2019年10月9日水曜日

鶏ちゃん!

「アンデルセン」の
 ミルクフランス
「エシレ」の
 ブリオッシュ・エシレ(有塩・無塩)
アイスカフェオレ
私が家を空けても、だんなと息子の食事や猫の世話については欠片も心配していないのだけれど(カレー作っておくから食べなさいねとかは絶対やらない私……)、問題は、息子が朝、起きられるかどうかという一点。
 
火曜の朝はだんなが早いし、息子の起床は8時過ぎだし、大丈夫かなあと思っていたら案の定、盛大に寝坊して午後からの通学になったらしい。で、せっかく息子の朝御飯用にと買っておいたミルクフランスが食べられないまま放置されていたと。
 
「あ、ならそれ私が食べる。豚まんは昨日の朝に食べてたんだよね」
と、家族全員の朝食予定だった「551蓬莱」の豚まんは、だんなと息子にだけ出して私はミルクフランスをもっしゃもしゃと食べた。
 
そしてテーブルには、豚まんといまいち組み合わせがよろしくないけれど「ECHIRE Marche au Beurre (エシレ・マルシェ オ ブール)」の「ブリオッシュ・エシレ」も。
 
「エシレ バターを総重量の約50%も使用した贅沢なブリオッシュ・シュクレ。毎日数量限定で焼き上げています。」
 
だそうで、うっかり買えてしまったからうっかり買ってきてしまった次第。有塩と無塩の2種類があったのでそれぞれ1個ずつ買ってきて、添付のリーフレットに記されていた通り、軽く温めてから食べてみた。
 
美味しいけど、確かに美味しいけど、やっぱりこれ、「総重量の50%」はやりすぎじゃなかろうか。もう、噛んでいてじゅわじゅわするもの。んもう明らかにカロリーおばけだもの。
 
チョコレートみたいに、30%バターのブリオッシュとか20%バターのブリオッシュとか(東京店ならクロワッサンもね)あってもよろしいんじゃないかなあなどと思ってしまうのだった。
 
エシレの本場フランスの人も、こんなにこってこてなもの、食べてるのかなあ……ちょっと驚きのバター感だった。
いろいろきのこのおろし醤油
鶏ちゃん
「川勝總本家」の
 水茄子浅漬け
 水茄子ぬか漬け
魚河岸揚げの吸い物
羽釜御飯
ビール(キリン秋味)
そして私が大阪に居る間に、阪神タイガースがCSファイナルステージ進出を決めていた(大阪のテレビでも大騒ぎだった)。
 
今年は鳥谷が引退とのことで、まだ鳥谷を応援できる機会が続いてたとばかりに、だんな、東京ドームのチケットを取った(取れた)らしい。明日と明後日は、やきうを見に行くんですって。
 
で、今日は今週唯一の家族での夕御飯。
 
大阪で美味しそうな漬物を買ってきたので、これを早々に食べたいなと、それに合わせて御飯を炊いて、吸い物作って。
メインのおかずは鶏肉とキャベツをどうにかしようと買ってきて、「でも、醤油味醂味で煮るという気分では無いんだなあ」と自作レシピデータベースを探していたら、"巡視艇あおたき"の「鶏ちゃん」という料理が見つかった。
 
『海上保安庁のおいしい船飯』(公益財団法人海上保安協会/監修 扶桑社 2016.08)という、図書館で借りてきて素敵な本で見たレシピ。
 
食後に知ったのだけど、折しも今日、ネットニュースサイトで「一度食べたらやみつきになる飛騨名物「鶏ちゃん」が美味しすぎる! けいちゃん最高」なんて記事が公開されていて。
 
レシピにはモツを使っても美味しいとあったから、「ああ、つまり、"こてっちゃん"みたいな感じで"鶏(とり)ちゃん"?なのかな?」と思っていたのだけれど、これはれっきとした郷土料理で、岐阜県の下呂や郡上、主に飛騨・奥美濃地方で食されている「鶏(けい)ちゃん」という料理なのであるらしい。
 
鶏肉は醤油や味噌、味醂、おろしにんにく、豆板醤などを揉み込んでおいて、汁気を切ってから焼き付けて、キャベツと合わせて残ったたれも加えて絡め合わせて……という感じ。
 
こっくり味で、期待以上に美味しくできた。この味は、いかにも肉体労働の人たちに愛されそうな、御飯のお供味。豆板醤の代わりに香辣脆を入れたけど、もそっと入れても良かったな。
 
そして期待の水茄子の漬物は、浅漬けもぬか漬けも、どちらも素晴らしく美味しかった。今年の夏はせっせと水茄子、食べたわあ。