2023年9月8日金曜日

台風の中、大阪へ

大阪来まして、大阪の酒を飲んでおります。
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
羽田空港「JALダイヤモンド・プレミア ラウンジ」にて
 浅野屋 黒糖クルミロール
 メゾンカイザー クロワッサン
 おにぎり(おかか)
 クリームチャウダー
 カプチーノ
7月末に販売開始していた、9月便のJALセール。
 
わーい沖縄行きたーい、などと言っていたのだけれど、残念ながら那覇便はセール対象ではなくて、でもどこか行く?と、往路のみの伊丹便を取ったのだった。京都にパン買いに行きますか、伊丹に着くなら初日は大阪泊まりますか、という感じで。
 
けれども出発日の今日、絶賛台風接近中。
今日の午後か明日には関東上陸かみたいな話になっていて、今日は朝から「これが土砂降りというものです」という、お手本のような土砂降りで。
 
えー、これ飛行機飛ぶの……?と運行情報を見たら、飛行機は風に弱くても雨には強いらしく、朝から普通に飛んでいた。
 
でも予約してあった空港行きのバスが事故渋滞に巻き込まれたり、到着便の機材遅れで離陸が30分遅れ(結果的には1時間遅れ)になったりと、順風満帆とはいかなくて。
 
それでも1時間遅れで無事関西に行けたのは、すごく幸いだったのだと思う。午後の関西便は欠航になっていたみたいだし。
 
初めての国内線ファーストクラスラウンジに。 で、とりあえず羽田空港に到着し、「JALダイヤモンド・プレミア ラウンジ」で朝御飯。
 
「国際線と違って、たいしたご飯はないよ?」
 
などと毎度の国内出張で既に使い慣れているだんなは言うけれど、その"たいしたことないご飯"を食べたことがありませんから私……と、つい、色々貰ってきてしまった。
 
ちなみにファーストクラスラウンジは、ファーストクラスカウンター(混んでないのでとても快適)からそのまままっすぐ入ることができて、おっそろしくらくちん。人間がダメになるらくちんさ。
 
セルフサービスの軽食は、浅野屋の黒糖クルミロールに、メゾンカイザーのクロワッサン、おにぎりはおかかとごま塩の2種類。
 
ディスペンサーから注がれる、カップスープ的な感じのクリームチャウダーと味噌汁があって、あとはビールやお酒も用意されている。
 
お酒は別に要らない……と、9時過ぎの遅めの朝御飯、すっかり空腹になってしまってしっかり食べた。
 
さすがのメゾンカイザーのクロワッサン、おいしくて満足……なのだけど、バターもジャムも置いていないのね……、とは。
 
本当にすごい土砂降りだったんですが……飛んだ。揺れた。 本当に飛ぶの?だいじょぶ?と思いつつ、無事に飛行機は離陸して。
 
無事に飛び立ったは良いけれど、大阪着陸までほぼずっと揺れ続ける、なかなかエキサイティングなフライトだった。
 
ドリンクサービスが冷たいものだけになり、ワゴンも押さずに乗務員さんが「お茶をご希望のお客様~」と、紙パックと紙コップを持って客席を回る風な、そんな提供スタイルになるほどの揺れ具合。
 
それでもスカイタイムはしっかり貰ってしっかり飲んだ。
大阪 阪神梅田本店スナックパーク「おフクさん」の
 お好み焼 玉子のせ \600
伊丹空港からはモノレールからの阪急宝塚線で梅田に移動。
 
だんなが阪神梅田本店のタイガースショップに行きたいというので、ならついでだしと館内地下のスナックパーク でさらっと昼御飯にした。
 
阪神デパート、スナックパークのお昼ご飯。 だんなは、これが食べたかったのだと"えきそば"を、私は名物のいか焼きかなあと思いつつ、あまりの大行列にげんなりして、並ばずささっと買えるお好み焼きにすることにした。
 
いか焼きを超える行列のお店もあって、何かと思えば北九州発祥の「資さんうどん」だったみたい。
 
ぱぱっと食べられるものをと重要視してお好み焼きにしたのだけれど、久々の小麦粉ソース味、卵も乗せて良い感じ。
 
旅先で行くイベントじゃない気もしつつ……行く。 で、食後はタイガースショップを覗きつつ、ホテルのチェックアウトにはまだ間があるからとなんばに移動して、高島屋で開催中の「第6回 タカシマヤ日本酒祭」に。
 
今月6日から11日までの開催、全国から700種類以上の日本酒が集合だそうで、コロナ禍を経ての4年ぶりの開催だそう。
 
試飲も解禁され、あちこちのブースで味見させて貰いつつ、旅行初日だというのに6本も日本酒、買い込んでしまった。さすがに何日も持ち歩くわけにはいかず、配送手続きをすることに。
 
  • 大阪 山野酒造 片野桜 山廃純米火入れ原酒 山田錦 R01BY \1500
  • 大阪 山野酒造 片野桜 山廃純米無濾過生原酒 雄町 \1500
  • 京都 木下酒造 玉川 純米吟醸 雄町 無ろ過生原酒 2022BY \1750
  • 鳥取 千代むすび酒造 千代むすび 純米強力60 \1380
  • 三重 森喜酒造場 るみ子の酒 伊勢錦 熟成原酒29BY \1750
  • 山形 米鶴酒造 米鶴 純米吟醸34号仕込 生 美山錦(2022年) \1553
 
買ったものはこんな感じ。各蔵の方とのお話も楽しかったし、森喜酒造は杜氏のるみ子さんご本人がいらしてて、「このお酒ねえ、値付け間違っちゃったんですよ~」言いつつ、29BYの熟成酒を飲ませてくれた。
 
これがすごくおいしくて(しかもお手頃価格で)「買います!」といただいたり、片野桜の直近仕込みの雄町も良い感じに美味しかったり。
 
日本酒は試飲させて貰わないと、購入がほぼほぼギャンブルになる(同じ蔵の同じ米の酒でも年によって全然味が変わったりするわけなので……)から、本当、こういうイベントが復活して良かったなあと思う。
 
北海道や秋田の蔵も来ていたけれど、どちらかと言えば西日本の蔵がいっぱい来ていた印象で、それもすごく良かった。片野桜さんを飲み比べるとか、関東じゃまず出来ないかなあと思うので。
 
2年ぶりのセントレジス大阪に。 そしてそろそろ良い時間だねと、大阪のお宿、「セントレジスホテル大阪」に。
 
先月の台湾香港旅行には間に合わなかったのだけれど、今回からめでたくMarriott Bonvoyの会員資格がプラチナになって、ちょこちょこと特典が増えるようになった。
 
今回のお部屋も、いくらかグレードアップしたのかな?ビューバスつきのすてきなお部屋。
 
テーブルの上に、サブレが置いてありました。おいしそう……! 窓際のソファ前のテーブルには、4枚入りのサブレの容器。
 
プラチナエリートメンバー様宛の、「ペストリーチームが焼き上げたシグネチャーアイテム ホームメイドサブレ」ですって。
 
  • 客室内電話の市内通話無料
  • レストランでの朝食
  • レストランで利用可能な3000円権(ミニバー、ペストリーブティックは不可)
  • 16時までのレイトチェックアウト
  • ウェルカムギフト1000ptもしくはブラッディ・マリーチケット
 
あたりがこのホテルでの特典らしく。
 
あいにくと館内のバーが休業中とのことで、夕飯は既に予定があるし、「え、じゃあどこで3000円の権利使おう……?」と悩むことになったのだけれど。
それはさておき、ここの朝食は最高なうえにお値段もけっこうなものなので、これが無料になるのはすごくすごく有り難いことだった。
 
会員ランクが上がってこういう恩恵が増えてくると、他のチェーンには行き難くなるわけで……もう既に、すっかりそんな感じになってはいるのだけれども、すっかりマリオット系列の手のひらの上でころころ転がされている旅先の宿だったりする。
 
シャワーブースもついている広々バスルーム。これがとっても快適で。 セントレジス名物のバトラーサービスでウェルカムドリンク(オレンジジュースにした)もいただきつつ、でも今回はあまりお願いすることもなくて、バトラーサービスの恩恵を受けることはほとんど無かった。
 
前回は、街中で買ってきたケーキを「預かっておいてください、夕飯を食べた後にいただきたいです」と伝えておいたら、お皿やフォークつきの完璧な状態で持ってきてくれて、バトラーサービス素晴らしい……!と感動したものの、今回はケーキも食べないだろうなあ……と。
 
望めば荷造り、荷ほどきもしてくれるそうだけど、そういうのは私は要らないんだなあと思いつつ、でもどんな風に荷造りされるのかちょっと気になってしまったりもする。
肥後橋「おじさんと日本酒」にて
 自家製甘酒漬け鶏もも唐揚げ 2×\780
 芳寿豚 豚バラ炙り(龍の黄身ポン酢) 2×\980
 紀州鴨の肉味噌パリピで \580
 おじさんのコマネチ 2×\680
 至って普通のポテトサラダ \480
 紀州鴨ロースたたき(うまポン酢)ハーフ 2×\780
 鰹節と生姜白菜お漬物 \380
 酒粕おでん(厚揚げ) 2×\190
 酒粕おでん(大根) 2×\190
 酒粕おでん(玉子) 2×\190
 酒粕おでん(芳寿豚 豚バラスライス) 2×\380
 マグロと青ネギのぬたあえ \680
 いぶりがっこクリームチーズ \480
 芳寿豚ローストンテキ \1580
 長崎県島原工房ハムカツ \680
 人参しりしりムーチョ \400
 さっぱり長芋の浅漬け \480
 秋ナスの揚げ浸し \580
 梅水晶セロリ和え \480
 飲み放題3時間 4×\3500
4人で食べて飲んで、ものすごく飲みました……
通天閣まで来ましたよ。 今回の大阪京都での1つの目的は、"のびねこ"探し。
 
通天閣2階売店ののびねこコーナーが充実との製作販売会社の呟きを見て、え、じゃあ行く、となったのだけど、通天閣って2階の土産物エリアも入場料が必要とのことで。
 
入場料の必要もさることながら、入場の列がけっこうできていたことから、「じゃあ行かなくていい……」となったのだけど、通天閣お膝元の土産物屋さんと、「なんばに行ったらあるかな?」と行ってみたなんば地下街の土産物屋さんで、めでたく大阪ものを色々購入。
 
"しらんけどー"と"なんでやねーん""みっくすじゅーす"、"おばちゃーん"、"つうてんかーく"、"ひでよーし"を見つけたのだった。
かわいい……けれども、今このシリーズは"のびねこ"ではなく"のびしば"推しなのかな。猫の方が嬉しいんだけどな……。
 
今日の夕飯はこちらです。「おじさんと日本酒」 そうこうしつつ、宿からは徒歩圏内にある肥後橋「おじさんと日本酒」さんに。
 
このお店、そもそもはだんなが単身赴任になった時、関西在住のこの日記の読者さんが「大阪に良いお店ありますよ」と茅島の立ち飲み日本酒バー「日本酒のめるとこ」を教えてくださったのが発端で。
 
その店がだんなのツボにドはまりして、すごく足繁く通っていたそうなのだけど、そこの店長経験者のお二人が新たに独立して始めたお店がここなんですって。
開店もごく最近で、7月18日にオープンとのこと。
 
日本酒リスト表面。すてきなお酒がいっぱい……。 そんなお店なら、大阪行ったら顔を出さなきゃねえと、大阪在住の友人夫妻も合流することになって、4人で楽しく飲んできた。
 
……というか、3時間飲み放題3500円という、なかなか頭おかしいプランがあって、ものすごく大量に飲んできた。
 
こちら裏面。飲み放題は一人3合飲めたら余裕で勝利 品揃えが素晴らしく良くて、「あ、おいしそう、これ飲みたい」が山のよう。
 
獺祭あります十四代あります飛露喜あります寫樂ありますとかじゃなく、あーこの蔵好き、みたいなのがたくさんあって、本当に魅力的だった。
 
というわけで、序盤はだんなと2人、途中からは4人でくぴくぴと。
 
  • 生ビール(アサヒプレミアム)
  • 大阪 片野桜 無濾過生原酒 雄町
  • 新潟 山間 純吟中採り無ろ過原酒
  • 兵庫 奥播磨 播秋 山廃純米生原酒
  • 宮城 あたごのまつ 純米純吟ささら冷却
  • 広島 賀茂金秀 特別純米 13 火入
  • 岡山 神心 番外品 別取り 純米 生原酒 雄町
  • 岐阜 房島屋 純米無ろ過生原酒
  • 山形 山川光男 2023 あき
  • 広島 雨後の月 超辛口 特別純米
  • 宮城 ひと夏の恋 純米吟醸
  • 福島 廣戸川 純米大吟醸
  • 秋田 花邑 純米 陸羽田
  • 広島 夜の帝王 特別純米
  • 和歌山 車坂 二十年常温熟成古酒
  • 奈良 春鹿 赤乃鬼切 生モト純米超辛口
  • 福井 九頭竜 氷やし酒
 
あたりを飲んだ模様。
 
料理もおいしくて、真似したいものがいっぱい。 料理もどれも良い感じで、お勧めは紀州鴨と芳寿豚。
 
そのあたりも文句なしに美味しかったのだけど、洒落の効いた料理の数々が輪を掛けて良い感じだった。
 
左の写真は"おじさんのコマネチ"。
 
コマネチって何……!?ってメニューを見て思ったのだけど、コンビーフ+マヨネーズ+ネギ+チーズでコマネチ、なんですって。
 
もう間違いなくお酒に合う味。
 
お皿からして全然普通じゃないポテサラ……。 「パリピ!?」となった、"紀州鴨の肉味噌パリピで"は、生のパリパリピーマンで鴨の肉味噌をいただく料理で、これもとても良かった。
 
そして"至って普通のポテトサラダ"はこんな見た目でやってきて「ぜっんぜん普通じゃないよ……?」と笑いしか出ない。
 
というか、見た目がもうポテサラじゃないし。青海苔まみれだし。
中からゆで卵が丸ごと1個。これはおいしいやつ……! で、中からはゆで卵がごろりと出てきて、「絵面がすごい……!」と笑ってしまったのだった。これは楽しいなあ。
 
酒粕入りのおでんというのも、いかにも日本酒居酒屋のメニューで、これも良かった。
 
こんにゃく、焼き豆腐、手羽先、厚揚げ、大根、玉子、芳寿豚豚バラスライスと選べる具から、数種類選んで持ってきてもらったり。
 
こちらが今日イチのお酒でした。永遠に飲んでいられる……! そして今日のお酒はあらかた全部美味しかったのだけど、これが今日イチのお気に入り。
 
岡山、嘉美心酒造の"神心"。
 
蔵名と同じ"嘉美心"の銘柄も出しているし、我が家は"冬の月"が大好きでよく買っている。
 
公式サイトによれば、
創業100年を機に立ち上げた新ブランド「神心」。
 
創業当時「嘉美心」の銘柄名を「身も心も清めて酒造りをしたい」との想いをこめて「神心」との命名を考えましたが「神」の字をそのまま使うことは畏れ多いと考え、「美しい心を喜ぶ=嘉美心」と名付けたと言われています。
 
嘉美心酒造は2014年に皆様のお力添えにより、おかげさまで100周年を迎えました。
新たな歴史の創造にむけて今こそ「畏れ多くて使えないと思っていた“神”の字を使う時」という気構えで醸した御酒です。
 
という銘柄とのことで、しかも雄町、しかも生原酒。
 
おいしかったなあ……。
ホテルのお部屋でルームサービス
 黒毛和牛丼(味噌汁・香の物) \4300
で、まあまあべろべろになってホテルに帰還して、「でも、シメのご飯とかは頼まなかったしね」なんて言いつつ、3000円のホテルクレジットを使うべく、ルームサービス頼んでしまった。
 
お値段4300円の、ルームサービスでのシグネチャーメニュー、黒毛和牛丼。
 
1300円で4300円の牛丼食べられるなら食べるじゃろ、ということで さすがのお値段だっただけあって、お肉、たっぷり。どっさり。
 
上品な味の味噌汁に、香の物もついて、丼の上には温泉玉子。
 
だんなと2人で分けて食べてちょうど良いくらいのボリュームだったのだけど、すばらしくおいしかったと思う。酔っ払ってたけど。