2019年10月12日土曜日

台風コロッケ

「墨繪」の
 パクチー入りピリ辛ガパオパン \241
 いちじくパン \278 1切れ
カフェオレ
ヨーグルト(バニラヨーグルト メロン)
台風大接近のこの連休。
 
朝はまだ大人しいものだな、風と雨はそれなりにあるけれど……とのんびり一人構えていたら、ばっしんとテレビが消えてノートPCが低電力モード切り替えの通知が出て、除湿モードの空調が止まった。停電だ。
 
「へ?停電?早くない?ちょっと早くない?」
と慌ててだんなを起こしつつ、私は全力で水汲みに走る。我が家、電気が止まったらポンプが止まって遠からず水も止まってしまうので。
 
もともと浴槽には水を溜めていたけどもっといっぱい口切りにして、バケツにも汲んで、浄水もできる限りのポットに……とバタバタしつつ、「あ、じゃあ米に吸水させておこう、昼か夜はレトルトカレーだわ」となったところで、幸いにも15分ほどで停電は復旧したのだった。
 
後になって知ったところによると、市原の竜巻の影響で送電ルートのトラブルがあったらしく。
復旧して良かったわあと思いつつ、これはもうこの先どうなるかわからないなという危機感の元、とりあえずコーヒーサーバーにたっぷりのコーヒーを淹れてしまうことにした。水さえなんとかなれば、ガスは別途だしカセットコンロも持ってるし。
 
というわけで、朝食は、昨日新宿で買ってきた「墨繪」のパン。
 
「グリル野菜とパクチーをふんだんに入れたピリ辛のガパオフィリング入り」という魅力的なガパオパンと、それがちょっと小ぶりだったので、この店「人気No.3」の札がついたいちじくパンもスライスして1切れ。
 
いちじくパンは、全粒粉とライ麦入りの黒っぽい生地に、トルコ産ドライいちじくとマカデミアナッツが練り込まれたリッチな味。これ、ワインとかにも似合いそう。
 
ここのパンはみちりねっちり詰まった感じがして、旨味たっぷり。
好みど真ん中とはちょっと違う方向なのだけど、時々食べるとしみじみ美味しい。
「がもう」のうどん ひやひや
麦茶
じわじわと風雨が強くなっていく今日。クライマックス(=千葉再接近)は夜の21時くらいらしい。
 
近隣の電車はほぼ全て計画運休、スーパーも飲食店も軒並休み。フォローしているSNSやメールでは、休業しますのアナウンスが絶えず入ってくる感じ。ここまでの警戒はかつて無かったレベルかもしれない。
 
私たちが住む習志野市にも避難勧告が午前中のうちに発令されたけれど、避難しろというよりは「屋内の安全な場所に居ろ、外に出るな」という指示だったので、我が家に籠城で問題ないよねと、窓ガラスはぴっちり閉めてカーテンかけて、玄関ドアも台風が去るまでは開けない所存。
 
お昼は買い置きの「がもう」のうどんを茹でて、だしは冷やして、具は刻み万能ねぎと昨日スーパーで買ってきた揚げ玉もぱらりと。
だんな特製 台風コロッケ
揚げウィンナー
千切りキャベツ
茄子ときゅうりのぬか漬け
自家製いくら
羽釜御飯
ビール(サントリー ザ・プレミアム・モルツ)
台風と言えば、の「台風コロッケ」、あれは元々、「台風の日はコロッケ買ってきて食べよう」(なんだかんだ、手軽であるとか冷めてもおいしいとかなんなら停電の中手掴みでも食べられるとか、利点が多いゆえに広く受け入れられた文化じゃないのかなーと私は思っている)という主旨だったと思うのだけど、だんな曰く、「コロッケ作って食べよう」と。
 
まあ、停電とか断水とか無いのだったら、どうせ外出できなくて時間はあるし……と思ったけれど、でも今回ばかりは停電するかもしれないのに?と半ば呆れつつ、それでもスーパーで材料は買えたから合いびき肉やじゃがいもを昨日のうちにたんまり買っておいたのだった。
 
俺が作るよと言ってくれたから、木曜の運動で未だ身体中がばっきばきに筋肉痛の私は手伝い程度の作業をして、そうしてできた大きめサイズの8個のコロッケ。千切りキャベツも添えて(これは私が切った)、コロッケの前にウィンナーの素揚げも作って。
 
「ほら、買って来るほうが簡単でしょー?」
などと言っていた私だったけれど、揚げたてのが出てきてみれば、「あ、自家製コロッケサイコー」となってしまうわけで。
 
お肉たっぷり、ほくほくで、それはもう美味しかったのだった。
 
そして台風は、予報通りに21-22時頃に風のピークがやってきて、でも雨はそれほどでもなくて。
聞いたことのない風の音にはらはらしていたけれど、22時を少し過ぎたところでぴたっと風も収まったのだった。
 
なんとか停電もなくやり過ごせた、ということかな……?