグルト(チチヤスクラシック)
カフェオレ
今日はがっつり頭を使った後に、遅めランチの予定。
 
「じゃあちゃんと食べておかないと」と、「PAUL」塩パン「パン・サレ」を温めて、ウィンナーや目玉焼きと共に食卓に出した。今日は息子も一日イベントで外出なんだってさ。
 
PAULの塩パンは、バター感は特に感じない、「フランスパン生地をクロワッサン型に成形したもの」という感じのものだった。
バター感を期待してしまっていたから、ほんのり物足りなさが。そして表面に散らされた粗塩がちょっと多くて塩辛かった。
横浜中華街「萬珍樓點心舗」にて
 こぶた餃子(料理長お薦め点心)
 イカ餃子(料理長お薦め点心)
 うずら焼売(料理長お薦め点心)
 海老蒸し餃子
 貝柱肉シュウマイ
 大根餅
 五目餅揚げ
 叉焼ケチャップ饅(料理長お薦め点心)
 チャーシュー饅
 あずき八宝粽(期間限定)w/五豆露
 
  ピーマンの海老すり身詰め
 大根餅
 海老蒸し餃子
 ニラ餃子
 小籠包
 腸詰めと干貝柱のおこわ
 海老粥
 
 カスタード饅
 杏仁豆腐山桃シロップ
 アンニンフルーツポンチ
 マンゴプディングココナッツソース
 亀ゼリーのカプチーノ仕立て
 タピオカ入りマンゴーとグレープフルーツのココナッツミルク
 
 プーアル茶
 
4人でこれだけたべましたー。
ここ10年ほど、ゴールデンウィークは友人夫妻と一緒に「飲茶を食べに行く」というのがなんとなく恒例。
 
別にゴールデンウィークに限らず声掛け合おうよと言っているのだけど、それはそれとして、
「あ、もうすぐゴールデンウィークだわ、せりあさん達と食べに行かなきゃ」
と思うのだそうで。
 
今年は、リアル脱出ゲームに行きたいという友人からのリクエストで、横浜中華街近くの会場で開催中の「監獄アルバトロスからの脱出」 に挑戦がてらということになった。
 
大箱もので4人1チーム。
「注意!今回は狭い檻の中に本当に閉じ込められます!」
ですって。
 
ほんと、他の公演には無い感じで、私は最初に入った場所から半径1m以上には移動しないような、そんな脱出ゲームだった。移動しないということは……脱出できなかったということで。
私たちは非常に惜しい感じのエンディングを迎えてしまい、この回の公演の脱出チームは1チームのみ。でもアナウンスで「〇番チームも大変惜しかったです」と次点ということで名前を挙げられるくらいには、かなりギリで惜しい感じなのだった。
 
残念ながら祝勝会ならぬ反省会になってしまったけれど、遅めランチはすごーく久しぶりの「萬珍樓點心舗」に。
 
今の中華街は、のっぺりした黄色っぽい看板がやたらと多くて、しかもそういう店のほぼ全部が食べ放題で。
 
「別に食べ放題じゃなくて良いんだ……ふつーに美味しい点心をふつーに食べたいだけなんだ」
と思っても、その選択肢がほとんど無い。10年前あたりには、「飲茶食べたいな」と思った時にささっと5店舗くらいは店名が思い浮かべたものなんだけどな。
 
「萬珍樓點心舗」は公式サイトに「飲茶をオーダースタイルで初めて中華街に紹介した」とあるように、超老舗の高級店。
かつて何度も足を運んでいたけれど、一度すさまじく味が悪くなったことがあって、以来避けるようになっていた……んだけど。久しぶりに訪れてみれば、どの料理もほぼハズレなく美味しくて、メニューも充実。
 
蝦餃と大根餅はお代わりで追加注文してしまうくらい(あと小籠包も余力があったらお代わりしたかった)、幸せな味だった。
 
「こぶた餃子」。味はともかく、とっても可愛かった。 インスタ映えする可愛いメニューも色々で、今日の一番上の写真、手前が「イカ餃子」。
 
そして右は「こぶた餃子」。
 
まあ、こういうのは見た目重視ということで、イカ餃子はちゃんと美味しかったけど、こぶたの方は皮が厚くてもちもちねちねちとしていてちょっといまいちだったかな……。
 
私とだんなの2人だと、とかく「酒のアテ」的なメニューを選んでしまって、ちまきやおこわ、饅頭系には手が出せないことが多いのだけど、友人は逆に炭水化物スキー。
 
彼女がリクエストしてくれたおかげで、端午の節句用の甘めのちまき「あずき八宝粽」や、「腸詰めと干貝柱のおこわ」なども口にすることができた。4人で食べれば少しずつ楽しめるしね。
 
このおこわが、すっっごく美味しかったのです……感動……。 この、蒸籠にむちむちに詰まって出てきたのが「腸詰めと干貝柱のおこわ」。
 
肉の旨味の塊と、魚介の旨味の塊がしみしみの茶色い御飯。
美味しくないわけがないでしょ。
 
というか、これ、また食べたいなあ……お粥もすごーく美味しかったんだけども。
 
4人で5種類(いや饅頭入れると6種類)のスイーツ。私が主に食べます。 で、まあ、デザートも本気で食べるよね。
 
1蒸籠2個入りのカスタード饅は私が普通に1個貰って、あとは食べられる人が……と思ったのだけど、「半分なら食べられる」「一口なら」と皆で胃の容量と格闘しながら分け合っていたくらい(というくらい皆お腹一杯だた)。
 
「あの、私、手伝える……」
と呟いたら、皆にぎょっとされた。
 
そして私の取り分は、マンゴプリンと、山桃ソースのむちっとした食感の杏仁豆腐。
 
だんなの分のアンニンフルーツも食べきれなくて私にお鉢が回ってくるだろうことも折込済み。こちらは菱形にカットされた、古式ゆかしい杏仁豆腐だった。
 
マンゴプリンは滑らかなピュレを使った濃厚な口当たりのものでココナッツミルク感強めのもの。私の好きな方向とはちょっと違っていたけど、でも安定の美味しさだった。
 
そんな感じに、久しぶりの萬珍樓點心舗には大満足。
お腹ぱんぱんになるまで食べて1人5000円ちょっとで済んだというのもなかなか幸せなポイントだった。あ、点心はメニューごとの「最低注文数」以上であれば1個ずつ足してもらえて、皆良い感じに1個ずつ食べることができたのも幸せ。
 
7000円分くらい食べた感覚あったのに、満足度、たいそう高かった。
横浜中華街「桃源邨」の
 もつ葱の正油あえ \1080
ビール(プレミアムモルツ)
ゴールデンウィーク突入の中華街は、それにしても気持ち悪いほどの大混雑。中華大通りはラッシュの電車並に人の波が揺れている。
 
買い物したい気持ちも少しあったけれど、その人混みで断念して、最後にちらっと老舗の中華料理店「桃源邨」に寄り道してきた。
 
この店、今日の友人がもう何年も前に「ここの黒胡麻団子が絶品なんですよー」と教えてくれた店。何度か買ったことがある。
あいにく黒胡麻団子は3月までの冬季品だそうで、代わりに今の季節の限定品「茘枝ゼリー」を買って帰ることにした。
 
テイクアウトの支度に十数分かかるというおにぎり(油条を具にした筒状の面白いおにぎり)を友人が頼み、私も夕飯はこのくらいで良いかなと「もつ葱の正油あえ」(紹興酒に合うおつまみ、ですって)を頼み、それを待ちがてら、他にお客さんもいない店内で店主とおしゃべり。
 
なんともお喋り好き&お喋り上手なご主人で、酔っ払い海老や酔っ払い蟹(上海蟹)の説明トークを聞きつつ、卓上のメニューを捲りつつ。
店内には甕入りの紹興酒がごろごろと並んでいて、これが1杯400円ほどで飲めるという幸せ価格なのだった。
 
全体的に美味しそうなものばかりで、中国白酒の品揃えもすごかったし、これはもう、ぜひ、酒を飲みに来たいところ。
 
「桃源邨」のもつ葱あえ。ピリ辛味でモツがむちむち。おいしー♪ で、帰宅してからゆるっとお風呂も済ませて、プラスチックのパックとアルミホイルで包まれていた"もつ葱"をご開帳。
 
ボリュームたっぷり、葱たっぷり。
ビール飲み飲みいただいた。
 
長ねぎと万能ねぎ両方に和えられたモツは、臭みもなくて柔らかく、そしてほんのりピリ辛味。美味しかった。
 
息子の帰宅は遅かった(あと私たちも満腹で)ので茘枝ゼリーは明日にすることに。器の外側にもふわふわと茘枝の香りが漂ってくるゼリー、明日食べるのが、とっても楽しみ。