2018年10月21日日曜日

ブノワで鴨を

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「EAST YEAST」の
 マヨコーンパン
 ミルクコッペ
カフェオレ
JR大塚駅の、駅構内と駅前には、「EAST YEAST」という名前のパン屋さんがあった。聞き慣れない店名だったけど、JR系のパン屋さん、みたい?品揃え豊富で値段もお手頃。
 
買ってきたのはマヨコーンと、ミルクコッペ。コッペパンサンドが色々種類、並んでいた。「あんバター」もあったし。
 
マヨコーンはマヨネーズ味の、思った通りの味わい。ミルクコッペは練乳風味が濃厚で甘さも強く、美味しかった。エキナカに品揃え充実のパン屋さんがあるって、良いなあ。
うどんですかい
アイス烏龍茶
今日はがっつり夕御飯予定なので、昼は軽め軽めにミニサイズカップ麺。
 
賞味期限を過ぎつつあるJALの「うどんですかい」、さっさと食べねばと食料庫から出してきた。普通のカップ麺の1/3くらいの分量でさらっと食べられるし、何より美味しいし(日清製だもの)、ほんとに便利。
 
うどんが一番だけど、そばもラーメンもちゃんぽんも、全部おいしい。
表参道「ビストロBENOIT」にて
 NOS FORMULES DINER \9100
 グラススパークリングワイン(Cremant de Bourgogne) \980
 赤ワイン(Croze Hermitage Rouge Dmaine de Thalabert / Paul Jaboulet Aine 2008) \12600→\6300
数週間前、「ビストロBENOIT」のサイトの更新を見て「10月のおすすめ料理」に「シャラン産鴨胸肉のロースト 秋野菜 栗とリンゴ」の文字を見て、居ても立っても居られなくなった。
 
「だだだ、だんなちゃん、これ食べに行きましょう!10月中に!」
というわけで、いざ、ビストロブノワ。
 
あまり日曜に遠出の外食はしない私たちだけど、この店は日曜日に来ることに意味がある。
 
「日曜日の夜(イベント開催期間、3連休の中日の日曜日を除く)に限り、8000円以上のボトルワインが半額となります」
という企画が通年通して開催中で、普通だったらなかなか手が出ない価格帯のワインが嬉しいお値段で楽しめてしまうのだった。
 
今日も12000円のワインが半額に。帰宅して調べてみたら、まんま、市場価格そのものみたいな感じだった。これは嬉しいな。
 
いただいたのは、前菜1皿、メイン2皿、デザート1皿のプリフィクス。
「これは……ウサギ、食べたいよね」「メインは鴨だよね」ということで、珍しく選ぶ料理がほぼほぼ重なった。違ったのは魚料理くらい。
 
アミューズブーシュは、薄焼きバゲットを添えた鱈のブランダード。じゃがいもと鱈と、どちらもぽくぽくと優しい食感。
 
ワインはメニューを決めてからねと、グラスのスパークリングワインを貰って、それを飲みながら突き出しも楽しんだ。
 
ウサギです。ラパンです。いちじくのジャムがお似合い。 前菜はこれでしょ!と、「ウサギのテリーヌ オリーブ ローズマリー」。
 
栗のヴルーテとか、お馴染みの"サラダ・ブノワ"とか、コキエットとか、気になるメニューは色々あったけど、「ウサギだね」「ジビエの季節だし?」と、これが良いねと。このウサギは"ラパン"だから、野生のものではなく、養殖のものだけれども。
 
葉野菜のサラダと、薄切りパンに甘さ控えめのいちじくのジャム添えで。
 
淡泊だけど旨味と味わいをしっかり感じる兎肉。テリーヌの中に埋められたオリーブなども適度なアクセントで、ワインがすごーく進んでしまった。
 
トリュフ風味のホタテも、案外赤ワインに合うもので コースは「メイン2品」だから、肉&肉でも駄目ではないのだけれど、さすがになあと自重して魚介に。
 
私が選んだのは「ホタテのポワレ アンディーヴ トリュフ風味」、だんなは「千葉県勝山漁港産スズキ フランス産キノコ マトロートソース」。
 
グラタン皿でやってきた、だんなのスズキもふくふくと肉厚で、きのこどっさりの秋らしい味(お皿交換した)。
 
こちらもプリプリの分厚い帆立が3個、ほのかにトリュフの香りで、その下には柔らかく火を通したアンディーヴ(チコリだね)。
 
ほろ苦い感じがどこかふきのとうに通じる感じで、ここの料理全体そうだけど、こってりしすぎないソースがそう頻繁にフレンチを食べ付けない私たちの舌にすごく合うのだった。今年の春にシェフが変わった(これまでのスーシェフがエグゼクティブシェフに就任したんですって)そうで、ポーションも心持ち、控えめになったような?
 
前までは前菜1皿メイン2皿残さず食べたら「よく召し上がれましたね」なんて褒められたくらいだったけど(それもどうかと思うけども)、今日は最後までおいしくいただけた。
 
実際、残飯の多さに「日本人にこのボリュームはきついよね」という話になって、いくらか量の調節が入ったらしい。メインの鴨は1.5倍量あっても食べられたと思うけどね……なんて思ったり。
 
そして、待望の鴨が今日の一番上の写真。
 
追加料金1500円の「シャラン産鴨胸肉のロースト 秋野菜 栗とリンゴ」を堪能してきた。
 
皮目が綺麗にキャラメリゼされていて、ここだけふわっと甘く、添えた果物と野菜は歯ごたえを残して、こちらには砂糖などは加えていない風。自然な甘さでとてもこれが美味しかった。栗に林檎に洋梨に、柿も……かな?
 
ロゼ色の肉も文句なしの火の入り具合で、その肉のだしを効かせたソースも優しい味。
 
ああ、でもほんと、このポーションだったら、次回は肉×肉のメインディッシュもいけるかも。
大山鶏のフリカッセも、スペイン産豚の骨付きローストも、どちらもすごく食べたかった。
 
このミルフィーユの魔力には、どうしても抗いませなんだ……。 デザートは、ほぼほぼ毎回ミルフィーユだから、今日こそ季節のデザートの「柿のクープ 紅茶のアイスクリーム」か、スペシャリテの「ショコラとキャラメルのブノワ風 牛乳のアイスクリーム」のどちらかにしようと思ったのだけど、結局いつもの「バニラ風味のミルフィーユ」。
 
お供にエスプレッソ。
 
果物も、定番の苺すら添えずに、パイ生地、カスタードクリーム、パイ生地、カスタードクリーム、パイ生地、粉糖!のストイック極まりない外見のミルフィーユだけど、「今のとこ、私の中ではこれが世界一美味しいミルフィーユだわ」とまで思っている。
 
しっかり焼かれた、ほんのりほろ苦さがあるパイ生地も、クリームの舌触りも甘さも、もう最高に好みど真ん中。最高に美味しいミルフィーユは最悪に食べにくくて、お皿の上ぐずぐずに崩しながら食べるのもまた「そうそうこれこれ」と笑うしかない感じ。
 
もうちょっと頻繁に食べに来られたら、「今日は別のをいただくわ」って言えるんだけど。毎月のメニューを眺め見比べて、ランチとかにも来てみれば良いのかな。
 
ごちそうさまでした!